2008年07月07日

世界初登場、GP33第1号

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世界初のGP33、〈Century Fast GP〉。6月ニュージーランドでテストセーリングがおこなわれました。ただいま日本へ向けてパッキング中です。photo by Century Fast

 世界のグランプリキールボートの流れは、TP52、GP42などボックスルールに基づく、ボックスクラスが主流になりつつあります。

 ボックスルールとは、アメリカズカップ艇や、ディンギーのモス級、インターナショナル14級の限定規格級と近いモノがあり、全長や全幅、重量などの部分に規定を設け、「規定内におさまるなら自由に作っちゃっていいよ」というニュアンスのルールです。

 ワンデザインボートほどギチギチの公平性はありませんが、「同じ条件でカッチリと戦いたい。そのルールのなかで最高に速いボートをつくりたい」という、ボートオーナーの意志が尊重されます。当然、めちゃくちゃ速い。

 さて、ORC(Offshore Racing Congress)では、GP42、33、26のボックスクラスGP3兄弟を売り出し、GP42はすでに地中海でサーキットがはじまっていて、GP26はその手頃なサイズから若手デザイナーの登竜門的な匂いも感じられ、南米ウルグアイを中心に続々と建造されているとのこと。

 そして、今年、満を持して登場したのがGP33です。GP33の世界1号艇は、日本の〈Century Fast〉が建造していることは既報の通りです。6月にニュージーランドで進水し、現地でテストセーリングがおこなわれたようです。

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ダウンウインドはTWS18ktで14ktをマーク。ずいぶんな“じゃじゃ馬”ぶりですが、実際どんなものでしょう。IRCレーティングも気になります。設計はネルソン/マレック。photo by Century Fast

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日本では8月に進水予定。デビュー戦はトランスサガミ(相模湾横断レース)との情報もあり。ダウンウインド・スピード合戦がおもしろくなりそうです(南風が吹くと勝手に決めてしまっていますが…)。photo by Century Fast

 33フィートというサイズだけを考えると、大型化が進む欧米での普及はなかなかむずかしいかもしれません。しかし、日本でもっともヨットレースがおもしろいのが、30〜36フィートサイズ。国内ではミドルボートと呼ばれるサイズで、毎年開催される関東、関西のミドルボート選手権は人気のレガッタです。また、33フィートなら各地のクラブレースもたのしめるでしょう。

 GP33はこの夏、相模湾でお目にかかれると思います。その走りっぷりに注目です。

NMYD_NM136_GP33.jpg
Main characteristics
Length overall = 9.99 m
Max. beam = 3.00 m
Max. draft = 2.20 m
Displacement = 2000 - 2150 kg
Keel weight = 950 - 1050 kg
Max. crew weight = 560 kg

Rig
IG = 12.30 m
ISP = 14.20 m
P = 12.80 m
E = 4.75 m
J = 3.80 m
SPL = 5.15 m
LP = 4.10 m

Sail areas (as per IMS)
Main: 39.83 m²
Jib: 25.80 m²
Asymmetric spinnaker: 135.92 m²
(データはORCより抜粋)

◎ORC GP33
http://www.orc.org/gp33.htm

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posted by BULKHEAD at 09:59| Comment(0) | キールボート
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