2010年12月31日

セーラーオブザイヤー発表

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 2010年の最後を締めくくるのは、バルクヘッドマガジン・セーラー・オブ・ザ・イヤーの発表です。いまのところ日本で唯一となるセーラーに与えられるこのアワードは、BHM編集部が独断と偏見で決めているもので、「ヨット馬鹿・オブ・ザ・イヤー」の別名があります。

 ヨット馬鹿とは、セーラーにとって最高の褒め言葉と編集部が判断して名付けています。でも「ばか」がつくほどヨットに夢中になったとしたら、それは賞が与えられるまでもなくシアワセなことではないでしょうか。毎週のように海に出てセーリングしているみなさんなら、理解してもらえると思います。

 賞の基準は、成績だけではありません。固定観念にとらわれず、日本でこれまでにない目立った活動をしたり、少々軌道を逸した記録など。編集部が「これはすごいな」と感じた選手を対象にしています。

 さて、2010年度のバルクヘッドマガジン・セーラー・オブ・ザ・イヤーは、全日本インカレ総合準優勝の慶應大ヨット部に決定します。今年のインカレは早稲田大の三連覇で幕を閉じました。その早稲田大をギリギリまで追い詰めたのが慶應大です。また、この1年の大学ヨットは、早稲田、慶應という宿命の対決、それを追う他大学の躍進があり、インカレは史上最高なまでに盛り上がりました。

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2010年度バルクヘッドマガジン・セーラー・オブ・ザ・イヤーは慶應大ヨット部に決定です!photo by Junichi Hirai

 また、これまで記事でも伝えてきましたが、慶應大は3年前までは伸び悩む中堅校であり、全日本優勝を狙えるチームではりませんでした。それが、部内意識改革をはじめとして、選手の技術力向上だけでなく、インカレでは不可欠なチーム力、組織力の改革を行ってきました。

 バルクヘッドマガジンが印象に残るのは、全日本インカレ最終日。65点差で早稲田大を追う慶應大470級チーム3艇が、並んで上マークをトップ集団で回航したシーンです(BHMは第2マークの位置から見ていました)。10メートルオーバーの風のなかで次々にあがったレッド&ブルー&ホワイトのスピネーカーは、迫るほどの彼らの気持ちが伝わってきました。あのシーンはいまでも忘れられません。

 慶應大は準優勝に甘んじました。しかし、3年前は箸にも棒にもかからなかったチームが、総合優勝をつかむ一歩手前まで成長したことに胸を張ってほしい。さらに、この1年、大学ヨット界全体を盛り上げ、他大学にも大いに刺激を与えてきたとBHM編集部は判断します。「2010年の慶應はすごかった」とセーラーたちの間で語り継がれるでしょう。

 今年は河合、渡部、中澤、小島、国見といった4年生が、同ヨット部をけん引しました。大学ヨットは終わりますが、セーリングに終わりはありません。BHM編集部は、インカレで活躍した彼らが大学を卒業した後、どんなカタチでもいいからセーリングを続けて欲しいと思います。

 2010年度のヨット馬鹿は、慶應大ヨット部に決定です。目がくらむような賞金やピカピカのトロフィーはありませんが、おめでとうございます!

※上のエンブレムは、大坪ヨット馬鹿デザイン事務所の大坪さんが制作してくれました。ありがとうございます!

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posted by BULKHEAD at 11:57| Comment(0) | コラム
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