2010年04月22日

白石島「舵杯」レポート

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レース当日の朝。防波堤にやり着けした参加艇で、小さな港がにぎやかに様変わりしました。photo by KAZI CUP

 17、18日に開催された舵杯のレポートが届きました。瀬戸内海、春の名物レガッタとして知られる舵杯は今年で35回目。ゆる〜い雰囲気の手作りレガッタで、レースはもとより前夜祭が人気です。今年は、はじめて白石島で開催され、55艇がエントリーしました。バルクヘッドマガジンがレースのお手伝いを何度かさせてもらったのは、もう15年も前になります。当時は、国内クルージング取材を中心にやっていたので、瀬戸内海のアチコチをずいぶん走りまわりました。みなさん、お元気でしょうか。白石島にも行ったことありますが、のどかでのんびりしていて大好きな島です。舵杯は来年も春に開催予定です。(バルクヘッドマガジン編集部)

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楽しんだ島のKAZI CUP ── 第35回舵杯ヨットレース
レポート/南花裕太郎

 JSAF外洋内海・舵社が主催する春を告げるレース「舵杯」(KAZI CUP)ヨットレースが、“瀬戸内海のど真ん中” 岡山県と広島県の県境、笠岡諸島の白石島で開催されました。

 永きにわたり、瀬戸内東部の播磨灘をベースに開催されてきた舵杯ですが、当地のセーラーたちの熱いラブコールで今回の開催となりました。開催地の「白石島」は、笠岡諸島の中でも歴史ある多くの文化遺産が残る美しい島で、瀬戸内海上交通の要所としても栄えてきたところです。瀬戸内海の東西の潮流がこの付近で合流し、川でたとえれば上流の水源とも言える海域であり、白砂青松の美しい島々が点在する景色はまさに瀬戸内の代名詞ともいえます。

 4月17、18日の2日間、35回目を迎えた舵杯は、地元「笠岡ヨットクラブ」をはじめ近隣クラブのメンバーたちを核に、見事なアレンジメントとホスピタリティのもとで、沈滞ムードのヨット界に活気と新たな風を吹き込むすばらしい大会となりました。

 西日本各地からの55隻の参加艇は、地元漁協の協力で、島の東部に新たにつくられた大きな漁港に集結、整然と係留。その港の風景は自然にマッチして、美しい活気あるマリーナに化したシーンでもありました。

 その泊地の反対側の島の西側に長く続く美しい砂浜「白石ビーチ」に大会本部が置かれ、夕日をバックに見事なシチュエーションで、開会式、前夜祭が開幕。約350人のセーラーたちは、美酒と肴そして多くの催しを楽しみ、島の宴を大いにエンジョイしました。

 今大会は、今秋岡山県内で開催される「国文祭」を記念した大会としても誘致され、地元笠岡市はじめ、地元の多数の団体からも大歓迎を受けました。ヨットレースを軸にした数々の展開が、地域ぐるみで今後の新たな海文化の創生に向けて、はじまりを感じた大会でもありました。

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コースは大三角形15マイルです。photo by KAZI CUP

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海上は風弱く、タイムリミットに掛かる船が多数出ました。photo by KAZI CUP

 翌18日、平穏な朝凪の海。約15マイルのレースコースを完走するには少し厳しい状況下でレーサークラス、クルーザークラスの2クラスに分かれてスタートが切られました。約4マイル先の第1マークまで逆潮と微風の中、何とか走りぬいたフリートでしたが、正午過ぎよりその微風もなくなり、各艇、潮と僅かなパフを探して悪戦苦闘のレース展開となりました。

 結局コース短縮されたフィニシュとなりましたが、約半数の艇がDNF。穏やかな春の海のレースは、走りには少し物足りない結果となりましたが、2日間を通じて島を楽しむヨットレースとして開催された第35回舵杯ヨットレースは、イベント全体としては大盛況で、多くの参加者からも高い評価を受けました。みんなで楽しんだ島の舵杯、ぜひ来年もこの白石島で! と多くからのリクエストを受け、無事幕を閉じました。


舵杯、朝の様子です。撮影:TwiDucksさん ※そのほかの動画はこちらに

◎参考:舵杯成績速報(BHM内)

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posted by BULKHEAD at 08:18| キールボート