2011年03月06日

WYAトッパー合宿・初日

連載・ケンイチ通信──FROM イングランド
『WYA トッパ−強化合宿初日』

文・写真・映像/中村健一

2月20日
 今年は休日返上で、たくさんの合宿に参加させてもらっています。今回はトッパ−級のWYAウェールズヨット協会)強化合宿に参加しました。少し前に「イギリスジュニアセーリングを分析する その1」で紹介しましたが、おさらいの意味で少し説明しようと思います。

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トッパー級
全英選手権平均参加艇数 約310艇
体重幅:47〜63kg
 イギリス国内では非常に多い艇種のひとつで、シングルハンドを始める一番最初の艇種となっています。適応体重も47〜63キロと、大柄な選手でも活動しやすい艇種です。会員数を聞いたところ、約800人いるそうです。ジュニアの全種目を合わせると、いったいどれだけのセーラーがいるの? と聞きたくなる数ですよね。

 今回の参加者は、選手12名(12〜16歳)とコーチ2名+私で2日間の合宿を行いました。土日を利用して合宿しましたが、金曜日の夜8時30分に集合し、土曜日に行う海面の調査や、気象、潮、風向等を気象データやマップを使って、レース前に行っているような細かい話し合いを1時間行った後、解散となりました。

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金曜日の夜7時〜8時にかけて、トレーラーを引いてウェールズ内の選手が集まってきました。親は本当に大変ですね。お疲れさまです

 土曜日の朝のミーティングでは、金曜日のおさらいと、再度気象の確認を行った後、レース練習。レースはソーセージコース、ゲートマークコース、トラべゾイドコースと2レースごとにコースを変化させて行いました。12名の選手の中でトップ30に入っている選手がWYAには5名いるため、非常にハイレベルなレースしていました。


 上マーク回航を見ても分かりますが、まさに見本となるような、本当にきれいな回航動作をしています(トップ1、2位の選手参照)。これはシングルの選手は必見です。ぜひ参考にしてください。

1.回航前にバング、カニンガム、を緩める。
2.回航直前にセンターボードを少し上げてメインシートを持ったまま大きく右腕を上げる。★回航中にメインセールがスムーズに出て行くので、艇速が落ちない。センターは風域に合わせて上げるか上げないかを決める。
3.右手を上げたまま、フルハイクでリーヘルム(逆ヒール)をかけながら、舵をきって行く。
4.艇が適正アングルに回りきるまではメインシートを出しながら調整する。
5.アングルが決まった地点でベストな体制になっていること。


 午後もレースを振り返りながら、各選手のレースの組み立て方についてのばらつきを修正し、レースエリアを移動させて、陸のベンド風が入るポジションに上マークを設置するなど、手の込んだ事を行いながら、3つのコースを変えながらコース練習を行いました。トップ30位の選手は変化に素早く気づくものの、30位以下の選手たちはかなり苦戦していました。

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 この日は14レースを行い、練習後にビデオを見ながらスタートや、回航、タクティクスなどの反省をそれぞれ行い、この日は終了となりました。

 選手たちの日曜日の朝までの課題は、もちろん気象の調査です。

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