2010年10月29日

シエスタチーム健闘3位

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昨年に続いて優勝(モンスーンカップ本戦出場)のニュージーランドのフィル・ロバートソン。ニュージーランドヨットスコードロンのトレーニングアカデミー出身でミノプリオの後輩にあたります。photo by Subzero Images, Monsoon Cup

 大会最終日。今日も弱い風でレースが開始されました。お昼に近づくにつれ徐々にシーブリーズが入り、大会期間で最も良い風でレースが行われました(レポート/シエスタ 坂本 亘)。

 昨日に引きつづき、残りのランドロビンが行われました。ラッキーな場面もあり、AUSのニコールスと AUSのギルモアチームに勝ちました。ラウンドロビン11勝となり、NZLのコルベットと並びましたが直接で勝っているわれわれが3位で通過。

 セミファイナルで1位通過のフィル・ロバートソンが、コルベットを指名したため、われわれはギルモアチームと対戦となりました。

 セミファイナルは2勝先取。初戦のプレスタートでペナルティーを取られてしまいますが、スタート15秒前で相手を上手くプッシュし、ギルモアチームがリコールします。

 1上レグでは相手も粘り強い走りを見せ、差は広がりません。1下レグで上手くシフトを掴みわれわれがリードを広げます。2上レグで何とかペナルティーを解消し、その差わずか1艇身。最後はギリギリで逃げ切り、まず1勝。

 1レース目を終えた時点で相手チームの表情がかわりました。余裕を見せていた訳ではありませんが、負ければ後のない状況で集中してきます。

 2レース目、プレスタートではお互いにイーブンのスタートを行い、われわれは右をキープ。1上では差のない状況で先行します。お互いジャイブとなり風上側のギルモアにペナルティーが与えられました。

 しかし、その後のポジションで相手に上手く前に出られてしまいます。2上レグでペナルティーも解消され、そのまま差のない状況で最終レグへ。ギリギリのところまで追いつきますが、半艇身差で負け。

 3レース目では、プレスタートで相手にプッシュされ、スタート直後には3艇身の遅れ。そのまま抑えられ1勝2敗で敗退しました。

 その後、3位4位決定戦が1本日勝負で行われ、プラン通りわれわれが左をキープし勝利しました。

 今大会3位でレースを終えました。セミファイナルに唯一残ったアジアチームということで地元から熱い声援を頂きました。

 4日間で20マッチ行えレース内容共に本当に良い経験になりました。コーチのローリーのアドバイスでは、組立、レースの判断は的確でした。今回改めて考えさせられた点は、レースセオリーに最も基本的だったこと。細かいテクニックも使いますが、レースの強さは基本を外さない点でした。

 このあたりがオセアニアセーラーの強さであり、マッチレース問わず、フリートレースでも通用しているのだと思います。われわれにとって36フィートクラスのマッチは4回目。初めて大きな手応えを得た大会となりました。

 しかしながら、マッチレースの低年齢化は進んでいるようで、今回の参加選手はほとんど21、22歳でした。今後、日本から若い選手が海外マッチに参加する場合は、できる限りわれわれの経験をフィードバックしたいと思います。

◎MONSOON CUP 2010
http://www.monsooncup.com.my/

◎最終成績
1. Phil Robertson – WAKA Racing Team (NZL)
2. David Gilmour – Team Gilmour (AUS)
3. Wataru Sakamoto – Team Siesta (JPN)
4. Reuben Corbett – Black Sheep Racing (NZL)
5. Peter Nicholas – Freshie Racing Team (AUS)
6. Graeme Sutherland – Team Hermes (HKG)
7. Mark Lees – Team Echo (GBR)
8. Tan Wearn Haw – Sinyidai (SIN)
9. Neil Semple – Capital TV (THA)

◎シエスタチーム紹介
J/24全日本優勝多数、J/24世界選手権準優勝、全日本マッチレース優勝、コリアンマッチ日本代表などキールボート中心に活動する和歌山のセーリングチーム(日吉染業ヨット部)。11月中国で開催されるアジア大会マッチレース日本代表で、9月にはアメリカまで武者修行の旅へ。ただいまニュージーランドコーチとともにマレーシア・モンスーンカップ予選(アジアマッチレース選手権)に出場。

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posted by BULKHEAD at 10:01| マッチレース