2011年07月18日

ISAFユースW最終レポート

 7月15日、ISAFセーリングユースワールド最終日。いよいよ勝負の日です。朝恒例のウォーキングの時から、そよそよと風が入ってくるのを感じました。そしてレースが始まる昼頃には、レースエリアに7〜9mの風が入っており、選手たちはそれぞれの目標や想いを胸に、最終レースを戦うために出艇していきました。表彰台を狙う選手、自分の課題に挑む選手それぞれですが日本代表という顔つきで出ていく選手を非常に頼もしく感じました。(レポート・写真/萩原正大&帯同スタッフ、編集/JSAFオリ特・広報)

 表彰台のかかる420級男子・元津組とラジアル級女子・土居は、守りに入らず攻めの姿勢を最後まで崩さずに戦いました。結果、元津組は強風の中トップフィニッシュを決め、強風でも日本ありという存在感をアピールして総合2位・銀メダルを獲得しました。

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最終日に会心の走りでトップフィニッシュを決めた420男子

 土居は、終始大型選手に食い下がる緊迫したレース展開で、全ての力を出し切ったレースをしてくれました。表彰台を逃した悔しさは計り知れないものの、4位という立派な成績を残すことができました。

 他の選手についても、国内とは違った多くの経験、課題、自信を得ることができ、日本に帰国することができます。ラジアル級の土居と國政は、この後のラジアル級世界選手権に出場するためにまっすぐフランスに向かいますが、このユースワールドの経験を存分に生かして、活躍してくれることを期待しています。

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420女子、来年の大会でリベンジです

 夜の表彰式では、420級男子表彰の際に、「日の丸」が掲げられました。昨年の世界選手権での惜敗からはい上がってきた420チームのがんばりを知っている日本チーム全員にとって、感動の表彰式となりました。

 また、ユースワールドでは、各国の選手とコーチ一人ひとりが自国以外のチームに投票する「ベストチーム賞」というものが設けられており、最も投票数の多かったチームが表彰されます。これは、「チームワークが良い」「ユーモアがある」など、この大会を通して特に目立った国が選出されることになります。その代表国として「日本」が選ばれ表彰を受けました。日本チームとしての団結力やがんばりを評価してくれたこと、JSAFが展開している「東日本大震災・JSAFチャリティーキャンペーン」が各国からの大きな評価につながったと思います。

 期間中を通して日本で応援してくださった皆さんのご声援をなくして「今大会の成績」や「ベストチーム賞」を獲得することはできませんでした。本当に感謝しています。ありがとうございました。

 今後とも選手・コーチ一同精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

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420級男子表彰式、1位スペイン、2位日本、3位オーストラリア

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銀メダルを獲得した元津・日野

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獲得した銀メダル

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ベストチーム賞を受賞した日本選手団

◎日本チーム最終成績
420級男子(34艇)
 2位 元津・日野 1-(18)-10-1-10-4-9-4-18-7-1
420級女子(31艇)
 19位 角田・古屋 29-(32)-12-5-14-14-13-29-8-27
ラジアル級男子(50艇)
 32位 國政 39-34-(44)-36-28-15-12-12-16-36-23-41
ラジアル級女子(41艇)
 4位 土居 (16)-9-12-6-1-12-6-3-5-10-6-11
RS:X級8.5男子(34艇)
 24位 倉持 26-22-22-24-20-18-(27)-24-23-16-10-19

◎420級男子チームのコメント
元津「あらためて、日ごろ指導してくださったコーチや、支えてくれた親に感謝したいです。またこの経験を今後のヨット人生に生かしていきます。まずは、帰国後に開催されるインターハイ、国体で優勝できるよう、練習に励みたいと思います」

日野「まず今回の遠征で、お世話になった方々にお礼を申し上げます。そして、このような成績を収めることができて本当にうれしく思います。日本に帰ったら、インターハイと国体など主要な大会が控えているので、今回の成績に満足せずに優勝を目指します」

◎大会総評
 この大会に帯同しわたしたちコーチ陣が感じたことは、昨年の大会以上に各国選手が強化されていること、参加者数が増え、さまざまな選手が参加するまさにU-19世代のオリンピックという印象を強く受けました。

 加えて、58カ国、350名が参加したこのISAFユースワールド大会は、今後これまで以上に盛り上がる勢いを強く感じました。各国がこの大会を目標に強化を行い、それに基づく次世代強化を加速していることを強く感じ取れました。

 大会において420級、ラジアル級女子選手は、世界と対等に戦うことができることを証明してくれました。RS:X級についても、体づくりや基礎を固めていくことにより、世界に挑戦できる可能性があると思います。また急速に他国のレベルが上がっている29er級についても、国内での普及・強化活動に取り組むべき時期に来ているのかもしれません。

 われわれはISAFユースワールドに向け更なる強化を誓い、日本に戻ります。次回開催地はアイルランドです。2012年3月に開催予定の選考会に多くの日本ユースセーラーが挑戦してくれることを願います。

◎2011 ISAF Youth Sailing World Championship
http://www.isafyouthworlds.com/editions/2011/index.php
◎ISAFユースワールド・レポート
(6) メダルを目指して最終日へ
(5) ユースワールド日本爆発!
(4) ユース420元津日野2位へ!
(3) 土居上昇ISAFユース2日目
(2) ISAFユースW大会初日
(1) ISAFユースワールド直前

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posted by BULKHEAD at 08:10| Comment(0) | ジュニア・ユース
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