2012年03月16日

大学対抗マッチが終わって

 3月上旬のビッグイベント「選抜大学対抗マッチレース」が終わりました。バルクヘッドマガジンは、昨年からこの大会を応援してきましたが、開催までの紹介期間が長かった分、大会そのものはあっという間に終わってしまった感じがします。「あーあ、終わっちゃったなぁ…」という、祭りのあとのさみしさに似た気持ちです。(BHM編集部)

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大盛況に終わった選抜大学対抗マッチレース。photo by Junichi Hirai

 この選抜大学対抗マッチレースは、日本ヨットマッチレース協会が中心となって企画・運営されました。そもそも、このイベントは「大学生たちがヨット部を引退してもセーリングを続けて欲しい」という気持ちから生まれたものです。その背景には、大学ヨット部4年間を一生懸命になりすぎて、卒業したらヨットから離れてしまう現状があります。いわゆる、燃え尽き症候群です。インカレひと筋だったヨット部員は、インカレを競技のピークと考え、引退すると打ち込む目標がなくなってしまうわけです。

 これは、セーリング界にとって大きな問題です。あれほど夢中になって、大好きだったセーリングをたった4年で見切りをつけて止めてしまうのですから。また、長い目で見れば、セーラーの世代交代ができず、競技人口は減少し、衰退していくほかありません。少々、かた苦しい話に聞こえるかもしれませんが、ヨット部を引退した後、好きなセーリングを続けるきっかけを作ってあげるのは、わたしたち大人の役目だと考えています。

 今回は、学生が乗りなれないキールボートを使って、マッチレースという、これも学生に馴染みのない競技形式でおこなわれました。参加したのは、470級やスナイプ級なら目を閉じてでもセーリングできるほど上手な選手たちです。そんな彼らが、はじめて触れるウインチに戸惑い、キールボートのハイクアウトに目を輝かせ、クルー全員が息をあわせてあげるスピンホイストに緊張していました。選手たちは、あたふた、ドタバタです。それでも、はじめての挑戦に新鮮さを感じ、一生懸命にヨットを動かしていました。

 選手たちの姿を見ていて、「ヨットに乗るって、そういう単純な理由でいいんじゃないかなぁ」なんて、考えていました。ディンギーだって、セーリングクルーザーだって、レースだって、クルージングだっていい。いろんなことにチャレンジして、それぞれが目標を見つけていければ、すばらしいことだと思います。好きなことなんだから、ずっと続ければいい。それをサポートしてくれる大人はいます。少なくとも今回、応援してくれたキールボートチームは、いつでも大歓迎です。

 さあ、選抜大学対抗マッチレースはこれで終了です。この大会は、既報の通り、来年度の開催(2013年3月)が決定しています。今回はインカレ全日本上位校から選抜されましたが、フォーマットは同じになるのか、変更されるのかまだ分かりません。詳細は、決定次第、バルクヘッドマガジンで案内していきます。おたのしみに!

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posted by BULKHEAD at 09:44| Comment(1) | マッチレース
この記事へのコメント
40になって初めて知ったヨットの世界。
45歳になった今年もその情熱は冷めません。
もっと早くこの世界と知り合えていたら、という後悔は先に立ちませんが、せめて学生たちがヨットを続けていける環境づくりを創っていけたらと思います。

貧乏サラリーマンセーラーですから大きなことはできませんが陰ながら応援していきたいと思います。
Posted by 松浦 正信 at 2012年03月16日 22:41
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