2008年11月23日

ヒートアップ女王争奪戦

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3種目合計180艇が出場しているラジアル、レディース、4.7全日本。初日、2日目ともにいい風が吹きました。蒲郡の冬風は期待を裏切りません。photo by Junichi Hirai

 22日から愛知県蒲郡海陽ヨットハーバーで開催されている「レーザーラジアル・レディース・4.7全日本選手権」。3種目によるこの全日本は、レーザー級スタンダードのパワーダウン版といえるラジアルリグ、4.7リグを使用しておこなわれます。スタンダードのハルはそのままにロアマスト、セールを取り替えるだけなので、リーズナブルに変更できる特徴があります。

 この種目は、ご存じのように北京五輪からオリンピックで採用されている女子ひとり乗り艇種です。4.7は中〜高学生でも乗れるレーザー兄弟の末っ子であり、本大会にも唐津や江の島などからジュニアセーラーが出場しています。

 本大会は、通常の全日本のほかに、2009年夏に佐賀県唐津で開催される「レーザーラジアル級世界選手権」(ラジアル、レディース、ユース)の出場枠がかかっていることもあって、大会史上最多となる180艇の参加を集めました。これは、今年国内のセーリング界でいちばんの話題かもしれません。

 大会初日の22日は、10m/sオーバーのコンディションで2レースを消化。そして本日23日は、5〜10m/sの絶好の風で4レースを終えました。選手たちは、連日の強烈ハイクアウトでうれしい悲鳴をあげています。

 バルクヘッドマガジンの注目は、470級のスキッパーで活動していた近藤愛、田畑和歌子が出場するレディースです。旧ラジアル級ナショナルチームも勢揃いして、フリートはヒートアップしています。

 初日の強風で1-2位を獲得してトップに出た近藤ですが、2日目は艇団にもまれて総合5位へダウン。かわりに2-2-1-2位と走りまくった大学生の蛭田香名子が暫定首位に立ちました。続いて、田畑和歌子、長谷川哲子が上位団を形成しています。

 第5レースで艤装トラブルでリタイアした長谷川は、他のレースでは上位でまとめて3位につけています。また、「ようやく船に慣れてきたから、攻めていこうと決めていました」と話す田畑は、シングルハンドの経験はあるものの、ラジアルに乗るのは5回程度。田畑の好きな強風域だったこともありますが、貫禄ある走りが印象的でした。

 2グループに分かれて予選をおこなっていたラジアル級は、明日より決勝となります。現在、永井久規が独走中。また、4.7は蓬田久俊が首位に立っています。

 大会は明日が最終日となります。女王の座を手にするのは誰か? 

◎レーザーラジアル 参加126艇
1. 永井久規 (2)-1-1-2-1 5p
2. 高橋 航 1-2-4-(7)-2 9p
2. 渡辺真吾 (15)-3-3-1-2 9p
4. 永井喜彰 (14)-3-1-2-5 11p
5. 藤村智一 5-5-(8)-3-3 16p
6. 八木谷允 2-7-2-(15)-7 18p

◎レーザーラジアル・レディース 参加35艇
1. 蛭田香名子 3-(5)-2-2-1-2 10p
2. 田畑和歌子 (4)-1-4-4-2-1 12p
3. 長谷川哲子 2-4-3-1-(DNF)-4 14p
4. 才木雪代 5-3-3-2-(OCS)-3 19p
5. 近藤愛 1-2-(14)-5-5-9 22p
6. 石川あゆ美 6-7-6-6-3-(8) 28p

◎レーザー4.7 参加19艇
1. 蓬田久俊 1-1-(6)-3-1-1 7p
2. 埼玉匠海 2-4-1-1-(8)-3 11p
3. 本計航 (3)-3-3-2-2-2 12p
4. 吉田真一郎 5-5-(11)-8-3-4 25p
5. 谷口絋基 6-(8)-2-7-5-8 28p
6. 川村岳 14-6-4-4-(15)-5 33
※すべての成績は暫定になります。

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首位に立った琉球大学工学部の蛭田。豊田自動織機へ入社予定ですが、その前に大学の単位が心配とのこと。photo by Junichi Hirai

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初日にジャイブのコツを教わった、という田畑。1レースごとに成長しています。最近はマッチレースでも活躍。普段は母校の福岡経済大で講師を務めています。photo by Junichi Hirai

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4位の才木(左)と3位の長谷川。photo by Junichi Hirai

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大分国体後からラジアルに乗り始めたという近藤。ラジアルに乗っても目を細めて乗る癖は変わりません。photo by Junichi Hirai

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posted by BULKHEAD at 23:29| Comment(0) | ディンギー
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