2011年10月27日

全日本インカレ展望(1)

2011年全日本インカレ展望と解説・プレビュー

 3月11日の東日本大震災で始まった2011年シーズンもいよいよ大詰め。全国から各クラスに24チームが江の島ヨットハーバーに集い、今年も11月3〜6日の4日間(レース実施日)で、学生ヨットの総決算、大学日本一を争う全日本学生ヨット選手権(全日本インカレ)が行われる。(文/外道無量院)

 出場校は以下の通り。なお、カッコ内は選出水域で、北から順番に並べてある。また、同一水域は、水域大会成績順になっている。

470級
室蘭工大(北海道)、新潟大(東北)、早稲田大(関東)、日本大(関東)、中央大(関東)、慶應義塾大(関東)、法政大(関東)、明治大(関東)、横浜国大(関東)、東京海洋大(関東)、愛知大(中部)、愛知学院大(中部)、立命館大(近北)、同志社大(近北)、金沢大(近北)、関西学院大(関西)、近畿大(関西)、大阪大(関西)、広島大(中国)、山口大(中国)、徳島大(四国)、日本経済大(九州)、九州大(九州)、福岡大(九州)

スナイプ級
小樽商大(北海道)、東北大(東北)、日本大(関東)、早稲田大(関東)、中央大(関東)、横浜国大(関東)、慶應義塾大(関東)、明治大(関東)、明海大(関東)、立教大(関東)、名古屋工大(中部)、三重大(中部)、立命館大(近北)、同志社大(近北)、金沢大(近北)、関西学院大(関西)、甲南大(関西)、近畿大(関西)、広島大(中国)、岡山大(中国)、香川大(四国)、福岡大(九州)、鹿屋体大(九州)、九州大(九州)

 江の島で全日本インカレが初めて開催されたのは、1967年(昭和42年)の第32回大会。東京五輪開催から3年が経ち、日本のGNP(国民総生産)が「世界第2位」となった年であった。GNPに代わってGDP(国民総所得)が国際指標となった現在、今年はそのGDPで中国に抜かれ、スポーツ各競技や各種産業分野でも、アジアの大国・中国だけでなく隣国の韓国にも推され気味だ。

 江の島初回開催当時は、スポーツ全般でのアジアNo.1の地位は不動だったし、経済面を中心に日本全体が右肩上がり。元気がよく、将来への希望にも満ちた、現在とは対照的な時代でもあった。

 東京大学ヨット部OBで、ローマ五輪スター級代表選手であった故・山田水城氏設計の江の島ヨットハーバーのヨットハウスも、建築後50年近くが経って建替えが決まっている。急遽、津波対策を盛り込むことになり、計画は約1年間延期されたが、このインカレ終了後のほぼ1年後には、今回参加する各大学が艇を置く場所に新しいヨットハウスの建設が始まり、その新ヨットハウス完成後には見慣れた現在のヨットハウスが取り壊される。東京五輪開催時のヨットハウスは、関東地方以外の多くの人々にとってこれで「見納め」となるかも知れない。

 「2011年江の島インカレ」の思い出・記憶とともに、1964年・東京五輪開催時のオリジナル・ヨットハウスの姿も、参加した選手・OB諸兄の心の中に長く刻まれていく事になるだろう。余談だが、故・山田水城氏は、三戸浜の前・早稲田大学ヨット部合宿所(小島合宿所)の前に建てられている「早風の碑」の設計者でもある。早稲田大ヨット部の現役選手や若いOB諸君、知っていただろうか?

 さて、現在の470級・スナイプ級・総合優勝の表彰形態になった1979年(昭和54年)以降には7回あった関東(江の島6回・森戸1回)開催で、日本大がクラス優勝7回、総合優勝4回と圧倒的な強さ・相性の良さを発揮している。ここ数年、「名門」としては不振を続けてきたが、今年の関東インカレで僅差ながらも5年ぶりに早稲田大から優勝旗(関東インカレでは、「総合」のみ優勝旗がある)を取り戻した日本大の復活は成るのだろうか?

 一方で、470級で日本経済大の4連覇、スナイプ級では早稲田大の3連覇、そして同じく早稲田大の総合4連覇が掛かる大会である。それぞれが連覇達成となるか、それとも地元開催に強い日本大がそれを阻止するのか、あるいは他に優勝を奪取していく大学が現れるのか?

 すでに、日本経済大の「470級クラス3連覇」はレコード。「同一クラス連覇記録」として、1983年(昭和58年)第48回江の島大会〜1986年(昭和61年)第51回小戸大会間に達成された、日本大の「スナイプ級4連覇」が1回あるのみだ。日本経済大が今年、470級4連覇達成となれば、「同一クラス連覇記録」としても日本大の記録とタイとなる。

 また、早稲田大が総合4連覇達成となれば、1985年(昭和60年)第50回江の島大会〜1988年(昭和63年)第53回広島大会間に同志社大が達成した記録とタイとなる。

 それでは、470級/スナイプ級の各クラス別と、総合の有力校を紹介しながら展望してみよう。

※次回、2011年全日本インカレ展望と解説・470編へ続きます。

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posted by BULKHEAD at 07:41| Comment(0) | インカレ
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