2010年01月31日

パースユースマッチ参戦記

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パースで開催されたコリンマリンズ・ユースレガッタ。吉田選手にとって初めての海外マッチとなりました。マッチでは日本とのアンパイアの違いを感じたとのこと。「(写真)ポートストレッチでのジャイビングは全てグリーンで、選手も全く気にしていません」(吉田)

コリンマリンズ・ユースレガッタに出場して
レポート/吉田工作

 1月27日から30日まで、オーストラリアのパースで開催された25歳以下でISAFグレード3のマッチレース「コリンマリンズ・インターナショナル・ユースレガッタ」に参加しました。使用した船はFoundation36で、メンバーは日本から私と、西宮で一緒に活動している森田栄納介さんのふたりが向かい、そして現地でユースセーラー4人と合流し、共にセーリングしました。

 毎日10ノット後半のシーブリーズでしたが、このボートは乗りやすく、ハンドリングには全く支障はありませんでした。今大会の参加チームは10チームで、スキッパーのおおよその平均年齢は21歳でした。私を含めて10代の選手も多くいましたが、それでいながらもクオリティーの高いセーリングに層の厚さを感じました。

 彼らのレーシングスタイルはとてもアグレッシブで、攻めと守りのメリハリがとてもはっきりとしています。しかし、それらは単純な人間性の問題ではなく、根底に彼らが何度もシミュレーションして得たたくさんの情報からの緻密な作戦があり、それらのぶつかり合いこそが激しいマッチ生み出しているのだと肌で感じました。

 海外ではセーリング競技はとても認知度が高く、観戦者数も多いのですが、それは文化の違いによってメジャーであるから観戦者数が多いということだけではなく、彼らのマッチにはルールを知らない方が見ても興奮するくらいの、熱さと正確さによるスリルがあると思います。

 レースに関しては、僅差で敗れるケースが多く手応えを感じることができました。成績は悪かったのですが、そのことに対してではなく、日本で若手といわれる私たちがもっと早くからマッチに触れておきたかったと思ったことに悔しさを感じました。ですので、今少しでも興味のある選手は恐れることなくレースに参加していただければと思います。

 最後になりましたが、今大会のエントリーに力を貸してくださったJYMAをはじめとするたくさんの方々に感謝します。本当にありがとうございました。

◎Colin Mullins International Youth Regatta RESULT
1. Kyle Langford (AUS)
2. Peter Nicholas (AUS)
3. William Tiller (NZL)
4. David Gilmour (AUS)
5. Robert Gibbs (AUS)
6. Tristan Brown (AUS)
7. Jordan Reece (AUS)
8. Martin Boidin (DEN)
9. Kosaku Yoshida (JPN)
10. Mark Lees (GBR)

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「本部船では、現在のマッチ番号と、そのマッチのスタートまでの残り時間をボードで表示します」(吉田)

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コリンマリンズ・ユースレガッタは、現在パースで開催されているウォーレンジョーンズ・インターナショナル・ユースレガッタの予選でもありました。ウォーレンジョーンズには、ニュージーランドの新星フィル・ロバートソンが出場しています

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鹿屋NT選考エントリー発表

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ナショナルチーム選考のエントリーリストが発表されました。大会は2月に鹿児島で開催されます。photo by Junichi Hirai

 1月30日、ISAFオリンピック特別委員会より2010年度ナショナルチーム(NT)選考レースのエントリーリストが発表されました。選考(兼アジア選手権、アジア大会代表選考)は、2月10日より鹿児島鹿屋市で開催されます。NT選考レースは、全日本のような選手権ではありません。あくまでNTを決めるための選考であり、ロンドン五輪に焦点を合わせて活動する選手たちが出場します。

 2009年度のNT選考に比べると、より激しい戦いが予想されます。特に、昨年の世界選手権で3位の成績を残し、2010年度NT入りが確定している原田/吉田(アビーム)のほかに、3チーム選考される470級男子は熾烈。新チーム体制で挑む、北京五輪代表の松永/今村(スリーボンド)が参入することで、さらに椅子取りゲームは困難を極めるでしょう。

 また、他クラスもなかなか興味深い選手が出場しています。だれがNTになるのか予想できないレーザー級、ラジアル級。RS:X級女子では、北京五輪代表の小菅寧子が復帰出場します。

◎2010年度ナショナルチーム選考エントリーリスト
470級男子 13艇
1. 原田龍之介/吉田雄悟 2. 石川裕也/柳川祥一
3. 前田弘樹/大嶋龍介 4. 谷口斉謙/李 聖守
5. 渡邊哲雄/谷川亮介 6. 阿部幸久/川村太亮
7. 長橋 誠/田淵靖浩 8. 高橋洸司/杉浦 弘明
9. 市野直毅/吉見亮平 10. 松永鉄也/今村公彦
11. 飯束潮吹/外薗潤平 12. 岡 賢志/内野航太
13. 清水 領/田口 西
選考数:既にナショナルチームとして認定している特Aチームを除き3艇6名

470級女子 4艇
1. 近藤 愛/田畑和歌子 2. 吉迫由香/大熊典子
3. 松下 結/森本起代 4. 杉浦友絵/堤 優華
選考数:既にナショナルチームとして認定している特Aチームを除き1艇2名

