2010年02月11日

FROMバレンシアレポート

 なかなかはじまらないアメリカズカップ。仕事の合間にバレンシアでアメリカズカップを観戦できたモス乗りの後藤浩紀さん(SAILFAST)からフォトレポートが届きましたので紹介します。前回のアメリカズカップでBMWオラクルに所属していた早福和彦さんのはからいで、チームの観覧艇に乗船させてもらったそうです。これはうらやましい(写真と解説は2月8日の様子です)。

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バレンシアのポート。アメリカズカップはまさに決戦前夜の盛り上がりで、街中がこのモンスター対決のポスターで埋まっています。photo by Hiroki Goto

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大金持ち2人の意地の張り合いからはじまった今回のカップですが、もう二度とこんな(バカバカしい)対決は見られないのではと、世界中の注目を集めました。防衛側アリンギは先進的デザインの超軽量カタマラン、そして挑戦者BMWオラクルはテクノロジーの結晶である超巨大ウイングセールを立てたトライマラン。photo by Hiroki Goto

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両者それぞれ、うん百億の巨費を投じながら、レース数はたったの3レース。つまりどちらかが2連勝すればそれでおしまいです。まさに壮大なる無駄遣い。ハイチに寄付すればどれだけ・・・いやそのお陰で、セーリング界のテクノロジーに数十年分の進歩があったと言われるのですから、2人のオーナーには感謝すべきです。多分。きっと。photo by Hiroki Goto

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アリンギのベースには進水時に注目を集めたS字型のダガーボードが。何の狙いがあってこんな形だったのかわかりませんが、個人的にはこれに魅せられていたので、ぜひ使って欲しかった。いったいなぜ作ったのか。なぜ辞めたのか。まったくもって分かりません。今後このダガーボードは何に使うのか? うーん、欲しい・・・photo by Hiroki Goto

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ベースの中には、至高の銀杯、アメリカズカップが鎮座していました。160年もの長い歴史を経て、なお輝きを失いません。このカップを手に入れるために、幾多の資産家、名セーラーが闘ってきました。果たしてカップはここに残るのか? アメリカに戻るのか? photo by Hiroki Goto

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おおおおお、でかい! とんでもなくでかい!! アリンギのマストは50m。バレンシアの街にあるどの建物より高いのでは? 喫水の低さにも注目です。ほとんど船が沈んでいません。噂では排水量14トンということですが、本当はもっと軽いんじゃないかと思います。ちなみにオラクルのウイングセールは、なんと高さ70m。photo by Hiroki Goto

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いよいよ2月8日のレース初日。早福さんの尽力により、なんとオラクルのゲストボートに乗せていただけることになりました。招待状とパスカード、それにリストバンドが渡されます。興奮して前夜は一睡もできず。photo by Hiroki Goto

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ボートはクルーの家族やオラクルの関係者を乗せて、レース海面へと走ります。レースコースはオリジナルの贈与証書に基づき、上下20マイル(!)のソーセージ1周。オフショアの風だったこともあり、スタート海面はマリーナから30マイル(!!)沖。photo by Hiroki Goto

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1時間半ほど走ってやっとたどりついたレース海面には、全く風がありません。さすがのモンスターも風がなくては牙を抜かれた状態です。逆にもし風があったらこんなに近くで見ることはできなかったでしょう。photo by Hiroki Goto

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「見ろ、人がゴミのようだ」そんなセリフが口をつくほどに巨大な挑戦者艇。もはやセーリングボートというより建築物を見ている感覚です。どこかに小さく森ビルと書いてあるんじゃないかな。photo by Hiroki Goto

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この日ゲストがもっとも興奮した瞬間が、この2艇のすれ違い。結局5時間ほど海上待機の後にノーレースとなりました。非常に残念ですが、せっかくだから文句のないコンディションで闘って欲しいものです。後腐れの無い形でスッキリと決着がつくことを願っています。photo by Hiroki Goto

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という訳でレースは延期となり、仕切り直しのレースが行われる10日に帰国しないといけないので、陸上からジャンボスクリーンで観戦となります(写真左後藤さん、右早福さん)photo by Hiroki Goto

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posted by BULKHEAD at 07:56| Comment(0) | アメリカズカップ
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