2012年03月29日

RS:Xワールド最終レポート

 3月28日、スペイン・カディスRS:X級世界選手権最終日。今日は予報通りに朝から30ノットオーバーの風が入っています。正午スタート予定のメダルレース選手たちは、再度の計測を終えて待機を続けていましたが、風はいっこうにおさまることなく、強くなる一方でした。ついに、本日予定のレースはすべて中止となり、今大会は閉幕しました。(レポート・写真/JSAFオリ特:宮野幹弘)

 今回、日本ナショナルチームは、12月に行われたパースISAFワールドでの課題を海外選手との合同練習や各国際大会などに出場し強化をはかり、3月上旬から当地に入り最終調整を経てこの大会に挑みました。大会はわれわれと同じように五輪最終選考会にしている国が多かったこともあり、参加人数も多く、必然的にレベルの高い大会になりました。

 今回五輪日本代表に内定した選手たちは、予選の走りを見てしっかりと課題を持ち練習をしてきたことがよくわかりました。富澤のボードスピード、素早い状況判断、須長のスタート、上り角度などです。今回選考に漏れた選手も次の目標に向かってさらに精進してほしいと思います。また五輪を目指してください。「継続は力なり」。必ず夢はかないます。

 富澤(14位・国別11位)と須長(27位・国別17位)の今回の順位レベルは世界の激戦区です。ひとつのミスが順位を下げてしまいます。この順位からさらに上を目指していくには、ミスを最大限に減らし、その局面ごとの戦術的優先順位を冷静かつ瞬時に判断して勝負することが肝心です。五輪までの残された時間でその点を大いに磨きをかけてください。必ずやり遂げてくれるものと期待しています。

◎RS:X級世界選手権最終成績
男子(48カ国120選手)
1. FRA Julien Bontemps 24.0p
2. GBR Nick Dempsey 26.0p
3. NZL JP Tobin 31.0p
4. NED Dorian van Rijsselberge 31.6p
5. GRE Byron Kokalanis 32.0p
14位 富澤 慎 10-10-13-14-22-(23)-19-11-12-17
86位 金子岳司 BFD(61)-42-47-46-22-19   

女子(37カ国80選手)
1. ISR Lee Korzits 17.0p
2. POL Zofia Klepacka 21.0p
3. ITA Alessandra Sensini 27.0p
4. GBR Brony Shaw 48.0p
5. POL Maja Dziarnowska 55.0p
27位 須長由季 16-13-3-14-14-22-32-24-(36)-22
44位 小菅寧子 26-(28)-21-23-5-5
45位 大西富士子 (30)-26-23-26-3-3

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五輪代表候補に内定した須長(左)、富澤。おめでとう!

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2012年03月28日

日本代表五輪への意気込み

 3月27日、スペイン・カディスRS:X級世界選手権6日目。今日はレース前まで順調な風が吹いていましたが、開始30分前ほどから30ノットオーバーの風が入り始め、急きょAP旗が掲揚されました。その後2時間ほど待機しましたが、風は落ちるどころか更に勢いを増し、結局本日のレースは中止になりました。(レポート/JSAFオリ特:宮野幹弘)

 こうした中、大会のアトラクションとして賞金1000ドルを懸けた「スピード記録会」が行われました。男女24選手が出場して100mコースのスピードを競った結果、男子では総合4位につけているオランダのドリアン選手が驚異の31.86ノットを叩き出し、女子では同じく29位のポーランド・ハンナ選手が、25.92ノットを記録してそれぞれ優勝しました。風は50ノットを超えるすさまじさでした。

 明日は大会最終日です。今日以上の40ノット超の風が吹く予報が出ています。

 最後に世界選手権閉幕を前にして、ロンドン五輪日本代表を内定した2選手のコメントをご紹介します。

RS:X級男子日本代表候補・富澤 慎
「北京に続いて再び五輪にチャレンジできることをうれしく思っています。また、いつも活動を支えてくれている勤務先の関東自工、一番近くで支えてくれている家族へ恩返しという意味も込めて、ロンドン五輪では最高の走りをしたいと思います。今回の世界選手権では、最大の課題であったスピードを克服して臨んだ大会になりました。
 大会2週間前からの事前練習でもすべての風向・風速で練習することができ、最高の調整をすることができました。現在の成績は、自己ベストの14位ですが、TOP10には、まだまだ届きません。今後の課題としては、引き続きスピードアップです。五輪までに更にレベルアップを図り、上位の成績を目指します」

RS:X級女子日本代表候補・須長由季
「まずは、支援をいただいている会社をはじめとする関係者の方々に感謝します。昨年12月の世界選手権からこの大会までの3か月間、新しい取り組みや海外選手との密度の濃いトレーニングを続けてきました。その成果として、今大会で良くなった部分も多くありましたが、改善されたもののまだ完全に身になっていない部分も多くありました。
 今後はそういった部分をどのように克服していくかを考えて練習しなくては、到底五輪の舞台で上位の成績を残すことはできないと痛感しました。五輪まで残された時間はあとわずかしかありません。日本代表になれたことはうれしいというよりホットしたという気持ちの方が大きく、同時に残された時間でやるべきことの多さに身の引き締まります。
 ただ、そのあたりが改善向上すれば、五輪本番でもそれなりの成績が取れるのではないかという自分なりの感触はあるので、代表になった以上、メダルを目指して、これから日々努力して、本番で爆発したいと思います」