レーザーラジアル級 10艇
1. 蛭田香名子 2. 長谷川哲子
3. 高橋 香 4. 原田小夜子
5. 松苗幸希 6. 渡邉絵美
7. 才木雪代 8. 石川智香
9. 冨部柚三子 10. 多田桃子
選考数:3艇3名

レーザー級 12艇
1. 安田真之助 2. 大塚邦弘
3. イアン・ホール 4. 斎藤大輔
5. 室松さとし 6. 藤野 隼
7. 真田敦史 8. 藤村裕二
9. 永井久規 10. 城 航太
11. 粟野和昭 12. 南里研二
選考数:4艇4名

RS:X級男子 3艇
1. 富澤 慎 2. 小川 達朗 3. 高橋 良典
選考数:1艇1名

RS:X女子 4艇
1. 須長由季 2. 大西富士子
3. 高木未散 4. 小菅寧子
選考数:2艇2名

◎ナショナルチームの追加認定について
 470級女子、RS:X級男子およびRS:X級女子については従来のランキングシステムによるNT追加割振りの考え方とは別に、3クラスの過去の実績およびオリ特ランキングシステム艇種別順位(470女子2位、RS:X男子3位、RS:X女子4位)から今回の上記選考NT数+1艇を限度にオリ特委員長、ナショナルコーチ、指導評価委員長、クラス担当コーチが本NT選考レースの参加者の中から本選考レース競技成績を判断基準の一つとして、選手の年齢・将来性等を考慮した上で協議しNTとして認定・決定する場合がある。該当する選手がいない場合は認定しない。

◎JSAFオリンピック特別委員会
http://jsaf-osc.jp/

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posted by BULKHEAD at 07:19| Comment(0) | オリンピック

2010年01月28日

後藤モス24.8ノット達成!

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ディンギー界に旋風を巻き起こしているフォイラーモス。もちろん日本でも注目度は高く、人気急上昇のボートです。さて、モスの広告塔をもつとめ、全国の海で飛びまくっている後藤浩紀選手(SAIL FAST)が、今月岡山牛窓で24.8ノットを記録したようです(上記写真は、モスに設置したVelocitek speed packのスピードデータです)。これはびっくり! ちなみに、2009年ワールドでおこなわれたスピードトライアルでは、本番でも優勝したBora Gulari(USA)が25.3ノット。2008年ワールドでは、Arnaud Psarofaghis(SUI)が26.1ノットを記録しています。目指せ、世界記録!(あれ、モスの公式世界記録は何ノットでしたっけ??)

追記:モスの世界記録は30ノットだそうです。

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posted by BULKHEAD at 23:24| Comment(0) | ディンギー

2010年01月27日

USA17、25ノットの衝撃



アメリカズカップの挑戦艇、BMWオラクルの〈USA17〉。6〜8ノット(3〜4m/s)の軽風コンディションで、ボートスピード25ノット前後で走るハードウイングセールのトライマランです。本番はどんなレースになるのでしょうか。レースの模様は、インターネットライブで放映されるそうです(無料)。こちらもたのしみです。

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posted by BULKHEAD at 05:03| Comment(0) | アメリカズカップ

2010年01月26日

マイアミOCRの女子選手

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マイアミOCRの女子マッチに参戦するAnna Tunnicliffeチーム。本大会にはマッチレースサーキットの無敵女王、Claire LEROY(FRA)も出場しています。photo by Rolex/Dan Nerney

 1月30日まで、米マイアミ・ビスケイ湾で「2010 Rolex Miami OCR」が開催されます。この大会は、年間7戦用意されているISAFセーリングワールドカップの第2戦にあたり、ワールドカップ唯一のアメリカ大会です。採用される種目は、オリンピックとパラリンピック種目。ロレックス社がサポートする唯一のオリンピックレガッタであり、このあたりは、USセーリング(アメリカのナショナルオーソリティ)との関係を強く感じます。

 さて、この大会に日本ナショナルチームから49er級に牧野幸雄/高橋賢次(関東自動車工業)、RS:X級男子に富澤 慎(関東自動車工業)、高橋良典(関東学院大)が出場します。前哨としてマイアミでおこなわれたノースアメリカン選手権では、牧野/高橋が10位、富澤が2位という結果でした。マイアミOCRの活躍も楽しみです。

 また、この大会は2010年度初ビッグレガッタということもあり、新チーム、新規活動する選手にも注目が集まっています。北京五輪イングリング(女子)で金メダルを獲得したSarah Aytonは、470級に新天地を求め、Saskia Clarkと新チームを結成。また、北京470女子銀メダルの鉄筋470セーラー、Marcelien de Koning(NED)は、なんとRS:X級女子に出場します。

 さらに、北京レーザーラジアル金メダルのAnna Tunnicliffe(USA)は、ラジアルを離れて女子マッチレースを本格化。アテネ470女子金、北京イングリング銅のSofia Bekatorouも、昨秋からマッチレースを開始。マイアミOCRにはエントリーしていましたが直前にキャンセル。大会には出場しないようですが、2010年になり新規活動する選手が続々と登場しています。

 ロンドン五輪へ向けて、世界のトップセーラーが動き出しました。

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ワールドから流れる選手も多い49er級。大会初日、牧野/高橋(写真左)は17位につけています。写真提供:JSAFオリンピック特別委員会

