2010年06月19日

アビームと五輪活動のこと



連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『アビームの走り』

文・映像/中村健一

 オリンピックキャンペーン中、特にアビームの走りに自信がありました。とはいってもアビームを走った距離も時間もかなりのものです。

 特に思い出に残っているのは座間味合宿で、30ノット近い風の中、同じタックを本当に長い距離走り続け、腕がしびれて指の感覚が麻痺したことがありました。レースでのアビームはほんの一瞬のレグですが、究極のスピードを得るためにどれだけの時間を費やしたのか、はかりしれません。

 私がキャンペーンを通じて思った事は、セーリング技術を世界レベルで習得するには、オートマチックに体や心が反応するまで2年、それを本当に生かせるようになるのにまた2年、自分自身が少し満足できる動きやトリムができたころには、すでにキャンペーンは終わり、過去の栄光へと変わりました。

 この数値は、あくまで私が思った年月で、一日の練習量がハンパない時間であれば、もっと短縮できるかもしれませんね。

 上手くなるまでには誰もがジレンマを抱えて日々を過ごしていることと思います。「一度に一歩ずつ登れば高い山でも踏破できる」という名言があります。この山があなたにとってオリンピックなのか、日本一なのかはわかりませんが、ジレンマにめげす一日一日を確実に過ごせたセーラーこそが、頂点に君臨していくのでしょう。

 今の自分の目標が本物かどうか、きちんと登れているか確認しながらアタックしてください。

 このアビームには、速く走るヒントがいくつかあるので、ぜひ参考にしてください。

◎ケンイチ通信──FROM イングランド
(1)連載開始(筆者紹介等)
(2)小学生プログラム
(3)オーバーナイトセーリング終了
(4)プールヘリ420、OP選考
(5)イギリスOP級選考レース
(6)クローズ&ジャイブ映像
(7)小学生プログラム・キールボート
(8)RS400でレースに出ました
(9)初めての小学生セーリング
(10)微風ダウンウインドの走らせ方
(11)オーバーナイトセーリング・その2
ケンイチ通信まとめ読み

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posted by BULKHEAD at 07:51| 連載記事