2011年01月10日

NT選考レース取材を終えて

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松永/今村と原田/吉田の対決。今回は松永/今村が勝ちましたが実力はほぼ同じです。今年の海外遠征でどれだけ成長していくのかたのしみです。アビームは3月のプリンセスソフィアから、スリーボンドは今年もメルゲス24キャンペーン(ボルボカップ、ヨーロピアン)と並行しながら五輪活動をおこないます。photo by Junichi Hirai

 鹿児島鹿屋市で開催された2011年ナショナルチーム選考レース。最終日も10メートル前後の北西が吹き上がり、最後の最後まで選考にふさわしい厳しい舞台が用意されました。既報のとおり、2011年度ナショナルチーム、プレ五輪代表選手(各種目1位)が決定しました。このなかからロンドン五輪代表選手が選ばれることになります。(BHM編集部)

 強風シリーズとなった本選考。470級男子の松永/今村、原田/吉田、NT枠争い、ラジアル級の蛭田と高橋。最終レースまで誰が勝つのか分からない緊迫のレースでした。この舞台を演出したレース委員会に拍手を送りたいと思います。

 全クラス同一海面でおこなうという変則的な運営方法だったにもかかわらず、レース委員会は迅速な運営で14レースを消化しました。最高の風、最高のレース運営で、選手は本当の実力が試されたと思います。また、鹿屋市高須町のボランティアによるレース後の炊き出しは、冷えたカラダを温め、空腹を満たしてくれた、本当に心あたたまるホスピタリティでした。

 今回の選考レースで五輪を目指す選手は大きなふるいにかけられ、半分以上の選手の夢が破れました。敗れた選手の気持ちは、プレスボートから観戦していた傍観者にははかりしれません。

 最終日、最終レースを観戦しているとき、選手たちがどんな気持ちで走っているのかを想像して胸が熱くなりました。これは、2007年北京五輪の選考となった広島選考でも感じたことです。この4年間でオリンピックを目指すほとんどの選手と会話をしてきました。選手たちと交わした言葉を思い出しながら、最終レースのマーク回航シーンをみつめていました。

 負ける者がいて、勝つ者がいます。わたしたちは、日本でいちばん強いセーラーを五輪へ送らなければなりません。今回の選考を通過した選手は、間違いなく日本でトップの実力を持つ選手です。

 オーストラリア・パースのISAFセーリングワールドまで残り11カ月。日本代表を決める最終決戦の火蓋は切って落とされました。12月までにナショナルチームはどれほど成長できるでしょうか。バルクヘッドマガジンは、オリンピック代表選考、そしてロンドン五輪までを追っていきたいと思います。

◎2011年度ナショナルチーム選考レース成績
470級男子
1. 松永鉄也/今村公彦 20p
2. 原田龍之介/吉田雄吾 21p
3. 石川裕也/柳川祥一 40p
4. 市野直毅/吉見亮平 62p
5. 渡辺哲雄/八山慎司 64p

470級女子
1. 近藤愛/田畑和歌子 13p
2. 吉迫由香/大熊典子 21p

レーザー級
1. 安田真之助 16p
2. 城 航太 32p
3. イアン・ホール 34p

レーザーラジアル級
1. 蛭田香名子 21p
2. 高橋 香 22p

RS:X級男子
1. 富沢慎 12p
2. 高橋良典 24p
3. 金子岳司 35p

RS:X級女子
1. 須長由季 16p
2. 小菅寧子 24p

※BHM編集部は、ただいまマレーシアに到着しました。12日からランカウイ島で開催されるキールボートレース、ランカウイレガッタにエスメラルダチームで出場してきます。今回は選手として遠征しているので、カメラを持ってきていませんが(重いカメラの代わりに予備ブロックとかセールリペアグッズとかダクトテープとか、そういうものを持って来ています)、できる限り更新していこうと思います。おたのしみに。

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posted by BULKHEAD at 20:17| Comment(0) | オリンピック
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