2011年05月26日

上昇機運チームジャパン!

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ISAFワールドカップ・デルタロイドレガッタの大会メディアからインタービューされ、世界へ向けて日本からメッセージを発信しました。写真中央は、オランダセーリング連盟のロブ・フランケン理事。photo by JSAF

 デルタロイドレガッタでは、日本チームの選手・コーチが、東日本被災セーラー復興支援のステッカーや旗を掲げています。この動きに現地大会本部が敏感に反応を示してくれました。大会メディアチームの取材が大会初日にあり、被災した高橋香へのインタビューがありました。今日、その続きで動画を撮りたいと依頼され、レース終了後に撮影がおこなわれました。(レポート/JSAFオリ特・斉藤愛子)

 ここでサプライズだったのですが、オランダセーリング連盟の理事であるロブ・フランケン氏が登場し、オランダがチームデルタロイド(オランダのナショナルチーム)に最初の25枚のステッカーを購入すると発表しました。JSAFとしては6月の「セールフォーゴールド」大会で販売する予定で各種の準備を進めていると伝えてあったのですが、オランダがこの機会に予約申し込みをするとのことです。そして、オランダに続いて、他の国も日本の復興支援に協力するであろうとコメントを出しました。

 日本の震災に対する関心の高さに驚くと同時に、こうした海外のセーラーたちの温かい気持ちを身近に感じて、感謝の気持ちでいっぱいです。
   
 5月25日(第2日目)。高気圧の圏内に入り、風が弱い1日でした。レース運営は、午後から風が弱まるという判断で、朝のうちに1レースを行うべく、定刻の10時スタートでエリアに出ましたが、予想よりも早く風がなくなり、12時過ぎに南から入った5〜6ノットの風でレースがおこなわれました。14時予定の午後組はさらに延期となり、スタートが16時近くになりましたが、各クラスとも2レース(49erは3レース)を実施しました。

◎中村健次ナショナルコーチのコメント
「とにかくむずかしいシフティー&ガスティーなコンディションでしたが、470級男女は今日も好調でした。納得のいかないチームもあるかもしれませんが、結果的には、みながんばっています。特に2番手、その次のチームが好調で、明日以降の日本チーム対決が楽しみです。若手NT、自費参加チームも健闘しています。切磋琢磨です。また、他種目クラスもスタートが良くなり、それが成績結果に表れているようです。集中力を切らさず、常にチャレンジ精神をもってレースに臨んでほしいと思います」

470級男子…28カ国 68艇 予選2グループ
 「今日は全日本選手権だ!」(アビームチーム・小松コーチ)と言うぐらい、石川組を除いた6チームが同じ青組になりました。しかも、2レースを松永組と市野組が1、2位を分け合う勢いで、松永組は総合3位、市野組は昨日の2レースが英語のスコアがついているにもかかわらず、31位にあがってきました。
「僕はこれまでメデンブリックのレースで一番良かった成績でも18位。強風よりも軽風のほうが得意ですから、今日はいい1日でした。明日は初ビブスでレースです」(松永)
3位 松永・今村  3-10-2-1
8位 原田・吉田 2-6-5-8
16位 石川・柳川  4-10-7-24
18位 前田・野呂 14-14-11-6
20位 阿部・森田 6-19-4-20
25位 渡辺・八山 7-DNF-8-12
31位 市野・吉見 OCS-DNF-1-2

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本日2レースを最高の風の読み、ボートスピードで総合3位に浮上!最高の笑みでコーチ答えてくた松永・今村。photo by JSAF

470級女子…17カ国 27艇
 16時頃からレースとなったこのクラスは、夕方の北風が入るようになり、途中でレースが中止、やり直しになりました。2レースを行い、吉迫組が得意の軽風で粘って2位に上がりました。近藤組は昨日のOCSがまだ消せないので7位、ライバルのスペインは今日も1回BFDにかかりました。
2位 吉迫・大熊 8-3-5-5
7位 近藤・田畑 1-OCS-3-8

