2011年05月25日

関東470、シーズン開始!

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今年は4戦が予定されている関東フリートレース。写真は優勝した男女コンビ、川添/板倉です。photo 関東470協会

◎学生選手は乗り込み不足? 川添/板倉が大きくリード
 今年で3年目になり、昨年より1回多く、年4回開催することになった「関東470協会フリートレース」。2011年の第1回目が5月21〜22日、江の島ヨットハーバーで、他水域の新潟大学から3艇の参加を含む、合計41艇でレースがおこなわれました。(レポート/関東470協会・伊藤譲一)

 1日目。朝から絶好のコンディションです。晴天、南寄り200度を中心に、振れ幅の小さい5m程度の中風。うねりと波が適度に入り、ダウンウインドで波にうまく乗せられれば、差をつけるチャンスがある海面です。

 1レース目。積極的に前に出てくる艇に引っ張られ、3回のゼネラルリコールのあと4回目でやっとスタートしました。市川/大矢(早稲田大学)がフィニッシュに向かうリーチング。艇をゆらさず、綺麗なパンピングでスピードに乗せた走りでトップフィニッシュしました。市川選手は、昨年インカレ3連覇のレギュラーで今年のポイントゲッ ターとして期待される選手です。続いて秋山/宮島(慶應義塾大学)が入り、次週におこなわれる関東学生ヨット連盟新人戦の前哨戦のように見えます。

 2レース目。風速が6〜7mとあがり、うねりが大きくなり始めました。東日本大震災の影響で、今年は3月11日以降春合宿を中止にしている大学も多く、練習量が少ないため昨年の同時期に比べると、ボートハンドリ ングに不安があるチームが多いように見えます。

 その学生選手たちを大きく引き離し、川添/板倉(Team SSJ)が安定したボートコントロールでトップフィニッシュ。川添選手は今春、中央大学を卒業した社会人1年生。板倉選手は女子の中で身長があり、クルーワークも力強く、男子選手に引けをとらない実力があります。学生では小柄な女子がスキッパー、クルーが男子の男女ミックスコンビは470級ではよくありますが、社会人では珍しい男女ミックスコンビ。さらに男子スキッパー、女子クルーです。

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2位の市川/大矢(早稲田大)。関東学生ヨット連盟新人戦に向けて学生選手も奮闘しました。photo 関東470協会

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3位、慶応大の秋山/宮島。photo 関東470協会
 
 その学生選手たちを大きく引き離し、川添/板倉が安定したボートコントロールでトップフィニッシュ。川添選手は今春、中央大学を卒業した社会人1年生、板倉選手は女子の中で身長があり、クルーワークも力強く、男子選手に引けをとらない実力があります。学生では小柄な女子がスキッパー、クルーが男子の男女ミックスコンビは470級ではよくありますが、社会人では珍しい男女ミックスコンビ。さらに男子スキッパー、女子クルーです。

 3レース目以降は、ますますうねりが高くなり、風速以上に風が強く感じられるコンディションになりました。その中で川添/板倉が、残り5レースを1-2-1-1-1と他を寄せ付けないレース運びをしました。社会人になり、ほとんど練習していないチームに現役学生がまったく太刀打ちできません。

 当日、関東学生ヨット連盟新人戦でスナイプ、女子新人戦の運営等があり、各大学がベストメンバーでフリートレースに参加していない状況かもしれません。しかし、昨年に比べると乗り込み不足のように感じます。

◎日頃のチェックで艇体トラブルを回避
 今回のフリートレース、セレクションのあるインカレ出場常連校以外で注目選手は、坂野/山中(東京海洋大学)。彼らはすべてのレースをシングルにまとめ、昨年出場できなかったインカレ本戦出場を目指しております。東京海洋大学には、今年は青森工業高校か らヨット経験者が入部していて、総合力でのレベルアップができればダークホースになりそうです。

 次に塩島/武尾(東京大学)。スキッパーの塩島選手2年生はジュニアヨット経験あり、クルーの武尾選手は昨年全日本470選手権にクルーで出場しており、フリートレースでも時折良い走りをしています。秋までに乗り込めば、昨年の金沢大学のように関東水域から東京海洋大学、東京大学の国立大学旋風で大会を盛り上げてくれる事と期待します。

 関東470協会フリートレースは、1日最大7レースおこないます。順風から徐々にうねりが高くなり、最終の7レース目は10mオーバーのブローが入るハードコンディションとなりました。

 レースの回数をこなすうちにリタイアする艇が増えていき最後は17艇のみのフィニッシュになりました。ハンドリングに自信がなく、勇気あるリタイア艇もありますが、それ以上に艇体トラブルでリタイアする艇が続出しました。

 レースに参加するのに最低限必要なのは自分が乗る艇を日頃から整備しておくことです。海上に出たからには自分の力で帆走して帰るということが基本です。自分の命を守るためにも、重要なレガッタでくだらない艇体トラブルによって悔しい思いをしないために、もっと艇の状態に神経を使ってください。今回のフリートレース程度のコンディションで艇体トラブルを起こすようでは、安心してレースに参加できないと思います。

 2日目は朝から前日以上の強風が吹き荒れ、朝のブリーフィングでレースをおこなうか選手の意見を求め協議した結果、レースを中止としました。

 前日までの成績で川添/板倉が2011年第1回フリートレース優勝となりました。 次回のフリートレースは6月18〜19日です。今年の全日本インカレは江の島で開催されます。インカレ前の練習レースとして他水域からの参加もお持ちしております。

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◎関東470協会
http://www.kanto470.org/

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posted by BULKHEAD at 08:26| Comment(0) | ディンギー
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