2010年10月24日

微風和歌山インター3日目

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和歌山インターナショナル3日目。午前中は風が弱く陸上待機。艇庫前でルール講習会がおこなわれました。photo by Junichi Hirai

微風の中、さすがと思わせるナショナルチームのスピード感
レポート/オリンピック特別委員会 広報

 大会3日目、和歌山セーリングセンターは朝から風がなく、参加選手は陸上待機となりました。天候は晴れ、気温23度、穏やかな秋の休日といった感じでしたが、期待する風はいっこうに吹く気配がありません。

 待ち時間を有効に使おうというインターナショナルジュリー(IJ)団からの提案で11時から大艇庫前艇置場にて「参加選手へのルール講習会」が開かれました。当初はウインド選手への講習会プランでしたが、めったにない機会ということでクラス、世代を問わずほぼ全員の選手が参加しました。講習会は今レガッタの5名のIJ陪席のもと増田開IJ(JSAFルール委員長)の講義から始まり、活発なQ&Aが展開、選手たちのルールへの関心の高さを物語っていました。とくにユース・ジュニア世代の選手たちがルールブックを手に真剣にメモを取る姿が印象的でした。

 講習会終了後はスリーボンド社協賛によるランチョンパーティーが開催されました。カーレースのサーキットでおなじみの同社大型キッチンカーが東京から運ばれ、参加選手・役員に豪華ランチョンセットが振る舞われました。同社からは長年、ユース・ジュニア世代セーラーの育成・強化に物心両面にわたる多大な支援・協賛をいただいています。お陰様でおいしいご馳走をいただくことができました。このランチ提供は明日もおこなわれます。この場をお借りして心から御礼を申し上げる次第です。

 ランチ終了のタイミングで、弱いながらも西からの風が入るようになり、ようやく13時半過ぎに選手の待機が解け、出艇となりました。

 時折のブローでレース開始を思わせましたが、風は安定せず、左右に振れ、風速も6ノットを超えることがなく、またしても海上待機。今日はレースは無理なのではとの思いが海面を支配していましたが、14時半過ぎにかろうじてレースができる微風が安定し始め、全クラス順次スタートが図られました。

 レースコミッティー、選手両方を悩ませたこのレース、ウインドはフルコースを走れましたが、470、420はコース短縮のフィニッシュとなりました。結局本日はこの1レースのみでした。結果、各クラスの総合トップ選手は変わりませんが、470級ではテクニックに勝る女子・近藤・田畑組が、今大会2回目のトップフィニッシュ。総合トップのピエール・ヴィンセント組(仏)と同点タイの2位に浮上しました。4位までは1点差の接戦です。オリンピック種目はナショナルチームが当然のように上位を独占しています。

 明日は大会最終日。午前中に各クラス1レースをおこない、午後には全クラスのメダルレースがおこなわれる予定です。よい風に恵まれることを祈るばかりです。

鈴木國央 レース委員長
「朝から悩んだが、なんとか1レースはやりたかった。風のチャンスを狙って1レースができたことは幸いだった。風の予測はコミッティーでも難しいほどの海面だった。その中、風の振れをアップデートした選手が結局は前を走っていた。視野が広いということだ。そうした選手は待機中でも風の観察をしている。470級は1上までは学生チームが前を走っていたが、結局はナショナルチームのレース洞察力に負けてしまった。学生チームはナショナルチームのスピード感を研究する必要がある。
ボードはレースセオリーを守った選手が勝負に勝っている印象だ。マークに向かって無駄なコースを取る選手がいた。次世代選手たちはナショナルチーム上位選手の戦い方を学んでほしい。分からないままでは進歩しない。貴重な大会なので積極的にトップ選手に聞いて、学んで、そして次への知恵として吸収してほしい。今日の1レースは、「経験」と「思い切りの良さ」とをうまくバランスをとった選手が勝ったことだろう」

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スリーボンド社より選手と役員へランチが振る舞われました。photo by Junichi Hirai

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5艇参加の420クラス。スタート後、風は弱くなり、コース短縮されました。photo by Junichi Hirai

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RS:Xジュニアクラスのトップ、倉持大也。photo by Junichi Hirai

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首位を走るフランス男子のPierre LEBOUCHER / Vincent GAROS。photo by Junichi Hirai

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招待選手、フランス女子のCamille LECOINTRE / Mathilde GERON。photo by Junichi Hirai

JSAF和歌山インターナショナルレガッタ成績詳細(PDF)

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posted by BULKHEAD at 00:58| オリンピック