2010年09月20日

英レーザーマスターズ閉幕

 レーザーマスターズワールドの最終日は、予報通りに7〜8mの風でレースがスタートしました(レポート/室松さとし)。

 各フリートを見てみると、すでに昨日でラジアル・アプレンティスでScott Leith(NZL)が優勝を決めています。普通、最終日はレースに出ないものですが、彼はキチンとレースに出て1-1と完勝して実力を見せつけました。

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ラジアル・アプレンティス優勝のScott Leith(NZL)。photo by Paul Wyeth / RYA

 さて、注目のスタンダード・アプレンティス。ギリシャのAdonis Bougiourisと接戦を繰り広げていたBrettBayerは、7回目のタイトルに向けて出艇する際に娘さんと奥さんにニッコリと微笑んでいました。そして彼はこの得意な強風を1-1でまとめ、Adonis Bougiouris を下し、昨年の雪辱を果たしました。

 激戦のスタンダード・アプレンティスではトップが入れ替わりました、ずっと首位を守っていたArnoud Hummel に変わり、USAのScott Fergusonが逆転優勝を果たしています。役者ぞろいのマスターズ・スタンダード・アプレンティスで勝つのは、本当の意味でマスターズワールドを制したと言っても過言ではありません。

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スタンダード・アプレンティス優勝のScott Ferguson(USA)(BHM編集部の不勉強でスミマセンが、Scott FergusonってあのHall Sparsの??)photo by Paul Wyeth / RYA

 また、スタンダードのグランドマスターズでも入れ替わりがありWolfgang Gertzが首位を守っていたPeter Vesselaを逆転して優勝しました。Peterの奥さんは毎日陸上で待機しているのですが、日本チームに好意的でよく話しかけてきました。最終レースが終わって、旦那さんが2位になった事を知りとても残念そうでした。

 ラジアルのフリートでは激戦のマスターズを手堅く走ったRoosterのSteve Cockerillが、最終レースを1-2で手堅くまとめ優勝しました、彼のラジアルでの優勝は韓国大会以来です。昨年はスタンダードで出場して7位に終わっています。

 私は、彼と同じフリートで走りを見ていましたが、どこからスタートしても、たとえ失敗しても着実に順位を上げて、最後にはトップか3位くらいでフィニッシュしています。彼はUKのラジアルチャンピオンでした、UKでチャンピオンになる選手の実力をまざまざと見せつけられました。

 グランドマスターズでは、オーストラリアの長身女性セーラー、Lyndal Pettersonが見事に優勝を果たしました。

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グランドマスターズ優勝、Lyndal Petterson。photo by Paul Wyeth / RYA

 注目のグレートグランドマスターズでは、地元英国のKeith WilkinsがUSAのPeterSeidenbergを破りました。ここ数年、Peterの独壇場だったこのフリートで、元ヨーロッパチャンピオンのKeithが意地を見せてくれました。

 Keithは2005年ブラジル大会の時はまだグランドマスターズでスタンダードで参加していました。今後はこのラジアルのフリートで、Peterとの戦いが続くでしょう。

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グレートグランドマスターズ(65歳以上)はKeith Wilkinsが優勝です。photo by Paul Wyeth / RYA

 大会を終え、ヘイリングアイランドの仮設のテントの中でPrize GivingとDinnerが開催されました。今回は地元や近隣からトレーラーで遠征している選手が多く、かなりの選手が仕事に戻るために早めに帰途についたため、Prize Givingは思ったより人が少なかったのが印象的です。

 南米などでは帰りようがなく大変な人数で、食事の列に並んで食べるまでが大変でしたが、今回は354名エントリーのわりにすんなりと食事にありつけました。

 来年のワールドは米国サンフランシスコでの開催が決まっています。今回参加した日本選手は4名、日本は国際レーザークラス協会から10枠をもらっていましたが、6枠を余していました。来年はサンフランシスコという立地条件です。シリコンバレー系外資企業で働いている方なら、出張と称してワールドもあり?

 さて、今回参加した日本選手の最終成績は以下のとおりです。ヘイリングアイランドの特徴である強い潮、またヨーロッパの選手に比較してボートハンドリングでまだまだ差があります。参加する以上、世界各国のセーラーたちと交流を深めるだけではなく、セーリング技術も磨いて行きたいと思います。

◎日本選手の成績
村田和雄(ラジアル グレートグランドマスターズ)40位/46艇
三吉 亮(ラジアル グランドマスターズ)20位/31艇
室松さとし(ラジアル マスターズ)35位/56艇
西野隆文(ラジアル マスターズ)49位/56艇

◎World Laser Masters Championship 2010
http://www.laserworlds2010.co.uk/masters

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posted by BULKHEAD at 20:25| ディンギー