2009年12月21日

クリスマスマッチ浜崎勝利

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12チームにより2日間おこなわれたクリスマスマッチ。2日間ともうねりが高く、徐々に西風が強くなるラフコンディションとなりました。photo by Junichi Hirai

 20日、葉山クリスマスマッチ大会2日目。前日からのうねりが入る葉山沖は、朝から西の風が吹き上がる予報です。レースはまだ予選を終えていないBブロックから開始され、吹きあがる風を予期して、ワンポイントリーフ、ノンスピネーカーで残りフライトを消化。この時点で、Aブロックの本吉夏樹、浜崎栄一郎、Bブロックの坂本 亘、山田 寛が準決勝へ進みました。

 準決勝は4チームによる総当たり戦です。このなかで威勢良く勝ち星を重ねたのは、チームブロスの浜崎栄一郎。マッチレース参戦はひさびさですが、クルーの小林正季(トリマー)、荒川友紀彦(マスト)、バウの川西立人(バウ)は、同チームでPlatu25イタリア遠征を経験してコンビネーションも万全。また、メインセールトリマーには浜崎の大学時代の後輩にあたる久米 敏を起用し、「攻める」をキーワードに最終日へ挑みました。

 予選同グループで敗れた本吉夏樹を破って勢いづいた浜崎は坂本、山田も撃破。スタートのマニューバでも調子よく、準決勝で全勝を決めました。予定では、決勝がおこなわれるはずでしたが、準決勝が終わるころ急激に風があがりレース続行の困難なコンディションに。クリスマスマッチの成績は、準決勝までの結果で上位選手の成績が決まることになりました。優勝は準決勝3勝の浜崎、2位坂本、3位本吉、4位山田です。

「きょうは、本当に気持ちのいいマッチでした。勝てたということが大きいですけれど(笑)。初日がいまひとつ積極的になれなかったので、朝からみんなで「攻めていこう」と。今年はブロスキャンペーン中心の活動だったので、マッチレースもイタリア遠征の練習として位置づけていました。だからマッチに関しては中途半端になってしまいましたね。今回のクルーは1年間活動したメンバーでもあるので、コンビネーションがうまくいったと思います」(浜崎)

 11月の全日本マッチには、クオリファイが得られずに出場できなかった浜崎ですが、本大会で爆発しました。うねりのあるラフな海面でドライブ技術が求められるコンディションでしたが、ビッグボートの経験も豊富なチームだけにボートコントロールでも他チームを一歩引き離すことができたようです。おめでとうございます!

 さて、新選手や若手、女子チームの参入もあり、盛り上がりをみせている国内マッチレース。日本ヨットマッチレース協会では年間で大会が組まれ、各大会に全日本などの出場権がかけられていますが、数年前に比べるとエントリーが非常に混み合っている状況です。

 2010年は11月に中国広州で開催されるアジア大会のセーリング競技に日本から代表が選出されるなどのニュースもあります(2006年ドーハアジア大会のマッチレース種目に日本は不参加でした)。また、表彰式では、戸谷会長より、3月20日より開催されるアジア選手権大会(プレアジア大会)に全日本で優勝した中村匠が選出されたこと。来年1月にオーストラリア・パースでおこなわれるユースマッチ(Warren Jones International Youth Regatta予選)に吉田工作(19歳)が日本代表に選考されたことが報告されました。

 来年の国内マッチレースも大いに話題を提供してくれそうです。

◎クリスマスマッチ成績
1. 浜崎栄一郎
2. 坂本 亘
3. 本吉夏樹
4. 山田 寛
5. 舩澤泰隆
6. 荒川海彦
7. 佐藤麻衣子
8. 今井信行
9. 吉田工作
10. キム・テ・ジュン
11. 藤井 麗
※中村匠は不参加

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優勝の浜崎艇。準決勝はスタートから相手艇を抑え、逃げ切りの理想的なマッチをみせました。photo by Junichi Hirai

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予選では山田、準決勝では本吉を強烈なダウンウインドの走りで追いつき逆転までもっていった坂本(シエスタ)。スター級ナショナルチームでもある和田メイントリマーのパンピングが印象に残ります。photo by Junichi Hirai

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久々マッチ登場の本吉艇。準決勝の山田との対決で本部船にマークチェンジのフラッグ掲揚ミスがあり(両艇が別マークを回航してしまった)、そのマッチが不成立となったため山田と同率でタイを解いて3位に。2010年は本吉のセーリング活動新展開に期待です。photo by Junihi Hirai

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4位山田艇。押さえ込んで先行していた本吉艇とのマッチが不成立となり「今年は最後にスッキリしなかったですね」と山田。しかしクローズのドライブ能力はピカイチ。スタートのミスもアップウインドで挽回していました。photo by Junichi Hirai

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予選を終え、一旦陸上へ戻りスキッパーミーティング。予選後のフォーマットを横山レース委員長が報告します。今回は本部船、マークボート、アンパイアボートがむずかしいハードコンディションのなか運営を担当しました。ごくろうさま!photo by Junichi Hirai

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浜崎チーム左から小林、川西、荒川友紀彦、久米、浜崎。浜崎と小林は日本大ヨット部の同期で、久米、荒川は後輩にあたります。オンボードの微妙で絶妙な雰囲気が想像できますね。photo by Junichi Hirai

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posted by BULKHEAD at 06:50| Comment(2) | マッチレース
この記事へのコメント
http://www.bangkokshuho.com/article.aspx?categoryid=3&columnid=970

どうもしばらく。
ブロスの川西、小林君が一緒にのってくれました。川西クンのおやじさんがタイ在住のリタイアー社長で、現在共同オーナーです。。
きんや@バンコック
Posted by 田子欽也 at 2009年12月28日 15:29
ずいぶんごぶさたしてます。それにしても世間は狭いですねぇ。。。マンハッタンとバンコクのネタ、お待ちしてます。
Posted by HIRAI at 2009年12月29日 06:53
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