2010年09月13日

改革なるかア杯プレス発表

上はAC72のイメージアニメです

 13日、バレンシアで第34回アメリカズカップのプロトコール、ボートデザインが発表されました。内容を抜粋して紹介します。
・72フィート・ウイングセール・カタマランのAC72を新規採用する。
・アメリカズカップは2013年に開催。
・2011年からワールドシリーズがスタート。
・2012年にユース・アメリカズカップを開催する。
・メディアはテレビとオンラインに移行。
・レースは短く、よりアクション重視に。
・レースの遅延は最小限にする(最適な風が吹く開催地を選ぶ)
・ワールドシリーズ、ユース・アメリカズカップには、AC72をスケールダウンしたAC45を使用する。

 また、気になるニューボート・AC72(カタマラン)に関して。
・AC72はボートスピード最高30ノットを超える
・クルーは全11名
・AC72のスペック
 LOA - 22.0 meters (72 feet)
 Beam - 14.0 meters (46 feet)
 Displacement - 7,000 kilograms (15,500 pounds)
 Wingsail area - 300 square meters (3,229 square feet)
・5〜6ノットでハルが浮くでしょう。
・ウイングセールの高さは最大130フィート、横幅(翼弦長)は5、6メートル。
・オンボードカメラマンが乗艇する。

 ユース・アメリカズカップなど詳細不明なものもありますが、次回アメリカズカップは改革的な大会となりそうです。今回の発表にも、ところどころにメディアを強く意識した言葉が入っています。今年7月におこなわれたメディアトライアルでは、アメリカズカップボートの魅力を引き出せる結果ではなかった、というのがバルクヘッドマガジンの感想です。この部分の成功が、アメリカズカップ成功の鍵を握り、また今後発表される開催地やワールドシリーズ、ユース・アメリカズカップ、そして2013年のアメリカズカップ本番に絡んでくるのではないでしょうか。

第34回 アメリカズカッププロトコール(PDF)

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posted by BULKHEAD at 22:23| アメリカズカップ

レーザーマスターズ開幕!

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英・ヘイリングアイランドではじまるレーザーマスターズ。19日まで開催されます

 レーザーシニア世界選手権が終わり、いよいよおっさん達の祭典、マスターズワールドが開催されます。毎年驚くのですが、海外のレーザーマスターズの元気なこと! 今大会は、6大陸31カ国から驚愕の354名がエントリーしています(レポート・写真/室松さとし)。

 英国開催ということもあり、地元英国はもとより近隣のヨーロッパ諸国からの多くの選手がトレーラーで自艇を運んでエントリしています。

 今回のチャーター艇はラーグス(ラジアルワールド)から使いましているものらしく、ラジアルのロアマストの多くがベンドしていました。ラジアルワールドの激しさを物語っています。

 今回、日本からは4選手が参加しています。
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写真左から、西野選手(ラジアル マスターズ)、村田選手(ラジアル グレートグランドマスターズ)、三吉選手(ラジアル グランドマスターズ)、室松選手(ラジアル マスターズ)

 ヨットクラブには、さすが英国らしくRSボートなどが多数置いてあります。最新のMACH2(モス級)も数艇あり、限られた時間飛んでいました。限られた時間というのは、干満の差が激しく夕方には干上がってしまうのです。

 レース海面に向かうにも昼を境に午後からは追い潮となります、風が弱くなると潮に負けていつまでたってもハーバーにたどりつけません。

 昨日も途中でパタリと風がなくなり、あきらめた後続艇団が艇を降りて浜辺を延々と艇をうかべたまま引っ張って歩いてくる様子がクラブハウスから見えました、さながら蟻の行進のようでした。

 本日から本番が始まりますが、スタンダード、ラジアルは大きく海面を隔てて共に4つのカテゴリが別々にスタートします。コースはシニアと同じトラペゾイドでコースの長さも例年まったく同じです。

 ジェフ・マーチン(厳格で正確なレースを作りあげることで有名)が運営を指揮しているので、コースには妥協がありません。

 一番厳しいフリートは、おそらくスタンダードマスターズで90艇のエントリ、シルバーとゴールドに分けて戦うはずです。勝負の見所はBrett Bayer(AUS)とAdonis Bougiouris(GRE)の戦いでしょう。

 今まで破竹の連勝を続けてきたBrettの優勝に昨年ストップをかけたAdonisは現役の五輪選手です。そしてマスターズではこの人が金メダルでした。Deirdre Webster(CAN)、確か今年で72歳のはず。昨年もマスターズワールド(カナダ)が終わったあとテーザーワールド(和歌山)にも来ていました。

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Deirdre Webster選手(72歳)。かっこよすぎます!

 レース海面は強い潮、強弱のある風、不規則なシフトとかなり難しい海面です、この海面で地元英国勢を破って優勝したTom Slingsbyはかなり金メダルに近い存在のような気がします。

◎World Laser Masters Championship 2010
http://www.laserworlds2010.co.uk/masters

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posted by BULKHEAD at 16:35| ディンギー

米メルゲス32Wプレビュー

:
メルゲス32世界選手権がサンフランシスコで開催されます。写真は2009年大会より。photo by Carlo Borlenghi

 今月大注目のキールボートイベントといえば、サンフランシスコ・セントフランシスヨットクラブで開催されるメルゲス32世界選手権です。大会は20〜25日までおこなわれ、この大会に日本から〈夜叉侍〉(石田オーナー/ヘルムスマン)、〈スレッド〉(大倉オーナー/ヘルムスマン)、〈ブロス〉(亀井オーナー/ヘルムスマン)の3チームが出場します。日本チームがんばれ!

◎Bros.
Naofumi Kamei、Kan Yamada、Masaki Kobayashi、Takumi Nakamura、Eiichiro Hamazaki、Tatsuhito Kawanishi、Daisuke Sato、Makoto Yamada、Hiromi Hoshino

◎SLED
Takashi Okura、Francesco de Angelis、Tatsuya Wakinaga、Kazuhiko Sofuku、Kenichi Nakamura、Tetsuya Sasaki、Masami Kimura、Masahiro Nagao

◎Yasha Samarai
Yukihiro Ishida、Hamish Pepper、Gerry Mitchell、Tony Rey、Rob Emery、Matt McDonough、Chafee Emory、Cameron Biehl

◎Melges32 Worlds crewlist
http://www.melges32.com/raceready/2010/im32ca_worlds_cleared.htm

 メルゲス32は、ヘルムスマンがアマチュアヘルムスマンと決められ、また、ISAFカテゴリーのグループ3(プロフェッショナルセーラー)が3名まで。プロ色をそこそこに、オーナーがハイレベルなヨットレースを楽しめるワンデザインキールボートという位置づけです。

 ワールドには各国から33チーム出場しますが、このグループ3のメンツが感動するほど凄すぎます。ラッセル・クーツ、ギャビン・ブレディ、ハーミッシュ・ペッパー(夜叉タクティシャン)、ヴィンス・バーン、アンドリュー・キャンベル、モーガン・ラーソン、ネイサン・ウィルモット、ハリー・メルゲス、ブラッド・リード、アンディ・ホートン、ポール・グッディソン、クリス・ドラパー、トーバー・ミルスキー、ジョナサン・マッキー、アンソニー・コートン、ネイサン・アウタリッジ、ジェイミー・ウィルモット。さらっと名前をあげただけでこれだけのトップセーラーです。

 ちなみに昨年のメルゲス32イタリアワールドは、ジェイミー・ウィルモット、ネイサン・アウタリッジのヤングオージーが乗り込んだ〈BLIKSEM〉(USA)が優勝しました。そして、今週末よりメルゲス32プレワールドを兼ねるサンフランシスコ・ビッグボートシリーズがはじまります。こちらも見逃せません。

◎Rolex Big Boat Series
http://www.rolexbigboatseries.com/


メルゲス32はこんなこともできます

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posted by BULKHEAD at 15:27| キールボート

シエスタJ/80北米13位終了

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スタート前、本部船

 9月12日レース最終日。今朝、マリーナに到着すると、風は吹いていませんでした。しかし、スタート予告時刻になるころにはしっかりと北東から風が吹き、予定通り3レース消化しました(レポート・写真/シエスタ 坂本 亘)。

 本日の結果は、6-13-18位でした。総合成績は、昨日より1つ順位を上げ13位でフィニッシュとなりました。

J/80 North American Championship 最終成績

 11R目は1上を3位で回航。途中トップになりかけましたが、最終ダウンウインドで抜かれてしまいました。12Rはスタートを失敗しましたが、風のシフトを掴みリカバリーが上手くいき13位。最終13Rはレース終盤に風がライトになり、混戦から抜け出せずフィニッシュ。

 3日間で13レースを予定通り消化しました。各チームともお疲れのようでした。レース終了後には選手から、「ワールドに参加するのか?」と多数の選手から聞かれましたが、今後のJ/80レースは未定です。

 今回のレガッタには、イーストコースト在住のJ/24のセーラーが多数参加しておりました。メキシコのワールドで参加していたWIPチームのメンバーや、クリス・ラーソンといつも一緒に乗っているクルー(名前がわかりません)、その他多数。

 彼らは様々なクラスで東海岸のレースを楽しんでいるようでした。他のチームは、来月ニューポートで開催されるJ/80世界選手権に向けてレースをするようです。

 その中で初レースを迎えた我々チームシエスタは、船の特性を掴みタクティクスを生かし、良いレースを行えたと思います。しかし、何度も海外遠征に来ていますが、やはり失敗スタートが大きく足をひぱった形となりました。

 フリートレースのスタート流れは、2分30秒前から約1分前までポートのアビームでライン下を流し、ポジションを確保しスターボータックになります。その後40秒前から20秒前までに位置をしっかりキープし、20秒前から15秒前に最終の走り出しをするパターンでした。

 上手く決まったときは、レース結果が示しているように、5番以内で1上マークを回航しておりました。

 ここ数年マッチレースを行っていることもあり、時間配分、ボートのポジショニングが良くなってきている手ごたえはありましたが、レガッタを通してパーフェクトには行えませんでした。この辺りの経験は次回のフリートレースにつなげて行きたいと思います。

 さて、今後のシエスタの予定は、14日にシカゴに向けて移動します(飛行機です)。シカゴでマッチレースに参加します。

◎Chicago Match Race Center
http://www.chicagomatchrace.com/

レース日程は、
9月23、24日 Chicago Autum Open A/G3
9月25、26日 Chicago Autum Open B/G3

 練習、レース共にしっかり戦って行きたいと思います。

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J/80もトレーラーで運びます

◎シエスタチーム紹介
J/24全日本優勝多数、J/24世界選手権準優勝、全日本マッチレース優勝、コリアンマッチ日本代表などキールボート中心に活動する和歌山のセーリングチーム(日吉染業ヨット部)。11月中国で開催されるアジア大会マッチレース日本代表で、金メダルを獲得すべくアメリカまで武者修行の旅へ。現在、アジア大会と同型艇のJ/80北米選手権に参戦。チームメンバーは仲が良かったり、時々悪かったり。

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posted by BULKHEAD at 11:20| キールボート

全日本女子インカレ展望(3)

日建レンタコムカップ 全日本女子インカレ展望(スナイプ級)
文・外道無量院

◎スナイプ級
 早稲田大の木内蓉子(4年・湘南)は、これまでに個人タイトルとして、2009年全日本個選、全日本女子スナイプに優勝した。また、団体戦では、その前年の2008年に53年ぶりの全日本インカレ総合優勝(スナイプ級5位、艇別17位、女子スキッパー3位)、そして翌2009年はすべてが創部史上初となる、全日本インカレ総合2連覇(※注)と、スナイプ級のクラス優勝(艇別5位、女子スキッパー2位)や、全日本女子インカレ総合優勝(スナイプ級2位、優勝者とは得点タイ)に貢献した。しかし、不思議とこの全日本女子インカレでのクラス優勝のタイトルが取れない。

※注:早稲田大としてのインカレ連覇は、過去に戦前の第4、5回大会(1936、7年・昭和11、12年)に一度だけある(参加校が僅か一桁の時代)。しかし、A級単独開催時代なので、総合連覇としては「初」とした。

 特に昨年は、大差をつけて断然に優位な立場で臨んだ最終日だったにもかかわらず、女子にとってはサバイバルに近い強風域での残り2レースで、鹿屋体育大・原田小夜子の「ピン・ピン(1・1)」の快走にあって、信じられない逆転負け(タイを解いての負け)を喫した。前述のように、創部史上初の全日本女子インカレ総合優勝を果たしながら、表彰式で彼女が流した涙は悔し涙でもあったのだ。

 以上、スナイプに乗る学生選手としてのタイトルは、すでに総なめに近いのだが、女子選手であるが故に唯一残したとも言ってよい、全日本女子インカレ・スナイプ級・クラス優勝は、どうしても手に入れたいタイトルであろう。

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ビッグレガッタで活躍するものの、全日本女子では優勝未経験の木内。photo by Junichi Hirai

 課題は、当然ながらクルーが女子選手に代わることである。昨年は、女子ながら正規チームでもエース・古谷艇のレギュラー・クルーを務めた小村真澄とペアを組めたが、今年は塩出真衣子(3年・宝塚北)を乗せて、どこまで普段のパフォーマンスを落とさずに発揮できるか?

