2010年01月19日

INT14ワールドレポート(2)

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迫力のゴールドフリート。優勝したArchie Massey/Dan Wilsdon(写真手前)は2大会連続です

シドニー・インターナショナル14世界選手権レポート・後編
レポート/石田知史
写真/藤井義久

インターナショナル14レポート1の続きです。

◎シドニー湾でエクストリーム体験
 風のコンディションは風速15〜20ノット程度の日が多かったのですが、中には最大で風速30ノットを記録する日もあり、面積無制限のスピンを揚げた先はトワイライトゾーン。

 爆走中に水しぶきで目が見えなくなる事はよくありますが、息が吸えなくなるのは初めての体験でした。このエクストリームな体験こそ、インターナショナル14に病みつきになる根深い病原体である事を強く感じさせられます(GPSによると、500m平均で17ノット程度を記録していました)。

 今回のシドニー大会には日本からは、チームレースおよび個人戦に延べ7名が参加しました。

1. チームレース 12月28日〜30日
 インターナショナル14の世界選手権は、チームレースと個人戦の二つのシリーズから構成されているのが特徴です。チームレースは4艇で1チームを構成して4艇対4艇で対戦します。チームレースには、オーストラリア×2、イギリス、ドイツ、カナダ、日本の6チームが参加して、ラウンドロビン(予選2回総当たりで10レース)の後、上位4チームの準決勝を経て、決勝が行われました。

 日本は日本選手6名3艇と、18フッター乗りのスキッパーにカナダ人女性クルー1艇の、混成チームでの参戦となりました。ラウンドロビンで、日本はカナダに1勝しましたが、結局予選突破ならず。6チーム中5位という結果に終わりました。優勝は地元オーストラリアチームでした。

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ビーチから出艇します

2. 個人戦 1月2日〜11日
 個人戦は、今回大会は海面の狭さ、海上交通の混雑などから参加108艇を2フリートに分けて4日間で5レースの予選を実施後、更に4日間でゴールド、シルバーの2フリートに分かれて6レース(シルバーは1レース中止)の決勝を実施しました。

 個人戦の優勝は、前回ドイツ大会に引き続いてシドニー在住のイギリス人のArchie Masseyで、ワールド2大会連続制覇は長い14の歴史の中でも初めての出来事です。また、クルーも1999年メルボルン大会での優勝経験があるDan Wilsdonで、スキッパー/クルー共に2回目の優勝となり、両名は新たな歴史に名を刻むことになりました。

 残念ながら、日本チームは全艇が予選突破ならず。後半はシルバーフリートでのレースとなってしまいましたが、今後もより多くの日本人にエクストリームな体験をしてもらい、仲間を増やす活動を続けていきたいと思います。

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宇都/石田

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萩原/菊地

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下里/川西

【最終成績】
1位 Archie Massey/Dan Wilsdon 〈Gill Carbon Express〉
2位 Roger Gilbert/Ben McGrane 〈Seldon Masts〉
3位 Mark Krstic/Andrew Wilson 〈Too Late to Stop Now〉
日本チーム成績
シルバーフリート(43艇)での成績は以下の通りです。
15位 宇都/石田組〈Samurai Douse〉
23位 下里/川西組〈Nippon Cha Cha CHA〉
32位 萩原/菊地組 〈Emerald Blue〉

 次回大会はロンドン五輪の前年となる2011年9月に、セーリングの五輪会場であるウェイマスで開催されます。オリンピック熱に加え、『インターナショナル14の北半球の聖地』であるイギリスでの開催なので、大いに盛り上がるものと期待しています。

◎最終成績はこちらから
http://www.i14worlds.com/
◎写真はこちらから
http://gallery.nikon-image.com/119629195/albums/1819182/

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