2011年04月30日

イエールSOF取材を終えて

 イエールSOFの取材も早いもので最終日を終えました。メダルは取れませんでしたが、オリンピックに向かって一歩一歩進む日本チームを見ることができました。シリーズレースの流れから、メダルレースに進んだアビームチームばかりを取り上げましたが、ほかの日本勢にもさまざまな見所がありました。

 49erの牧野/高橋はこれまで使ったことのない新艇に乗り、途中でトップを引くなど今後を期待させるシーンがありました。49erのように日本で少ないクラスは、海外のフリートのなかでレースをしないと身に付かない技術があります。新艇の調整を万全に、これからガンガン乗り込んで、世界で戦ってほしいと思います。

 また、レーザーの安田は、今後がたのしみなヨットレースを見せてくれました。予選最終日にゴールドフリートを狙える位置につけ、進出を目指して賭けに出ましたが失敗。シルバーフリートで失格レースもありましたが、なにかひとつのきっかけで上のステージにあがれる可能性を秘めています。しかし、レーザーは五輪種目でもっとも数が集まるキツイ種目です。上位グループで戦うためにはあと3つぐらいステージアップを目指さなければなりません。

 今回BHM編集部は、なかなか見る機会の少ないRSXのレースをよく見ていました。日本男女は全員ゴールドフリートに進みましたが、トップ、セカンドグループの選手とはまだ差があるように思います。スタートを出られず、スピードを得られないまま後位置で戦うという日本勢を何度かみました。RSX日本は、470に次いで成績を残してきている種目です。ロンドンでは北京よりも進化した姿を見せてくれることを期待します。

 さて、BHMのイエール取材は、これでひとまず終了です。twitterでご存じの方もいると思いますが、実は大会中盤からノートパソコンが動かなくなり、携帯電話から更新していました。毎日海に出て撮影していましたが、それを更新する手段がなく、後半は文章だけのレポートになってしまいました。写真を楽しみにされていた方、もうしわけございません。日本に戻ったら、撮りためている写真を発表しますので、しばらくお待ちください。

 このイエールは、とても疲れる取材になりました。パソコントラブルもそうですが、この大会に国内のプレスが大勢やってきて、海外取材陣への配慮が二の次になっている節があったからです。プレスルームは常に満席状態だったほどで、カメラボートの配艇も毎朝ドタバタ。油断するとフランス主体でズンズン進んでいき、置いてきぼりにされるので気を緩められません。時には大声を出して、意思を伝えないといけない場面もありました。

 ただ、海外メディアチームとは、パルマから連続で顔を付き合わせてるので仲良くなりました。だいたい一緒になるのは主にイギリス、オランダ、フランス、ドイツ、デンマークの取材チームで、アジア代表でBHMという感じです。いうなれば、上記の国はメディア対策にも力を注いでいるセーリング強国、ということになります。

 パルマから続いたワールドカップ取材特集はこれでおわり。BHMは戻ったらすぐさまゴールデンウィークのクルーザーレースに出場します。

 さあ、日本へ帰ろう!

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大会終了日の翌日、フライトまで時間があったのでイエールの町まで行ってきました。ハーバーからバスで10分程度。城跡のある古い町並みには、週末の市場ができていてたくさんの人であふれていました。photo by Junichi Hirai
posted by BULKHEAD at 19:24| Comment(2) | オリンピック
この記事へのコメント
取材、お疲れ様でした。
選手以上に「顔」を売って置く事が需要なジャーナリストの現場。ニッポン、いや、アジアの代表としてこれからも期待しております。
頑張れ、BHM編集部!!
Posted by 外道無量院 at 2011年05月01日 10:35
ありがとうございます。そう期待されると恥ずかしくもあるのですが、これからもがんばります!しばらくは国内取材に力を注ぐ予定です。
Posted by HIRAI at 2011年05月02日 22:42
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