◎US SAILING's 2010 Rolex Miami OCR
http://rmocr.ussailing.org/

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2010年01月25日

バルクヘッドマガジン案内

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先日は大楠山から秋谷方面へのダウンヒルを楽しんできました。登るには時間が掛かるけど、くだるのはあっという間です。photo by Junichi Hirai

 早いもので、もう1月後半。先週末の相模湾は、春みたいにあたたかかったですね。すでに2010年初セーリングを済ませた方も多いのではないでしょうか。編集部の最近は、よく山に入っていまして、トレッキングしたり、自転車でウロウロしたり。オンボードでカメラを構える足腰を鍛えるために、地元を歩きまわっています。

 さて、バルクヘッドマガジンは、今年も国内外のヨットレースを中心に、海、船の話題をごっそりお届けする予定です。昨年の記事を数えてみたら、1年間に440回も更新していました。今年も負けないように書き散らしたいと思います。それと、流行のツイッターでも小ネタや最新ニュースをアップしていますので、マニアックなネタをお好みの方はどうぞ。

◎BULKHEAD magazine on twitter
http://twitter.com/bulkheader

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大楠山の頂上からは、三浦半島をぐるりと見わたせます。江の島もバッチリ。photo by Junichi Hirai

 ここでひとつ御報告です。ご要望により、バルクヘッドマガジンのバナー広告に「特大(2A)サイズ」ができました。大きさは、既存の大サイズの2倍になります。詳しくは下記の媒体資料をご覧ください。バナー広告は、いつでも募集していますので、ご興味のある方は、editor@sailmagazine.jpまでご連絡を。

◎BULKHEAD magazine 媒体資料
ご案内:http://www.sailmagazine.jp/ad/advertise01.pdf
料金等:http://www.sailmagazine.jp/ad/advertise02.pdf

 次の取材遠征は、2月に鹿児島で開催されるナショナルチーム選考レースです。これは、五輪種目による2010年度北京五輪ナショナルチーム選考と3月のアジア選手権と11月アジア大会の日本代表選考を兼ねる大会で、オリンピックを目指す選手にとって、2010年度の天王山です。おこなわれる種目は、470級男女、レーザー級、レーザーラジアル級(女子)、RS:X男女。470級では、北京五輪7位の松永鉄也が活動を復活したようで、なかなかオモシロイ内容になりそう(クルーは福岡経済大卒、JR九州所属の今村公彦です)。鹿屋には、はじめて行きますが、きっと良いところでしょう! お楽しみに。

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三保ミッドウィンター開催

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三保で開催されたシーホッパーミッドウインター。30艇が集まりました

三保ミッドウィンター2010 in 三保海岸
レポート/日本シーホッパー協会事務局

 1月23、24の2日間、静岡県清水市三保でミッドウィンター2010が開催され、シーホッパー級レギュラークラス、SRクラス合わせて30艇が集まりました。三保の松原は有名な景勝地で、富士山を望みながらのレースは趣があります。今回は佐藤麻衣子選手(中部ガス)が招待選手として参加してくれました。 主にユース選手へレクチャーをしながら、よい目標となったようです。

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レースは富士山と三保の松原を背景に。すばらしい景勝地です

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招待選手の佐藤麻衣子選手

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前夜祭は閉館後の三保水族館でおこなわれました

 前夜祭では、三保水族館を閉館後に貸し切ってのレセプション。日本有数の巨大海洋水槽前でのパーティーはなかなか経験出来ません。ピンボケで申し訳ありませんが、後では大きなサメが泳いでいるのがわかりますか?

 さて、レースですが軽風のトリッキーなコンディションの中で2レースのみ実施。レギュラークラスは地元の金田選手(静岡ガス)が優勝。トライアルレースでは猫を被っていたようです。また、トライアル1位は本番で勝てないというジンクスもしっかりと守られました。。。

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レギュラークラス優勝はベテラン金田選手

 SRクラス男子は杉山航一郎選手(中2)が優勝! レーザーラジアルでの参加でレーティングをもとにタイムを計測。ハンディキャンプ形式で順位を付けました。彼は静岡ガスの杉山武靖選手のご子息で、いわゆるサラブレッド。佐藤麻衣子選手も彼の非凡なセンスに感心していました。その佐藤選手は堂々の女子優勝。シングルハンドの女王は健在。貫録あります。

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SRクラスは中学2年の杉山選手が優勝です

 表彰式で多くの景品に囲まれながら、ほとんどの参加選手が商品をゲット。オクムラボートさんからは新品ブームの協賛を頂き、レースも表彰式も大いに盛り上がりました。次回もみなさんのご参加を心からお待ちしております。

◎シーホッパー協会:http://www.seahopper.net/

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2010年01月22日

怪物対決、カウントダウン

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海上に姿を見せた〈Alinghi 5〉(右)と〈USA17〉。歴史的瞬間です。photo by George Johns/Alinghi

 2月にバレンシアで開幕する第33回アメリカズカップ。同地でセットアップをおこなっているアリンギの〈Alinghi 5〉とBMWオラクル〈USA17〉(BOR90改め)がついに並んだ姿をみせました。法廷闘争でめちゃくちゃになってしまったアメリカズカップですが、この怪物マルチハル対決は気になりますね。