 今年は、大本命で臨んだ春の関東女子インカレと、連覇を狙った全日本女子スナイプの双方で優勝を逸し、先月の関東女子インカレでは、優勝したものの、最終レースまでもつれ込む、非常に際どい勝負だった点がその不安の根拠だ。

 本命にできるのか否か? の焦点は以上のポイントに尽きる。

 あえて不安を探せばそうなる木内ではあるが、何と言っても昨年の全日本個選のスナイプ級チャンプで、今年も4位入賞という間違いない実力者である。彼女を運ではなく、力でねじ伏せて勝てる可能性を持つ者は一人しかいない。しかし、これがかなりの強敵である。

 関西学院大の増川美帆(4年・博多女子)は、1、2年生時に、前述の原田や木内を直接対決で破り、スナイプ級としては史上初となるこの大会2連覇を達成した。

 3連覇を狙った昨年は、海外遠征帰り直後で体調不良だったのか、序盤からあまり冴えず、さらにはそれにあせったのかリコールまで重なって、シリーズ中盤であっさりと優勝戦線から脱落して涙を飲んだ。

 しかし、それを除けば、スナイプ級ジュニアワールド日本代表として、13位(女子スキッパー1位)の後、全日本インカレでは艇別4位(女子スキッパー1位)と奮闘し、不甲斐ない男子勢の僚艇を引っぱって、9年振りのスナイプ級6位入賞と、470級エース・市野直毅(現・セラヴィ・セーリング・チーム)との「両輪」で、21年振りの総合3位入賞の原動力となった。

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全日本女子イン2回の優勝経験を持つ関西学院大の増川。photo by Junichi Hirai

 今年に入っても、個人戦である関西春季インカレを2連覇し、関西女子インカレではパーフェクトの4連覇を達成。団体戦でも共に創部史上初となる、関関同立定期戦と関西女子インカレでの総合優勝に貢献。変わらずに元気だ。

 木内との前哨戦となった、小戸・全日本個選では、お互いに男子クルーを乗せた戦いで、木内4位VS増川7位。結果的には敗れた形だったが、木内艇が大きく出遅れて失敗したかに見えた第1レースで、「左エンド突っ込み」が当たり、第1マークを大逆転のトップ回航してそのままフィニッシュという、「どうぞ2連覇して下さい」ともいえる絶好の幸運を拾いながら、それを生かしきれずに後半に失速した。

 それとは対照的に、増川は苦しんだ序盤戦から粘り強く徐々に盛り返し、中盤のゴチャついた艇群さえ突き抜ければ、得意のフリーで上位艇を次々に抜き去って、トップ2回を含め、全て3着以内に上がってきた内容とスピードは、互角以上の評価ができないか?

 もちろん、増川は木内同様に女子クルーに乗せ代えたレースとなる。15名に増加した女子部員の中から、2年前の優勝時に同乗した選手ではなく、山本千沙(2年・追手門学院)を自ら指名したようだ。

 以上、木内がどうしても手に入れたいタイトルではあるが、過去2度の優勝実績がある増川に、少しも見劣る要素はなく、激戦ムードが漂う。

 また、書いていて気がついたのだが、この2名は、入学以降、どちらの選手もその大学ヨット部(男子を含む)の単なる主力選手というよりは、ある意味「母校ヨット部の歴史」を築いてきた。すでに名選手の領域に達している。以上、両者が存分にその力を発揮し合えば、間違いなくこの大会一番の見所となるだろう。正々堂々と戦って、歴史に残る名勝負を見せてくれ!
 

果たしてこの2強の間に割って入れる伏兵は…(続きを読む)
posted by BULKHEAD at 00:00| インカレ

2010年09月12日

順位アップ、北米シエスタ

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レース後、疲れ切っているメンバー。本日も5レースおこないました。ヘトヘトです

 J/80北米選手権2日目。昨日の確定順位は、総合14位。1R〜5R/7-21-10-25-22位でした。昨日に引き続き、北寄りの良い風の中、予定通り5レース消化しました(レポート・写真/シエスタ 坂本 亘)。

 本日は良い内容のレースでした。6R〜10R/15-5-11-16-7 ※現時点では総合成績はまだ出ていません。

 コンディションは、10〜18ノット。昨日と同様に陸風となりシフティーでした。第一線でスタートを切り、岸のベンドを上手く使ったチームが上位を占めていました。

 昨日よりはスタートが改善され、1上レグでクリアなポジションで戦えたレースが多かったと思います。2上レグでもシフトを利用したコース取りが良く、ほとんどのレースで順位を上げてきました。

 クルーワークも研究、改善されており、ボートコントロールは格段に良くなっています。今回の強風のコンディションが良い経験になっています。

 新艇のため、シートが滑りやすく苦労しています。トリマーの岡本ですら、ジェネカーの重さに参っています。20ノット近いコンディションでのダウンウインドレグでは、和田さんと2人掛りでシートを引いていました。

 この2日間で、10レースも行い疲労感はありますが、帆走、動作、展開、ジェネカー、J/80の特製をつかめたと思います。

 今回のレースは、その日の最終レースを除いて4レグ(上、下)で行われており、1レグは約1.2マイル、レース時間は約1時間。最終艇がフィニッシュして約10分後には次の予告信号があがるハードスケジュールでした(昼食を食べる暇もありませんでした)。

 明日の最終日は、3レースが予定されています。

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海外ならではの沖係留。ヨットクラブのボートが「橋渡し」ならぬ「船渡し」してくれます

◎J/80 North American Championship
http://www.j80buzzardsbay.com/2010/index.php

◎シエスタチーム紹介
J/24全日本優勝多数、J/24世界選手権準優勝、全日本マッチレース優勝、コリアンマッチ日本代表などキールボート中心に活動する和歌山のセーリングチーム(日吉染業ヨット部)。11月中国で開催されるアジア大会マッチレース日本代表で、金メダルを獲得すべくアメリカまで武者修行の旅へ。現在、アジア大会と同型艇のJ/80北米選手権に参戦中。チームメンバーは仲が良かったり、時々悪かったり。

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posted by BULKHEAD at 21:30| キールボート

全日本女子インカレ展望(2)

日建レンタコムカップ 全日本女子インカレ展望(470級)
文・外道無量院

◎470級
 昨年、突出した存在が見当たらないので、過去の実績を無視し、思い切って「穴狙いの本命」に取り上げた日本経済大・徳重エリカ(3年・錦港湾)/安田真世(3年・博多女子)組は、終わってみれば、優勝した立命館ペア(伊藤淳子/松永貴美組)と同点の準優勝、と私の読み通りに健闘してみせた。特に、強風となった最終日の2本のレースでの猛迫は見事であった。

 今年は、昨年出られなかった全日本個選の出場権を獲得したが、この女子ペアで戦って、19位(女子ペア2位)という平凡な成績だった。しかし、2連覇を狙ったエース・飯束艇が、初日の3レースを終えて楽勝かと思えた様子が一変し、2日目から突然に調子を崩したように、実は、日本経済大チーム全体として、初日の3レース終了後、陸上に上がってから精神的に大きなダメージがあったのだ。詳細は省くが、彼女たちにも影響がおよんだ事は間違いない。

 私は、3日間、実際に彼らのセーリングを海上で見て、出場した日本経済大勢5艇すべての実力は、成績表の順番とは別に、大学ヨット界では間違いなく抜きん出た存在であることを改めて確認した。一緒にレースを走った選手たちも間近に見て肌で感じたハズである。そのチームの中で、日頃から揉まれているこのペアは、きっと今年は誰もが認める優勝候補の一艇だろう。

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日本経済大・徳重/安田。photo by Junichi Hirai

 部員60名以上、普段の練習では470級だけで12、3艇ものフリートが出艇して練習する関西大は、女子部員だけでも25名前後いて、470級正規チームのレギュラーを争う6艇ほどのなかの半分(3艇)が女子スキッパーだ。関西大からは、その正規チームでレギュラーを争う女子スキッパー3艇がエントリーする。

 そのうち、後藤沙季(3年・別府青山)は、その激戦のレギュラー争いを勝ち抜いて、昨年から正規チームのレギュラーを確保。全日本インカレの第1レースではトップ・フィニッシュを果たした。一方、大曲昭子(4年・長崎工)は、惜しくも昨年はそのチーム内競争に敗れて、正規チームでは「4番艇」の扱いにはなったが、元々、レギュラー3艇とは当時から甲乙付け難い力を持っていた。この2艇は、今年揃って全個に出場。特に大曲は、河合VS飯束の優勝争いに割って入り、終わってみれば首位と僅かに2点差の準優勝。昨年の個選チャンピオン・飯束より上位に位置する、という健闘をみせた。

 信じられない事かも知れないが、大曲は、関大470級正規チーム内で、今シーズンに入っても、春も夏も、予選である関西個人戦までを含め、直前まで「4番艇」扱いを受けてきたのだ。今回、その鬱憤を晴らし、「史上最強の4番艇」を自ら証明した訳だが、実は、「男子の方が速い」、という先入観に支配された首脳陣の見る目のなさを露呈したとは言えないか?

 私が、2年前から彼女に重い印を打ってきたように、ジュニア・高校時代からのキャリアの裏付けも充分あり、調子が良さそうな今回は、日本経済大ペアを打ち負かして優勝しても不思議はない。

 残る課題は、女子クルーに乗り代わってのパフォーマンス落ちがどの程度か?という事だろう。そういった意味で、原口鈴加(2年・関大一)、西山宏美(2年・大阪桐蔭)といったクルー陣のがんばりが重要だ。

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小戸・インカレ個人戦470準優勝の関西大の大曲。photo by Junichi Hirai

 関西大のライバル、関西学院大からは、松下結(2年・長崎工)/中川千晶(1年・長崎工)組、若林沙優美(3年・星林)/森本起代(3年・東大谷)組の2チームがエントリー。昨年、松下は森本とペアを組んで、470級世界ジュニア(U22)選手権に出場したため、遠征中に行われた予選である関西女子インカレに出場できなかった。これを理由に、この大会のエントリーを認められなかったのだ。今年は、その時に流した無念の涙を晴らさねばならない。

 今回は、松下を追ってこの春に入学してきた中川をクルーに配し、2年連続インターハイ準優勝時のコンビを復活、優勝まで狙う構えだ。スナイプからコンバートされて2カ月が経った若林は、夏の練習の成果でどこまでやれるか?

