2008年05月01日

easy & high speed SB3!

IMG_4765.jpg
江の島で行われたレーザーSB3試乗会。風速は最大5〜6メートルまであがりました。スピードメーターによる最高速度は、ダウンウインドで11.4ノットを記録!photo by Junichi Hirai

 4月27日、江の島ヨットハーバーでレーザーSB3の試乗会、テストセーリングが行われました。バルクヘッドマガジンも興味津々に祝日の渋滞をくぐり抜けて江の島へ。日本にはじめて登場するボートを体験してきました。

 レーザーSB3は、20フィート(6.15メートル)、3〜4人乗りのキールボート。ビッグジェネカー、ガンポール、バルブキールを備える、現在、世界で主流の「イージー&ハイスピード」ボートです。

 試乗してみてまず感じたのは、バルブキールの威力です。江の島沖では南風で風速5mから上がると白波が立ちはじめますが、ハンドリングの感覚はとっさのブローにもグッと耐えつつもスピードをキープ。気持ちの良いスベリを体験しました。

IMG_5003.jpg
バルブキール重量は330kg。当然、マンパワーでは動かせません。上架するときはウインチでつり上げます。photo by Junichi Hirai

IMG_5019.jpg
バルブキールは専用トレーラーにすっきり収納。これで遠征移動もラクラクです。photo by Junichi Hirai

 46平方メートルのビッグジェネカーを3人で操れるのは、水面下に隠された330キロあるバルブキールのおかげです。現在、スポーツボートに限らず、世界のセーリングボートは、「少人数で、快適・かんたんに速く走れる」がキーワードになっています。

 もちろん、SB3にも同様のコンセプトがあり、少人数(バルブキール)、かんたん(ガンポール。ハイクアウトなし)、速い(ジェネカー、バルブキール)というわけです。

 次にぼくが気に入ったのは、幅広のコクピットスペースとデッキのハンドレールです。広いコクピットスペースはアクションも十分。バングがブームを押し下げるシステムなので、両デッキの移動はスムーズにできます。

 ハイクアウトの有無は、好みが分かれるでしょうが(ハンドレースがあるためハイクできない)、「ものぐさセーラー」のぼくは、つらいハイクアウトを正当な理由で避けられるのですから大好きです。また、フリーボードが高く、波しぶきをよけてくれるドライなセーリングも気に入りました。

 さて、最後にSB3のクルーワークについて考えてみます。3人で乗る場合は、バウ、ミドル、ヘルムという役割になります。4人なら、バウ、バウ補佐、ミドル、ヘルムです。

 各ポジションの仕事の基本は、
バウ:ジブシート、バング、アウトホール、カニンガム、ジェネカーハリヤード、タックライン、ガンポール、ジェネカー取り込み等。
ミドル:メインシート(アップウインド)、トラベラー、バックステイ、ジェネカーシート
ヘルム:メインシート(ダウンウインド)、ティラー

 見てわかるようにバウの仕事が多く、4人目のクルーはバウのサポートに入ることになるでしょう。とくにジェネカーのアップ、ダウンは、2人のコンビネーションが肝になります。

 逆にいえば、このポジションをしっかりできる人がいれば、SB3のクルーアクションにむずかしいことはありません。イージー&ハイスピードが、かんたんに体験できます。

 日本では登場したばかりのレーザーSB3ですが、誕生国のイギリス、ヨーロッパでの人気はもちろん、オーストラリアやシンガポールなどのアジア圏、そしてアメリカでも市場拡大が見込まれています。

 日本でSB3によるヨットレースが開催される日も、そう遠くはないのではないでしょうか。今後がたのしみなキールボートです。

IMG_4804.jpg
巨大ジェネカーが特徴のSB3。ワンデザインルールのクルーウエイトは270kgです。日本人なら大柄なチームをのぞいて4人乗りになるでしょう。photo by Junichi Hirai

IMG_4921.jpg
真剣モードでSB3を楽しむ浜名湖コンビ(右:山田寛、左:川西立人)とパフォーマンスセイルクラフトの荒川海彦工作員(中央)。「安定していて扱いやすい。走らせるのにそれほどの技術はいりません。乗っていて気持ちのいいセーリングができるボートと感じました」と山田寛。photo by Junichi Hirai

IMG_4794.jpg
年齢を問わずビギナーのキールボート入門。また、セーリングチームのトレーニングにもいい感じ。フリートができてレースができるようになれば、さらに魅力が増すことでしょう。photo by Junichi Hirai

IMG_4999.jpg
たまにはヘルムでも。。。こうしてみると、見事にヨット馬鹿のダメ30歳代が並んだって感じですな。photo by Umihiko Arakawa

◎Laser SB3 Specification
LOA 6.15m
Beam 2.15m
Draft 1.50m
Mast Height 9.05m
Mainsail 18m2
Jib 9.3m2
Gennaker 46m2
Hull Weight 265kg
Keel Weight 330kg
Trailer Weight 260kg
International Rating Cert(IRC) 0.970
価格:約460万円(セーリング状態)、専用トレーラー70万円
問:パフォーマンス セイルクラフト ジャパン

◎LASER SB3クラス協会
http://www.lasersb3.com/

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
トーヨーアサノ
SWING
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
ノースセールジャパン
プラネット・グリーン
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
SOHO
シエスタ
posted by BULKHEAD at 00:59| Comment(2) | キールボート
この記事へのコメント
やーい。
ダメ30代〜!!

これナイスキャッチフレーズだね。
Posted by maiko at 2008年05月01日 09:56
きみたち世代もようこそ、だね。
Posted by HIRAI at 2008年05月01日 14:12
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]