2010年10月28日

ドーピングとライブラリー

 和歌山インターナショナルレガッタに行ってきました。ご存じの方もいると思いますが、BHM編集部は和歌山で風邪をこじらせてしまいパワーダウン状態でした。毎日、海に出て撮影していましたが、海からあがるとすぐ宿に戻って倒れていました。「体調管理をしっかりしないと」と自分で言っておきながら、このていたらくです。気を引き締めないといけませんね。

 さて、「JSAF インターナショナルシリーズ」と称し、江の島と和歌山で2週連続で国際大会がおこなわれました。これは、なかなか興味深い試みです。ナショナルチーム、海外のトップセーラーといっしょに戦え、さらにハーバーではユースや学連セーラーが、直にトップ選手と話し、アドバイスをもらえるチャンスなのですから。

 470級、スナイプ級は、蒲郡インカレの直前とあって、費用とスケジュールの関係で参加できない学校も多かったようです。しかし、来年の全日本インカレは江の島の開催予定なので、うまく連動できれば盛り上がりそうです。

 また、JOC関連団体の協力体制も興味深いものがありました。ひとつは、ドーピング検査の実施です。ヨットレースでは、RRSの基本規則にあるようにドーピングを禁止しています。江の島オリンピックウィークの最終日には、JADA(日本アンチドーピング機構)のドーピング検査専用車が登場し、ハーバー内でドーピング検査が実施されました。

 ランダムに選ばれた選手は、クルマのなかで尿を採取し、提出するまでを監視員チェックのもとでおこないます(結果は後日)。一般選手はドーピング検査になれていないでしょうが、違反になる風邪薬の禁止物質など確認しておいた方がよさそうです。ちなみに、1回(1人)検査するのに3万円ぐらい掛かると聞いたことがあります。

◎日本アンチドーピング機構・ドーピング検査 Q&A
http://www.anti-doping.or.jp/anti-doping_qa.php

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ドーピング検査専用車。このなかでなにがおこなわれるのかは、貴重にもドーピング検査に選ばれ体験したダウンアンダーセイリングジャパン社長リゲインさんのブログをご覧ください。photo by Junichi Hirai

 和歌山では、ナショナルトレーニングセンターが所有している映像ライブラリーをJISS(国立スポーツ科学センター)の技術スタッフが、マリーナ艇庫を利用して紹介してくれました。

 このライブラリーは、国内のセーリング技術向上を目的に設置されている映像ライブラリーで、JSAF会員は誰もが映像を見たり、送ったりできます。閲覧するには、ID、パスワードが必要で、JISS開発の専用ソフト(スマートビュア)を使う必要がありますが、こうしたセーリング映像が増えていけば、国内セーリング界の財産になっていくことでしょう。

 ただし、個人的な意見として、現時点は携帯電話からも利用できるYouTubeの方が、数も豊富だし、アクセスも手軽です。また、ライブラリーの映像を見ても、説明のない動画は、一般選手、ユース選手が見ただけではわかりにくいものでしょう。このライブラリーを有効利用するには、もうひとつ、ふたつの工夫と根気が必要なのかな、とも思っています。

 映像ライブラリーの見方は、J-SAILING 82号(参考PDF:http://www.jsaf.or.jp/j-sailing/2010/82/14.pdf)の記事に詳しく紹介されています。パスワード等も記事に記載されているので見てみてください。

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和歌山インターナショナルレガッタでは、艇庫でスマートビュアをスクリーンに上映していました。photo by Junichi Hirai

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posted by BULKHEAD at 11:04| コラム