2010年06月27日

72参加!初島ダブルハンド

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今年も盛大に開催された初島ダブルハンド。小雨に降られましたが、風に恵まれて早い展開のレースとなりました。photo by Junichi Hirai

 6月26日、逗子マリーナヨットクラブ、JSAF外洋湘南が主催する初島ダブルハンドヨットレースが開催されました。日本を代表するビッグイベントに成長したこの大会も今年で22回目。今年も72艇の大量エントリーを得て、梅雨空の下、ダブルハンドレースを満喫しました。

 コースは、逗子沖をスタートして静岡県熱海沖にある初島を回航する46マイルです。風に恵まれれば日が暮れる前に戻ってこられる手頃な距離。しかし、乗員ふたりで走るには大冒険です。セールチェンジや確実なクルーアクションなど通常のセーリングとは違った「ダブルハンドならではの技術」が必要とされます。

 午前7時、艇団は南南西の風を受けて一斉にスタートしました。ここ数年、ベタ凪のスタートが続きましたが、今年はウォーミングアップもそこそこに軽風スタートとなり、選手には緊張の表情がみられました。

 初島までの第一ステージはポートロングのクローズです。トップ艇団の〈アドニス〉〈ガイア〉〈ケットフィーク〉〈スパンク〉が、揃って初島にさしかかったのは昼前。選手たちの話では、前線の境目となった真鶴半島に突っ込んだグループほどカームにつかまる時間が長く、小刻みに沖だしして初島にアプローチした艇団が先行できたようです。

 しかし、初島回航ではお約束ともいえる大カーム地帯が出現。先行艇団が一旦ストップしている間に後続艇が追いつき、初島で再スタートとなりました。

 初島を回航すると再び南南西から風が入り、フィニッシュラインまで追い風一本。風速も16から20ノット近くまであがり、スピンランのスピード競争となりました。午後2時17分54秒に〈アドニス〉がフィニッシュ。その後、早い展開で、続々とフィニッシュしました。途中、小雨に降られましたが、風は参加艇に味方し、大きなトラブルもなくレースは終了しました。各クラス優勝は下記の通りです。

 さて、今年の初島ダブルハンドでは、参加条件の安全規定に、これまでのジャックライン、ライフジャケット、ハーネス、ライフラフト(救命浮器)に加えて、JSAF OSRのカテゴリー5と夜間航海に関する項目が付け足されました。具体的には、これまで規定されていなかったライフラインの装備が義務づけられたのが大きな変更といえます。これまで十分なライフラインをもたなかったPLATU25などは、改造して参加することになりました。

 「このレースはタイヘンだけど楽しい!」と評判が評判を呼び、毎年多くの参加がある初島ダブルハンド。レース公示の出場資格に「乗員は初島回航経験が3回以上、または同等の経歴があること」とありますが、ダブルハンドではじめて出場する艇も少なくありません。これまで大きな事故がなかったのは、実行委員会をはじめ、選手たち自身が安全面を重要視しているからです。これからも安全には十分配慮して、いつまでもすばらしいレースが継続されることを願います。

◎初島ダブルハンドヨットレース 成績
Aクラス優勝 SPRAY(Yamaha23II)ベイサイト
Bクラス優勝 PASTIME2(Aiolos 26)ベイサイト
Cクラス優勝 牛若丸 III(Ben First 31.7+1)葉山新港
Dクラス優勝 SAMOA(FARR 31)サニーサイド
Eクラス優勝 FELLOWS(YAMAHA 33S)葉山マリーナ
Fクラス優勝 ティティスIV (Ben First 40.7)小網代

◎初島ダブルハンドヨットレース
http://zmyc.org/HDH2010.html

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最少サイズ参加艇となったベイサイドマリーナの〈sacosun〉(Yamaha21s)。Aクラス4位でした。photo by Junichi Hirai

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スミ&マッキーの女子×女子コンビで出場した〈Hobby Hawk〉(Yamaha 28s)。きっと来年も出場することでしょう!photo by Junicihi Hirai

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昨年に引き続きファーストホームの〈アドニス〉。賞品はKaenonのサングラスでした。充実した賞品もダブルハンドの魅力です。photo by Junichi Hirai

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posted by BULKHEAD at 18:10| キールボート