50ノット超のなかおこなわれたスピードセッションは、男子オランダのドリアン、女子はポーランドのハンナが勝利。ぞれぞれ1000ドルの賞金を手にしました

◎RS:X Men Speed Session

1. NED8 Dorian van Rijsselberge - 31.86 knots

2. RUS4 Dmitrii Polishchuk - 29.97 knots

3. NOR7 Sebastian Wang-Hansen - 29.70 knots

RS:X Women Speed Session

1. POL1279 Hanna Zembrzuska - 25.92 knots

2. POL09 Agnieszka Bilska - 25.38 knots

3. POL8 Zofia Klepacka - 24.30 knots

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2012年03月27日

RS:X富澤、14位へ上昇!

 3月26日、スペイン・カディスRS:X級世界選手権5日目。今日は昨日にもまして風が吹いています。風向は90〜100度、風速は20〜22ノット、ブローで30ノット近くの強風下で女子ゴールドフリートがスタートしました。(レポート・写真/JSAFオリ特:宮野幹弘)

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ワールド14位にまであがった富澤慎

 須長は好スタートを切り、角度スピード共によく10位前半で上マークを回航しました。その後、サイドマークに向かう途中強烈なブローが入りスピードが加速、順位を上げましたが、下りのジャイブで沈をしてしまい、結局24位でフィニッシュ。スタートがよかっただけに沈が悔やまれる結果となりました。

 その後の第9レースもスタートを果敢に攻めましたが、スピードのあるスタートができません。スラローム、ジャイブマークで数人抜いたものの、このスタートが響き36位のカットレースを作ってしまいました。昨年のワールドよりもスタートがよくなりましたが、上位を狙うためにタイトなところから出ようとする意欲は買えますが、時にそれが裏目に出てしまいます。

 富澤は、前日悪かったスタートが良くなりました。3レース共にスタートを攻めることよりも確実なところから出ることで、スピード・角度共によく、まわりもよく見てレースできました。強風下のレースでは、スタートがとても重要になってきます。失敗すると失速がひどく、スピードが出ないことにより角度も取れなくなります。風上から出たとしても直ぐに風下へ落ちてしまい、そこでやっとスピードが出せて、角度が取れるようになります。

 今日はこのスタートにおけるふたりのリスクマネージメントの重要性、考え方の違いが、明暗を分けました。しかし、須長の果敢な攻めも上位を狙うためには必要なことだし、強風下の彼女の気合は必ずや今後の展開につながることだと思います。

 ゴールドフリート後に予定されていたシルバーフリートのレースは、風が右にシフトしさらに強くなったため中止となりました。明日は、さらに風が強まる予報が出ています。しっかり走って同じミスをしないようにがんばってほしいと思います。

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現在3位、ニュージーランドのJP Tobin。photo by RS:X Class


大会5日目ダイジェスト

◎RS:X級世界選手権5日目
男子(48カ国120選手)
1. FRA Julien Bontemps 24.0p
2. GBR Nick Dempsey 26.0p
3. NZL JP Tobin 31.0p
4. NED Dorian van Rijsselberge 31.6p
5. GRE Byron Kokalanis 32.0p
14位 富澤 慎 10-10-13-14-22-(23)-19-11-12-17
86位 金子岳司 BFD(61)-42-47-46-22-19   

女子(37カ国80選手)
1. ISR Lee Korzits 17.0p
2. POL Zofia Klepacka 21.0p
3. ITA Alessandra Sensini 27.0p
4. GBR Brony Shaw 48.0p
5. POL Maja Dziarnowska 55.0p
27位 須長由季 16-13-3-14-14-22-32-24-(36)-22
44位 小菅寧子 26-(28)-21-23-5-5
45位 大西富士子 (30)-26-23-26-3-3

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2012年03月26日

強風カディス決勝スタート

 3月25日、スペイン・カディスRS:X級世界選手権4日目。決勝ラウンドが今日から始まりました。定刻通りに男子ゴールドフリートからのスタート。風向は90〜100度、風速は15〜17ノット、昨日より左からの風が入っています。(レポート/JSAFオリ特:宮野幹弘)

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本日より決勝シリーズがはじまりました。大会は28日まで開催されます。photo by RS:X Class

 2回目の五輪代表を決めた富澤は、ゴールドフリートに入り緊張したのか、いつものスタートが見られません。それでも風をしっかり見極めスタートの出遅れの挽回をはかりましたが、そこはゴールドフリートです。予選のようにはいかず、順位を伸ばすことはできませんでした。

 しかし、本日の第3レース(通算7レース目)では何とか10番後半に入ることができ、少し得たものがあったようです。5レース以上消化のため1カットが入り、総合順位は落としてしまいましたが、幸い大きく順位を落とすレースがなく安定しています。

 引き続き女子ゴールドフリートがスタートしました。このころには風がさらに強くなり18〜20ノット、ブローで25ノットと今大会一番の強風レースになりました。

 初の五輪代表を決めた須長はゴールドフリートの緊張かスタートは良かったもののスピード、角度があまりよくなく20位前半で下マークを回航となりました。しかし須長はさらに風が上がりセールを落とす選手が多い中、安定した走りを見せ14位でフィニッシュ。その後の2レースは、強風下だったせいもありセールが切れてしまったり、ガスケットがはがれてしまったりとアクシデントに見舞われ、順位を伸ばすことができませんでした。

