2008年06月28日

日本チーム、中国で快進撃

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初日1-1位の〈エスメラルダ〉。今回の中国遠征には、PUMA Japanよりウェアをサポートしていただきました。今回のメンツは、植松眞(オーナー/メインシート)、荒川海彦(ヘルムスマン)、伊藝徳雄(バウ)、田口裕介(ピット)、吉田学(トリマー)、平井淳一(セカンドピット)です。photo by Junichi Hirai

 中国日照で29日まで開催される「中日韓キールボート親善レガッタ」。大会初日の27日は、日照マリーナで盛大な開会式からはじまりました。

 真っ赤にしつらえた壇上には来賓席が設けられ、中国、各国のオエライ方々が並びます。式典の長〜いスピーチは、日本のと同じ。違うのは開会式の終わりの合図に、本物の大砲が打たれたことです。もちろん空砲ですけれど、迫力の爆音にびっくりしました。

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すべてが真っ赤の開会式。運動会の開会式という印象です。photo by Junichi Hirai

 さて、レースは昨日とは変わってどんよりとした曇り空です。第1レースの風は5〜7ノット。不規則で走らせにくい波があり、ボートを安定させるのがむずかしいコンディションです。

 〈エスメラルダ〉は、アウター側からスタートを試みるも無惨にリコール。今大会はすべてラウンド・ジ・エンドルール(リコールをした場合、両エンドを回り直してペナルティを解消する)が適用されるために、大きく出遅れてしまいました。

 しかし、そこからボートコントロールに集中し、パワーを意識した海面の選択で、急浮上。上マークを〈のふーぞ〉に続いて2位で回航することに成功します。

 ダウンウインドでは、韓国の〈Winave〉のスピード追撃を受けますが、普段からジェネカーの取り扱いに慣れている〈エスメラルダ〉がやや有利。ジャイブを繰り返すうちに差は広がり、韓国と距離を若干広げて下マークを回航します。

 アップウインドでは、体重を最大活用してフルハイクアウト。とにかく風のパワーを逃がしたくなかったので、メインシートトリマーまで、仕事をヘルムスマンに任せてフルハイクアウト。これはメチャクチャ効きました。みんなデブでよかった(笑)。このレグでトップに立った〈エスメラルダ〉は、ダウンウインドも無難に走り、1位でフィニッシュしました。

 続いておこなわれた第2レースでは、一気に風が弱まって2〜4ノット。ただし、走らせにくい波が残り、さらに干潮に近づくにつれて潮の流れも速くなってきました。

 スタート後、風と不安定な波でタッキングポイントを逃した〈エスメラルダ〉は、ポートに返してスピード勝負にでる作戦へ。ポートロングの直線コースで、やや風上側に位置しながら慎重にコントロールします。

 このスピード勝負で競り勝った〈エスメラルダ〉が風上マークをトップ回航。2位から後は大混戦となり、その混戦をよそ目にクリアエアを得た〈エスメラルダ〉は、じょじょに差を広げてトップフィニッシュを飾りました。

◎中日韓キールボート親善レガッタ・フライングタイガー10クラス 大会初日
1 エスメラルダ 2p
2 韓国 5p
3 のふーぞ 5p
4 中国 10p
5 きねきね 10p
6 中国 12p
7 韓国 14p
8 中国 17p
9 韓国 20p
10 中国 21p

 フライングタイガー10クラスのクルーウェイトは、クラスルールで最大525kgに設定されていますが、このレガッタでは6人という人数の指定があります。6人がターゲット体重にあわせるには1人あたり87.5kg。日本人では、かなりむずかしい体重設定ということになります。

 ただ、よりボートスピードを出すためには、可能な限りターゲットにあわせる必要があります。デブが揃う〈エスメラルダ〉がクローズのストレートラインで走ったのは、体重の要素が大きかったと思います。

 ヨットに乗るには体重があることが必須条件。つまり、キールボートはデブがモテモテのスポーツなのです。冗談と思う方もいるかもしれませんが、欧米を標準にして設計された船に乗る以上は、日本人のデブでちょうどいいぐらい。

 というわけで、日本チームは初日から大活躍を見せました。この調子で中国、韓国にリードを広げたいところです。

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日照マリーナのさん橋の一角にフライングタイガー10が整列しています。photo by Junichi Hirai

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posted by BULKHEAD at 09:37| Comment(1) | 外洋レース
この記事へのコメント
2位と3位のタイブレイクまちがってんじゃないのぉ?と思う今日この頃ですが、かな〜〜〜〜り気合が入ったのは、韓国チーム。

昨日ピンピンのエスメラルダチームのリギンセッティングを偵察。
「チューニングガイドどおりだよ。テンションゲージ持っている?」
「持ってない」
「じゃ、貸してあげるよ」
って感じで、朝から韓国チームは、フォアステーを伸ばす大仕事。

そして挑んだ、2日目のレース・・・・・
風がなく、2時間ほどの風待ちの末、AP+Aが上がりました。

決着は明日に持越しです。

明日も、抜かりなく日本上位独占を狙います。
Posted by yゆう at 2008年06月28日 19:30
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