2010年11月22日

470西宮、市野/吉見首位

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今年は欧州遠征を経て実力をつけた市野/吉見。千葉国体でも優勝しました

 予選シリーズが終了しました。大学4年間を西宮の海で過ごした市野/吉見がトップで決勝に進みます(レポート・写真/全日本470実行委員会)。

 夜から吹いていた北東の風が昨日よりも残っており、最大5mほどのなかでO旗が掲揚され、第3レースがスタートしました。スタートライン自体はイーブンに設定されているものの、時折入る右からのブローによるシフトとそれを狙いに行く艇団が風上寄りに集まり、本部船周辺は相当の混雑を見せました。

 この風域になるとナショナルチームを中心とする有力選手が上位を外しません。一方、初日トップに立って黄色のビブを身に纏った出道/幸野は少し出遅れ、昨日2位の奈良/伊勢木はスピントラブルによりこのレースをリタイア。優勝候補と見られていた勢力が一気に台頭してきます。

 このレース、1マークをトップ回航した松永/今村が連続トップで頭ひとつ抜け出すかと思われましたが、フィニッシュラインに先頭で現れたのは市野/吉見。最後のレグでラフィングマッチを始めた後続を尻目に、悠々のトップフィニッシュを飾ります。この時点で総合でもトップに立ちました。

 第4レースは少し落ち始めた風の中で引き続き行われました。弱まる風を制したのは吉迫/大熊(ベネッセコーポレーション)。ここまでは村濱/板倉の後塵を拝していた同ペアですが、うっぷんを晴らすような快走を見せます。

 続いて市野/吉見、長橋/田淵、松永/今村と入り、なかなかシングル上位に入ることのできていないライバルたちを引き離していきます。第3レースをリタイアした奈良/伊勢木はこのレースを6位でフィニッシュし、カットレースを抱えたものの上位争いに踏みとどまりました。

 いったんハーバーに戻ったあと、入り始めた海風を頼りに第5レースを始めるべく出艇しましたが、全艇が海面に到達したころに再び無風に。結局今日はこれにてレース終了となりました。

 風にはあまり恵まれませんでしたが、予選4レースが成立したことで、明日からはゴールド/シルバーでの決勝フリートレースが始まります。

 不安定なコンディションだったといは言え、結果から眺めると予選上位には有力選手がずらりと並びました。5レース成立で1カットとなります。まだまだ勝利の行方はわかりませんが、トップ3に比べるとそれ以外の有力チームに冴えが見られないのが少し気になります。

 学生のトップはジュニア時代からこの海を知る笠井/俣江(関西学院大)が8位につけていますが、初日の失点をカットにできれば飯束/古谷(日本経済大/早稲田大)が上がってくるでしょう。

 女子では村濱/板倉と吉迫/大熊の一騎打ちの様相を見せつつありますが、他に3艇がゴールドフリートに進出しました。積極的に遠征に取り組んできた小林/三浦(東北学院大)の健闘が光ります。

 明日の予報は雨、吹くのか雨ベタなのか今のところ予測がつきません。西宮では予報よりも早く、先ほどから雨が降り出しました。早く低気圧が通過してくれれば六甲おろしが吹き出すかもしれません。

 コースはトラペゾイド、予告信号は今日と同じく9時25分の予定です。コンディションによっては速報のペースが落ちるかもしれませんが、悪しからずご了承ください。

◎全日本470選手権
http://www.jsaf.or.jp/hyogo/470nationals2010/

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葉山を拠点に活動する長橋/田渕。昨年の全日本でも優勝戦線に絡みましたが脱落。1年間で鍛えた精神力に注目です

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2日間で4レースを消化。大会3日目よりゴールド、シルバーフリートに分かれて決勝がはじまります

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posted by BULKHEAD at 01:49| オリンピック