2010年06月14日

470微風ダウンウインド


今回は微風ダウンウインドのコツをレクチャーします。クルーは中村健一、スキッパーは山田寛。ふたりは470級で北京五輪キャンペーンをおこなっていました。これまでクルーワークに焦点をあてて講義されることは少なかった気がします。学生選手だけでなく、上級を目指すディンギーセーラーも参考にしてください(BHM編集部)

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『微風ダウンウインドの走らせ方』

文・映像/中村健一

5月22日
 470ダウンウインドの走らせ方について書いてみました。今回のビデオは微風での走らせ方です。

1. ウォーターブレイクの所に座り、艇の接水面積を減らす。
2. 自分の座ったところが、天秤でいう真中に位置していること。ポイントは少しオーバーヒールするポジションがGood!(スキッパーに移動してもらうことでポジションは変えられる)。


 天秤の中心とあって反応が非常によく、パワーがなければすぐにアンヒールになるので、素早くヒールさせ元に戻し、パワーが入ればすぐにヒールするため素早く起こすことで、艇はスムーズに走ります。

 言葉で言うのは簡単ですが、最終的にはヒールやアンヒールになる少し前に察知できるようになれば大したものです。どのくらいの力を与えれば一定のヒールを保てるか反復練習あるのみ(上達すれば僅かなヒールコントロールでパワーを得ることができ、おそろしく速くなります)。

3.波がきたら体(上半身)を動かし、艇は常に同じヒールをキープすること。
4.左手で持っているガイは手首を使って細かいイン・アウトを繰り返しパワーを確認する(上達すれば、両手首だけの細かいパンピングも可能)。


 白鳥の動きと同じですね。トップチームは何気に見ても大きな動きはしておらず、「何もしてないじゃん」と思いますが、上記のようなライバルやジュリーに気付かれないため、水面下で高度な動作を常にしていると思います。

 注意しなければいけないのは、ビデオの中で波が入った際に、私はかなり動いていますが、これはロッキングでとられることはありません。艇が揺れないための動きはとられません。ビデオを見ても分かるようにマストはほとんど揺れていません。

 しかし、これをマスターするまでには、マストが揺れて42条をとられるかもしれません。しっかり練習してから実践に入ってください。

◎ケンイチ通信──FROM イングランド
(1)連載開始!(筆者紹介等)
(2)小学生プログラム
(3)オーバーナイトセーリング終了
(4)プールヘリ420、OP選考
(5)イギリスOP級選考レース
(6)クローズ&ジャイブ映像
(7)小学生プログラム・キールボート
(8)RS400でレースに出ました
(9)初めての小学生セーリング
ケンイチ通信まとめ読み

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posted by BULKHEAD at 06:13| 連載記事