 須長は周りの選手が順位を落としてくれたおかげもあり総合順位は上がりましたが、レース内容は納得いくものではなかったようです。明日は今日の悪かったところを見直し、上を目指してほしいと思います。女子シルバーフリートは、大西が本日行われた2レースともに3位、小菅も5位と順位を上げました。

 今日は、強風下ガスティーなコンディションでした。風もシフティー、海面もチョッピーだったため、セール位置を安定的に維持することが難しかったと思いますが、世界のトップ選手たちは、このようなコンディションでもさすがと思わせる走りを見せています。明日も強風が予想されています。


大会4日目のダイジェスト映像です。ベテラン女王アレッサンドリア・センシニ(五輪金×1、銀×1、銅×2、ワールド金×4、ヨーロピアン金×5)が3位へ浮上。恐ろしくハイレベルなスペイン女子決戦はブランカ・マンションがリード。わずか1点差でマリナ・アラバウが追っています。http://www.fleetracingtour.com/

◎RS:X級世界選手権・決勝ラウンド第1日終了時
男子(48カ国120選手)
1. NED Dorian van Rijsselberge 18.0p

2. FRA Julien Bontemps 19.0p
3. GRE Byron Kokalanis 20.0p

4. GBR Nick Dempsey 20.0
p
5. NZL JP Tobin 23.0
p
20位 富澤 慎 10-10-13-14-22-(23)-19
86位 金子岳司 BFD(61)-42-47-46-22-19   

女子(37カ国80選手)
1. ISR Lee Korzits 8.0
p
2. POL Zofia Klepacka 12.0
p
3. ITA Alessandra Sensini 24.0
p
4. POL Maja Dziarnowska 26.0p

5. ESP Blanca Manchon Dominguez 32.0
20位 須長由季 16-13-3-14-14-22-(32)
44位 小菅寧子 26-(28)-21-23-5-5
45位 大西富士子 (30)-26-23-26-3-3

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RS:X世界選手権、予選終了

 3月23日、RS:X級世界選手権3日目。予選ラウンドの最終日は男女とも1レースのみです。午前中、前日の風が少し残っていましたが、レースが始まる1時間ほど前から風が落ち着き始め、風向110〜120度、風速18〜20ノット、ブローで25ノットの中、日本女子3名のイエローフリートがスタートしました。(レポート・写真/JSAFオリ特:宮野幹弘)

 強風を得意とする須長は好スタートを切り、岸から入ってくる風にうまく合わせ、シングルで上マークを回航。風下マークを7位で回航しましたが、雨雲と共に風が左へシフト。この風をうまくつかめず、フリーで若干挽回を図りましたが14位フィニッシュ。小菅、大西はこのレースもスタートをうまく切ることができず、スピードを出すことができません。なんとかまわりについていこうとしますが、スピード不足ため角度も取れず定位置でフィニッシュとなりました。

 今日の女子のレースは、好スタートを切り左から入ってくる風にうまく合わせ、2上では雨とともに風が落ちてきたことへの状況判断がポイントでした。イエローフリートはアウターループでのレースだったので、余計に左からの風には注意を払う必要がありました。

12.03.26_02.jpg
須長由季(すなが・ゆき)。1980年12月28日生まれ。31歳。身長171cm、体重62kg。埼玉県出身。私立星野女子高校、明治大学卒業。ミキハウス所属。五輪初出場。

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富澤 慎(とみざわ・まこと)。1984年7月19日生まれ。27歳。身長182cm、体重73kg。新潟県出身。新潟県立柏崎工業高校、関東学院大学卒業。関東自動車工業所属。北京五輪10位。photo by Junichi Hirai

 このレースの結果、須長は予選総合22位を確定。日本選手ただひとり決勝ラウンドゴールドフリート進出を果たし、連盟五輪代表選考基準により五輪日本代表を内定しました。初の五輪代表です。photo by Junichi Hirai

 引き続き男子のレースが行われる予定でしたが、雨が強くなるに従い風が強まり、APHが掲揚され、一度ハーバーに戻ることになりました。

 雨が上がり風も落ち着きはじめた2時間後。風向100度、風速15〜18ノットで金子(ホワイトフリート)がスタートしました。しかし、スピードに乗ることができないため周りの選手の角度についていけず、46位フィニッシュに終わりました。

 注目の富澤(オレンジフリート)はスタートで上の選手に被せられてしまいスピードが落ちたため、スピードを付けるべく角度を合わせ、何とかこらえて1下マークを18位で回航しました。その後、左からの風にうまく合わせ、風がある右海面へアプローチ、オーバーセール気味でしたが、順位を4つ上げて14位でフィニッシュしました。

 この結果、富沢は決勝ゴールドフリートに進出を決め、五輪日本代表内定となりました。北京につづいて2回目の五輪出場です。五輪内定選手は決まりましたが、それはそれとして、さらに全員が上位に入れるように気を引き締めてレースに挑んでほしいと思います。明日からヨーロッパはサマータイムがスタートします。日本との時差は7時間です。

