2010年09月28日

須磨シアトルカップ2010

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18艇が須磨に集まったシアトルカップ。今年は西日本ミドルボート選手権をか兼ねて開催されました。photo by Taketoshi Yamazaki

須磨ヨットハーバーにミドルボート集結。
シアトルカップ開催

レポート/伊藤耕磁(須磨ヨットクラブ)

 9月19、20日、兵庫県須磨沖で20回目を記念するシアトルカップレースが開催された。この大会は38回を数える大阪湾横断レースを組み合わせ、また今回は西日本ミドルボート選手権を併設。ちょっとシビアな2日間のIRCシリーズレースと、気軽に参加できる1日だけのクルーザークラスのインショアレースによるシアトルカップは、ミドルボートクラス秋の陣に定着したようだ。

 本大会は、昨年からIRCクラス一本化に決定し、2年目のレースとなる。今年6月開催の関西ミドルボート選手権でレーティングがわかってきたところだが、クラス分けではうまく納まらない。18艇の参加を迎えるも、小型艇に苦しいクラス分けなしで実施することになった。

 10日前進水した、〈のたりW〉を加えたVite31が3艇、Y-33が3艇、X35ODが2艇、Y-30が2艇、Farr31が2艇、というように同型艇ならではの戦いも楽しみだ。

 初日は、南西の風安定ながら微風域で1本目のスタートした。1.3マイルの上マークは大型艇から混乱も少なく回航し、その中〈アグネス〉が余裕のフィニッシュを果たした。着順がほぼ修正とおなじ結果になり、意外と修正時間に開きがあるように感じる。

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大会初日は軽風。同型艇同士の接近戦が繰り広げられました。photo by Taketoshi Yamazaki
 
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Aクラス優勝の〈アグネス〉。6月に開催された関西ミドルに引き続き連覇です。photo by Taketoshi Yamazaki

 2本目、上マークを1マイルに設定すると上マークが大混戦となり、あわや接触のケースがあちこちでおこる。これもミドルボートクラスならではの展開だ。5レグを走り切り、ほぼ10分以内に全艇フィニッシュ。

 各マークで接近戦が続いているが、その中でもまたも〈アグネス〉がトップフィニッシュ、〈デッセ〉は2本とも2位、〈ファイブスター〉、〈ルパン〉が共に7点、上位をうかがう位置になった。

 3本目も上マークの大混戦があった。1下マークへのスピンランで風が振れ、パフ、ラルのいたずらが入ってきてがぜんレースを面白くなった。その中でも〈デッセ〉が1位、2位が〈アグネス〉、風の振れをうまくつかんだ最小艇の〈出雲〉が3位と気を吐く走りを見せた。初日を終えてアグネス、デッセ2艇のマッチレースの展開となる。

 ウエルカムパーティーは例年と同じメニューながら、異常に盛り上がる腕相撲大会、立食ながら最後まで帰らない選手たち、顔なじみのメンバー、新しく参加の艇が熱く盛りあげてくれた。第20回大会の記念品は、連続参加の地元〈セントエルモ〉、〈イマジン〉、外来艇の〈AR2〉に贈られた。

 2日目は、大阪湾横断レース、クルーザークラス7艇を加えて一斉スタートでおこなわれた。6ノット前後の南寄りの風、スピンランのスタートから18マイルの変則トライアングルコース。だんだん弱まる風の中、沖合のマークまでは何とかたどり着くも、それから風がいったんなくなり早い潮に流され艇がバックし始める。期待していた南からの風もなく、残り5マイルを残しノーレースとなった。

 クルーザークラスはこの1本のレースのため成績が出ない残念な結果となる。来年はいい風が吹きますように。

 IRCクラスも初日の結果で確定する、優勝〈アグネス〉、2位〈デッセ〉、3位〈ファイブスター〉、3位から8位まで6点差、大いに盛り上がった2日目だったが、風の神様はお休みのようでした。

 Y33Sのレーティングの優位性を言われているが、安定した走りと、クルーワークは、間違いなく勝者。今後クラス分け等より参加艇が楽しめるレースシーンを提供できればと思う。

◎シアトルカップクラスA成績
1. アグネス 4p
2. デッセ 5p
3. ファイブスター 16p
4. ゴッドスピードカッパ 18p
5. AR2 19p
6. 出雲 20 p

◎シアトルカップ
http://www.seattle-cup.org/

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わずか1点差で惜しくも2位の〈デッセ〉。photo by Taketoshi Yamazaki

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須磨ヨツトハーバーは、長年の懸案であった改修工事も完成し、外来艇も安心して係留できるようになりました。photo by Taketoshi Yamazaki

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posted by BULKHEAD at 07:28| キールボート