 この「関関」は、女子選手のみで、インカレにフルエントリー可能な両クラス3艇以上を揃えられるという。部員不足に悩む多くのヨット部には信じられない話ではある。そのような環境なので、関西女子インカレでは、両クラスで関東女子インとほぼ近いエントリー数をみたようだ。全個での大曲の準優勝は、この水域の女子レベルの高さの証明だろう。
 
以上のように、女子インカレ…(続きを読む)
posted by BULKHEAD at 06:00| インカレ

2010年09月11日

全日本女子インカレ展望(1)

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9月18〜20日に葉山新港で全日本女子インカレが開催されます。photo by Junichi Hirai

日建レンタコムカップ 全日本女子インカレ展望(序文)
文・外道無量院

 「レンタルのニッケン」、ニッケン・レンタコム・グループをスポンサーに得てはじまった、学生女子選手のみによる全日本学生女子ヨット選手権、いわゆる全日本女子インカレも今年で19回を数えるまでになった。9月18〜20日の3日間(3連休)、全8レース、低得点方式、ノン・ディスカードで女子学生ヨット日本一が争われる。

 この大会がはじまった頃は、正規チームでレギュラーを張るような男子選手との差は大きかったが、以降の女子選手のレベルアップは目覚しく、10年ほど前からはインカレ本戦で優勝を争うようなチームのレギュラーを生みはじめた。

 さらにここ数年は、堂々とそのチームの中でもエース格だったり、全日本個人戦(個選)では並み居る男子選手を蹴散らして上位入賞は当たり前、ついにはチャンピオンを生み出すという状況までになっている。

 また、そういったトップクラスに限らず、今や、ほとんどの大学ヨット部は、女子部員抜きでは、成り立たなくなるほどの勢力になっている、と言っても過言ではない。

 北京五輪代表で、次期ロンドン五輪でも有力視される日本ヨット界のエース・近藤愛(アビーム・日本大OB)や、現在はそのクルーをつとめる田畑和歌子(アビーム・第一経済大/現・日本経済大OB)も、ともに当大会での優勝経験者である(近藤は、スナイプ級で1回、470級で2回の合計3回の優勝を連覇で遂げている)。

 そういった意味で、「全日本選手権」としては、比較的歴史は浅い方ではあるが、学生ヨット界のみならず、日本セーリング界に対する貢献度が大きい大会だ。あらためて、この大会創設に努力した関係者と、スポンサーであるニッケン・レンタコムグループの先見性と努力はもっと評価されるべきと考える。一方、選手のレベルアップに反比例するように、国内唯一のヨット月刊誌「舵」での扱いは年々小さくなっている。

 「失われた20年」とも言われるバブル崩壊後の厳しい日本経済の状況下、そのほぼ全期間に渡って支援し続けてくれるスポンサーに対しての「恩返し」とは何か? 今や学生ヨット界唯一の「冠大会」でもあり、運営サイドも良く考えないと、いい加減に逃げられてしまうのではないか、と毎年心配しているここ最近である。

 第17、18回大会と、ここ2年間は全日本個選との2週連続開催で、同じ蒲郡・海陽ヨットハーバーで開催されたが、今年は、3年振りに本来の舞台である「学生ヨットの神宮球場」、葉山沖(葉山新港)に戻って開催される。

 それでは、有力な選手を取り上げて、解説を加えて展望してみる。

※全日本女子インカレ展望 (2)470級編へ続きます。

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和歌山コーチセミナー開催

 日本セーリング連盟、オリンピック特別委員会、およびジュニア・ユース育成委員会では、国際的な競技力向上のため様々な取り組みを行っています(文/JSAFオリンピック特別委員会)。

 今回、ISAFユース選手権を始め、国際的ユースダブルハンド種目である国際420協会による、コーチセミナーがナショナルトレーニングセンター(和歌山)にて開催されることとなりました。

 このセミナーは国際420協会のジム・サルトンストールコーチによる、日本国内で活動する国際420はもとより、FJ、470等の艇種を対象としたコーチのためのセミナーです。期間中420級を使用した海上でのコーチング練習や、陸上でのコーチング方法、コミュニケーション方法などについての講習が行われる予定です。

 現在、420級を使用して練習を行っているコーチの方々、今後420級を使用してコーチングを行う予定のコーチの方々、またFJ級や470級などのコーチングでも使える国際的なコーチングテクニックを学ぶチャンスになると思われますので、ぜひこの機会にご参加下さい。

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4日間のコーチセミナーを担当するジム・サルトンストール講師

◎国際420級コーチセミナー
場所:ナショナルトレーニングセンター和歌山(和歌山セーリングセンター)
担当:鈴木國央/中村厚子
日程:10月31〜11月3日
対象者:ユース、高校生、大学生を対象としたダブルハンドコーチ(定員25名)
使用艇:420級
参加費用:1名20,000円(食事、宿泊含む。交通費補助等あり)
参加申し込み:参加の申し込みは日本セーリング連盟オリンピック特別委員会のサイトより申込書をダウンロードし、9月15日までに和歌山セーリングセンター宛にFAX(FAX. 073-494-3252)または、メール(wsc@citrus.ocn.ne.jp)にて申し込みしてください。

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シエスタ苦、J/80北米初日

 9月10日
 J/80北米選手権レース初日。朝から北寄りの良い風の中、予定通り5レース消化しました。暫定順位は、8位、20番台、12位、20番台後半、20番台(レポート/シエスタ 坂本 亘)。

 前半3レースは、10〜15ノットのシフト幅が30度近くあるシフティーでむずかしいコンディションでした。後半2レースは4〜10ノットの弱いコンディションでした。2、3、4レースはスタートを失敗しており、第3レースを除いて挽回できませんでした。

 前日にも記したように、帆走は比較的容易でボートスピードもそこそこ出ています。課題のダウンウインドレグもまわりの様子をうかがいながら上手く帆走できていました。

 第5レースでは、クローズホールドのレグでポートスターボードのケースをしてしまい、720度回転。ケース、スタート失敗等、スキッパーの私のミスが多数あった初日となりました。

 久しぶりのフリートレースとなり、感覚的に上手く切り替えができていませんが、明日は全てのレースでしっかりスタートから飛び出せるよう取り組んで行きたいと思います。

◎J/80 North American Championship
http://www.j80buzzardsbay.com/2010/index.php

◎シエスタチーム紹介
J/24全日本優勝、J/24世界選手権準優勝、全日本マッチレース優勝、コリアンマッチ日本代表などキールボート中心に活動する和歌山のセーリングチーム(日吉染業ヨット部)。11月中国で開催されるアジア大会マッチレース日本代表で、金メダルを獲得すべくアメリカまで武者修行の旅へ。現在、アジア大会と同型艇のJ/80北米選手権に出場中。チームメンバーは仲が良かったり、時々悪かったり。

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広島・スナイプマスターズ

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ベテラン健在!優勝の川上/大森/川上チーム

 9月4、5日。広島観音マリーナで初開催となる、第25回全日本スナイプマスターズ選手権が開催されました。レースは関係諸氏の熱心な活動のもと、全国より往年の名セーラー、実業団選手、またマスターズならではの家族チームの参加と近年の中では多い参加艇数(35チーム)のなか開催されました。なおこの大会は、日本スナイプ協会の会長、理事長といった要職の面々もレースに参加する一大イベントです(レポート・写真/全日本スナイプマスターズ実行委員会)。

 初日は、夏の南西風5〜7メートルの良いコンディションの中、3レースがおこなわれました。初日の暫定1位は、SPNセーリングの渡部/渡辺/吉岡チームが、7メートルに上がった第3レースのトップを含め9点で折り返します。続く暫定2位は、昨年は事情により不参加、全日本マスターズ通算8勝の牛窓フリートの川上/大森/川上チームが手堅くまとめ1点差で続きます。暫定4位は、健闘が光る地元広島の親娘チーム、高橋/高橋チームとなりました。

 全日本スナイプマスターズは、例年レセプションが大盛況で、今回もその例にもれず、地元広島県連のホスピタリティーにより、御馳走、大量の生ビールと大盤振るまいです。初日のレースの疲れも感じさせず、選手、家族、サポートのみなさまも十分に堪能していただいたようです。

 2日目午前は長い風待ちのあと、吹き出した南のシーブリーズを待って出艇しました。運営も風軸の安定に苦慮しています。1回のゼネリコののち、第4レースは、初日暫定1位のSPNチーム、2位の牛窓チームがスタートから飛び出します。

 35艇のフリートの中、2艇が別次元のマッチレースを展開。第1上マークはSPNチームがトップ回航をしましたが、僅差で牛窓チームが続きます。下マークで一旦左右に分かれ、その後カバーを抜け出した牛窓チームが第2上マークで逆転、トップでフィニッシュとなり、最終レースを前に2チームが同点となります。

 続く最終レース。ライバルを意識しすぎたのか、SPNチームがスタートで出遅れます。同点首位の牛窓チームは、第1上マークを10位で回航。プレッシャーがなくなったのか、伸び伸びと走りフィニッシュでは1位まで這い上がります。これで川上/大森/川上チーム(牛窓フリート)はマスターズ通算9勝目を飾りました。

 総合2位は、全レースをシングルでまとめた初参加の大津/植田チーム(高松市役所)、総合3位に最終レースの順位を落とした渡部/渡辺/吉岡チーム(SPNセーリング)。そしてシビアなレース展開を最後まで維持した、地元の高橋/高橋チームが総合4位となりました。親娘参加の高橋チームは、マスターズならではのファミリー賞も同時受賞です。

 表彰式は、来年度も同じ広島の連続開催と再会を誓い、盛況のなか幕を閉じました。なお、広島・観音マリーナでは続けて9月18〜20日、全日本レーザーマスターズ選手権の開催も予定されています。みなさま、ぜひ遊びにお越しください。

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2010年広島スナイプマスターズ成績表

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伊・豪華マキシ世界選手権

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サルディニア島のタヒチビーチ。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

 イタリア・サルディニア島のコスタスメラルダヨットクラブで今年もマキシ世界選手権が開催されています。参加はミニマキシからウォーリー、スーパーマキシまで、相変わらずの盛況を見せています。美しいサルディニアの海と豪華絢爛のマキシボートの写真集を紹介します。

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〈ITACENTODUE〉のジェネカーダウン。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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82フィート、ウォーリークラスの〈HIGHLAND FLING〉。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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〈ESIMIT EUROPA〉。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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〈HIGHLAND FLING〉。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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コスタスメラルダヨットクラブ。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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〈RANGER〉。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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ミニマキシクラス。photo by Rolex / Carlo Borlenghi

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J/80北米選手権、計測完了

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チャーターしたシエスタ号。新艇は、細かいところまで準備が必要なので、何かと面倒です

9月9日
 計測2日目。朝からマリーナに行き残りの計測を行いました。特に混雑することもなく艇体重量を計測。結果は5キロオーバー。われわれも計測委員も、新艇なので重量が軽いと予想していただけに驚きました。オーバーの理由は、このレガッタの前にJボートでプレ計測をしていたようで、すでに鉛もセットしていたことでした(レポート・写真/坂本 亘シエスタ)

 重量がクリアしたと同時に船が下架され、進水式などすることなく着水。その後はセール計測で問題になったロイヤリティータグを購入し、計測は完了しました。

 チューニングガイド通りにフォアステーの長さを決め、リグセッティングを少し強めにセットしてこちらも終了(新艇なのでリグを強めにセットし、ステーの伸びを作ります)。

 正午には全ての手続きが完了し、午後からのプラクティスレースに合わせて出艇します。10〜15ノットのコンディションの中で、他のチームと走り合わせを行いセーリングチェック。特に悪くない感触でした。しっかりついていけたと思います。

ダウンウインドでは、回りの帆走を参考にし合わせてセーリングしました。こちらも特に違和感なく乗れました。日本で数回J/80とメルゲス32で練習していたので、普通に乗りこなせています。

 その後、予定より遅れてプラクティスレースが行われました。一部の艇はすでにセーリングを終えていたため、20艇ぐらいの参加でした。真ん中からスタートし、左サイドの風を上手く掴み1上マークを3位で回航。ダウンウインドでも問題はなく、3位をキープ。2上レグでも上手く左岸からのシフトを掴みトップ目で展開しました。

 その後は、明日の準備がまだ残っていたので、そのままハーバーに戻りました。今日のコンディションは、比較的セーリングが行いやく、軽風でのセーリングはJ/24同様にむずかしいポイントが出てくると思います。

 明日から3日間レースが始まり、最大で13レース予定されています。他のチームは来月行われるワールドのトレーニングに来ているようで、ティム・ヒーリー、アンソニ・ーコートン、スコット・ニクソンもクルーで乗り込んでいます。

 トップチームの走りを盗めるように、しっかりと観察をしたいと思います。

◎J/80 North American Championship
http://www.j80buzzardsbay.com/2010/index.php

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2010年09月09日

スナイプ西半球選手権成績

 カナダ・オンタリオ湖で開催されたスナイプ級西半球東洋選手権の成績です。日本からは5チームが出場し、最高順位は白石/斎藤の5位でした。詳しいレースレポートは、スナイパーのバイブル、フルハイクをご覧ください。