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出艇する日本男子、金子(左)、富澤

◎RS:X旧世界選手権・予選ラウンド4レース終了時
男子(48カ国120選手)
16位 富澤 慎 10-10-13-14
99位 金子岳司 BFD(61)-42-47-46   

女子(37カ国80選手)
22位 須長由季 16-13-3-14
47位 小菅寧子 26-28-21-23
55位 大西富士子 30-26-23-26

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2012年03月25日

富澤、須長五輪代表内定

スペイン・カディスで開催されているRSX世界選手権。予選終了時点で男子の富澤慎、女子の須長由季が日本選手内1位となり、ロンドン五輪日本代表候補が確定しました。富澤は16位で、須長は22位で決勝(ゴールドフリート)へ進みます。他選手は、上位選手によるゴールドフリートに進出できませんでした。(BHM編集部)
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2012年03月23日

リオ五輪艇種コンペ開催中

 3月25日までスペイン・サタンデールで、2016年リオ五輪の新種目(男女混合マルチハル、女子スキフ)で採用するボートの評価会がおこなわれています。この評価会にエントリーしているのは次の艇種。リオ五輪の艇種は、今年5月のミッドイヤーミーティングで決定される予定です。(BHM編集部)

12.03.23_03.jpg
リオ五輪に立候補しているRS900

◎女子スキフ候補(6艇種)
• 29erXX – Ovington Boats
• ARUP Skiff - ARUP
• AURA – Ovington Boats
• Hartley Rebel – Hartley Boats
• Mackay FX – Mackay Boats
• RS900 – RS Sailing


女子スキフ候補艇種の動画

◎男女マルチハル候補(7艇種)
• Hobie 16 – Hobie Cat
• Hobie Tiger – Hobie Cat
• Nacra 17 – Nacra Sailing International
• Nacra F16 – Nacra Sailing International
• Spitfire S – Sirena Voile
• Tornado – International Tornado Class Association
• Viper – Australian High Performance Catamarans (AHPC)

 とはいえ、北京五輪後のISAF総会で起きた、まさかの判決もあったことだし、この評価会の結果から選ばれる艇種が採用されることを本当に信じていいかという疑問はあります。

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RS:X初日、日本好発進!

 3月22日。ロンドン五輪RS:X級日本代表(候補)選手を決める世界選手権レース初日を迎えました。今日は、微風の予報でしたが、レース開始時刻が近づくにつれ風が入り始め、定刻より10分遅れて男子は2フリートに分かれてスタートしました。風向120度、風速12〜14ノットのプレーニングコンディションで海面はチョッピー、ブローが入ると右にシフトする傾向が見られ、スタート後の右へ返すタイミングがとても重要なレース展開となりました。(レポート・写真/JSAFオリ特:宮野幹弘)

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スタートラインに並ぶ艇団。JPN11は男子の富澤

 富澤(ホワイトフリート)は、好スタートを切り、3レースを10-10-13位でフィニッシュ。惜しくもシングル・フィニッシュできませんでしたが、海外の選手と互角な戦いを見せ、初日14位の好発進です。一方、金子(オレンジフリート)は、3レースともトップスピードでスタートできず、思うようなコースも引けず、つらい初日スタートとなりました。

 男子終了後に女子も2フリートにわかれてスタートしました。風の傾向は同じでしたが、時間が経つにつれ上がり始め、15〜17ノット、ブローで20ノットのレースとなりました。スタートが上手いはずの小菅、大西がトップスピードでスタートが切れず、スピードにうまく乗ることができません。波があまりない海面だっただけに、スタート後のスピードがとても大事になってきます。そしてそれはその後のコース取りにも大きく影響します。このスタートのまずさが最後まで響き、ふたりともに順位を伸ばせずじまいで不本意な初日となりました。

 そうした中、スタートを苦手としていた須長が奮闘。事前練習でスタートを重点的に練習した成果が、今日のレースで出ました。3レースともにトップスピードでの好スタート、その後若干のミスはあったものの、海外の強豪選手によく食らいつき健闘しました。とくに3レース目のスタートは素晴らしくスピードにも乗り、3位でフィニッシュしました。初日20位です。このスピードが維持できればさらに上の戦いが見えてきます。

 男子総合9位までの選手は、3レースともにシングルをキープし、レースを進めています。富澤もこの上位選手たちと絡んでレースを進めているだけに、明日からのレースに期待が持てます。女子は、2011年世界チャンピオンのイスラエル、2位ポーランド、2010年世界チャンピオンのスペインが激戦を切り広げています。

 明日の予選ラウンド最終日は、25ノット以上、ハードコンディションのレースが予報されています。

12.03.23_02.jpg
下マークを3番で回航する須長

男子(48カ国120選手)
14位 富澤 慎 10‐10‐13
101位 金子岳司 BFD-42-47    

女子(37カ国80選手)
20位 須長由季 16-13-3
49位 小菅寧子 26-28-21
53位 大西富士子 30-26-23

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2012年03月21日

代表決定RS:Xワールド直前

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 3月22日からスペイン・カディスで「2012年RS:X級世界選手権」が開催されます。ロンドン五輪出場国権利を獲得している日本は、この大会で国内最高順位となった選手が日本代表候補に選ばれます。出場するのは、男子2、女子3選手です。(BHM編集部)

◎RS:X級世界選手権・出場日本選手
男子(48カ国119選手)
富澤 慎 27歳(関東自動車工業)
金子岳司 24歳(大垣共立銀行)

女子(37カ国80選手)
須長由季 31歳(ミキハウス)
小菅寧子 37歳(J-WILL PARTNERS)
大西富士子 28歳(TEARS)

 ウインドサーフィンは、日本の五輪セーリングのなかで470級に継いで成績を残している種目です。今回は、世界選手権を借りて日本代表選考をおこないますが、世界のなかで日本選手がどこまで戦えるのかにも注目です。日本選手の健闘に期待します!

