2009年06月28日

高速!初島ダブルハンドR

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快調に飛ばしファーストホーム、Fクラス優勝の〈アドニス〉。photo by Junichi Hirai

 6月28日、逗子(葉山沖)〜初島を往復する第21回初島ダブルハンドヨットレースが開催されました。このダブルハンドレースは、その名の通り、乗員ふたりで挑む46マイルのショートディスタンスレースです。

 相模湾のセーラーにはデイクルーズで行き慣れた熱海沖初島ですが、ふたりで行くには「高いハードル」があります。レース準備、クルーワーク、セールチェンジ、リーフ、ナビゲーション、トラブル対処などなど。初島ダブルハンドは、セーリングスキルが凝縮されたヨットレースでもあるのです。

 今年のエントリーは79艇。早朝7時に逗子(葉山)沖、朝靄の残るなかを一斉にスタートしました。スタート時の風は4ノット前後です。1時間ぐらいは微速の戦いとなりましたが、そのうちに、沖からそよそよと吹き出しました。

 朝の天気予報では、午後から南西が吹き上がるとのこと。夏到来を思わせる梅雨の合間の快晴に、予報よりも早く吹きはじめることになりました。ここで飛び出したのは、微風時に辛抱強く沖(南)に位置していた〈アドニス〉です。ゴールデンウィーク後にマストとセールプランを変更するなど改造を施した〈アドニス〉には、紙・糸賀コンビが乗り込みます。

 早い時間から安定した風が入ってきたため、レースは展開はペースアップしました。〈アドニス〉の初島回航時刻が11時47分(5時間弱)ですから、いかに快調にセーリングしていたかがわかるでしょう。その後、艇団はとぎれることなく初島を回航しました。トップ艇団は、〈ガイア〉〈スパンク〉〈クレセント〉〈フェローズ〉といった顔ぶれです。

 しかし、ここから第2ステージのはじまりです。復路はリーチングレグとなりましたが、スピネーカーをあげるかあげられないかの風向です。風向は南西までまわらず安定していますが、波の高いコンディション。ボートスピードもあがり、レース展開はさらに早く進行しました。

 トップは〈アドニス〉の13時50分48秒。2位の〈デイドリーム〉に約50分の差をつける圧勝でファーストホームを飾りました。その後、艇団は続々とフィニッシュ。スピントラブルのボートがいくつあり、フォアステイにスピンが巻き付く痛々しい姿もみられました。

 各艇ともスピンアップの判断は迷ったところでしょう。フルクルーならあげられるがダブルハンドなら…。結果からすると、スピントラブルで順位を下げた艇は、あげるべきではなかったかもしれません。でも、失策かもしれませんが、ダブルハンドセーラーの気持ちとしては大正解。ただでさえ、ダブルハンドという“酔狂”なヨットレースに出場しているのですから、限界まで挑戦して悔いは残らないでしょう。

 相模湾の名物レースといえる初島ダブルハンドヨットレースは、今年も大きな事故はなく、レースを終了したようです。今回バルクヘッドマガジンは、インフレータブルのサポートボートでスタート〜初島回航〜フィニッシュで同行取材を試みました。レースの写真はあらためて紹介します。選手、スタッフのみなさん、おつかれさまでした。日曜日は(こちらも名物!)盛大な表彰式・パーティがおこなわれます。

◎第21回初島ダブルハンドヨットレース(暫定)
Aクラス 1位 Affinity(Yamaha 26 II )
Bクラス 1位 牛若丸 III(Ben First 31.7(+1))
Cクラス 1位 Lucky Lady VI(Platu 25)
Dクラス 1位 Wind Fairy(Yamaha 30s)
Eクラス 1位 SAKURA(Seam 33)
Fクラス 1位 ADONIS(S 40) ※FIRSTHOME

◎初島ダブルハンドヨットレース
http://www.zmyc.org/HDH2009.html

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posted by BULKHEAD at 08:03| Comment(0) | キールボート
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