2008年06月24日

チームブロス遠征レポート

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シチリア島で開催されたPLATU25イタリアサーキット第2戦。photo Italy Platu 25

 イタリアサーキット第2戦に出場したチームブロスより、できたてホヤホヤのレースレポートが届きました。結果は最終レースで逆転されて3位。イタリア国内戦連覇はストップしてしまいましたが、セッティング等の試行錯誤を重ねて、9月のギリシア世界選手権優勝を目指しています。

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イタリア選手権3位に終わる
レポート/小林正季(チームブロス)

最終日、VONAVENTURAを追撃

 22日最終日は、朝から風が少し弱くスタート時間が延期され、予定していた残りの3レースが難しくなりはじめました。逆転優勝を狙う〈ブロス〉は、プロチームの〈VONAVENTURA〉をスタート前からマークし、行きたい海面側を常にキープします。

 しかし、ゼネラルリコールで何度か抑え込んでいたスタートは流れてしまい、〈ブロス〉を逃げかわしたスタートでレースがはじまりました。わずかなシフトと上り角度のパフォーマンスを生かし、集団から頭を出した〈VONAVENTURA〉が上マークをトップ回航しました。

 ブロスは少し出遅れて6番回航でしたが、タクティクスとボートスピードで猛追。最終のダウンウインドレグでは2位まで浮上し〈VONAVENTURA〉に5、6艇身まで迫りました。

 〈VONAVENTURA〉は動揺したのか、フィニッシュ手前のリーチングレグで、スピンドロップの際にハリヤードがアイポイント付近でロックするトラブルでスピン回収不能になり、一気に〈ブロス〉が近づきましたがフィニッシュラインまで逃げ切られてしまい、更に1ポイント分差が広がりました。

消化不良に終わった最終レース

 風が少しずつ弱まる中、最終レーススタート時間ギリギリで予告信号上がり勝負の2レース目がはじまりました。6点差で苦しい状況ですが〈VONAVENTURA〉との優勝争いは更にヒートアップ。徹底的にマークする〈ブロス〉に対して、〈VONAVENTURA〉は他艇を使って逃げにはいります。

 ゼネラルリコール後にはブラックフラッグが上がり、〈ブロス〉から逃げ離れた位置で両艇がレーススタート。ここで〈VONAVENTURA〉がフラッグフラッグにかかりハーバーバックになるラッキーを見届けていた〈ブロス〉ですが、肝心なところでスタートで失速し出遅れてしまいます。

 風はますます弱まり、コース短縮のフラッグが揚がりました。猛追も虚しく中盤の順位でフィニッシュ。優勝狙いだった〈ブロス〉としては消化不良の最終レースになってしまっただけでなく、僅差だった5位の艇がトップをとり逆転されてしまい、最終成績を3位に後退させてしまう結果となりました。

 今回のマストやセールのチューニングのテストで、少しずつですがパフォーマンスは上がっている実感はあります。PLATU25は、ワンデザインとは言えども、日本国内にある〈ブロス〉のPLATU25とはビルダーもマストメーカーも異なります。そのため、イタリアでのレースでしかテストができない難しさはありますが、それも楽しんでいけるのがワンデザインクラスの良さです。

 常に進化を目標にしていくチームブロスは、来月イタリア・トラパーニで行われるイタリア選手権での2連覇を目標にすると共にギリシアワールドを目指します。
 
PLATU25ノススメ

 PLATU25(別名ベネトゥ25/ブルース・ファーデザイン)は、ヨーロッパを中心に盛んなクラスで、イタリア、スペイン、ドイツで国内サーキットがおこなわれています。J/24と同様にセーラーが自分で運べる限界サイズのトレーラブルボートの魅力もあり、ワールドも盛り上がっているクラスです。

 J24よりハイスピードでアグレッシブというだけでなく、プロセーラーやチームへのスポンサーも多く、華やかな面もこのクラスの特徴です。昨年のドイツで行われたワールドには、国内から〈アイレイ〉、〈コンコード〉、〈ブロス〉の3艇がエントリーしています。

 チームブロスはサーキットの日程が毎回3日間あるイタリアサーキットを、亀井直文オーナーとチームリーダーの小池祐司が2年前に選択し、次の開催地までヨット業者に運んでもらい、自分たちでマストを立てレースに臨み、また搬送を依頼というスタイルをとっています。

 チームの毎回の遠征費用はかなり重みますが、チャーター艇を借りて運搬し保険をかけるよりも、程度の良い中古艇を購入した方が乗り慣れたボートでレースに臨めます。

 J/24では、シエスタチームが北米に自艇を置いてキャンペーンをしていましたし、近年のワールドでは40フィート・ハイキューブコンテナでの自艇持ち込みがスタンダードになりつつあります。

 なかなかオーナー泣かせのキャンペーンプランですが、スモールワンデザインクラスでワールドを目指すには、本当に価値のあるキャンペーンだと思います。

 ユーロが強くて何もが高く感じますが、気候も食もワインも人柄も良いイタリアは絶対オススメです!

◎Platu25協会(イタリア)
http://www.platu25.com/master.asp?ft=3&lg=1
◎Platuクラブ(日本Platu25協会)
http://platuclub.hp.infoseek.co.jp/

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※最近のバルクヘッドマガジンは読み応えたっぷり、ですね。自分が読者だったら、けっこうたのしみにしちゃうだろうナ、なんて考えながら製作しています。ほかのレポートや情報も待ってマス。どんどん国内外の情報をシャッフルしていきましょう!

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posted by BULKHEAD at 12:42| Comment(0) | キールボート
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