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photo by George Johns/Alinghi

◎Alinghi
http://www.alinghi.com/
◎BMW Oracle Racing
http://bmworacleracing.com/

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posted by BULKHEAD at 12:51| Comment(0) | アメリカズカップ

最新モスがオークションに

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マッハ2がチャリティーオークションに出品されています

 マコナギーボートの新艇フォイラーモス「マッハ2」がインターネットオークションのebayに出品されています。この出品はマッハ2を製作するマコナギーボートによるチャリティーオークションで、売り上げは障害児に寄付されるとのこと。また、このマッハ2は、1月26日までオーストラリア・ジーロングで開催されるヴィクトリアウィーク(IRCナショナル、SB3ナショナル、シドニー38ワンデザイン、フォーミュラ18ナショナル、モス、S80などの混合イベント)で、ディスプレイされているようです。ただいまの入札額は15,500オーストラリアドル(約126万6千円)。ヨットレースイベントとチャリティーオークション、しかも世界中が注目している「マッハ2」という組み合わせが斬新ですね。オークションの締切は1月26日です。

◎ebay *NEW* Silver Edition Mach 2 Foiling International Moth
◎Audi Victoriaweek
http://www.victoriaweek.com/

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2010年01月21日

夜叉サムライ、5位へ浮上



 22日までアメリカキーウエストで開催される「キーウエスト2010」。日本からは、メルゲス32クラスに〈Yasha Samurai〉が出場しています。チームは、SWAN45欧州サーキットやJ/24で活動する石田オーナー/ヘルムスマン、植松眞(エスメラルダ、JSAF副会長)、中村匠、佐藤大介と海外セーラーのインターナショナルな構成です。

 〈Yasha Samurai〉は、ただいま、6レースを終えて5位に浮上しています。しかし、10位まで僅差のため最終日まで緊張の展開になりそうです。上記のビデオは、タクティシャンをつとめるチャーリー・マッキーのインタビュー。同クラスには、今春から日本のあのチームもアメリカサーキット参戦が決まっていて、大いに盛り上がりそうなムードです。ちなみにメルゲス32世界選手権は、9月サンフランシスコで開催されます。

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Yasha Samurai。photo by Tim Wilkers

◎キーウエスト2010(プレミアレーシング)
http://www.premiere-racing.com/
◎中村匠選手のブログ
http://sailworld.exblog.jp/

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2010年01月20日

リオ・スターワールド開催

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リオではじまったスター級世界選手権。日本チームは出場していません。photo by Marcelo Rhenius/Regattapix

 1月12〜23日までブラジル・リオデジャネイロでスター級世界選手権が開催されています。リオといえば2016年ブラジル五輪の開催地です。セーリング強国として知られるブラジルは、トーベン・グラエル(五輪、アメリカズカップ、ボルボオーシャンレース)、ロバート・シェイド(レーザー、スター、ルナ・ロッサ)はもちろん、最近では北京五輪470女子銅メダルのフェルナンダ・オリベイラ/イザベル・スワンの活躍もご存じの通り。2016年の五輪開催を目指して、同競技に力を入れるのも容易に予想できるでしょう。

 さて、73艇が出場するスターワールドは、現在4レースを終えて、GBRのイアン・パーシー/アンドリュー・シンプソンが、大差をつけて首位に立っています。北京五輪金メダリストのイアン・パーシーは、五輪活動と並行してマッチレースや、ベン・エインズリーと同じGBRのアメリカズカップシンジケート〈オリジン〉にも所属しています。

 スター級は、本物のスターセーラーが勢揃いしています。スターワールドのレポートを毎日配信する「WORLD REGATTA」のレポートは趣向が凝らしてあり、レースレポートだけでなく、セールトリムの解説やスター級セーラーの“顔当てクイズ”があったりして、なかなかたのしめます。

 リオデジャネイロヨットクラブのプレス対応は、バルクヘッドマガジン編集部がやりとりしている各インターナショナルクラス協会や各国のクラス協会、ヨットクラブのなかでも対応が迅速かつ親切で、とても記事にしやすいレガッタ(リオヨットクラブだけでなくスター級の大会は世界中どこでもしっかりしているので、クラス協会の特徴なのかもしれませんが)。このあたりからも2016年ブラジル五輪への意気込みが伝わってくるわけです。

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首位に立つパーシー/シンプソン(GBR)。photo by Marcelo Rhenius/Regattapix


イアン・パーシーのコメント


1月19日の様子

◎2010 Star World Championship
http://www.starworlds2010.com/

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2010年01月19日

一帆千金!同志社ウィーク

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春の琵琶湖レガッタ「同志社ウィーク」が今年も開催されます。写真提供:同志社ウィーク実行委員会

 3月12〜14日に「第28回同志社ウィーク」が開催されます。同大学ヨット部を引退したばかりの4回生が企画運営を手掛ける同志社ウィークは、琵琶湖で開催される春のビッグレガッタです。種目は、スナイプ級と470級で、学生と社会人セーラーが一緒に戦え、交流が持てる大会としても知られています。

 本大会のスローガンは、『一帆千金〜トップセーラーの技を盗め!〜』。大会には、オリンピックや全日本選手権で活躍するトップセーラーも参加します。学生選手は彼らと接する機会は少ないと思いますが、積極的に声を掛けて、トップセーラーの考え方や技を参考にしてみてください。きっと今年の活動に役立つことでしょう。

 大会実行委員会によると「今年は、多くのレースをおこない、またレセプションでの会話機会を増やすといった、社会人と学生の交流を深められる大会にしたいと思っています。多くの社会人セーラー、学生のご参加を心よりお待ちしております」とのこと。

 各大学ヨット部、社会人セーラーのみなさん、同志社ウィークを春のトレーニングに組み入れてはいかがでしょう?