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吉迫・大熊。初日3位の称号、赤ビブス。大会3日目は総合2位の青ビブスを着けてレースに臨みます。女子トップの北京五輪銅メダルスキッパーのフェルナンダ・オリビア(BRA)は、クルーを変えて新たにスタート。銅メダルクルーのイザベル・スワンは、トーベン・グラエルの娘、マルチーヌ・グラエル(20歳)と組んで現在3位です。photo by JSAF

49er級…23カ国 39艇
 レーザーのレースが終わった後に、同じエリアでおこなわれ、牧野組はトップ10に入ってきました。
「今日はスタートが良かったです。スタートがよいと、レースもいいところを走ってシングルに入れます」(関コーチ)
8位 牧野・高橋 15-14-14-(28)-8-5

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ブラックフラッグ後も果敢に攻めました。photo by JSAF

スター級…15カ国 23艇
 昨夜遅くまでレースの後、今日は朝一番に出艇して、風待ちの末に2レースを行いました。スター級は艇数こそ少ないですが、トップレベルの顔ぶれが揃い、鈴木組にとっては良いスピードテストになっています。
13位 鈴木・和田 13-19-11-11

RS:X級男子…32カ国 55艇
 体重が軽量の金子は軽風で漕ぎのレースになるとパワーが足りません。懸命の走りですが、世界のハードルの高さに四苦八苦といった状況です。よい経験です。
49位 金子岳司 45-4340-47

RS:X級女子…22カ国 27艇
 昨日の1-2の中国と須長は軽風では苦戦し、軽風が得意な中国勢がよく走った結果、順位は大きく変動しました。レースエリアがガスティーで、風を取れた選手が伸びるという展開の中、須長は2位を走る場面もありましたが、ガストを見落としたり、サイドを外してしまい、順位を落としてしまいました。
7位 須長由季 5-2-12-15

レーザー級男子…45カ国 122艇 予選2グループ
 安田は軽風でも本物の走りを見せてくれました。
「何が違うってことはないのですけど、スタートでラインをよく見て、高さが足りなくならないように注意したら、これまでのような不甲斐ないスタートがなくなり、スタート後のコースが選べるようになりました。今日はダウンウインドでもワールドチャンピオンのトム(トム・スリングスビー)に抜かれず、ロールジャイブで5艇の前に出たりなど、練習してきたことがうまく出せたと思います」(安田)
 また、2レース目では、城があわやトップかというところ、最後にはトムに抜かれて2位になって残念でした。しかしながら、これまで彼の周辺を走ることすらできなかったことを思うと、大いなる進歩の跡が見られました。
10位 安田真之助 9-10-6-14
39位 城 航太 20-20-58-2
93位 永井久規 31-56-23-57
98位 ホール・イアン 41-55-36-41
108位 南里研二 58-41-30-59

レーザーラジアル級女子…32カ国 59艇
 不規則で不安定な風の中、昨日トップのマリット(オランダ)が大きく崩すようなむずかしいレースになりました。高橋は2レース目にうまく風のあるところを走って順位を上げ、11位でフィニッシュしました。
「ランで風のないところを走ってしまいました。アップウインドはマシなのですけど、ダウンウインドでブローがよく見えていませんでした」(高橋)
28位 高橋香 46-27-32-11
43位 蛭田香名子 35-30-35-54

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59艇が出場するレーザーラジアル級。中国のメダリスト、リージャ・シューが2位に上がってきました。photo by Sander van der Borch

 大会3日目からはアイルランド付近にある低気圧が東へ移動してきて、荒れ模様になるとの予報です。本日と同じスケジュールで2レース(49erは3レース)を予定しています。

◎Delta Lloyd Regatta
http://www.deltalloydregatta.org/

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posted by BULKHEAD at 17:59| Comment(0) | オリンピック
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