◎WESTERN HEMISPHERE & ORIENT CHAMPIONSHIPS
1. USA Ernesto Rodriguez / Mary Hall 9.0p
2. USA Augie Diaz / Kathleen Tocke 24.0p
3. BRA Bruno Bethlem De Amorim / Rodrigo Lins 36.0p
5. 日本 Junichiro Shiraishi / Koji Saito 41p
12. 日本 Masakazu Sasai / Kazuhiro Ito 78.0p
17. 日本 Shinichi Uchida / Michiko Uchida 105.0p
26. 日本 Wataru Mochizuki / Shintaro Sugiura 144.0p
29. 日本 Hirohito Kato / Mitugu Nakajima 153.0p

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チャーター艇しばし届かず

9月8日
 本日から大会(J/80北米選手権)期間に入りました。前日のジェフ(Jボート社長)との打ち合わせでは、朝にはチャーターボートが大会会場のマリオンに届くとの事なので、受付開始の時間にマリーナに到着(レポート/坂本 亘シエスタ)。

 われわれは、前日の打ち合わせの時点で、ボートが予定通り届くとは思っていませんでしたが…、やはり朝にはボートは到着していませんでした。

 とりあえず受付に行き体重計測を済ませて朝食へ。J/80のルールでは338.6キロなので、われわれには少々きびしい調整でしたが一発でクリア。その後は午後からのセットアップに備えて、朝食をしっかり食べました。

 続いて午前中にセール計測を行いました。今回は中古のセールを現地で購入したので、元はUSA487というナンバーでしたが、下1桁をはがしUSA48での参加の許可をもらいました。

 これはラッキーでした。ルールではナショナリティー(JPN)をセールに貼る必要がありますが、計測委員の配慮で手間が省けました。感謝です。

 セール計測を終えるころに、チャーターの担当者に電話しました。「もうしばらく時間がかかります、午後にはそちらに行きます」とのこと。

 やっぱり……。今までに多数の海外遠征をしていきたので、もう慣れました。

 「何時にこちらにきますか」と尋ねると、14時には到着するとのこと。そうですか…。

 14時になっても到着せず。(予想通り)
 15時に電話が入り、今から出るとのこと。
 16時にチャーター艇が到着しました。
 …。

 そこから、チューニングガイドを読みながら、マストアップとセッティング。約2時間半、役割分担をし、各自集中してセットアップを行ったのでベースセッティングは完了しました。

 明日やるべき作業は、艇体の計測(重量がメイン)、チューニングの確認です。チューニングはフォアステイの長さを調整する必要があるので、マストレーキ、プリベンドを確認しながらセットしていきます。

 午後にはプラクティスレースが行われるようなので、参加できるように手早く作業は終わらせたいと思います。

 新艇のクオリティーはよくないですが、基本セッティングをつくりレースを学んで行きたいと思います。

◎J/80 North American Championship
http://www.j80buzzardsbay.com/2010/index.php

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レースに挑む・海上に出て

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『レースに挑むためのプロセス・2』


 前回に引き続き、「レースに挑むためのプロセス」編を紹介します。レースに出る際の参考にしてみてください。2人乗りディンギーを例に書かれていますが、キールボートにも応用できます(BHM編集部)。

◎海上に出て
1. 誰よりも早く海上に出たか。
2. その日の風、波の状況に合わせたセッティングにできたか。
3. 風のシフトのデータ取りをしながら帆走できたか。
4. レース海面で、地形を事前に調べていた数ポイントを確認したか。
5. その日の風の軸に対して地形の影響がないか確認したか。
6. 上、サイド、下での潮の影響を確認できたか。
7. レースを想定し各アングルで帆走したか。
8. ブローの強弱でのセッティングを2人で話し合ったか。
9. ターゲットボートを決めスピードを確認したか。
10. その日の走りに関して役割を確認したか。
11. レースでの優先順位を2人で決めたか。
12. 雲の動きを確認したか。
13. データを元に幾つかの戦略を2人で話し合ったか。
14. 海面に藻やゴミが沢山あるか、ないかを確認したか。
15. センターの高さをマックスブロー内でどこまで入れるか決めておく。


◎海上に出て→なぜそうするのか
1. 情報の多いチームが勝利により近いと考える事。
2. その日の状況により、早くあわせ込めればより有利になる。
3. 自分の見た目とデータとの合わせこみを早く正確にできる。
4. 地の利で勝敗を左右されないように自分なりの結論を出す事。
5. 軸に対してレースエリアに影響する所の風の変化を知っておく。
6. 潮の確認ができたらどのように走るか検討し、戦略を練る。
7. 各アングルでベストスピードが出るトリム、ポジションの確認をする。
8. 最終的にどのセッティングで戦うか、データをもとに決定する。
9. 自分たちのセッティングがいいかの再確認。
10. クルー、スキッパーの役割とバランス、移動時の再確認。
11. ブロー、集団、コンパス、波、潮、シフトの順位を決めておく。
12. 風の軸と上空の雲の動きを確認し、変化に対して戦略を練る。
13. レースエリアを見て、各自で自分なりの考えを2人で話し合う。
14. 事前にゴミが多いと知っていれば処置対応が早くできる。
15. 正確な位置を決めておくことで、素早く確実にスピード、高さを取る。

◎バックナンバー:ケンイチ通信──FROM イングランド

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2010年09月08日

バルクヘッドからお知らせ

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Photo SAIL! に福岡小戸インカレ個人戦の写真を公開しています。ぜひご覧ください。photo by Junichi Hirai

 さて9月です。猛暑の夏がだんだん遠ざかり、レースシーズン本番がやってきました。今年も各地でさまざまなドラマがくり広げられることでしょう。バルクヘッドマガジンもできる限り取材したいと考えています。

 お気づきの方も多いと思いますが、このところ更新頻度がグッと上がり、驚いたことに7月は1ヵ月で90回更新を記録しました。これは、オリンピック特別委員会をはじめ、全国のヨットレース実行委員会からレポートや成績表をいただだくようになったからです。とてもありがたいことで、記事の幅が広がり大変感謝してます。また、今春から始まった「ケンイチ通信」や「シエスタ遠征記」も学生を中心に大好評で、これからもたくさんの情報を発信していきたいと思います。

 バルクヘッドをはじめた2004年当初は、自分たちのヨットレースを発信するというアイデアはまだなかったし、あってもなかなか実現していませんでした。それが、いまでは、多くの関係者や選手たちが情報を発信するようにもなりました。ものすごく大きな前進だと思います。これからもヨットレース、セーリング競技のカタチは、変わっていくと思うし、変わらなければいけないのでしょう。

 この夏はバテバテだったバルクヘッドですが、ここはグッと気を引き締めて、秋から冬のレースシーズンを走り抜けたいと思います。

 バルクヘッドマガジンは、バナー広告を活動資金に取材活動を続けています。バナー広告は随時受け付けていますので、ご興味のある方は、お気軽に連絡ください(editor@sailmagazine.jp)。

◎バルクヘッドマガジン媒体資料
ご案内:http://www.sailmagazine.jp/ad/advertise01.pdf
料金等:http://www.sailmagazine.jp/ad/advertise02.pdf

◎海外レース情報:BULKHEAD magazine × SAIL!
◎写真集:Photo SAIL!
◎コラム:サンケイビジネスアイ(来週から木曜日の掲載になります)

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小戸インカレ個人戦のスナップショットからいくつか。こちらは学連美女軍団。photo by Junichi Hirai

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陸上待機中、暑さをしのぐため日影に避難する早稲田、慶應の野郎ども。photo by Junichi Hirai

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遠来賞の小樽商科大。北海道から22時間フェリーに乗って京都舞鶴まで。そこから1日かけて博多へ。「バルクヘッド、読んでます!」とのこと。全日本もがんばれー!photo by Junichi Hirai

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1チームだけで出場した東北学院大の女子×女子チーム。最終レースでは6位に入る健闘をみせました。photo by Junichi Hirai

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2010年09月07日

英レーザーワールド閉幕

大会閉幕。多くの宿題を課せられた日本
レポート/飯島洋一
JSAFオリンピック特別委員会

 レーザーワールド最終日。やっとへイリングアイランドに、英国らしい曇り空、ワールドらしい風が戻ってきました。風は6〜8m。コースも長く、これぞレーザーワールドというコンデションで、大会最終日の2レースが行われました。これで予定された14レースすべて消化されました。比較的弱い風のコンデションだったとはいえ、さすがに選手たちは肉体的に大変きつかったと思います。

 ジュニアクラスの南里は、上マークを10番後半で回るもののダウンウインドで3回の沈をしてしまいました。彼は日本では戦ったことも見たこともない文字通りの強敵揃いの中、連日のレースで相当疲れていたのでしょう。ダウンウインドでは、いつもの積極的なセーリングを見ることができませんでした。

 シニアフリートでは、安田が最終レースに10番台を走ることができました。ダウンウインドのバングテンションを中村ナショナルコーチからアドバイスを受け、いつもより弱めで最終レースを走り、順位を下げずにダウンウインドを走りきることができたようです。

 前々からバングテンションについては指摘されていましたが、沈をすることを恐れて緩めることができなかったようです。最終レースは、「このままでは何も変わらないぞ!」と言われ、セッティングを変えレースに臨みました。

 ブロンズフリートでは、城が今までで一番良い走りをすることができました。レース終盤になるにつれ、徐々にレースに慣れスピードも良くなってきました。

 今日の安田のように自分が作ってしまっている限界を、果敢に越えようとする気持ちを持ち続けなければ、日本のレーザーはオリンピックに出場することすら難しいかもしれません。

 帰国後、選手たちには自分で作ってしまっている限界(セーリングも私生活も)を越えようと挑戦し、世界のレベルに追いつくことを目指して、切磋琢磨してほしいと切に願う次第です。

 さて、気になる世界チャンプですが、オーストラリアのトム・スリングビーが2007年、2008年、そして今年度と3回目のチャンプに輝きました。

 北京オリンピックでは大本命でしたが、苦手の微、軽風でメダル獲得を逃し、昨年の世界選手権でも振るいませんでした。今回は苦手だった軽風のコンデションを丁寧に走り、世界チャンプに返り咲きました。苦手だったコンディションを克服したチャンプの顔は本当にうれしそうでした。

 今大会、日本レーザーチームはまさに世界に打ちのめされました。捲土重来(けんどじゅうらい)という言葉があります。それはわれわれに課せられた宿題かもしれません。

 最後に、大会に帯同した中村健次ナショナルコーチから総括の原稿が託されました。ナショナルコーチの立場として厳しい指摘が記されていますが、ここは謙虚に目を通す必要があります。
 
中村健次ナショナルコーチの総括(続きを読む)
posted by BULKHEAD at 22:08| オリンピック

ニューポートでJ/80特訓

 J/80北米選手権遠征2日目。朝からニューポートに移動し、ジェフと合流しました。早速、説明を受け、セーリングと計測のアドバイスをもらいました(レポート・写真/坂本 亘シエスタ)。

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J/80を使用するアジア大会日本代表のシエスタチーム。左から、和田、坂本、吉藤、岡本。食費が掛かりそうなメンバーです(BHM編集部)

 出艇しようと試みましたが、シーブリーズが入ってこないためしばらく待機。午後には沖からのシーブリーズが吹いてきたので、練習開始です。日本で数回、J/80とメルゲス24で練習をしていたので、基本動作はスムーズにこなせていました。

 沖でも打ち合わせを行いながら練習しました。まわりを見渡すと、月曜日なのにも関らず多数のクルージングヨットがセーリングしています。

 最小艇はレーザー。ミドルクラスのクルーザー、カタマラン、昔の帆船などさまざまです。

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 最大艇はこちら(上写真)。ご存知の方も多いと思いますが、Jクラスです。バウ先に人がいます。

 明日もニューポートで練習します。

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posted by BULKHEAD at 21:47| キールボート

必要なのは勝負への執念

12レース消化。低迷続く日本レーザーチーム
レポート/飯島洋一
JSAFオリンピック特別委員会

 英レーザー級シニア、ジュニア世界選手権決勝2日目。今日はこれまでで、一番強い5〜6mの風で2レースが行われました。

 ジュニアクラスの南里は、1レース目10番前半で上マークを回ったのですが、ヒッチマークで痛恨の沈。これは彼が気を抜いた、完全に不注意のミスでした。

 続く2レース目は、1レース目の失敗を取り戻そうとあせったのかリコールしてしまいました。日本の高校生セーラーの中では無敵の南里ですが、こちらでは思うように走らせてもらえません。世界のレベルの高さを痛感しています。彼らと対等に戦うには今まで以上の努力が必要です。