◎2009年同志社ウィーク実施要項(PDF)

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社会人と学生が同じ土俵で戦えるのも特徴です。種目は470級とスナイプ級。写真提供:同志社ウィーク実行委員会

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レセプションパーティではトップセーラーとの交流がもたれます。写真提供:同志社ウィーク実行委員会

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INT14ワールドレポート(2)

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迫力のゴールドフリート。優勝したArchie Massey/Dan Wilsdon(写真手前)は2大会連続です

シドニー・インターナショナル14世界選手権レポート・後編
レポート/石田知史
写真/藤井義久

インターナショナル14レポート1の続きです。

◎シドニー湾でエクストリーム体験
 風のコンディションは風速15〜20ノット程度の日が多かったのですが、中には最大で風速30ノットを記録する日もあり、面積無制限のスピンを揚げた先はトワイライトゾーン。

 爆走中に水しぶきで目が見えなくなる事はよくありますが、息が吸えなくなるのは初めての体験でした。このエクストリームな体験こそ、インターナショナル14に病みつきになる根深い病原体である事を強く感じさせられます(GPSによると、500m平均で17ノット程度を記録していました)。

 今回のシドニー大会には日本からは、チームレースおよび個人戦に延べ7名が参加しました。

1. チームレース 12月28日〜30日
 インターナショナル14の世界選手権は、チームレースと個人戦の二つのシリーズから構成されているのが特徴です。チームレースは4艇で1チームを構成して4艇対4艇で対戦します。チームレースには、オーストラリア×2、イギリス、ドイツ、カナダ、日本の6チームが参加して、ラウンドロビン(予選2回総当たりで10レース)の後、上位4チームの準決勝を経て、決勝が行われました。

 日本は日本選手6名3艇と、18フッター乗りのスキッパーにカナダ人女性クルー1艇の、混成チームでの参戦となりました。ラウンドロビンで、日本はカナダに1勝しましたが、結局予選突破ならず。6チーム中5位という結果に終わりました。優勝は地元オーストラリアチームでした。

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ビーチから出艇します

2. 個人戦 1月2日〜11日
 個人戦は、今回大会は海面の狭さ、海上交通の混雑などから参加108艇を2フリートに分けて4日間で5レースの予選を実施後、更に4日間でゴールド、シルバーの2フリートに分かれて6レース(シルバーは1レース中止)の決勝を実施しました。

 個人戦の優勝は、前回ドイツ大会に引き続いてシドニー在住のイギリス人のArchie Masseyで、ワールド2大会連続制覇は長い14の歴史の中でも初めての出来事です。また、クルーも1999年メルボルン大会での優勝経験があるDan Wilsdonで、スキッパー/クルー共に2回目の優勝となり、両名は新たな歴史に名を刻むことになりました。

 残念ながら、日本チームは全艇が予選突破ならず。後半はシルバーフリートでのレースとなってしまいましたが、今後もより多くの日本人にエクストリームな体験をしてもらい、仲間を増やす活動を続けていきたいと思います。

10.01.18_06.jpg
宇都/石田

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萩原/菊地

10.01.18_08.jpg
下里/川西

【最終成績】
1位 Archie Massey/Dan Wilsdon 〈Gill Carbon Express〉
2位 Roger Gilbert/Ben McGrane 〈Seldon Masts〉
3位 Mark Krstic/Andrew Wilson 〈Too Late to Stop Now〉
日本チーム成績
シルバーフリート(43艇)での成績は以下の通りです。
15位 宇都/石田組〈Samurai Douse〉
23位 下里/川西組〈Nippon Cha Cha CHA〉
32位 萩原/菊地組 〈Emerald Blue〉

 次回大会はロンドン五輪の前年となる2011年9月に、セーリングの五輪会場であるウェイマスで開催されます。オリンピック熱に加え、『インターナショナル14の北半球の聖地』であるイギリスでの開催なので、大いに盛り上がるものと期待しています。

◎最終成績はこちらから
http://www.i14worlds.com/
◎写真はこちらから
http://gallery.nikon-image.com/119629195/albums/1819182/

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2010年01月18日

学生注目、ユースイベント

 3月24〜28日に和歌山セーリングセンターで、JSAF競技力向上委員会による「2009年度ユースナショナル候補選手強化合宿」と、各海外イベントの「日本代表選考レース」が開催されます。開催される種目はユース選手が主体となり、ユースセーリング世界最大規模の大会となるISAFユースワールドで採用される420級、レーザーラジアル級、RS:X級、29er級。そして、470級、スナイプ級の6種目。参加条件は、種目により異なりますので、くわしくはJSAFオリ特ウエブサイトの公示案内をご覧ください。

