2011年02月10日

RYAに見るジュニアトレーニング・後編

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スタート方法にも趣向を凝らして、ラインを4つに分けグループ毎に指定された位置からスタートします

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『RYAインターナショナルトレーニング・後編』

文・写真・動画/中村健一

1月26日
 午後からはスタート練習を何回も行う中で、ラインを4つに分けてグループごとに指定されたポジションからのスタート練習を行っていました。

 これはなかなか良いアイデアで、全体のポジション取りに対するアプローチを効率よく学べる良いドリルだと思いました。

 スタート練習も終わり、レース練習が始まりました。レースではミーティングで話していた風のベンドや、潮の影響を考慮しながらのレース展開で、タックポジションやジャイブポジションが見ていてよくわかりました。

 午後4時にレース練習も終わり、夕暮れとともに陸に引き揚げて行きました。5時間半の長い練習にもかかわらず、子供たちは元気いっぱいでしたが、ゴムボートに立ちっぱなしの私は本当にくたくたでした。

 練習後はレースを振り返り、全体ミーティングで、どういった所がポイントだったのかを大まかに説明した後、各グループに分かれての細かいミーティングを行い、今回のスタッフのみなさんに挨拶をして解散となりました。

 この流れで日曜日も行われ、たったの2日間でしたが、非常に充実した合宿で選手たちも大変満足して終えることができました。

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練習後のミーティング。実に内容の濃い2日間でした

 この合宿で一番感じたことは、コーチ陣が多く、6人に対して1人のコーチが付くことです。どうしても30名もの人数を指導するとなるとレース練習になりがちですが、しっかりと全体をカバーする体制ができていることが、強さに結び付いているように感じました。選手もこのような体制なら気兼ねなく質問でき、納得して練習に打ち込めるのでしょう。

 次に練習ドリルの多さです。選手がどういうレベルか把握しながらドリルを変化できる柔軟性と、それに対応できるドリルの多さが非常にタイムリーに行われているからこそ、目に見えて成長を確認できるのでしょう。時間があれば特集したいと思います。

 最後にコーチのスキルが非常に高いことです。選手の時はただ目標に向かってがんばればよかったのですが、コーチともなると選手がどういう風に考えているか、どうすれば今の状況を打破できるかなど、練習を行っている際に瞬時に判断し、個々の選手を導ける話をしていかなければなりません。

 選手の時とはかなり違い、色んな勉強を日々していかなければ、コーチレベルも下がってしまい、良い指導もできなくなることでしょう。そういった意味で言えば、ここでのコーチレベルが非常に高いレベルに維持できているということは、コーチ自身も多くの経験と勉強を怠ることなく行っている証拠だと思います。

 私もコーチを目指す1人として、非常に勉強になりました。しかし、マイナス2度の海上で6時間の練習には驚きました。・・・というより私自身が疲れました。

 次回はウェイマスで行われます。毎週毎週コーチも本当に忙しく国中を飛び回っています。

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