 2人で夕飯の支度をしている中での会話で、彼自身が世界のレベルに追いつきたいという熱い気持ちを持っていることを感じ取れました。彼が真面目に努力を続けていけば、今後の日本レーザー界を引っ張っていってくれる選手になるかもしれません。

 シニアクラスも良いところがありませんでした。シルバーフリートの安田は良いところがなく順位を下げ、総合成績も下げてしまいました。トップ選手はスタートに出遅れてもダウンウインドで大きく順位を挽回するボートスピードを持っています。

 しかし、日本人選手は順位を挽回するボートスピードがなく、次のマークでは先行艇との距離が離れすぎてしまい、順位を上げるチャンスがなくなってしまいます。ほんとに悔しいですが、これが現実であり、今の日本の実力です。

 ブロンズクラスの選手も前を走ることができません。なかなか前を走れない苛立ちもあり、何をやってもうまくいかないというように見受けられます。

 私たちコーチ陣も考えなければなりませんが、選手たちは、「なぜ上位の選手は速いのか? どうしたら速く走ることができるのか?」を考え、ひとつひとつ問題を紐解いてトライ&エラーを繰り返していかなければなりません。ダメでもいい。どんどん挑戦者の気持ちで立ち向かっていってほしいと思います

 明日は大会最終日。今日よりも少し強い風の予報です。レーザーワールドらしいコンデションで世界チャンプが決まることでしょう。日本6選手も気持ちに負けず、気合の最終日を戦ってほしいと願うばかりです。

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どうしても順位がキープできない城

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高校生の南里。熱い気持ちで前進するのみ

◎World Laser Senior Championship 2010
159艇 53カ国
安田 真之助 27-19-27-8-32-28-27-29-40-36-48-BFD 96位(シルバーフリート)
ホール イアン 25-50-43-38-30-39-28-33-17-8-37-8 111位(ブロンズフリート)
永井 久規 36-20-44-42-41-46-2-45-19-23-34-17 119位(ブロンズフリート)
城 航太 41-42-48-33-38-41-43-41-26-39-17-9 133位(ブロンズフリート)  
斉藤 大輔 51-37-40-41-41-42-44-49-36-26-43-BFD 147位(ブロンズフリート)
   
◎World Laser Junior Championship 2010
119艇 33カ国
南里 研二 OCS-46-6-28-50-17-38-39-52-BFD 93位 (シルバーフリート)

◎Laser Senior and Junior World Championships
http://www.laserworlds2010.co.uk/laserworlds/


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ヨットレースに挑むために

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『レースに挑むためのプロセス・1』


 ヨットレースに臨むにあたって、自身がどのように行動していくことがよいのか、順を追って解析してみました。どこまで自身ができているか、比較してみるのもいいかもしれません。また、これ以上あるぞ! という意見があるセーラーはさすがです。ぜひ、参考にしてみてください。

◎陸上での行動
1. その日の天気、潮もしくはその他情報を確認したか。
2. 風の強弱を問わず、艇の全てのチェックを行ったか。
3. その日の天気の状況に合わせたセッティングを検討したか。
4. その日の風の状況を自分でイメージし、頭の中で帆走したか。
5. その日の2人のコンディションを確認しあったか。
6. レースエリア、練習エリアの地形を事前に確認したか。
7. 時間を自分の時計と合わせたか。
8. 帆走指示書、練習内容の打合せを行ったか。
9. ストレッチ、柔軟をおこなったか。
10. 他チームと上手くコミュニケーションして情報を得られたか。


◎陸上での行動 → なぜそうするのか
1. 情報を1つでも多く取る事が試合での勝敗に左右する。
2 最悪の状況を常に考え最高の対応をする。
3. 常に先手を取り、早い段階であわせ込みをする。
4. 海上に出てすぐにイメージどうり動ける自分がいないといけない。
5. どちらかが体調不良だとすれば事前に戦略を考える必要がある。
6. レース中の予期せぬ風の変化も想定し先手を取る。
7. 確実にスタートするための最低条件。
8. 1日のレース、練習の流れをお互いに把握しておく。
9. 風の状況に関係なく海に出る前の自分自身の準備をしておく事。
10. ヨットは情報が勝負を左右する。また相手の心理を読む事も必要。

◎バックナンバー:ケンイチ通信──FROM イングランド

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2010年09月06日

シエスタJ80アメリカ遠征

10.09.06_01.jpg
北米に遠征へ出た〈シエスタ〉。アジア大会のマッチレース日本代表チームの彼らは、同大会で使用するJ/80でトレーニングをしています

 J/80北米選手権に参加のため、マサチューセッツ州のマリオンという町に来ています。場所は、ロードアイランド州ニューポートから車で30分ぐらい東に位置したところです(レポート・写真/坂本 亘シエスタ)。

 J/80でのレース参加は初めてなので、準備等に少々不安もありますが、ジェネカーでのレースを学びたいと思います。今回のJ/80は大陸選手権となるので、計測する模様です。

 余談ですが、我々の初クラスでの飛び入り参加はこれで2艇種になります(2008年5月、オーストラリアでのエッチェルクラス)。エッチェルクラスでは、計測等なかったので問題は発生しませんでした。

 当然、今回はチャーター艇を手配したのですがオーナー艇が余りなく、新艇になりました。10月にニューポートでJ/80の世界選手権が行われることもあり、ウォータクラフト社では多数の船を準備してるそうです。

 しかし、この新艇でいきなり問題が発生。先日、Jボート社の社長のジェフから連絡があり、納期が遅れるとのこと。8日水曜日には大会会場に届けます、といわれたものの、こちらは全て遠征の手配済み。ジェフにこちらの状況を話し、急遽ニューポートでジェフの船を借りて、月曜、火曜日の2日間練習することになりました。

 さて今回の遠征目的ですが、11月に行われるアジア大会に向け、トレーニングとしてJ/80のレースに参加します。アジア大会ではJ/80を使い、マッチレースを行うので、少しでも多く船の特性をつかむことを目的に参加しました。

 われわれはジェネカーの経験が少ないこともあり、セーリングでVMGを掴むこと、クルーワークを研究することなど課題満載です。明日からの練習日もしっかりと乗り込んでい着たいと思います。

 本日は、中古で購入したメイン、ジブ、ジェネカーの3枚を受取りました。明日からのセーリングで使っていきます。

◎シエスタ遠征スケジュール
9月6日、7日 練習(ニューポート)
9月8日、9日 大会受付、計測
9月10日〜12日 レース
※今回の参加艇は44艇となっています。


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デンマークRS:Xワールド終

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RS:X級世界選手権。混戦のなかで戦う富澤。日本は世界の壁を乗り越えることはできませんでした

ワールド閉幕。日本、世界との差を詰められず
レポート・写真/宮野 幹弘、関 一人
JSAFオリンピック特別委員会

 デンマークRS:X世界選手権最終日。気持ちのよい晴天の朝を迎えました。10〜12ノットの絶好の風が吹いています。

◎メダルレース
 トップ3が僅差で迎えた女子の最終レース、3位のスペインのブランカ・マンチョンがメダルレース1位を取り、2位と1ポイント差で世界チャンピオンに輝きました。昨日まで首位のイタリアのアレキサンドラ・センシニは総合2位。3位はフランスのピコンです。昨日まで2位につけていたイスラエルの選手は、このレースで振るわず5位に終わりました。

 男子メダルレースはポーランド勢の圧勝でした。1位、2位をポーランド、3位にはイスラエル。ポーランドの層厚さには驚かされるものがあります。

◎ゴールドフリート
 いつものようにウォーミングアップ後に選手たちを集め、気合を入れて海上へ。予定より1時間ほど遅れて女子がスタートしました。小菅、須長共に好スタートを切りましたが、上手く振れに合わせられず、1上マークを20番前半で回航。何とか2上で挽回して10番前半でフィニッシュし、最終レースを終了しました。

 男子は、ゼネリコ後の2回目のスタートでブラックフラックが上がりましたが、再度ゼネリコになり、10人近くの選手が失格になりました。風は落ちてしまい、6〜7ノットの中、3度目のスタート。

 好スタートを切った富澤は、左海面を使い良いポジションにいましたが、うまく振れに合わせられず、最後まで自分のコースが引けないままフィニッシュしました。

 シルバーフリートの高橋は、スタートに失敗。右海面へ伸ばしましたが、左に風がシフト、結局このシフトに上手く合わせられずじまいで終了しました。

 今回の世界選手権はあらゆるコンディションでレースが行われました。そうした意味では本当に速い選手が世界チャンピオンになったと思います。この世界選手権で日本選手たちもいろいろ感じたこと、改善しなければならないところが分かったと思います。なによりも世界との差をつめることができませんでした。さらに壁は高く、課題は山積です。個々の意識革命も必要かもしれません。さらなる精進・トレーニングを積んで少しでも上位に食い込んでいけるよう努力しなければなりません。

 みなさま、長いレース期間中の応援まことにありがとうございました。感謝します。これからも、ジャパンウインドチームは努力していきます。よろしくお願いします。

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男子優勝のポーランド。photo by Vincenzio Baglione

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メダルレース女子のスタート。photo by Vincenzio Baglione

◎RS:X級世界選手権 成績
男子 41ヵ国 113艇
1. POL Piotr Myszka 37.0p
2. POL Przemyslaw Miarczynski 42.0p
3. ISR Nimrod Mashiah 51.0p
29. 富澤 慎 12-13-12-20-6-17-42-31-(49)-30
83. 高橋 良典 37-41-44-40-(50)-26-34-21-22

女子 28ヵ国 66艇
1. ESP Blanca Manchon 45.0p
2. ITA Alessandra Sensini 46.0p
3. FRA Picon Charline 52.0p
30. 小菅 寧子 23-21-21-6-7-14-(28)-21-22
33. 須長 由季 7-10-8-24-28-(33)-31-28-26

◎2010 RS:X World Championships
http://worldwindsurfingchampionships2010.rsxclass.com/


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posted by BULKHEAD at 06:48| オリンピック

2010年09月05日

小戸インカレ個人戦決着!

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福岡小戸で開催された全日本インカレ個人戦最終日。8ノット前後の微軽風で2レースを終えました。写真中央は最終レース470トップの川添/市川(中央大)。photo by Junichi Hirai

 緊迫の展開で迎えた全日本インカレ個人戦最終日。朝から風が弱い福岡小戸は、陸上風待ち後にシーブリーズを待って開始されました。海面は微軽風コンディション。470級、スナイプ級ともに数回のゼネリコがあり、緊張感漂うなか第7レースが始まりました(レポート/バルクヘッドマガジン編集部)。

 470級は、河合龍太郎/小川晋平(慶應大)と飯束潮吹/外薗潤平(日本経済大)との直接勝負に注目が集まりました。スタート前からお互いを意識しているのが手に取るようにわかります。第7レースでは左海面のブローを使って河合艇が先行。飯束艇は、スタートとファーストシフトを取り損ねて後位置で上マークを回航しますが、執念の追い上げをみせ、河合艇の真後ろへ詰めより、さらに最終下マークでイン(内側位置)を確保。2点差に詰め寄ります。

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最終レーススタート前。お互いを意識する飯束艇(右)と河合艇はラインギリギリでせめぎ合います。しかし…。photo by Junichi Hirai

 続く最終レースはスタート前から2艇が火花を散らします。ライン際で飯束艇が、河合艇を抑えてカウントダウンを待ちますが、ここで急ぎすぎた飯束艇がリコール。アウターボートを大きく回航して、後位置から再スタートを切りました。

 ここから飯束艇は怒濤の追い上げを見せ、上位の河合艇に追いつき、風下マークで逆転。このまま逃げ切るかに見えましたが、今度は最終ダウンウインドで河合艇が抜き返します。このまま河合/小川が逃げ切り、インカレ個人戦優勝を果たしました。

