ロイヤルパースヨットクラブの岸壁に近い場所で予定されていたメダルレース(49er級、RS:X級、470級)は、風のコンディションに合わせて不規則におこなわれました。49er級はオーストラリア、RS:X級男子はオランダ、女子はスペイン、470級男子はイスラエル、女子はスウェーデンが優勝です。
このなかで見ごたえがあったのが470級女子。午前中にゴールドフリートを1レースだけおこない、スウェーデンがトップフィニッシュで3位から2位にアップ。夕方におこなわれたメダルレースでは、トリッキーな軽風のなかで黄色のビブスを着たニュージーランドを尻目にトップを快走。3位から1位まで逆転優勝を飾りました。このトントン拍子に進んだ逆転ドラマに、選手もコーチも大喜びです。五輪でメダルを獲得したかのように抱き合い、海に飛び込み、よろこびをアピールしていました。
470女子のメダルレースを取材中、ふと「このフリートのなかに日本女子が入ったらどんな戦いをするだろうか」と想像してみました。アジア大会で金メダルを獲得した近藤/田畑や吉迫/大熊の走りは、決して負けていないと確信します。
世界の選手は、2011年から本格的にオリンピックに向かって動き出します。このパースインターナショナルレガッタには、日本選手の出場はわずかでしたが、大会を注目していた選手は多いでしょう。もし、五輪を目標に掲げているなら、この大会に出場した顔ぶれがロンドンで対決することになるからです。
------------------------------------------------
パースインターナショナルレガッタ6日間の取材レポートはこれで終わります。大会を取材して、いろいろ考えさせられたこともありますが、その話はまたのちほど。ただいま深夜2時、パース国際空港の4番ゲート前です。機内では邪魔されることなくゆっくり寝られますように。

大逆転で優勝した470女子のERICSO / GABRIELSSON(SWE)。photo by Junichi Hirai

よろこんで海へダイブ。photo by Junichi Hirai

470男子はイスラエルのKLIGER/ SELAが優勝しました。photo by Junichi HIrai

軽風で戦われたRS:X女子メダルレース。フィニッシュ直後は酸欠で倒れそうなほどハードなコンディションでした。photo by Junichi Hirai

49erチームとフリーマントル在住のバルクヘッドマガジン読者であり、町を案内してくれ、さらに49erのパッキング手伝いまでしてくれた砂山さん(写真中央)。フリーマントルセーリングクラブでレーザーラジアルに乗っているナイスガイです。清風中学ヨット部時代は松永選手、坂本選手の後輩だったとか。来年もよろしく! photo by Junichi Hirai
◎Perth International Regatta
http://www.perth2011.com/
毎週木曜コラム更新:サンケイビジネスアイ
バルクヘッドマガジン・ツイッター:BULKHEADER
======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ネオネットマリン
ダウンアンダーセイリングジャパン
ノースセールジャパン
トーヨーアサノ
SWING
コスモマリン
葉山セーリングカレッジ
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
VELOCITEK
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
エイ・シー・ティー
プラネット・グリーン
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
シエスタ
バルクヘッドマガジン・ツイッター:BULKHEADER
======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ネオネットマリン
ダウンアンダーセイリングジャパン
ノースセールジャパン
トーヨーアサノ
SWING
コスモマリン
葉山セーリングカレッジ
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
VELOCITEK
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
エイ・シー・ティー
プラネット・グリーン
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
シエスタ