2010年04月27日

軽風戦イエールSOF2日目

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フランス・イエール沖に夏雲。快晴ながらも風弱し。photo by Effets mer - guillaume durand

大会2日目、470級男女発進。
男子3チームは、1レースずつシングルフィニッシュ。

レポート/中村健次(JSAFオリンピック特別委員会

 大会2日目、本日もここイエールは高気圧に覆われ、朝から無風。陸上待機を3時間、やっと12時頃から西風が入り出し、13時前に全クラスのAP旗が降下となりました。

 470級男子(全90艇を2グループに分けた予選)は2レースを実施しました。風がライトで、選手たちはどちらのコースを取るか悩んだレースでした。最初のグループ(イエローグループ)の松永/今村は風下集団の上側からベストスタート。即タックで一度集団の前を切り、その後、「どちらの風が強いか確認しながらレースの組み立てをした」(松永)そうです。

 一見、左海面がよさそうに見えましたが、徐々に風向が右に変化する事に気づき集団に対し右寄りのポジションを確保。さらに右からブローとシフトが入りこの時点でトップ5が確定した形になりました。途中トップに立ちましたが、フィニッシュは2位!!上々の1レース目となりました。

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陸上待機。ハーバーのカフェでリラックスするチームジャパン(左から、今村、大熊、吉迫、松永)。photo by Kenji Nakamura

 ブルーグループの原田/吉田は前グループのレース展開を確認しスタートから上2番手のスタートで即タック、松永組同様に最初のレグでトップ3に順位を確定させました。一方、市野/吉見は前グループの流れを確認できず、左よりのコースを選択。かつ思いっきり左に伸ばしてしまい大きくトップ集団に距離を空けられてしまいましたが、その後のダウンウインドで挽回し、28位まで順位を上げました。やはり、軽風では風の強い所をしっかり走ることが重要になります。

 男子2レース目は、1レース目で2位、3位と快走した松永組、原田組共に勝ちたい気持ちが空回りしたのか、大きく順位を落とす結果となりました。コーチボートから見ていて、大ざっぱなコース取りになっていた気がしました。ボートスピード的にも上位と差がありませんから、勝負を急ぐ必要がないようにも思いました。もっと冷静な判断をして欲しかった、もったいないことをした感触です。一方、市野組は第1マークを11位で回航後、各レグで順位を上げ、8位フィニッシュと大健闘でした。フィニッシュ後のホッとした顔が、彼らの思いを表わしていました。

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若手チームの市野/吉見。第2レースでは8位フィニッシュしました。photo by Kenji Nakamura

 470級女子は44艇のエントリーですから予選決勝なくこのシリーズを戦います。スタートからうまく飛び出した吉迫/大熊はそのまま風の強い左側のコースを選択。第1マークを3位で回航、久々のレースで最高の出だしかと思っていた矢先、ダウンウインドで後続艇有利の風になってしまい、慌てたのか2回目の上りで良い風を見逃し、一気に集団にパスされて16位と順位を下げてしまいました。「不可抗力ではなく、自分たちの視野が狭く、ブローを見落としてしまった」(吉迫)とのこと。

 近藤/田畑はスタートで出遅れ、ほとんどの艇のスターンを通り右海面に(吉迫チームと逆コース)、シフトが右に戻ることなく第1マークを18位で回航するも、こちらは2回目の上りでしっかりブローを捉え一気にジャンプアップ。8位で2上を回航、その後も順位を上げ4位フィニッシュを果たしました。実力どおりとはいえ、さすがでした。女子はこの1レースのみでした。

 レーザー級はそれぞれのグループが1レースを行いました。中村は470級のレースサポートをしていましたので、レース内容が分かりませんが、なかなか前を走らせてもらえないようです。イアン、安田両選手は失敗を恐れずレース数をこなしレベルアップを図らないといけないと思います。

 世界はどんどん強くなっています。選手たちには海面でのサポートも満足にしてあげられず申し訳ないと思いますが、先ずは自力で結果を残し頑張ってもらうしかありません。彼らも現状を受け止め、「ガツガツやって行きたい」とのことです。

 明日3日目は、予定レースが不足しているため最初のスタート時間が1時間早くなり10時スタート予定となりました。自然相手とはいえ、期待する風が吹かず、レースできなくて消化不良の感じです。明日こそ風が吹くように。

◎2日目終了時 チームジャパン成績
470級男子(90艇)
  18位 原田/吉田 3-26
  27位 市野/吉見 28-8
  41位 松永/今村 2-41
470級女子(44艇)
  4位 近藤/田畑 4
  16位 吉迫/大熊 16
レーザー級(141艇)
  96位 ホール イアン 35-25
  135位 安田真之助  39-46

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470男子でトップに立ったのは、フランス7のCHARBONNIER Nicolas / MEYER DIEU Baptiste (北京銅メダル)。photo by Effets mer - guillaume durand


Elliott 6m - Match Racing - 26 avril 2010
アップロード者 FFVoile

◎42nd Semaine Olympique Française
http://sof.ffvoile.net/

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posted by BULKHEAD at 13:17| オリンピック