2011年06月22日

江ノ島スナイプレポート

 6月18、19日に江の島沖で第2回江ノ島スナイプが開催されました。今大会は「まさに梅雨!」という天候で、選手・運営ともに雨と無風との戦いとなりました。初日は風待ちの後に出艇しましたが、無風と雨の影響でレースできず。2日目も風が弱く、大会成立が危ぶまれましたが、三井物産ヨット部・進藤レース委員長のはじめてとは思えない臨機応変な采配で、2レースを終了することができました。(文・写真/関東スナイプ協会・安ヵ川 純)

11.06.22_10.jpg
梅雨空の下、53艇が出場した江の島スナイプ

◎不安定な風で2レース消化。優勝は大井/酒井
 2日目の朝の出艇時には北東の風でしたが、徐々に東に風がまわっていきました。第1レースはスタートでゼネリコを繰り返し、その間に風が振れてしまい、マークを打ち直すということを何度か繰り返した後に、ようやくスタート。

 しかしながらレース中も風が安定せず、2上マーク、3上マーク共にマークチェンジを行うことになりました。また風の振れが大きかったためマークごとに順位が入れ替わる展開に。

 1上マークでは第1回優勝の西村組(同志社大学)、オクムラボートの大井組、蒲郡から遠征の昨年東日本スナイプ優勝の児玉組(豊田自動織機)の順で、軽風でもスピードのある艇が回航していきました。そして、むずかしいコンディションの中トップフィニッシュを飾ったのは、豊田自動織機の児玉/田中。2位にオクムラボートの大井/酒井、3位にはJ24でも活躍している月光の武居/小島が入りました。

 第2レースにおいてもゼネリコを繰り返し、もはやレースは不可能かとも思われましたが、最終スタート時刻の午後2時ちょうどにスタートをすることができました。最終レースも風は不安定でしたが、やはり軽風でのボートスピードとコース展開の優れた艇が前に出る展開でした。

 トップフィニッシュは、レース直前まで徹夜の突貫工事で新艇建造をなんとか間に合わせた、大井組でした。まだブロックなども完全には付いていない状態の艇でしたが、新デザインボートの高いポテンシャルが証明できたのではないでしょうか? 2位にはこちらもACT金井氏設計による新辻堂スナイプでの参戦となった、白石/鈴木(North Sails Japan/電通)が入りました。

 2レースのみの開催となった第2回江ノ島スナイプでしたが、優勝は2位、1位とスコアをまとめた大井組で、久しぶりのタイトルにとても喜んでいました。2位には第1レーストップの児玉組、3位にはアイシンAI時代に2007年全日本スナイプを制した武居/小島(月光)が入賞しました。

 今回は蒲郡からの実業団遠征組だけでなく、東北大学ヨット部も出場しました。震災以降色々と大変だったとおもいますが、元気なセーリングを見せてくれました。まだまだ困難な状況は続くと思いますが、精一杯がんばってほしいです。

11.06.22_11.jpg
江の島スナイプ上位入賞者。おめでとうございます!

11.06.22_12.jpg
第2回江ノ島スナイプ成績表

◎選手、運営一緒にレースを盛り上げよう!
 また、少し残念なこともありました。着艇後にハーバーにて、度々のマーク打ち変えなどのせいで2レースしか開催できなかった、と運営サイドに対する不満の声が聞こえました。確かにわれわれ運営サイドにも改善点はあったのかもしれません。しかしながら、今回のレースではゼネリコが多すぎたように見受けられます。微風と追い潮の影響などもあったのかもしれませんが、全てのスタートにおいてライン形成がとても高く、いつも同じ艇がスタートラインを引き上げていたように見えました。

 スナイプ級はSCIRAレース運営規定により、「Serious Fun, Serious Sailing」の精神と、選手の技術向上などのために黒色旗ルールを用いていません。だからこそ選手のみなさんの協力がないとレース開催に支障をきたしてしまいます。ぜひ選手・運営が一体となった良い大会が開催できるように、フリート全体で協力していきたいと思います。

 次回、関東スナイプ選手権は7月16、17日に開催です。本年度全日本スナイプの出場権がかかったシリーズもあと2戦です。今年の全日本スナイプは、当初は宮城県ゆりあげヨットハーバーを予定しておりましたが、震災被害により、開催場所を江ノ島ヨットハーバーに変更いたしました。開催日は11月9〜13日です。詳細は関東スナイプ協会日本スナイプ協会のホームページをご覧ください。

毎週火曜コラム更新:サンケイビジネスアイ
フェイスブック:BULKHEAD magazine
ツイッター:BULKHEADER
======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ネオネットマリン
ダウンアンダーセイリングジャパン
ノースセールジャパン
トーヨーアサノ
SWING
コスモマリン
葉山セーリングカレッジ
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
VELOCITEK
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
エイ・シー・ティー
プラネット・グリーン
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
シエスタ
posted by BULKHEAD at 16:26| Comment(0) | ディンギー
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。