2008年12月15日

トラブル続出ヴェンディG

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Jean-Pierre Dickの〈Paprec-Virbac 2〉。現在首位

 11月9日にフランス・ルサブルドローヌをスタートした単独無寄港世界一周、ヴェンディグローブ。スタート後35日を過ぎて、艇団はオーストラリア西南へ到達。進化したハイテクボート(オープン60)とセーラーは、南氷洋の荒海と戦っています。

 アジア寄港を引き替えに南氷洋レグを捨てたボルボオーシャンレースに対して、ヴェンディグローブは(ゲートが設けられているものの)無骨にも南氷洋一直線コース。荒れ狂う海にはレーダーにも映らない恐怖の氷山もあります。こうした状況をたったひとりで走るヴェンディグローブは、まさに世界一過酷なヨットレースといえるでしょう。

 先週はトラブルのニュースが連続しました。11日にはインド洋沖でLoick PEYRON〈Gitana Eighty〉がディスマスト。12日には、Dominique Wavre〈Temenos II〉がキールトラブルによりリタイア。13日は、Bernard Stamm〈Cheminees Poujoulat〉がラダートラブル。これまでに参加30艇中7艇がリタイアしています。

 トップを快走するのは、Jean-Pierre Dick(仏)の〈Paprec-Virbac 2〉。2位は78マイル差で、Mike Golding(英)〈Ecover〉が続いています。78マイルというと、ずいぶん差があるように思えますが、ヴェンデグローブは世界一周25000マイルをノンストップで走るのですから、全航程の割合からすればわずかといえます。

 ボルボオーシャンレース同様、ヴェンディグローブにも注目です。

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氷山(流氷)。見えているのは一部分。photo by SAMANTHA DAVIES / ROXY / VENDEE GLOBE

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30ノットオーバーの風でディスマストしたLoick PEYRON〈Gitana Eighty〉。photo by LOICK PEYRON / GITANA EIGHTY / VENDEE GLOBE

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リタイアしたDOMINIQUE(SUI)。インド洋でリタイアしても寄港地まで遠くて×××。photo by DOMINIQUE WAVRE / TEMENOS 2 / VENDEE GLOBE

◎VENDEE GLOBE Rankings 12/15時点
1. Jean-Pierre Dick〈Paprec-Virbac 2〉 14330.9mile (Dist to finish)
2. Mike Golding〈Ecover〉 78.6mile (Dist to leader)
3. Michel Desjoyeaux〈Foncia〉 109.3mile
4. Roland Jourdain〈Veolia Environnement〉 110.6mile
5. Sebastien Josse〈BT〉 165.6mile
6. Jean Le Cam〈VM Matériaux〉 194.8mile

◎VENDEE GLOBE
http://www.vendeeglobe.org/en/

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posted by BULKHEAD at 09:00| Comment(0) | 外洋レース
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