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2012年02月14日

ナショナルチーム選手紹介

 2月8〜12日まで葉山港でおこなわれたレーザー級、ラジアル級ナショナルチーム選考レースが終わりました。大会期間中、バルクヘッドマガジンでは毎日記事にしていましたが、書いていてつらい部分がひとつありました。これは、先にも書きましたが、『ナショナルチーム=世界選手権出場選手』と決められないことです。(BHM編集部)

 国際レーザー協会は、各国に割りあてる世界選手権出場枠を決定していません。レーザー協会によると本日もまだ決定しておらず「世界中が困っている」状態のようです。もちろん、選手がいちばん不安でしょう。本大会ではナショナルチーム男女各3名が決まりました。ただし、この3名全員が出られないかもしれないし、逆に4、5、6位以下の選手にも出場枠がまわってくるかもしれません。選考レースは終わりましたが、全選手にモヤモヤした気分が残り、中にはわずかな希望をつないでいる選手もいることでしょう。

 ロンドン五輪直前の選考レースは、軽風シリーズとなりました。選ばれた選手は、フラット海面でシフティーな風のなかを上手く走らせる日本代表選手です。ここで2012年度ナショナルチームと本大会直後の選手コメントを紹介します。

◎レーザー級ナショナルチーム
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安田真之助 やすだしんのすけ
25歳、鹿屋体育大学所属

 ナショナルチームトップ通過を果たしたレーザー界のリーダー格。昨年は欧州遠征、プレ五輪、ユニバシアード、セイルメルボルンと大忙し。ISAFセーリングワールドでは、腰の不調もあり実力を発揮できず。今春は3月クロアチア・スプリットオリンピックウィーク、フランスSOF(イエール)に参戦予定。
「1カ月前から葉山に入り、落ち着いてレースできたと思います。去年は地元(鹿屋)だったし、風もわかっていました。今年はこれほどまで軽風になるとは予想していませんでした。ほかの選手にくらべて少しだけ葉山の風を読めていたのかも。ドイツワールドは湾内なので、フラットな海面も予想されます。今回、平水面の走りも悪くなかった。ワールドもがんばります」(安田)

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ホール・イアン
27歳、福岡ヨットクラブ所属

 これまで単独で海外レースに出場、海外選手と合同練習するなど、独特のペースでキャンペーンを続けている。初日に42条違反をして「攻めるレース」ができなくなり、堪える場面が多く見られ、実際に、最終日は後続に差を詰められる内容で苦しい状況が続いた。今回は安田に引き離されたが、ワールドまでにその差を埋めなければならない。
「(最終レース直前は)本当に最後になるかも知れない。いままでやってきたことを思い出して、最後くらいは楽しもう、という気持ちでした。心をリセットして、自分らしい走りをしよう、と。いま、ぼくに足りないのは外部からの目だと考えています。コーチのような存在が、外からセーリングを見て、指摘してくれるだけで改善できる部分があるし、(日本チーム全体も)まだまだ上がれると思っています」(イアン)

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永井久規 ながいひさき
32歳、豊田合成株式会社所属

 3度目のキャンペーンになる永井もいつしかベテラン格。アジア大会で銀メダルを取った一昨年11月から10キロ増量して、この大会のためにコンディションを整えた。アテネ選考では日本人3番目の成績で敗退、北京選考では2番目で敗退。3度目の正直でロンドン五輪代表を目指す。子供3人の父親でもある。
「風待ち中は「これで終わってしまうのか? でも、10レースもやってこの成績なら仕方ない。でも、レースをやってほしい」という複雑な気持ちでいっぱいでした。最終レースは「自分のために風が吹いてくれたんだ」と前向きに考えてレースに臨みました。大会を通して、こんなに苦しい選考になるとは予想していませんでした。もっと(自分が平常心で)普通に走れると考えていました。いまの日本選手が世界の底辺にいることはわかっています。でも、ここから這い上がらないと!」(永井)

※レーザー級のロンドン五輪出場国権利は、現在35カ国が決定。5月ドイツ世界選手権で残り12カ国が決まり、日本が五輪に出場するには、決定国をのぞいて国別12位以内に入らなければなりません。

◎レーザーラジアル級ナショナルチーム
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土居愛実 どいまなみ
18歳、山手学院高校在学(3年)

 高校生になり、国際ユース大会で実力を発揮している若手ホープ。2011年ユースワールド4位、2010年ラジアルユースワールド2位、2010年ユースワールド10位。今年1月にはオーストラリア選手権にも出場し、海外レースの経験を積んでいる。また、昨年度ラジアル全日本で優勝したことで、本大会出場選手内ただ一人ワールド出場権利を獲得済み。兄の土居一斗は日本経済大ヨット部2年。
「みんなに比べたら(枠を持っていたことで)緊張は少なかったと思います。でも、緊張はしていました。シフティーでブローの強弱がある海面だったけれど、ブローが見やすかったし、風をしっかり見つけて、つかめるように心がけました。ナショナルチーム選考に出場するのは初めてです。ワールド、ロンドン五輪まで全力を注ぎます!」(土居)

