2008年10月17日

スナイプ女子Wレポート(1)

 9月24〜28日までスペイン・アルメリアでスナイプ級女子世界選手権が開催されました。日本からは、北條恭子/山田州子(洗足学園大学ヨット部OG)、虎岩杏奈/川島麻希(東京海上日動ヨット部)が出場。スナイプ女子は、毎回海外遠征に挑戦しています。2006年のワールドでは、山口綾子/茨木元子が銀メダルを獲得しました。さて、今年の日本チームはどんな遠征だったのでしょうか? 選手から届いた遠征レポートを紹介します。

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スペイン遠征、スナイプ級女子ワールド
レポート/虎岩杏奈(東京海上日動ヨット部)

◎強風のアルメリアへ
【9月23日】
 バルセロナより国内線で2時間強でアルメリア到着。空港よりタクシーで大会で用意されたホテルに向かいました。車で30分程度ですが、道路舗装が悪く、さっそく車酔いに苦しみました。アルメリアでは英語を話せる人がほとんどいないので、ペンとノートを片手に筆談です。ホテルのカフェで一休みしているところにTeam洗足学園ヨット部OGの3人が到着。日本チームで最初の夕食を楽しみました。

【9月24日】
 朝ホテルのロビーで審問委員会の方に会い、たまたま車でハーバーまで送っていただけるとのことで、朝一番乗りでハーバーに到着しました。ハーバーは江の島や葉山などに比べると小さく、八景島マリーナ程度の規模でした。到着すると各チャーターボートが振り分けられ、オーナーさんにご挨拶と艇の使用方法の説明をしてもらいました。

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Measurement待ちの北條選手

 艇はあらかじめエントリー時にリストをもらっていて、自分で選ぶことができます。新しい順に高い値段で借りることができます。私たちは普段乗りなれているビルダーの艇とマストが良いと思い、ピアソン×サイドワインダーGOLDの組み合わせを希望しましたが、すでにアルゼンチンチームに予約されていました。

 結局、艇番号が新しいことを優先的に考え、30239、PROTOというビルダーの艇で、マストはサイドワインダーGOLDを選びました。ピアソンよりも更に深く、さすが足の長いスペインの方が乗る船だと思いました。思ったよりも見た感じの船の状態は綺麗ではありませんでしたが、乗りやすかったです。

 万が一のことを考え予めマストコンパスを持参していましたが、オーナーにデジタルコンパスを貸して欲しいとお願いし、特別に借りられました(これが翌日からの強風レースで大活躍でした)。艇体計測でバラストの重さが足りないと指摘され色々時間がかかり、結局全ての準備が終わったのは18時ごろでした。

 夜は開会式が行われました。毎回女子ワールドに参加されている山田州子さんが、こんなに正式な開会式は初めてだと話していました。アルメリアの記念館のようなところに集まり、各国の選手が国旗をふりながら行進しました。日本チームも山田さんにいただいた日本ユニフォームを着て、お辞儀をしながら行進してきました。

 その日に参加する他国の選手と交流し、ユニフォームの交換をしたり、わいわい騒いだこともあり、翌日からのレース本番に緊張せずに臨むことができたと思います。

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コチラ開会式会場です

【9月25日】
第1レース
 朝一は鏡のような海面で風待ち、陸待機。11時半位に出艇OKになり、軽風レースがはじまりました。コックピット内にクルーがいる状態で、私たちには絶好のコンディションでした。海面は細かい波が固く色々な角度で向かってくるイメージで、横浜八景島の海面に似ているような気がしています。振れ幅は15°位で断続的に行き来していました。

 早めに出艇したわたしたちは、満足にマニューバリングを済ませました。スタートは10°位下有利スタート。下から4艇目の好位置でスタートし、そのまま左のブローを上手く掴み、フレで上位集団に入ることができました。上マークを4位で回航。フリーでの位置取りに失敗しスペインチームに抜かれてしまい、そのまま自艇(虎岩/川島)は5位でフィニッシュ。北條/山田17位。

第2レース
 風が短い時間に急に上がり雨が降っていました。何よりも波が大きな感覚で押し寄せてくることに驚きました。波のせいで風がかなり強く感じましたが、恐らく実際には平均16ノット〜18ノット程度だったと思います。強風と波のすべりに完全に他のチームに遅れをとってしまいました。日本チームまとまってフィニッシュし、自艇15位。

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北條/山田組

第3レース
 風は更にあがっていました。コースもトライアングル2周に変更になり、大波にさらわれるランニングを避けているようでした。クローズホールドでは、波のトップと谷間ではセールにあたる風が違うので、まっすぐ崩さずに走らせるのが難しかったです。

 このレースでは、数艇がリタイアしていました。自艇も沈をせずにフィニッシュすることが第一条件となってしまい、サイドマーク回航では安全をとってタックで回航してしまいました。更にそのあと下マークで波で押されマークタッチをしてしまい、結局360°回転。ジャイブを余儀なくさせられてしまったのです。

 今大会最悪の16位でフィニッシュ。そして着艇直前に5年ぶりの沈を経験しました。初日からセールが破れてしまいましたが、予備セールがなかったのでそのまま簡単にリペアしました。

※ワールドレポート(2)へ続きます。

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posted by BULKHEAD at 07:20| Comment(0) | ディンギー
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