2011年02月18日

ウェールズラジアル合宿



連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『ウェールズレーザーラジアル強化合宿』

文・写真・動画/中村健一

2月13日
 イギリス・ウェールズヨット協会(WYA)のレーザーラジアル(15〜18歳対象)強化合宿に参加しました。この強化合宿は毎月1回行われており、ウェールズセーラーのレベルアップには欠かせない合宿になっているようです。

 今回、WYAのラジアル選手男女18名とコーチ3名+私で開催されました。イギリスでは土日を利用した合宿がメインで、学業に支障がないように合宿プログラムが組まれています。

 また、前回お伝えしたOP級のコーチ体制と同じで、1人のコーチが担当できるのは6名まで。参加選手に合わせてコーチの人数も変化していくようです。

 この合宿では3グループに分かれ、海上での指導はグループ別で指導していました。6名の指導であれば、細かいところまで目が行き届くので、選手とコーチのコミュニケーションも海上で頻繁に取り合っていて、短時間での成長が目に見える形であらわれていました。

 コーチ陣もヨーロッパチャンピオンやレーザーラジアル世界選手権3位など、かなりの上級者がコーチングを行っています。今回の合宿では、特にスピード練習を重点に置き、さまざまなドリルを混ぜ合わせながらハードな練習を行いました。

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トッパー級はOP級に次いで全英選手権出場数が多い種目。昨年は英国内だけで348艇が集まりました

 選手の大半は、ジュニア種目のトッパ−級から乗り換えてきた選手で、ジュニア時代はトップ30チームに在籍しており、技術・知識はすでにトップクラスにあります。彼らはシングルハンド級で続けてきた選手だけに、大柄な選手ばかりで、身長は全員わたし(173センチ)より高く、一番高い選手で186センチもありました。


何気にジャイブしていますが、かなり切れがあり参考になります。とても16歳には見えないですよね

 2回/月のトップグループ合宿(ランキング30位以内)に加え、WYAの地元合宿が組まれており、選手はレベルの高い選手同士の練習と、良いコーチのもとでの指導を頻繁に受けるため、非常に早い段階で、それぞれの選手が自分のスタイルを確立しつつあります。

 また今回、レーザー級トップチームのトレーニングメニューに沿って、彼らがきちんとトレーニングを行っている事が確認できたのも非常に勉強になりました。

 RYA(英国ヨット協会)ではそれぞれのクラスに合わせたトレーニングプログラムが確立されていて、配布されたメニュー表に沿って選手個人個人がきちんとこなしているのと、それをきちんとコーチ陣が管理し選手に指導している光景を見て、イギリスの強さをより感じる事となりました。

 自分が彼らと同じ高校生のときには、恥ずかしながらただ単に「負けたくない」と言う思いだけでその当時頑張って練習していたように思えます。

 高校生から始めた私にとっては、それはごく当り前の思考であったと思っていますが、たくさんのエリート選手がジュニアから上がってきている現在、セーリング競技で強くなっていくための情報を、どこまで提供できるかが鍵になるのではと私は思います。

 選手が自主的に「勝ちたい」と思いだしたときに、道しるべとなる情報があれば、まだまだセーリングも楽しくなるのでは? と感じました。

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