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原田小夜子 はらださよこ
24歳、鹿屋体育大海洋スポーツセンター所属

 安田、松苗の1つ後輩に当る鹿屋体育大ヨット部OG。3選手は、2008年度西宮全日本インカレのスナイプ級日本一の主力メンバーでもある。昨年末のパースISAFワールドでは、ナショナルチームではなく一般選手枠として出場した。兄は470級男子の原田龍之介(アビームコンサルティング所属)。
「適度な緊張感でレースができたと思います。パースワールド後は鹿屋で練習。2月に入ってから葉山に来ました。パースでは自分の力を出せず、何もできずに終わってしまったという感じでしたが、苦手な波のある海面を経験できたのは大きかったです。今回のような、軽風、シフティー、平水面は得意なんですが、(土居に)これだけ差をつけられていますから…。これまでのナショナルチーム選考では4位ばかりでした。NT入りははじめてです。ワールドで勝つため、“吹き”を練習します」(原田)

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松苗幸希 まつなえさき
25歳、室蘭市体育協会所属

 ギリギリの費用でキャンペーンを続けてきた道産子セーラー。12月中旬から鎌倉材木座に入り、知人の知人を頼って、練習を重ねた。海近くに自分で建てた小屋(?)を仮住まいとし、外気と同じ気温の、暖房のない小屋で寝起きしながらトレーニング。その後、海で偶然に知り合った女性の好意で、使っていない部屋を使わせてもらい…。彼女の話を聞くほど驚かされるが、とにかく常識を逸した活動と気迫でナショナルチーム最後の席を獲得した。
「レース期間中は毎日泣いていました。つらくて、つらくて。わたしは気持ちが弱い方なので、早く終わってほしいと考えていました。得意な風域(軽風)が多かったのでよかったです。この選考を通過して、夢に一歩近づきました。北海道で応援してくれている方がたくさんいます。まずは、お礼をいいたいです。いまは、まだ次の計画を考えていませんが、北海道ではまだ練習できないので、急いで活動場所を考えないと。選考1位と2位にはまだ差があります。これを乗り越えないといけません」(松苗)

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2012年02月12日

葉山沖大激戦2012NT決定

 葉山ナショナルチーム選考5日目。レース数を消化するためスタート時間を変更してはじまった大会最終日。選手、運営スタッフは早朝7時台に海面へ。しかし、関係者の思惑とは反対に風は弱く、安定せず。その後、レースができるギリギリの風で、レーザー2、ラジアル1レースを消化しましたが、昼に近くなると風はさらになくなり、長い風待ち時間に入りました。(BHM編集部)

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選考レース最終日は、微軽風のなかでおこなわれました。photo by Junichi Hirai

 レース海面は鏡のように静かになり、風は南にまわったり不安定。最終レースのスタート予告リミットは午後2時ですが、海上待機している選手たちのなかには、「もはやこれで終わりか」と考えた人もいたことでしょう。しかし、1時半になって風が吹き出し、運営陣は急いでコースを設置。タイムリミットぎりぎりになって、最終レースがスタートしました。選考レースらしいドラマのはじまりです。

 最終レース直前のレーザー級の成績は、安田の1位がすでに確定し、残り2枠をイアン(26点)、南里(27点)、永井(28点)の3人が争う1点差の展開。つまり、ほぼ着順勝負となり、勝った選手がナショナルチーム枠を獲得するというストーリーです。スタート後、徐々に風がふきあがり、800メートルというショートレグに設定した第1レグでは左海面からトップグループがやってきました。1上マークでは、イアン、南里が先行し、永井は8位回航。ここから追い上げることはきびしいようも思える順位です。

 しかし、2上マークでドラマが待っていました。左海面に展開する先行グループの逆を行った永井が急浮上。「スタート前から右を狙っていた」という永井の読みが当たり、さらにダウンウインドレグでイアン、南里を射程距離に捉えます。

 最終レグの直前に永井は南里に追いつき、最終マークをほぼ同時回航。さらにフィニッシュまでのレグが、風が後方に振れたためにランのスピード勝負となりました。先頭を走る、イアン、南里、永井は、ほぼ固まって雪崩のようにフィニッシュラインへ向かってきます。

 着順はイアンがトップフィニッシュで2番目のNT枠を確保。すぐに永井、南里と続けてフィニッシュラインに駆け込みました。この着順で南里と永井は同点です。タイブレイク(両選手1位が2回ずつ、2位が永井3回、南里1回)の結果、より好順位をおさめている永井が総合3位に入り込みました。

 当然ふたりはこのポイント差を理解していたのでしょう。フィニッシュ後の南里は、こぶしを大きく振り上げてデッキに何度も叩きつけ、くやしさを隠さず。対照的に、よろこびの雄叫びをあげる永井の姿が印象的でした。

