2008年03月07日

あのSB3に乗ってきました

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アジア圏でもジワジワ人気がでそうなレーザーSB3。photo by Siesta

 いま世界で話題のキールボートといえば、全長21フィート(6.5メートル)のレーザーSB3です。昨年12月にBULKHEAD magazineで紹介した後も、何人かのセーラーと話していてSB3の話題になりました。

 SB3は、21フィートという手頃なサイズにバウポール、バルブキール、ジェネカーを備える快速ボートです。ハイクアウト・フットベルトがないので、艇外に身体を出してバランスを取ることはできません。昨年のイギリスのカウズウィークに100艇近くも集まったのも、このイージーさも理由でしょう。

 SB3は、まだ日本に導入されていません。乗り心地、値段、レースの雰囲気など気になるところです。

 さて、3月2日までシンガポールでSB3による、地元のクラブレースが開催されました。この草レースに、J/24全日本を連覇したシエスタチーム(坂本、岡本、加原)が、チャーターボートで参加してきたようです。

 シンガポールのレアな情報をどこから仕入れてくるのか分かりませんが、素早い行動力はさすが日本チャンピオン。メンバーの体重とは反対に、軽いフットワークをみせてくれます。

 ここでシエスタチームより試乗レポートが届いたのでご紹介します。これは、日本で最初のSB3試乗レポートになります。

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◎ビギナー向けのファンセーリング
 セッティング、ハンドリングなど難しくなく、まさにファンセーリングボート。ジェネカーもメルジェス24ほど大きくないので、強靭なパワーも必要としません。

 風がなかったため、われわれにはちょっと物足りない感じもありましたが、乗り手を選ばないので、万人ウケするでしょう。ボート重量も重くないので、スピードの立ち上がりが優れています。小型キールボートの枠に入りますが、われわれの印象はディンギーの延長という感じでした。

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突然のスコールにずぶ濡れになる加原、岡本。photo by Siesta

◎ハイクアウトはできません
 ヘルムスマンは舵とバックステイ、ミドルがメインシートとトラベラーをトリム。バウがヘッドセール、ポール、スピンハリ、各コントロールロープを担当するのでいちばん忙しくなります。

 デッキに小さな柵(手すり)が取り付けてあるため、全くハイクアウトできません(笑)。少数の艇とレースもしましたが、セーリングでの差がつきにくいので、そのあたりもワンデザインの魅力になっているのでしょう。われわれがレースをしている感じでは、よりディンギーレースに近い感じです。

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さん橋に係留されるSB3。エンジンがないのでセーリングで出艇です。photo by Siesta

◎トレーラーでスロープから海へ
 サイズも大きくなく、バルブキールはデッキに取り付けられた手動クレーンで釣り揚げられているので、トレーラーは低い高さに設計されています。

 そのままスロープから海に下架しました。テールランプ等は、取り外し式になっているので問題ありません。スロープから下せることも取り扱いやすさの1つでしょう。

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スロープを利用して下架できます。クレーンで釣らなくてもOK。photo by Siesta

◎J/24チャンピオンの感想
 これらの取り扱いやすさが、セーラーに受け入れられている理由だと思います。ハンドリングに癖もなく、他のワンデザインクラスほどハンドリングに集中しなくてもガチンコレースが楽しめます。

 ディンギーセーラーがキールボートへステップアップをするのにちょうど良い船ではないかと思います。

レポート・写真/BULKHEAD magazine 和歌山支部


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ポーズを取るシエスタの名物ペア(岡本トリマー、坂本ヘルムスマン)。photo by Siesta

◎LASER SB3クラス協会
http://www.lasersb3.com/

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posted by BULKHEAD at 09:43| Comment(0) | キールボート