2008年10月13日

ワンデザインX35全日本

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9チームにより開催されているX35全日本。2日目は振れる風に翻弄されながらも4レースを消化しました。photo by junichi Hirai

 10月11から13日まで新西宮ヨットハーバーで開催されているX35全日本選手権。デンマークのXヨット社が作るX35は、欧州で急速に普及する人気のインターナショナル・ワンデザインクラスで、本大会は昨年プレ全日本を経て初めて開催される全日本選手権です。

 ワンデザインキールボートは、J/24が国内で根強い人気を誇っていますが、35フィート前後の艇種では久しぶりのレガッタとなります。最近だと、一時ファースト40.7による同艇種レガッタが開催されましたが、こちらはワンデザインの規定が弱く、改造等によりボートの個体差がみられました。

 しかし、ISAFの国際クラスに認定されるX35は、厳格な規定があるために大きな改造を加えることのできないキールボートです。そのためにレース展開はコースとタクティクス、そしてハンドリングとクルーワークが肝になり、着順によるシンプルなヨットレースがたのしめます。

 また、このクラスの特徴はセーラー規制があること。海外ではTP52やFARR40等の世界の主力グランプリクラスだけでなく、SWAN45やMumm30でもセーラー規制がクラスルールに組み込まれています。

 これは、オーナーやアマチュアセーラーを大切するため(プロセーラーだけの戦いにならないため)に設けられたセーラー規制で、個人のグループ分けは、ISAFウェブサイト(http://www.sailing.org/classification.php)で認定を受けられます。

 X35クラスではグループ3(認定コード。仕事として船に乗るプロフェッショナルセーラーを意味するカテゴリー)の人数が2人までと限定されています。今回のX35全日本は、国内で初めて開催されるセーラー規制が用いられるナショナルレガッタでもあり、そのため本大会ではグループ3に入らない若いセーラーをクルーに起用するチームも見受けられます。

 レース初日11日は、軽風から25ノット強まで吹き上がるコンディションで2レースがおこなわれました。初日1-1の成績で抜け出したかに見えた〈NEUEROVE〉(三浦博志ヘルム)ですが、2日目の4レースで順位が変動します。

 安定した成績をキープしている〈QUETEFEEK〉(木村大介ヘルム)は、2日目も乱れのない成績で〈NEUEROVE〉に1ポイントのリードで首位に立ちました。そして、3位には初日5位からアップした〈CEREZO〉(谷口斉謙ヘルム)が僅差で連なっています。

 ワンデザイン特有のマークラウンディングの混戦は見応え十分。また、シフティーな風に回航順位が大きく変わることもあり、観戦するほうも気が抜けません。

 最終日は最大3レースが予定されています。大逆転劇はあるのか? また、全9レースを消化すると最悪の順位が1つカットされるので、レース数によっては中位のチームにも勝機あり。最終日のX35全日本に大注目です。

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〈NEUEROVE〉(ノイエローブと読む)。ヘルムスマンの三浦の脇を固めるのは、マッチレースメンバーの兵藤、鈴木、山田(真)。1点差で首位を追います。photo by Junichi Hirai

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木村オーナー&ヘルムスマンの〈QUETEFEEK〉(ケットフィークと読む)には、高木(裕)、山田(寛)、荒川、石黒が乗り込みます。photo by Junichi Hirai

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大分国体470級3位の谷口が舵を取る〈CEREZO〉(セレッソと読む)。オリジナルクルーに加えて、高野、中村健一、谷口の後輩、森田というチーム構成です。photo by Junichi Hirai

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ワンデザインクラスの魅力が詰まったX35。今後、国内でも発展してほしい期待のクラスです。photo by Junichi Hirai

◎X35全日本選手権 2日目
1.QUETEFEEK 葉山 6-2-2-2-2-3 17.0p
2.NEUEROVE 西宮 1-1-5-1-5-5 18.0p
3.CEREZO 西宮 3-7-6-4-1-1 22.0p
4.TACK 西宮 5-3-3-9-3-2 25.0p
5.JJ 広島 2-8-1-3-6-6 26.0p
6.ESPRIT 葉山 4-6-7-6-4-7 34.0p
7.SCHEHERAZADE 西宮 9-5-4-5-7-8 38.0p
8.IRRESISTEBLE3 西宮 7-4-9-8-8-4 40.0p
9.CONTINUE2 徳島 8-9-8-7-9-9 50.0p

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posted by BULKHEAD at 04:17| Comment(0) | キールボート
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