2008年06月19日

続・コリアマッチ参戦記

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COL(FRA)とWILLIAMS(GBR)のプレスタート。photo by Christopher Cameron

世界トップランカーと対戦して感じたこと(2)
レポート/シエスタ 坂本 亘

プレスタート

 各セーラーそれぞれ船の運びに特性があります。しかし、それは1分前までで、1分を切るとどの選手も同じ。自分がどちらから出ていくのか、しっかりとしたプランニングに基づいてポジショニングを取っていきます。この辺りはイーブンスタート、リスクを背負わずにスタートするというスタイルでしょう。

 われわれ日本人チームと大きく異なったのは、1分前までは徹底的に攻撃をしてきたことです。この部分はレガッタを通して苦しめられました。とくにダイヤルアップ直後はかなり粘られました。簡単にはカバーをはずしてくれません。ポートでエントリーした際も相手にプレッシャーを与えながら、風下から攻撃をするようにしないとしつこく抑え込まれました。

 タイム&ディスタンスですが(距離に対する時間の感覚)、本当にギリギリの所まで時間を詰めていました。言葉では伝わりにくいですが、残り時間に対してピンまでの距離(消化時間)が短い場合、われわれの場合は諦めてラインから追い出されたりしますが、トップセーラーはこの辺りのボートコントロールは、目からウロコが落ちるくらいのテクニックを見せつけられました。

 特筆すべきはレイラインです。普段、国内でマッチレースを行う場合のレイライン(アウターマーク側)感覚では、到底太刀打ちできません。船が大きくなるほど、シューティングレイラインが伸びてきます。大半の選手がシューティングラインを使ってスタートしていきます。

 スタート前1分30秒から1分20秒ぐらいでテールバック(相手の後ろについている状態)している際、相手を出来るだけスターボーのレイラインにプッシュしていくのですが、この追い込みが甘いとバウアップした際(ラインに向かい始める)予想以上にシューティングレイラインが高く、自分たちがスタートラインの右サイド(ボートサイド)に追い込まれます。

 そのため、アウターマークのレイラインを割るぐらいの追い込みを行い、そこからラインに向かわないとイーブンスタートはさせてもらえませんでした。

(シエスタレポートは次回最終回。レポート第1弾はこちら

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表彰式では韓国の伝統芸能が披露されました。photo by Christopher Cameron


↑COLとWILLIAMSのファイナル上マーク(動画)。thanks TackDucks!

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posted by BULKHEAD at 09:49| Comment(0) | キールボート
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