2011年07月21日

ロシアマッチレース参戦記

 7月11〜19日まで、ISAF G2セブンフィートカップに出場するためにロシア・ウラジオストクに遠征しました。当大会は今まで日本からも数チーム出場しています。今回は地元ウラジオストクから7チーム、ニュージーランドから2チーム、イタリア、韓国、そして、われわれ日本チームで12チームのフルゲートとなりました。(レポート・写真/吉田工作)

 今回の船はPlatu25。メンバーは普段活動している吉田工作、今田圭祐、山下大吾の3名に神戸大から有馬忠嗣を加えた4名で参加。初めてのG2レースということもあり、ワクワクドキドキで本番を迎えました。

11.07.21_05.jpg
日本チームメンバー(吉田、今田、山下、有馬)

 大会が始まるまで参加チームの案内など来なかったので、大体のレベルは毎年の流れから予想していましたが、それは大きく異なるものでした。まずはニュージーランドWilliam TillerとLaurie Jury、イタリアSimone Ferrarese、ロシアAndrew Arbuzovなど、ISAFランク25位以内のトップレーサーも参加していてとても驚きました。

 ISAFランクではわれわれは8番目。フォーマットでは前半に下位チームと戦う予定だったので、最初から飛ばすつもりでしたが、初日のボートドローで引き当てた6号艇のピッチング、バウンドがあまりにもひどく、どれだけ気合いを入れてスタートをしても全く話になりません。

 これでは一生勝てないと思い、2フライトが終わった所から、Platu25特有のエンジンルームの船底フタを全艇外してもらうことにしましたが、問題は完全に艇のポテンシャルにあり、この対処では全く変わらず、あっけなく下位チームにさえも勝つ事ができずに終わりました。

 2日目ラウンドロビン後半では、上位チームとの対戦があり、ここで取り返さなければ終わってしまうので、積極的に仕掛けました。昨年のAUS遠征から僕が得意とするNZLのWilliam Tillerからはまたしてもペナルティーを奪いますが、スタートだけでは世界のトップセーラーには全く歯が立たず、1つ1つのタック、ジャイブ、マーク回航でジリジリと差を広げられる展開でした。結局、初日の痛手が最後まで残る形となり、最下位にてラウンドロビン敗退となってしまいました。

11.07.21_03.jpg
FMJ Racing のWilliam TillerとHarry Thurstonは、ロシアの地元クルーを2名乗せて参加しました

11.07.21_02.jpg
NZL対決となった決勝

 今回の遠征は、初のG2レースということもあり気合いを入れて、関西を中心に多くの方から支援をしていただいたおかげで、学生中心のわれわれでも参加することができました。

 しかしながら、せっかく応援して頂いてもこの成績では…。皆様にどうお詫びすれば良いのか、20歳の僕は、21歳で今大会を制すNZLの彼と何が違うのか、そんな事ばかり考えていると、「出るとしても国内だけにするか、だってこれでは只の恥さらしじゃないか」「もういっそ今シーズンはIRCだけにしようか」「そもそもマッチ自体僕には向いていないんじゃないか」と訳の分らないことばかりを考えていました。

 しかし、こんなところで終えていては本当に只の「マッチをやっていた人」で終わってしまいます。レーサーである以上、今は前を向く必要があるのではないか、みなさんに一生懸命頭を下げて、また切り換える他ないのではないかと決心し、次は全日本マッチに向けて照準を合わせます。

 そして最後になりましたが、今回多くの支援して下さったワイレアの濱口オーナー、クルーの皆様、ラパンブルー半田オーナー、ファイブスター植松オーナー、神戸大の山下先生、OBの川原さん、阿部さん、ライズマリン小林様、プログラマーの里見様。そのほか応援して下さった方々、本当にありがとうございます。そして期待に応えられず申し訳ありません。

11.07.21_04.jpg
日本でもお馴染の美人レース委員長のTaniaさんが行うブリーフィング

◎セブンフィートカップ成績
1. William Tiller (NZL)
2. Laurie Jury  (NZL)
3. Vladimir Lipavsky (RUS)
4. Simone Ferrarese (ITA)
5. Byeong-Ki Park  (KOR)
6. Andrew Arbuzov (RUS)
7. Vladimir Ermakov (RUS)
8. Ekaterina Kutovaya (RUS)
9. Nikolay Korolev (RUS)
10. Georgiy Shaiduko (RUS)
11. Ilya Ermakov (RUS)
12. Kosaku Yoshida (JPN)

毎週火曜コラム更新:サンケイビジネスアイ
フェイスブック:BULKHEAD magazine
ツイッター:BULKHEADER
======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ネオネットマリン
ダウンアンダーセイリングジャパン
ノースセールジャパン
トーヨーアサノ
SWING
コスモマリン
葉山セーリングカレッジ
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
VELOCITEK
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
エイ・シー・ティー
プラネット・グリーン
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
シエスタ
posted by BULKHEAD at 07:51| Comment(0) | マッチレース
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。