2011年11月22日

市野vs土居、明日最終決戦

 蒲郡で開催されている470級全日本選手権3日目。大会初日は救助が必要なほど荒れた展開となり、また、2日目も吹き上がった風のために午前中で終了。蒲郡の風は今年も絶好調に吹いています。昨日までに予選5レースを終えて、本日大会3日目からゴールド、シルバーフリートにわかれて決勝シリーズがはじまりました。(BHM編集部)

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大会3日目決勝シリーズ初日は選手も驚く5レースを消化。いい風の中、てきぱきとしたレース運営が際立ちました。photo by Junichi Hirai

 朝から快晴の蒲郡沖は、弱くなるという予報に反して北西風はおさまらず。風にムラはあるものの、風速平均4〜7メートル前後でブローが入ると10メートル強が吹きつけます。冬本番さながらの厳しい寒さと強風の戦いとなりました。

 今回の470全日本は例年の大会と様相が異なっています。470ナショナルチームが、ロンドン五輪代表選考となるISAFセーリングワールド(12月5日開始)のためオーストラリア・パースへ遠征しているので上位選手は不参加。そのため次期五輪を狙う選手や国体などを目的に強化する選手、社会人やインカレで活動する学生選手が中心になっています。

 強風シリーズとなっている本大会で目立っているのは、経験値の高い、練習量の豊富な選手たち。昨年の西宮全日本で初優勝した市野直毅は、470、スナイプ、レーザー、シーホッパー、X35、J/24、バウマンからスキッパーまでなんでもこなすマルチセーラー谷口斉謙と出場。市野/谷口は、現在、首位を走っています。2位の土居一斗/磯崎哲也は、日本経済大2年1年コンビで、今年の全日本インカレ個人戦をオールトップの成績で優勝しています。

 3位の宮川英之は、ご存知シエスタ軍団の若手代表格で、2009年度J/24全日本選手権の優勝スキッパー。今回は、日本経済大4年でヨット部を引退したばかりの内野航太と組んで出場しています。以下、6位まで今村亮/外薗潤平、出道耕輔/立石和也、岩下哲也/石井佑典と続いています。

 注目すべきは、この上記6チーム12選手のなかで、市野、出道、立石をのぞいた9名が日本経済大出身か現役選手だということ。レースを見ていても、トップ艇団がフリートを大きく引き離し、風が上がれば上がるほどその差は広がるばかり。なかでも、市野艇と土居艇がずば抜けている印象を受けます。

 全日本470は、明日23日が最終日。決勝シリーズは7レースが予定されているため、最大2レースおこなわれる予定です。

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ゴールドフリートに進んだのが女子1チームだけのため、すでに女子優勝が決まっている波多江慶/畑山絵里(日経大)。1月ニュージーランドで開催される470ジュニアワールドの代表選手です。現在総合8位。photo by Junichi Hirai

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市野は9月ナショナルチーム入れ替え戦で敗れた後、未だセーリングを続ける道が見つけられず。この全日本に出場するか直前まで悩んでいましたが、「それでも大会に出場することで、何か小さなことでもヒントが見つかれば…」と思い出場を決めたといいます。現在、(五輪活動のため)関西学院大を休学していて、引越し屋のアルバイトで生計を繋いでいます。肉体労働の成果で、カラダがひとまわり大きくなりました。谷口は13日まで江の島でおこなわれた全日本スナイプにクルーで出場後、今度は470のクルーで出場しています。photo by Junichi Hirai

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土居/磯崎艇(左)対市野/谷口艇。トップを走る市野とは4点差。最終日の対決が見ものです。photo by Junichi Hirai

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上位チームが僅差で戦っているだけに本日の失点が悔やまれる、3位の宮川/内野。宮川は日経大OBです。photo by Junichi Hirai

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現在4位の今村/外薗は、日経大3年コンビでNZLジュニアワールド代表チーム。全日本インカレの敗北を振り払うかのように日経軍団が爆発しています。photo by Junichi Hirai

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posted by BULKHEAD at 22:09| Comment(0) | ディンギー
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