2010年10月25日

和歌山インターメダルR

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国内初のメダルレースがおこなわれたテクノ293クラス。photo by Junichi Hirai

微風のメダルレース
薄暮までスタートを待った470級はついにAPHに

レポート/オリンピック特別委員会 広報

 大会4日目・最終日。またもや和歌山セーリングセンターは好天、風なし。昨日に続いて陸上待機となりました。

 待機中の選手たちの時間の使い方はさまざまですが、大半の選手は艇の整備、他チームとの技術交換に費やします。そうした中、世界の近藤・田畑組は余裕のリラックスタイムでしたが、次世代セーラーたちがこの時とばかりに2人をつかまえ、操艇についての熱心な質問を浴びせ、そのつどその場での座学がおこなわれました。若手セーラーたちにとってはめったにない機会です。目を輝かせて聞き入る学生たちを前に、近藤・田畑組の丁寧に対応する光景は好感が持てました。

 予定されていた午前のレースは、結局おこなわれませんでした。スリーボンド社の心づくしのランチタイムを終え、各クラス上位10艇による決勝メダルレースがセーリングセンター岸壁前でおこなわれました。このメダルレースは国際レガッタでは常におこなわれ、和歌山では前大会に続いて2回目。得点は2倍、カットレースの対象とはならず、ジュリーの裁定も海上で瞬時に判定されるレースです。

 風は300度、5ノット。上下マークの距離は0.2マイル。それを2周します。吹いていればどうという距離ではありませんが、今日の風は別物です。風は微妙に振れ、時に3ノットまで落ちます。こうなると、各選手の腕の見せ所。RS:X男女、テクノ293、まではかろうじてレースをおこなうことができました。

 420級は超微風の中、1周を過ぎた段階で中止となりました。注目の470級の出番になるころは、パフもすっかりなくなり、スタートできず、470艇群は辛抱の風待ち・海上待機となりました。薄暮が近づいた16:30に今度は南のパフが入り、執念のコミッティーはレース開始を決断、スタートシークエンスが始まりました。しかし、それも束の間、ついに本部船にAPH旗が掲揚され、レースはおこなわれることなく、レガッタは終了となりました。

 結果、ダブルハンドは昨日の成績がそのまま最終成績となりました。ウインドも上位に変化はありませんでしたが、RS:X級女子は須長と小菅が同点となり、メダルレースの上位者が勝ちのルールにより須長が逆転の総合優勝を飾りました。

 風に恵まれなかった今回のレガッタ。しかし、これもレースにはつきものです。風がなくても強い選手は上位に並びます。これが本当の実力というものでしょう。

 表彰式の表彰台に上がった優勝セーラーたちの顔は、みな晴れやかでした。

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和歌山セーリングセンター沖は鏡のような水面。風がまったくありません。photo by Junichi Hirai

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テクノ293クラスで優勝した寒河江選手(関東学院大)。photo by Junichi Hirai

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420級優勝の渡辺/新井田(松山セーリングクラブ)。メダルレースは途中で風がなくなりノーレースになりました。photo by Junichi Hirai

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2位の小菅とは同点。メダルレースで先に入った須長由季がRS:X級女子優勝です。photo by Junichi Hirai

JSAF和歌山インターナショナルレガッタ成績詳細(PDF)

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posted by BULKHEAD at 15:41| オリンピック