 また、このイベントはユース育成の目的から、選手の参加負担が軽減されているのが特徴です。参加料に全宿泊、全食事が含まれるほか、ユース選手、470、スナイプの合宿参加選手には交通費補助(公共交通機関利用料金の2/3!)が援助されます。学生選手にとって、トレーニングにうってつけのイベントではないでしょうか。

◎2009年ユースナショナル候補選手強化合宿 種目
1. 420級(ダブルハンド級男子/女子)
2. レーザーラジアル級(シングルハンダー級男子/女子)
3. RS:X級 8.5m2(男子/女子)
4. 29er 級(男女 Open)
※上記は2010年 ISAF ユースワールド実施種目。参加資格は15歳以上19歳未満の選考レース出場対象者
5. 470級(男子/女子)
6. スナイプ級(男子/女子)
※470、スナイプの参加資格は22歳未満の選考レース出場対象者

◎日本代表選手選考レース
1. 2010年ISAFユースワールド日本代表選考
2. 2010年420級ワールド日本代表選考
3. 2010年470級ジュニアワールド日本代表選考
4. 2010年全日本ジュニアスナイプ選手権兼西半球選手権(ジュニア)日本代表選考
5. 2010年レーザーラジアル級ユースワールド補助対象選手選考

◎各派遣大会について
ISAFユースワールド 7月8〜17日  トルコ・イスタンブール
420ワールド 7月22〜31日 イスラエル・Haifa
470ジュニアワールド 12月16〜23日 カタール・ドーハ
スナイプ西半球 8月28〜9月2日 カナダ・バッファロー
レーザーラジアルユースワールド 7月18〜25日 英国・Largs

◎2009年度ユースナショナル候補選手強化合宿 公示(PDF)
http://jsaf-osc.jp/_userdata/1003_U-trainingcamp.pdf

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INT14ワールドレポート(1)

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11日までシドニーで開催されたインターナショナル14(INT14)世界選手権

シドニー・インターナショナル14世界選手権レポート・前編
レポート/石田知史
写真/藤井義久

◎マストのハイモジュラス化が進む
 2009年12月28日から1月11日までオーストラリアシドニーで開催されたインターナショナル14級の世界選手権に参加しました。

 インターナショナル14級の歴史を紐解くと、1928年にイギリスにおいてISAFの前身であるIYRUに加盟した世界最古のディンギー、と語られる事が多いですが、オーストラリアにおいてはオーストラリアン14として19世紀末から100年以上の歴史があり、1996年にクラスルールが統一され両クラスが統合した経緯があります。

 そうした意味で、今回のシドニー大会は『インターナショナル14の南半球の聖地』における世界選手権の開催となり、オージー勢の意気込みが感じられました。

 インターナショナル14級は、アメリカスカップ艇やモス級と同様に、全長、全幅、重量、メイン+ジブの面積(スピン面積は無制限!)などの基本的な部分にのみ規定を設けている限定規格級のボートです。

 規定の範囲内に収めればデザイン自由なため、自らが常に新しい技術を取り入れて進化しつつ、他クラスへ最新艤装をフィードバックするディンギー界の牽引役となっており、最近では、オリンピッククラスである49erのマストがカーボン化されましたが、このマスト・セールの開発にも14関係者が多く関わっています。

 特に今回大会ではマストの進化が著しく、ハイモジュラス(高弾性と意訳できるでしょうか?)マストの導入が進み、前回大会から1年半の間に2世代も新しくなっており、柔らかいマストにスクウェアヘッドの浅いセールの組み合わせ、という流れが加速しています。なんと、7.6mのマストにスプレッダーとステイ(PBO)を合わせて8kg弱しかないという艇も登場していました。今後、49erに続く他ディンギーへのカーボンマスト導入のきっかけとなる可能性があるのではないでしょうか?

 昨今の世界的な不況の影響もあり、開発に費用のかかるハル形状の変化は比較的小さなものでしたが、センター・ラダー等のフォイル類は各々がアイデアを出し合い、さまざまな試みが見られました。

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INT14は49erとよく似た2人乗りハイパフォーマンススキフですが、限定規格級なので素材や艤装など各艇ごとに個性的です

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ウイングラダーはいち早くINT14に採用された艤装のひとつ。フラップの角度調整もできます

 ウィング(水中翼)付きのラダーは既にほぼ全艇に普及していますが、水中翼の角度調整機能をモス級から技術移転させてフラップ付きにしたものや、抵抗を最小限にするため極小のラダーブレードにしたものが登場するなど、陸上で各艇の最新艤装を見ながらボートヤードを歩くのも楽しみのひとつです。

 レース海面はシドニー湾北部のマンリー近辺でしたが、海面が非常に狭く、風向によっては崖を擁した岬がレース海面中央に付き出て、下マークから上マークの見通し線上に陸地が入ったコースになる場合もあり、陸地(絶壁の岬!)の影響で風が非常に振れまくるトリッキーな海面です。

 観光ガイドブックには「マンリーの崖は風光明媚なビュースポット…」などと紹介されていますが、われわれからすると、風強く波高い状況の中で、上マークで沈艇を避けながら巨大スピンをホイストしてトラピーズに飛び乗ったら、目の前に絶壁の崖が迫ってくる! という具合で、風光明媚な崖も、「恐怖の壁」以外のなにものでもありません。