 午後2時直前になって入ってきた風、上マークを下位回航、ここから着順3位まであげ逆転する物語をだれが予想できたでしょうか。また、大会初日の成績は10位 - OCSで最後尾(12位)からはじまりました。これまで数々の名勝負をみせてくれた選考レースらしいともいえますが、3度目の五輪キャンペーンとなる永井の勝負強さを感じずにはいられない最終レースでした。

 レーザー級は、安田、イアン、永井の3選手がナショナルチームに確定です。また、2レースおこなわれたラジアル級は、前日の成績のまま、土居、原田、松苗が、ナショナルチームに決定しました。

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劇的な最終レース大逆転でナショナルチーム入りを果たした永井久規。photo by Junichi

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同点タイブレイクに泣いた南里研二。しかし、彼はまだ19歳です。この悔しさをバネに大ステップアップを期待します。photo by Junichi Hirai

◎ナショナルチーム選考 最終日成績
レーザー級 (12艇)
1. 安田真之助 3-1-3-1-1-2-4-1-1-(5)-(5) 17点
2. ホールイアン 6-2-2-3-3-3-3-4-(8)-(8)-1 27点
3. 永井久規 (10)-(OCS)-1-2-2-1-5-9-2-6-3 31点

4. 南里研二 1-4-(7)-4-6-4-1-2-5-(7)-4 31点
5. 城 航太 2-5-5-6-5-5-(7)-3-(7)-1-2 34点
6. 粟野和昭 4-8-4-(10)-8-(12)-6-7-4-4-6 51点
7. 真田敦史 7-3-6-5-7-8-(9)-8-(9)-3-8 55点
8. 齋藤大輔 5-5-(11)-9-4-6-8-5-(10)-10-9 62点
9. 北村勇一朗 9-9-8-8-9-(10)-10-10-(12)-2-7 72点
10. 川村 岳 11-10-9-(12)-10-11-2-6-6-(12)-11 76点
11. 平川竜也 (12)-7-10-(11)-11-7-11-11-3-9-10 79点
12. 室松さとし 8-11-(12)-7-12-9-(12)-12-11-11-12 93点
※上位3選手が2012年度ナショナルチーム

◎レーザーラジアル級(11艇)
1. 土居愛実 1-2-1-1-2-(5)-(6)-2-3-2 14点
2. 原田小夜子 3-3-5-(8)-(OCS)-1-3-5-6-1 27点
3. 松苗幸希 5-(8)-3-4-7-(8)-2-1-4-4 30点

4. 冨部柚三子 6-7-2-(10)-6-4-(8)-4-1-7 37点
5. 長谷川哲子 8-1-(10)-7-1-(DSQ)-1-8-5-8 39点
6. 多田桃子 (10)-5-(9)-2-4-3-7-7-9-3 40点
7. 高橋 香 (9)-9-4-3-3-6-4-6-(10)-5 40点
8. 蛭田香名子 4-4-8-(9)-5-7-5-3-8-(9) 44点
9. 村山仁美 2-6-6-5-(10)-9-9-(10)-2-10 49点
11. 石川智香 (11)-10-(11)-11-9-2-10-11-7-6 66点
12. 荒井かおる 7-(11)-7-6-8-10-(11)-9-11-DNE 72点
※上位3選手が2012年度ナショナルチーム

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2012年02月11日

NT選考葉山沖決戦4日目

 レーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考4日目は、無風のためレースがおこなわれなかった前日の分をも消化するため、スタートが1時間早まりました。選手たちは8時過ぎに海上へ。早朝の葉山沖は、白波の立つ絶好のレースコンディションです。岸寄りに設置されたコースでは、時折20ノット近くのガストが入ることもあります。しかし、上マーク周辺では風が安定せず、また大きな風の振れがあるので、ワンブローで大逆転、という展開もみられました。(BHM編集部)

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この選考のため1月から葉山で練習。いまは、走りの中でカラダの使い方を改良しているという安田。photo by Junichi Hirai

 風は第1レースがいちばん強く、徐々に落ちる傾向です。このような海面で成績を安定させるのはむずかしく、多くの選手が凸凹ある結果となりました。しかし、男女上位に入る顔ぶれはミスをしません。レーザー級の安田真之助はカットレースが4点という超安定成績で独走態勢に入りました。この展開は、昨年1月に鹿児島県鹿屋市でおこなわれたナショナルチーム選考レースを思い出します。きょうのレースでは、ダウンウインドスピードにアドバンテージがあり、ジワジワと後続を引き離すシーンがみられました。

「きょうの4レースが終わって少し余裕ができました。成績もそうですが、一度も(42条違反の)笛を吹かれていないし、失格など捨てレースを作っていないのも理由です。ダウンウインドは、調子いいですね。でも、パースISAFワールドを経験して、このスピードでは、世界に通用しないこともわかっています。もっとスピードアップしないといけません」(安田)

 42条違反とは、RRS42条にある「ロッキング、パンピング、スカリング、ウーチングなどによる推進方法」について。この項目に違反すると1回目は回転ペナルティが与えられ、シリーズ中に2度目の違反をすると、そのレースを失格することになります。大会4日目を終えて、レーザー級は、イアン、斎藤、平川が違反1回、ラジアルでは、松苗、長谷川、荒井が1回。あと1回で失格という不安材料が、最終日の戦い方にどのように影響するでしょうか。