:
470級優勝の河合(左)/小川。「2人ともかなり意識していて、通常の走りはできていなかったかもしれません。(第7レースは)スタートもよくなかったので、フレッシュウインドをつかむことに専念しました。緊張を強いられるレースは、しばらく勘弁してほしいですね。本当に疲れるレースでした。昨年はスピンポールのトラブルがあり、まったくダメ。今回は優勝できてうれしいです」(河合)

 古谷/井阪、木内/杉原(早稲田大)、北野/杉原(同志社大)の三つ巴でむかえたスナイプ級は、スタートで飛び出した古谷艇がグイグイとフリートを引っ張る展開。木内艇、北野艇は、いつもの走りができずに集団のなかにのみこまれてしまいます。古谷艇は文句なしのトップフィニッシュで優勝へ王手を掛けます。

 8ノット程度まであがった第8レースでも、古谷艇は落ち着き、ベストスタートを決めて風上マークを2番回航。さらにボートスピードを武器に1艇追い抜いて、なんと2レース連続トップでスナイプ級を圧勝しました。

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スナイプ級優勝の古谷(右)/井阪。「はじめからスタートでしっかり出ることを意識していました。どちらのレースもフリースペースで出られたので、自分に近いライバル艇に寄せるように心がけました。ぼくたちは軽量チームなので微軽風はもともと得意です。でも、早稲田大全体としては、いろいろな課題が浮き彫りにされました。それを克服して全日本インカレに挑みたいと思います」(古谷)

 今年の全日本インカレ個人戦は、予想通りのメンツが上位に顔を並べ、また関東水域の健闘が目立ちました。蒲郡・全日本インカレまで1カ月半。この期間でどの大学がどのように調整してくるのか。また、どんなドラマが待っているのか。たのしみにしたいと思います。

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最終日に2、3位と決めて470級準優勝を手にした大曲/伊勢木(関西大)。photo by Junichi Hirai

◎全日本学生ヨット個人選手権 最終日
470級
1. 河合/小川(慶應大)7-6-1-4-2-7-10-7 43p
2. 大曲/伊勢木(関西大)13-5-2-11-7-2-2-3 45p
3. 飯束/外薗(日本経済大)1-1-3-5-14-5-9-8 46p
4. 横田/坂和(早稲田大)8-8-22-9-4-1-3-14 69p
5. 川添/市川(中央大)11-7-5-24-1-22-6-1 77p
6. 今村/大嶋(日本経済大)24-14-6-1-9-17-5-4 80p

スナイプ級
1. 古谷/井阪(早稲田大)15-1-2-12-1-2-1-1 35p
2. 北野/杉原(同志社大)4-7-4-1-4-14-18-26 78p
3. 森本/鈴木(法政大)28-6-11-2-12-4-22-5 90p
4. 木内/小林(早稲田大)1-5-6-3-2-18-34-27 96p
5. 西村/岡本(同志社大)9-9-18-5-17-3-28-11 100p
6. 野村/西村(法政大)7-3-14-8-20-8-7-40 107p
7. 増川/辻川(関西学院大)16-25-1-14-3-1-2-47 109p


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2010年09月04日

白熱!小戸インカレ個人戦

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スナイプ級首位に立った古谷/井阪。スナイプは3位まで1点差で続く三つ巴となっています。緊迫の最終日へ。photo by Junichi Hirai

 福岡小戸で開催中の全日本インカレ個人戦。大会2日目は、朝から気温があがり、昨日同様の夏日となりました。午前は一旦海に出ましたが、風軸が定まらずにハーバーバック。午後から吹き出した10ノット前後のシーブリーズで3レースを消化しました(レポート/バルクヘッドマガジン編集部。撮影協力:プレミヤザキ)。

 470級は、日本経済大の飯束/外薗をおさえて、4-2-7位で安定した成績をおさめた河合/小川(慶應大)が首位へ。スナイプ級は順位変動が激しく、トップ3に古谷/井阪(早稲田大)、北野/杉原(同志社大)、木内/小林(早稲田大)が1点差でならぶ混戦となっています。

「しぶき(飯束潮吹)とは小学生の頃からのライバル。11月の全日本インカレでは個人(を意識した)の戦いができないので、明日は2人にとって最後の戦いになります。本気を出して存分に楽しみます!」(慶應大・河合)

「きょうはスタートをしっかり出て、大きなシフトに乗ることが重要でした。それに乗れないとエンドを狙って賭に出るしかなくなります。スナイプの上位3艇はボートスピードがあるから、明日も接戦になると思います」(早稲田大・古谷)

 全日本インカレ個人戦は、明日が最終日。2レースが予定されています。2010年度学生王者に輝くのは誰か?

10.09.04_01.jpg
空には積乱雲も浮かび、夏の暑さが続いている福岡小戸。午前中は一度海に出ましたが、風向が安定せず素早くハーバーへ戻って待機。運営陣は選手たちを無理に炎天下にさらさないよう気を配っています

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470級1位の河合/小川。慶應大主将の河合は全日本インカレに向けて他校の動向もチェック。前年度の総合優勝校、早稲田大のスナイプ陣に注目しているとのこと。慶應大は昨年の練習メニューにメンタルトレーニングを取り入れるなど全日本インカレに向けて着々と準備が進んでいます。photo by Junichi Hirai

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470級2位の飯束/外薗。日本経済大では、本大会のために一週間の部内選抜を実施し、総合獲得ポイントにより個人戦のクルー、スキッパー代表が決められました。photo by Junichi Hirai

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スナイプ級2位の北野/杉原。今年は「海に慣れるため」に琵琶湖を離れて江の島、蒲郡に遠征して力をつけてきました。ボートスピードに定評があります(昨年より中古のピアソンを使用)。photo by Junichi Hirai

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古谷/井阪とともにポイントゲッターの木内/小林。第4レースで数十センチ差で負けてしまった木内は、デッキを叩いて悔しさをあらわにしました。photo by Junichi Hirai

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混戦のインカレ個人戦は明日まで。最終のスタートリミットは13時30分。スナイプ級の4位から7位までも大混戦です。photo by Junichi Hirai

◎全日本学生ヨット個人選手権 2日目
470級
1. 河合/小川(慶應大)7-6-1-4-2-7 26p
2. 飯束/外薗(日本経済大)1-1-3-5-14-5 29p
3. 大曲/伊勢木(関西大)13-5-2-11-7-2 40p
4. 横田/坂和(早稲田大)8-8-22-9-4-1 52p
5. 小栗/中野(関西学院大)7-3-8-7-16-15 56p
6. 市川/大矢(早稲田大)10-12-9-2-12-20 65p

スナイプ級
1. 古谷/井阪(早稲田大)15-1-2-12-1-2 33p
2. 北野/杉原(同志社大)4-7-4-1-4-14 34p
3. 木内/小林(早稲田大)1-5-6-3-2-18 35p
4. 増川/辻川(関西学院大)16-25-1-14-3-1 60p
5. 野村/西村(法政大)7-3-14-8-20-8 60p
6. 西村/岡本(同志社大)9-9-18-5-17-3 61p


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レーザーW世界の壁は厚い

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レーザー級ジュニア世界選手権に出場する南里研二(唐津西高)

ジュニアクラス南里、ゴールドに進出できず
レポート・写真/飯島洋一
JSAFオリンピック特別委員会

 決勝初日も高気圧に覆われました。風は昨日より少し強く、4〜6メートルで2レースが行われました。今日はジュニアクラスが予選最終日ということで、われわれコーチ陣は南里のサポートにまわりました。

 南里は、今日15番程度を2レース取ればゴールドフリートに残れるということで、鼻息を荒くして出艇していきました。ところが、南里は1レース目、2レース目ともスタートで出ることができず、当然のことながら彼の行きたい方向に行くことができません。また、ダウンウインドでも順位を上げることができませんでした。甘くはありません。38、39位に終わりました。

「スタートラインでのポジションの取り方が少しずれている。そしていつも混んでいるところに入っていく」(中村コーチ)

「簡単にゴールドフリートに残れると思っていました。スタンダードの世界のレベルは思っていたよりも高かったです」(南里)

 南里は帰着後、中村コーチにスタートでのラインの読み方などの教えを受けていました。結局、彼は決勝シリーズではシルバーフリートになってしまいましたが、今日中村コーチに指導を受けたことを実践して、少しでも世界レベルのスタートで出られるようになってほしいと思います。

 シニアクラスでは安田がスタートもよく、上マークまでは上位で回航することもあったようですが、やはりダウンウインドで順位を守ることができません。

 海外の選手に比べて船の動き、体の動きが少なく、外から見ていると何もしていないように見え、波に乗れていないように見えてしまいます。抜かれていくあせりなどがあったのかもしれませんが、残り2日間ダウンウインドの走りを研究して、少しでも自分のものにしてほしいと思います。

 ここまで5日間、毎日2レースずつを予定通りこなしています。選手たちも顔には出しませんが、疲れが出てきているのかもしれません。あと2日間、自分の力を出し切り、大会を終えてほしいと思います。

◎World Laser Senior Championship 2010
159艇 53カ国
安田 真之助 27-19-27-8-32-28-27-29-40-36 92位(シルバーフリート)
永井 久規 36-20-44-42-41-46-2-45-19-23 117位(ブロンズフリート)
ホール イアン 25-50-43-38-30-39-28-33-17-8 112位 (ブロンズフリート)
城 航太 41-42-48-33-38-41-43-41-26-39 142位(ブロンズフリート)
斉藤 大輔 51-37-40-41-41-42-44-49-36-26 146位(ブロンズフリート)

◎World Laser Junior Championship 2010
119艇 33カ国
南里 研二 OCS-46-6-28-50-17-38-39 75位

◎Laser Senior and Junior World Championships
http://www.laserworlds2010.co.uk/laserworlds/


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posted by BULKHEAD at 21:03| オリンピック

ライトウインドRS:X5日目

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混戦の上マーク。JPN9は小菅寧子

不安定な風の中、男女とも順位上げられず
レポート・写真/宮野 幹弘、関 一人
JSAFオリンピック特別委員会

 RS:X級世界選手権5日目。朝から風は弱めでしたが、いつもの様にウォーミングアップを行い海上へ向かいました。スタート時間が近づくにつれ、さらに風が弱まり海上待機。30分ほど遅れて、風速7〜8ノットで男子がスタートしました。

 富澤は、スタートを果敢に攻めましたが、失敗して出遅れてしまい、思うようなコースが引けません。次第に風は落ち、風向も安定しなくなり、コース短縮になりましたが、富澤はスタートの出遅れを最後まで挽回できませんでした。

 女子ゴールドフリートもスタートしましたが、こちらは中止に。その後1時間ほどの海上待機となりました。

 風向、風速共に安定しないまま、女子のフリートが再スタートしました。2人共無難なスタートをしますが、上手く風の振れに合すことができず、こちらも順位を上げられません。

 こうした中でも、トップグループの選手たちはしっかり風を読み、強弱のパンピングを使い分け、しっかりと上位に入ってきます。日本選手の課題にほかなりません。

 その後、風がなくなり、AP/Hでハーバーに戻りました。ハーバーで待機をしていると、デンマーク王国のフレデリック皇太子が選手たちを激励に来場され、9レース終了時点の男女総合トップ3の選手らに、皇太子からカラービブが手渡されました。

 このセレモニーが終了後、風向が変わり安定した風が入り始めたためゴールドフリートの選手たちは再び海上へ向かいましたが、雨雲と共に再び風が振れてしまい、本日のレースは終了になりました。

 シルバーフリートは本日レース行わず。明日は最後のレースです。1つでも順位を上げるようにがんばっていきたいと思います。

10.09.04_11.jpg
選手にビブを手渡すデンマーク・フレデリック皇太子

◎RS:X級世界選手権 成績
男子 41ヵ国 113艇
32位 富澤 慎 12-13-12-20-6-17-42-31-(49)
85位 高橋 良典 本日レースなし 37-41-44-40-(50)-26-34-21

女子 28ヵ国 66艇
30位 小菅 寧子 23-21-21-6-7-14-(28)-21
33位 須長 由季 7-10-8-24-28-(33)-31-28

◎2010 RS:X World Championships
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2010年09月03日

開幕!小戸インカレ個人戦

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福岡小戸で開幕した全日本インカレ個人戦。ディスカード(捨てレース)がないため、他のヨットレースと違った緊張感があります。photo by Junichi Hirai