 特筆すべきは海上交通の多さで、レース海面をフェリーが数十分おきに横切るのですが、帆走指示書に「フェリーに航路権がある」と明記されているためレース艇はフェリーを避けなくてはなりません(また、フェリーはレース艇を避けてはくれません)。

 フェリーが汽笛を鳴らすと、10艇ぐらいが一斉にタックする風景も見られます。個人的には、ジェネカーの裏から大きなフェリーが現れて背筋がヒヤリとした場面もありました(つづく)。

※記事はインターナショナル14レポート2へ続きます。

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ジェネカーをあげると断崖絶壁「マンリーの崖」が。エキサイティングです

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2010年01月14日

真冬のスノウサーフィン



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2010年01月13日

山口光でOPレガッタ開催

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新年初のOP級ビッグレガッタが山口県光市で開催されました

HIKARI GORE-TEX ニューイヤーレガッタ
レポート/中村健一
写真/矢野明浩、青野康広、小泉周三

 1月9〜11日、山口県スポーツ交流村ヨットハーバーで第2回「HIKARI GORE-TEX ニューイヤーレガッタ」が開催されました。ジャパン ゴアテックス株式会社様の特別協賛に加え、今年はカンターロ、ハーケンジャパン、セイルレーシング、伊藝ヨットサービス様の協賛も加わり、遠くは沖縄や神奈川からの参加で60艇をこえる選手が集結し、盛大に開催されました。

 昨年の第1回大会の反省も踏まえて臨んだ本大会は、初日をプラクティスレースに変更し、少しでも多くのレース数(3レース実施)を体験してもらう中で、講師である中村健一、山田 寛が、コーチボートで海上に出てレースの中で感じたことを、夜の講習会で講習するといった形をとり、より充実した1日を終えました。

 レース初日は、不安定な風の中、ロング、ショートコースをおりまぜながら5レースを消化しました。レースは時間一杯までおこなわれ、夕暮れの薄暗い中で後片付けしながら「レース委員長は鬼だ!」なんて叫んでいる子供もいました。

10.01.13_01.jpg
めいっぱいセーリングして着艇する頃には日が暮れることも。。。

 夕方のレセプションでは、昨年に引き続きAクラス、Bクラスの1位〜3位の選手に、ゴアテックス恒例のカラービブスの授与を行い、さらにレセプションが盛りあがりました。

 大会最終日は、微風域の中、順位の入れ替わりにより手に汗握るレースで、役員、選手保護者のボルテージも最高潮に達し、全7レースを終えることができました。

 総合優勝した矢野航志選手へのゴアテックス製ジャケットを筆頭に、各クラスの入賞者へジャパンゴアテックス株式会社から送られた豪華な副賞が、ますます大会を盛り上げました。

 今回の大会は、全選手にビブスの装着を行い、大会を盛りあげるとともに、地域との交流を深める企画として、光市生活改善実行グループ連絡協議会によるうどんの提供や、ドリンクバーの設置、地元ケーブルテレビの撮影等、みなさまのご協力で昨年以上の充実した体制で臨むことができました。

10.01.13_02.jpg
前日の各クラス上位選手は、順位をあらわす色違いのビブスを着用しました。

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うどんを作ってくれた光市生活改善実行グループ連絡協議会のみなさん

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寒くても元気いっぱいの選手たち

 また、多くの協賛会社のご協力を承り、より大会を盛り上げることができました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

 今後の日本セーリングの未来を担う子供たちの行く末をよい形で導くことが、我々の「繋ぐ」役目だと思っています。世界で見てきたことや感じたことを、少しでもよい形で、早い段階で浸透できれば、必ず明るい未来は約束されるでしょう。

 ピラミッドの底辺の拡大・強化こそ、より高い到達点に達することと信じ、これからも本大会を通じて強化していく次第です。

 来年の第3回は、更なる改善を行い、より楽しく充実できる大会になるよう頑張ります。みなさんの参加お待ちしています。

10.01.13_05.jpg
選手全員で集合写真。今年もがんばろー

◎大会成績
http://ophikari.web.fc2.com/regatta/100111result.pdf
◎光セーリングクラブ
http://ophikari.web.fc2.com/
◎中村健一ブログ Strategist
http://blog.goo.ne.jp/jpnken1

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2010年01月11日

オーシャン49er貫禄勝利!

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グランド・バハマ島で開催された49erワールド。photo by Fried Elliott

 1月2〜9日までバハマで49er世界選手権が開催されました。大会はゴールドフリート16レース、最終日にはトップ10によるメダルレースがおこなわれました。前大会の覇者で、モスでも活躍するNathan Outteridge / Iain Jensen(AUS)は中盤に崩すも、見事な追い上げで2位まで上昇。優勝は、アテネ五輪金メダル、北京銀メダルの実力選手、Iker MARTINEZ DE LIZARDUY / Xabier FERNANDEZ(ESP)です。MARTINEZは、08-09年のボルボオーシャンレース〈Telefonica Blue〉に参戦したことでも知られています。
「この優勝はたくさんの価値があります。そう簡単にタイトルをとれるわけじゃない。ぼくたちは12年間、ずっといっしょにセーリングしています。2002年、2004年に勝った後、2010年まで待たさることになりました。だからこの優勝には大きな価値があるんです」(MARTINEZ)
 また、日本の牧野/高橋(関東自動車工業)は、軽風のセッティングに悩まされ、またプロテスト、審問を経験するなどで、シルバーフリート10位で終えました。五輪出場権利がかかる国別順位ではボーダーラインにいるものの実力不足は否めません。今後の課題を見つけた大会となったことでしょう。

