2010年05月25日

英・オーバーナイト研修

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ケンイチ通信3回目は、知らない海域でのオーバーナイト研修です。さらにチャートワークも。なかなかしびれる経験ですね(バルクヘッドマガジン編集部)

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『オーバーナイトセーリング終了』

文/中村健一

5月1日
 5日間のオーバーナイトセーリング研修が先ほど終了しました。初めてクルージングをする研修生4人と、スタッフのOwenさんと私の合計6名で、38フィートの船を使用し、Plas Menaiセンターを26日に出発し、Holyheedで折り返すコースの研修を行いました。

 クルーザーに乗るのが初めての研修生を相手に、セール(メイン・ジブ)のセットの仕方から始まり、タックやジャイブはもちろん、風が強い時のリーフの手順を繰り返し行ったり、海図の読み方や夜のセーリングについての講習を昼間繰り返すなどOwenさんと私で指導していくのですが、やはり言葉の壁が大きく電子辞書を常時ポケットに装備し、言い方が分からない所は即座に調べて単語を並べて指導していました。

 日がたつにつれて少しずつコミュニケーションも取れ出し盛り上がっていったのですが、船内での寝泊まりは、経験あるわたしはそんなに苦ではありませんでしたが、研修生は初めての経験で、揺れる船内での宿泊はとても寝れる状態ではなかったようです。

 日に日に元気がなくなり、最終日は無言の時間がとても長く、上手くしゃべれない私でも流石に息苦しさを感じました。しかし、残り僅かとなった頃には、みんな元気を取り戻し「いい体験だったなKEN!」なんて楽しそうに語っていたので安心しました。

 それにしても5日間の研修期間で、全ての基本動作を教えていくのは本当に大変なことだと改めて感じました。スタッフのOwenさんは、根気強く研修生に指導を行い、安全を促しながらも冗談で場を盛り上げながら、私には簡単な英語を使って指示してくれたりと大変優秀なスタッフでした。

 一番いい経験をしたのは私かもしれません。最終日の前の日にOwenさんに呼ばれ、「最終日はKENが全て海図を元に潮流表を計算し、航行ルートや航行時間、各部ブイまでのコンパス角度の書き出しを全て行ってください」と言わました。

 日本でもそんなことしたことないのになぜここで? なんて断ったのですが、「分からないことは今からすべて教える」と言われ、夜どうし指導してもらい、やっとのことで完成し緊張しながら最終日を迎える事となりました。研修生のみんなも疲れながらも私に話し方を教えてくれたり「KENなら大丈夫だよ」なんて励ましてくれたり、本当にいい勉強ができました。

 色々とありましたが、書ききれません。とにかく疲れました。明日からは420級、OP級の選考レースに向かいます。楽しみですが、まずは睡眠です。

◎ケンイチ通信(1)連載開始!(筆者プロフィール等)
◎ケンイチ通信(2)小学生プログラム

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posted by BULKHEAD at 06:04| 連載記事