 9月3日、全日本インカレ個人戦が福岡小戸ヨットハーバーで開幕しました。1999年にはじまったこの大会は、毎年11月に開催される全日本インカレ(団体戦)と異なる個人戦です。出場するのは、全国の水域予選を勝ち抜いてきた470級45、スナイプ級46チームの実力選手たち。夏までの集大成となり、全日本インカレ前哨戦としてもとらえられています(レポート/バルクヘッドマガジン編集部。撮影協力:プレミヤザキ)。

 毎年、インカレ個人戦は愛知県蒲郡で開催されますが、今年の全日本インカレが同地で開催されるため、福岡小戸でおこなわれることになりました。例年、シングルハンド級もありますが、今年は参加が5艇に満たなかったために中止となっています。

 また、本大会では、インカレ個人戦ではめずらしく艇体計測もシビアにおこなわれました。470級は重量計測やブラックバンドの計測などをおこない、スナイプ級はマストホールの位置、バラスト位置のインスペクションしました。これは、より公平なヨットレースをしたいと考えるレース委員会の意志であり、また、選手にとっても普段なかなか計測する機会のない自艇の重量を知ることができ、よい刺激になったようです。

 大会初日は、午後よりレース開始。風の弱い予報でしたが、能古島方向からシーブリーズ(北風)が入り、10ノット前後のコンディションで3レースがおこなわれました。この水域で走り慣れている地元勢有利の予想どおり、レースがはじまると“博多育ち”の選手がぐいぐいとリードしていきます。

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開会式では、まず、国見全日本学連委員長より、前週の琵琶湖柳が崎の事故が報告されました。8月29日、近畿北陸予選の閉会式後、龍谷大(470級、総合ともに3位)ヨット部員2名が桟橋から海に飛び込み、おぼれてしまう事故がありました。1名は救助、1名は自力で泳ぎ無事でしたが、その際に助けようと飛び込んだ同大ヨット部の原田謙太さん(3年)が、水死してしまうという惨事がおきてしまいました。選手、関係者全員で、亡くなった原田さんへ黙祷を捧げ、二度とこのような事故を起こさないことを誓いました 。photo by Junichi Hirai
 
470級は、昨年の優勝者であり(続きを読む)
posted by BULKHEAD at 22:55| インカレ

レーザーワールド予選終了

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混戦の上マーク。日本選手はゴールドフリートに進めず

レーザーワールド予選シリーズ終了。この悔しさを次へ
レポート・写真/飯島洋一
JSAFオリンピック特別委員会

 予選最終日。本日も高気圧にどっぷり浸かる、あたたかい日でした。風は昨日とほぼ同じ3〜5mの風で2レース。強風好きの選手には、少し物足りないコンデションが続きます。

 今日はベテラン永井が見せ場を作ってくれました。スタートをフリーな位置で出た永井は、他の選手が小さな風を拾って走っていくのを尻目に大きな風をつかみ、上マークを3位で回航、途中ダウンウインドで1艇を抜いて2位でフィニッシュをしました。

「ヨットレースの楽しさを思い出しました!」(永井)。北京オリンピック選考終了後、レーザーワールドから離れてレース感が鈍っていた永井ですが、このレースをきっかけにヨットの楽しさと共にレース勘が戻ってくれることを期待します。

 永井は11月アジア大会のレーザーラジアル級の代表として、金メダルを目指しています。今回はトレーニングのひとつとしてこの世界選手権に参加しました。セール面積がひとまわり小さなラジアルクラスでの適正体重にあわせて減量中のため、少し風が上がってくるつらそうですが、レベルの高いレーザースタンダードの世界選手権でトレーニングを積み、アジア大会に標準をあわせます。

 安田は今日も上位で上マークをまわるレースもありましたが、集団の中のダウンウインドで思うような走りができず、順位を下げてしまいました。

 イアンは、予選シリーズを通してスタートで思うように前に出られず、好きなコースを走れません。ダウンウインドはいいスピードで走っているだけに、もったいないレース展開となっています。

 本日で予選シリーズを終えましたが、日本選手は安田がシルバーフリート。その他はブロンズフリートです。各選手とも残念な結果となりましたが、何が悪かったのか? 何が足りないのか? をよく考えて帰国後のトレーニングに励んでほしいと思います。また、明日から始まる決勝シリーズでは気持ちを入れ直し、悪かったところを修正しレースに臨んでほしいと思います。

 今日レイデーだったジュニアクラスのホープ・南里は、明日が予選最終日となります。これまでのレースぶりを見ても上位を走る実力は十分にあると思われます。若い選手に「無難にスコアをまとめてこい」とは言いたくありません。思い切って明日のレースをしてきてほしいと思います。

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2位をとった永井

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出艇前に中村コーチからアドバイスを受ける安田

◎World Laser Senior Championship 2010
159艇 53カ国
安田 真之助 27-19-27-8-32-28-27-29 80位 (シルバーへ)
永井 久規 36-20-44-42-41-46-2-45 117位(ブロンズへ)
ホール イアン 25-50-43-38-30-39-28-33 112位(〃)
城 航太 41-42-48-33-38-41-43-41 138位(〃)
斉藤 大輔 51-37-40-41-41-42-44-49 144位(〃)

◎World Laser Junior Championship 2010
119艇 33カ国 
南里 研二 OCS-46-6-28-50-17 69位(本日レイデー)

◎Laser Senior and Junior World Championships
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posted by BULKHEAD at 20:43| オリンピック

RS:X世界選手権、終盤へ

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デンマークRS:Xワールド4日目。マークアプローチに入る富澤。今日は洗礼を浴びてしまいましたが、動作は世界のトップ選手にも引けを取りません

ゴールドフリート、世界の洗礼を浴びた1日
レポート・写真/宮野 幹弘、関 一人
JSAFオリンピック特別委員会

 大会4日目。今日は朝から冷たい風が吹き、朝の気温は15℃を下回るほどでした。レイデーを終え、今日から決勝レースです。ゴールドフリートとシルバーフリートに分かれて、北東の冷たい風で6〜10ノット、シフティーなコンディションの中、各フリート2レースずつ行われましたが、日本チームとしては世界の洗礼を浴びた1日となってしまいました。

 女子のゴールドフリートの小菅、須長は、2レースとも真ん中から無難なスタートをしますが、予選の時とは違い、思うようなコースを取らせてもらえませんでした。

 須長はプレーニングさせるかどうか迷っている間に艇団に先行され、走れず逃げのタック。小菅は粘りますがプレーニングしている選手に吸収され、艇団の真ん中での展開となってしまい、上位で上マークをまわることができません。

 トップの選手は同じ条件の中、迷わずプレーニングさせ少しでも早くブローに乗せようとガンガン前へ出ていく度胸があります。普段の練習でプレーニングさせたほうが速いという自信がついていることが、日本選手との大きな差でした。

 富澤も2レース共スタート後の滑りで負けてしまい、思ったコースを取ることができず1上マークから苦しい展開で、どうしても前に出られません。

 高橋はシルバーフリートでの戦いですが、イメージ通りのフィーリングにならない事で良いスピードを出せず、レースも後手後手になってしまう展開。なかなか勝負の世界は厳しいものがあります。

 選手個々はがんばっているとは思います。ですが、海外選手の『勝ちたい!!』『少しでも前を走りたい!!』という気持ちに負けてしまっています。

 己を律していくことが今後に繋がってくるのではないか、といまさらに感じつつ、選手もコーチも非常に悔しい1日でした。

 ですが洗礼を浴びる事ができるのは、まだまだ前に進む道があるということ。まだ2日残っています。まさに『ひとつでも前へ!』『少しでも前へ!』です。諦めず進んでいかなくてはなりません。

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クールダウンの1つとして取り入れているリフティング大会。全員で50回続けるのが今の目標です

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昨日はレイデーでしたが、皆自主的に体を動かしていました

◎RS:X級世界選手権 成績
男子
41ヵ国 113艇
24位 富澤 慎 12-13-12-(20)-6-17-42-31
85位 高橋 良典 37-41-44-40-(50)-26-34-21

女子 28ヵ国 66艇
31位 小菅 寧子 23-21-21-6-7-14-28
33位 須長 由季 7-10-8-24-28-33-31

◎2010 RS:X World Championships
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2010年09月02日

ヘイリング軽風、日本苦戦

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イギリスで開催されているレーザーシニア、ジュニアワールド。シニアのトップには2度のワールドチャンピオンに輝いた、トム・スリングスビー(AUS)が躍り出ました。前週は、同国で開催されたエッチェル級世界選手権にオーストラリアの英雄、ジョン・バートランド(64歳)のクルーで出場して優勝。連続の世界制覇なるか?(BHM編集部)

世界の壁を前に苦戦が続く、日本レーザーチーム
レポート・写真/飯島洋一
JSAFオリンピック特別委員会

 今日の英国・ヘイリングアイランドは、昨日同様に英国らしくない快晴でしたが、昨日よりも少し風が上がり、3〜6mのコンデションで2レースが行われました。

 昨日に引き続き、選手には積極的なスタートをアドバイスして送り出しました。しかし、今日も苦戦が続きます。

 そんな中、安田が上マークを10番前半で回航するレースがありましたが、フィニッシュは27位と順位を落としてしまいました。今日は、昨日順位には響かなかったミス(マーク回航)が、今日ははっきりと順位に現れたようです。彼の場合、前々から基本動作、基本練習と言われていたのですが、あまり重要視していなかったようです。

 中村ナショナルコーチからも厳しい指摘がありました。世界のトップ選手は、パーフェクトのボートハンドリングは当たり前です。基本がパーフェクトにできて、初めて彼らとヨットレースというゲームをすることができるのかもしれません。

 レーザーという船は艤装がシンプルで、レースで勝つためにすることは艤装と同じでシンプルです。もっとやるべきことに意識を持ち時間を費やさなければなりません。レース中ではありますが、明日はやるべきことをしっかり行い、レースに臨んでほしいと思います。

 ジュニアクラスの南里は、50、17位で総合69位と昨日より少し順位を下げてしまいました。2レース目は上マークを4位で回航したようですが、徐々に順位を下げてしまいました。やはり、まわりが気になって中途半端なコースになってしまいます。強い自信を持って思い切ったレースをして決勝ではゴールドフリートでレースをしてほしいと思います。彼ならできるはずです。

 明日はジュニアクラスだけレイデイで、海外選手と観光に出かけて親睦をはかる予定です。レースだけでなく国際交流のほうもしっかり行って、切磋琢磨する仲間を増やしてきてほしいと思います。シニアに休みはありません。明日は予選最終日。積極的なスタートをアドバイスして海に送り出そうと思います。

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日本チームのレンタルハウス。選手、コーチ、サポート全員で共同生活をしています

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水野トレーナーによるコンディショニング

◎World Laser Senior Championship 2010
159艇 53カ国
安田 真之助 27-19-27-8-32-28 72位 
ホール イアン 25-50-43-38-30-39 116位
永井 久規 36-20-44-42-41-46 134位 
城 航太 41-42-48-33-38-41 137位 
斉藤 大輔 51-37-40-41-41-42 140位 
   
◎World Laser Junior Championship 2010
119艇 33カ国
南里 研二 OCS-46-6-28-50-17 69位

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posted by BULKHEAD at 19:22| オリンピック

英・OPナショナルを観戦

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ウェイマスで開催された全英OP。日本を含め海外からも多くの参加がありました

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『OP全英選手権』

文・写真・映像/中村健一

8月2日
 ウェイマスポートランド国立アカデミーで開催されたVolvo Musto Optimist British National and Open Championshipは予定された12レースを全て消化し、大会は無事終了しました。

 今回の大会では優勝したSilvia MAS DEPARES選手(スペイン)女子が、12レース中、6回トップを取る圧倒的な速さに驚きました。

 80艇を超えるスタートラインの中、確実に第一線で出ていく強さと、集団に対するタクティクスは、すでに世界クラスの強さがあるのではと、感じさせるほどでした。

 イギリスチームは、ナショナルチームの上位5艇は確実なレース運びを展開し、全艇がトップ10に入る安定を見せました。特に毎朝の気象に関するミーティングと、個別に海上でアドバイスをしている事が印象的でした。

 上位選手ほど艇数の多い中からのスタート、集団からの抜け出し方や、押さえ方が非常に上手く、かなりレース慣れしているように感じました。また、上位を走る選手には、プライベートコーチがついていることも強くなっている要因だと思います。毎レースフィニッシュしたのちに、コーチとのコミュニケーションが行われており、その場で起きた事に対する反省と潮、気象などの確認を行っていました。


ビデオを見てわかると思いますが、スタートして2、3分は直線勝負となります。この勝負に生き残った選手が上位を占めるので、やはりスタートが大切なのが良くわかります
 
まさに私たちがオリンピックキャンペーンで…(続きを読む)
posted by BULKHEAD at 07:28| 連載記事

2010年09月01日

テーザーミッドサマー開催

猪苗代湖オープンヨットレース2010
テーザーミッドサーマーレガッタ、たのしく開催!