◎Seiko 49er World Championship
1. ESP Iker MARTINEZ DE LIZARDUY / Xabier FERNANDEZ 57p
2. AUS Nathan Outteridge / Iain Jensen 84p
3. ITA Pietro Sibello / Gianfranco Sibello 96p

◎Seiko 49er World Championship
http://www.49erworlds.org/

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2010年01月09日

スイスすばらしき珍ボート


蒸気機関ボートと水陸両用クラシックカー。おっちゃんたちの目が輝いています!

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2010年01月07日

アディ・ギル、バウ大破


6日、南極海で調査捕鯨船団の監視船〈第2昭南丸〉と反捕鯨団体シー・シェパードのスーパートライマランボート〈アディ・ギル〉が衝突。〈アディ・ギル〉は強い衝撃とともにバウ先約1/3を破損し、クルーは他のシー・シェパードの船に救助されたそうです。映像を見ると衝突の直前に〈アディ・ギル〉が前進したようにみえます。旧〈Earthrace〉として知られる〈アディ・ギル〉は、世界一周記録を目的に2006年2月に進水しました。540馬力のディーゼルエンジン2基を備え、バイオ燃料により45ノットで航行します。世界でもめずらしいスペシャルボートだけに、このような無茶すぎる映像は痛々しいですね。

earth race3-1.jpg
黒く塗り替えられる前の〈Earthrace〉。以前、バルクヘッドマガジンで紹介したような気もしますが、記憶が定かでありません。。。


別映像では〈第2昭南丸〉が、急に変針して速力アップしたようにも見えます

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2010年01月04日

第40回記念コンテンダーW


 コンテンダー級世界選手権がオーストラリア・ブリスベンで開催されています。ひとり乗りトラピーズ艇のコンテンダーは1967年に誕生。いまとなってはクラシカルな雰囲気満載ですが、コンテンダーの設計はオーストラリアがアメリカズカップを勝ち取った〈Australia II〉のデザイナー、Ben Lexcen(設計当時はBob Millerの名前でした)の手掛けた当時最先端のディンギーです。1970年代にはイギリスから欧州に広がり、1970年に第1回世界選手権が開催されたそうで、上記のビデオは1979年ワールド最終レースの模様です。

 ひとり乗りトラピーズは、日本では見慣れないジャンルですが、欧州ではそこそこの市民権を得ています。最近ではイギリスのRS600がコンテンダーのコンセプトに近いかもしれません。さらにひとり乗りトラピーズ艇には、巨大ジェネカーまでプラスしたRS700、ムストースキフなどもあります。

DOC171009-0003-Large.jpg
1974-75年第4回ワールドのコンテンダー級。ちなみにContenderの意味を調べてみたら「ボクシングで、チャンピオンタイトルに挑む挑戦者のこと」とありました。photo Royal Queensland Yacht Squadron

◎The 40th Contender World Championship
http://www.contenderworlds2010.com/

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int14世界選手権はじまる

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108艇が出場するInt14ワールド。国別出場はAUS45艇、CAN8艇、GER10艇、GBR25艇、JPN3艇、USA12艇。予選は2グループに分かれて行われています。photo by eventsite

 1月3日から11日までオーストラリア・シドニーでインターナショナル14(Int14)級世界選手権が開催されます。昨年末、前哨戦としておこなわれたチームレースでは、地元オーストラリアが優勝しました。本大会のエントリーは100艇を越える大フリートで、日本からは萩原賢一/菊地正滋、下里 隆/川西立人、宇都泰孝/石田知史の3チームが出場しています。

 大会初日は2レースを消化し、前回優勝チームがブラックフラッグにかかるなどの波乱ではじまりました。首位に立ったのはオーストラリアの〈Too Late to Stop Now〉Mark Krstic / Andrew Wilson。イギリス勢が後に続いています。

 インターナショナル14といえば、ディンギー界をけん引する最新艤装にも注目が集まります。最近だとメインセールがスクエアヘッドに代わり、ラダーもより小さくなっているとか。2010年はどんなアイテムが登場するのでしょうか。


12月30日までおこなわれたチームレースの様子です

◎International 14 World Championship
http://www.i14worlds.com/

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2010年01月02日

16歳女子、ケープホーンへ


2009年10月、無寄港世界一周最年少記録を目指してシドニーを出港したジェシカ・ワトソンさん(1993年5月18日生まれ)の新年メッセージです。16歳の女の子が世界一周に挑戦して、衛星通信でニューイヤーメッセージが送られちゃう時代です。フネだって、ウインドサーフィンだって宙に浮かんじゃうし、ヨットレースは海で観戦するより、PCの前にいた方がよく分かる時代です。2010年、何が起きても不思議じゃありません。ジェシカの挑戦は、ただいまケープホーンの手前1200マイル。

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新年バルクヘッドマガジン

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2010年
あけましておめでとうございます。
今年もいつもの調子でやっていきますので、
みなさまよろしくお願いします。

バルクヘッドマガジン編集部


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