レポート・写真/日本テーザー協会

 8月最後の土日、福島県猪苗代湖で毎年恒例の猪苗代湖オープンヨットレース2010が開催されました。猪苗代国際OPENヨットレースとして始まり、今年で通算25回目を迎えた歴史あるこのレース。今年は開催会場である翁島港マリーナの運営母体、マリーナ・レイク猪苗代と福島県セーリング連盟の共催となり、快適な2日間を過すことができました。

 日本テーザー協会では98年以降、毎回相乗りさせていただいて、ミッドサマーレガッタを行っています。今年は親子チーム2艇を含む10艇が集まりました。その中でも注目を浴びたのが〈海太朗X(JPN2893)〉。今年、猪苗代湖に導入された新艇です。ボートが美しいだけでなく、チーム海太朗の3名もダンディで素敵な方たちでした。テーザーを末永く楽しんでいただければ、と思います。

 さて、今年は両日とも西寄り微軽風コンディションとなりました。初日第1レースは風速4メートル程度でスタートしたものの徐々に風が落ち、続く第2レースでは風がなくなり、暑さとの戦いになりました。標高500メートルに位置する猪苗代湖ですが、今年の夏の暑さは容赦なく、午後2時前後の気温はゆうに33度を超えていたと思われます。

 その中で、稲毛フリートの軽部夫妻(軽部香・竜也)組は「別世界の走り」を見せ、第1レース、第2レースともトップでフィニッシュ。風が止まってしまった第2レースの最終ランニングでは、山下親子(山下栄輝・晴輝クン)組が半レグ差を逆転しての2位。

 晴輝クンは小学校最後の夏休みに練習した成果を、本番で発揮しました。初日暫定2位は小松親子(小松充・俊介クン)組でした。俊介クンは若干9歳でありながら、夜のパーティーの席でスピーチし、その第一声、「運営のみなさん、ありがとうございました」は会場を大いに沸かせました。

 2日目は朝からやや曇天気味の空模様でした。時に6メートル程度のブローが入ることもありましたが、総じて4メートル前後の、やや風が振れるコンディションで第3、第4レースが行われました。青空が広がり気温があがるにつれ風が落ち、最終第5レースでは最後の下マーク回航からフィニッシュまでの間に、数艇身離れていたトップ艇に後続艇団が絡む混戦となりました。

 テーザーでは、小松親子組が下マーク回航直前でそれまでトップだった田中夫妻組を抜き、そのままフィニッシュするかと思いきや、フィニッシュラインの直前で再びの逆転劇。幻の一番に、悔しがる俊介クンの姿が印象的でした。

 優勝は、2日目も2-2-4と手堅くまとめた軽部夫妻組です。得意の風域であったうえに、ラルに入っても辛抱強くパフを探したとのこと。微軽風のコンディションでいかにブローを拾い、スピードを維持できたか、が勝敗の分け目となったようです。

 2位は第3レーストップの山村・池田組(稲毛フリート)。3位は最終レース惜しくも2位となった小松親子組(葉山フリート)。軽部組は大会総合優勝にも輝き、都合10キロの地元福島産コシヒカリを手にしました。

 猪苗代湖オープンヨットレースは、他クラス、他県のセーラーとの交流も楽しみな夏のイベントです。今年もたくさんの懐かしい笑顔と再会しました。閉会式後には恒例の参加賞、地元の野菜が配られ、「来年もお待ちしています」という温かい声で見送られます。そうなると、やっぱり来年も行くしかないですね、夏の思ひ出作りに。

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得意の軽風で優勝した軽部夫妻


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posted by BULKHEAD at 21:51| ディンギー

がんばれ日本レーザー男子

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日本レーザーチーム。前列左から、安田、城、飯島コーチ、後列左から永井、斉藤、イアン、南里、水野トレーナー

安田、ワールド初の8位フィニッシュ
ジュニアクラス・南里、総合でジャンプアップ

レポート・写真/飯島洋一
JSAFオリンピック特別委員会

 今日は高気圧に覆われ、英国らしくない快晴で1日が始まり、昼過ぎから昨日よりも弱い風、2〜4mで2レースが行われました。

 選手には昨日同様、スタートに意識を持っていくようにアドバイスをしましたが、イアン、永井と斎藤はスタートではうまく出ることができなかったようです。城を加えたこの4人は前日からの順位を落としてしまいました。

 そんな中、安田は少しスペースのある、空いているところから思い切ってスタートを切りました。そしてストラテジー的に有利と思う方向へ自信をもってコース取りをしました。

 1レース目は途中順位を落とし、27位になりましたが、2レース目は安田自身世界選手権でのベストスコアとなる8位でフィニッシュできました。総合62位につけています。

 一方、7月に一緒に練習をさせてもらった韓国のHa選手は、日本選手よりも技術的に1枚も2枚も上の選手ですが、行きたい方向にうまくいけず、総合109位と出遅れています。

 いくら技術的に上手でも良いスタートを切り、行きたい方向に先にコースをとらないと大きく順位を落としてしまいます。改めてスタートやストラテジーの重要性を感じた1日となりました。

 ジュニアクラスの南里選手ですが、持ち前の積極的なセーリングスタイルが戻ってきたようです。1レース目は第1上マーク10位から順位を上げて6位。2レース目は南里いわく、「リコールかと思った」と言うくらい良いスタートをしたのですが、良いスタートをしてしまったがゆえに右、左の後続艇が気になり中途半端なコースになってしまい順位を落としてしまいました。

 帰着後「こういう海風の時は少し大きめにサイドに出して、コースを引かないとだめなのですかねえ?」とつぶやいていました。私達はシニアのサポートで、海上で彼にサポートできませんが、自分自身できちんと考えてレースをこなしているようです。総合で51人を抜いて中位の62位に上がってきました。行けるぞ!南里!

 明日は予選3日目、各選手とも正念場となってきます。明日も英国らしくない晴れ空で、レーザーワールドらしくない軽風でレースが続くと思われます。選手には行きたい方向へ行ける思い切りのよいスタートをしてほしいと思います。

◎安田コメント
「はじめての世界選手権でのシングルフィニッシュはうれしかったですが、コーチボートから見られたくないようなミスも沢山しています。これらのミスをなくし、もっと上を目指します」

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いまいち調子の波に乗れないイアン

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じゃんけんで負けて皿洗いをするジュニアクラス参加の南里

◎World Laser Senior Championship 2010
159艇 53カ国
安田 真之助 27-19-27-8 62位 
ホール イアン 25-50-43-38 111位
永井 久規 36-20-44-42 122位 
城 航太 41-42-48-33 141位 
斉藤 大輔 51-37-40-41 142位 

◎World Laser Junior Championship 2010
119艇 33カ国
南里 研二 OCS-46-6-28 62位

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予選終了、RS:Xワールド

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ゴールドフリート進出の富澤。フィニッシュした直後、抜かれた事を悔しがっています。この気持ちが後から力になります

予選終了。富澤、須長、小菅がゴールドフリートへ
レポート・写真/宮野 幹弘、関 一人
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 デンマークRS:X級世界選手権3日目。日本は猛暑日が続いているようですが、ここデンマークは朝15度前後、昼間20度前後と日本の10月上旬頃の気候なので日本人には寒いと感じる夏です。北東の冷たい風6〜10ノットでシフティーなコンディションの中、男女各2レースが行われました。

 今日、底力を見せてくれたのは小菅です。切羽詰まった状況から今日6-7でまとめ11人を抜きゴールドフリート入りを果たしました。前向きで自分を信じているオーラが伝わってきており、レース展開が不利な状況になった時も冷静に判断し、先をよく見ていました。

 今日は軽順風でシフト、周期の短いブローが多かったということもあり、ボートスピードよりストラテジーの優劣で勝敗が決まる展開でした。
・スタート位置は、ラインの有利不利よりシフト、ブローを優先した位置から出る。
・リフトブローで走れるなら、ホープレスにならない限り自分を信じて走り続ける。
 で勝敗の大勢が決まっていたように見受けられました。

 江口トレーナーも海上に出てフィジカル面など専門的な分野からトップ選手達とどこが違うのかを分析し、気がついたところを選手やコーチにフィードバックしています。海上ではもちろんのこと、宿舎でも2時間位話しこんでしまうほど。大会中でもステップアップできる事ばかりなので、選手達も次の日が非常に楽しみのようです。

 今日で5レース以上消化したので予選は終了です。富澤、小菅、須長はゴールドフリートでの戦いとなります。

 明日はレイディで、つかの間の休息。明後日からの戦いに向けての準備日です。まだ戦いは折り返し地点。勝負は続きます。

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今日はやってくれました。粘りのある素晴らしいレースでした

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次のレースまでの間、レッグウォーマー、ニット帽、上着等で体を冷やさないようにしています

◎RS:X級世界選手権 成績
男子 41ヵ国 113艇
24位 富澤 慎 12-13-12-(20)-6-17
85位 高橋 良典 37-41-44-40-(50)-26

女子 28ヵ国 66艇
33位 小菅 寧子 23-21-21-6-7
29位 須長 由季 -10-8-24-28

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インカレ個人戦展望・後編

全日本学生ヨット選手権・個人戦展望(2)
文・外道無量院

◎スナイプ級
 全国的に主要校でレギュラースキッパーの470級からスナイプ級へのコンバートが目立つ。その事も手伝って、470級とは違い、こちらはかなりの混戦模様だ。

 昨年、女子スキッパーとして史上初の個選チャンプとなり、今回、2連覇に挑む早稲田の木内蓉子(湘南・4年)は、今年も有力候補の一人。昨年は、スナイプ級ジュニア(U22)世界選手権・準優勝の木山典彦(当時・関西大、現・楽天)が、そのジュニア世界選手権出場中に行われた関西個選不出場のために、ここには出てこられなかった事に恵まれた感もあり、今年も勝ってすっきりとしたいところだろう。

 春先から初夏まではなぜか不調だったものの、強風となった東日本スナイプで並みいる社会人、男子スキッパー勢を相手に堂々の5位・学生間トップとなるなど、夏を迎えて完全復活の兆し。

 しかし、皮肉なことに、僚艇の古谷信玄(福岡第一・4年)が、その偉業達成に立ちはだかる一番の強敵となりそうである。今季は、春先からちょくちょくと部活を離れて複数回の海外遠征があり、帰国直後に練習不足で臨んだ関東個選ではあったが、それでも簡単に連覇して「格」の違いを見せつけた。加えて、今回は高校時代にさんざんに乗り込んだ開催地・小戸の特徴は良く知るだけにこちらを「本命」とする。

 関東勢では他に、国見優太(塾高・4年)、小島朋之(サレジオ学院・4年)の慶應勢、野村一真(唐津西・3年)、森本光晴(中村三陽・4年)の法政勢、明治の坂上佑真(日比谷・4年)などが有力候補だが、この中では、やはり開催地で高校時代を過ごした法政・森本と、他水域のように「ディスカードなし」なら優勝の計算がたった明治・坂上の470からのコンバート組2艇を代表格として取り上げたい。

 名門・日大からは、関東個選を女子ペアで戦い抜き、日大勢トップで通過してきた長塚亜紗子(追浜・4年)/稲垣奈巳(海津明誠・3年)組の名前を筆頭に挙げさせて頂くが、現実に女子ペアでの個選優勝は厳しいだろう。女子ペア固定の本当の狙いは、ここから2週間後に行われる葉山開催の全日本女子インカレの方だと読む。
 
関西水域勢では…(続きを読む)
posted by BULKHEAD at 00:37| インカレ