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シフトの激しい陸風でも安定した走りを見せる土居。土居は今春より慶應大に進学します。photo by Junichi Hirai

 ラジアル級は土居愛実が抜け出しました。「きょうは、ダウンウインドでミスをして順位を下げてしまい、もったいないことをしました。振れ幅の大きいクローズは、風に素直に走らせています」、という土居は、すでにドイツ世界選手権の出場権利保持者であり、そのせいもあってか、リラックスムードすら感じられます。ラジアル級の2位以下は大混戦。原田、松苗がボーダーライン。高橋、長谷川、蛭田の現役ナショナルチームが続き、多田、冨部も大逆転を狙っています。

 4日目のレース後、レース委員会は、明日11日(大会最終日)のスタートを1時間半早めることを発表しました。本大会は全12レースが予定されています。きょうで8レースを消化しましたが、レース委員会は最終日に4レースをおこない、全レースを消化するつもりのようです。また、本大会の成績は10レース以上で最も悪い2レース分の得点がカットされます。勝負の行方は、まだ分かりません。最終最後の葉山沖大決戦に注目です。

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ナショナルチーム枠(両クラス上位3選手)に残る南里。昨年高校を卒業し、佐賀県ヨットハーバーで働きながら五輪活動する若手ホープ。「あまり吹かないほうがいいですね。前を走る選手が決まってきちゃうから」(南里)。photo by Junichi Hirai

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パースISAFワールドで成長した原田小夜子。最終日を控え2位にジャンプアップしました。大会会場近くに住む兄(470級の原田龍之介)の部屋を借りて本大会に挑んでいます。photo by Junichi Hirai

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この大会には、日本の次世代を担う高校生セーラーが男子3名、女子2名出場しています。写真は現在9位の川村選手。参加選手所属一覧はこちら。photo by Junichi Hirai

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◎ナショナルチーム選考4日目成績
レーザー級 (12艇)
1. 安田真之助 3-1-3-1-1-2-(4)-1 12点
2. ホールイアン (6)-2-2-3-3-3-3-4 20点
3. 南里研二 1-4-(7)-4-6-4-1-2 22点
4. 永井久規 10-(OCS)-1-2-2-1-5-9 30点
5. 城 航太 2-5-5-6-5-5-(7)-3 31点
6. 齋藤大輔 5-5-(11)-9-4-6-8-5 43点
7. 真田敦史 7-3-6-5-7-8-(9)-8 44点
8. 粟野和昭 4-8-4-10-8-(12)-6-7 47点
9. 川村 岳 11-10-9-(12)-10-11-2-6 59点
10. 北村勇一朗 9-9-8-8-9-(10)-10-10 63点
11. 平川竜也 (12)-7-10-11-11-7-11-11 68点
12. 室松さとし 8-11-(12)-7-12-9-12-12 71点

◎レーザーラジアル級(11艇)
1. 土居愛実 1-2-1-1-2-5-(6)-2 14点
2. 原田小夜子 3-3-5-8-(OCS)-1-3-5 28点
3. 松苗幸希 5-(8)-3-4-7-8-2-1 30点
4. 高橋 香 9-9-4-3-3-6-4-6 35点
5. 長谷川哲子 8-1-10-7-1-(DSQ)-1-8 36点
6. 蛭田香名子 4-4-8-(9)-5-7-5-3 36点
7. 多田桃子 (10)-5-9-2-4-3-7-7 37点
8. 冨部柚三子 6-7-2-(10)-6-4-8-4 37点
9. 村山仁美 2-6-6-5-(10)-9-9-10 47点
10. 荒井かおる 7-(11)-7-6-8-10-11-9 58点
11. 石川智香 (11)-10-11-11-9-2-10-11 64点

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2012年02月10日

風なくノーレースNT選考

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 葉山港で開催されているレーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考3日目は、朝から風が弱く、午後3時まで陸上待機末、レースはキャンセルされました。選考4日目はスタート時刻を1時間早めておこなわれる予定です。(BHM編集部)

◎ナショナルチーム選考3日目成績(前日と変わらず)
レーザー級 (12艇)
1. 安田真之助 3-1-3-1 8点
2. ホールイアン 6-2-2-3 13点
3. 南里研二 1-4-7-4 16点
4. 城 航太 2-5-5-6 18点
5. 真田敦史 7-3-6-5 21点
6. 永井久規 10-OCS13-1-2 26点
7. 粟野和昭 4-8-4-10 26点
8. 齋藤大輔 5-5-11-9 31点
9. 北村勇一朗 9-9-8-8 34点
10. 室松さとし 8-11-12-7 38点
11. 平川竜也 12-7-10-11 40点
12. 川村 岳 11-10-9-12 42点

◎レーザーラジアル級(11艇)
1. 土居愛実 1-2-1-1 5点
2. 村山仁美 2-6-6-5 19点
3. 原田小夜子 3-3-5-8 19点
4. 松苗幸希 5-8-3-4 20点
5. 冨部柚三子 6-7-2-10 25点
6. 高橋 香 9-9-4-3 25点
7. 蛭田香名子 4-4-8-9 25点
8. 長谷川哲子 8-1-10-7 26点
9. 多田桃子 10-5-9-2 26点
10. 荒井かおる 7-11-7-6 31点
11. 石川智香 11-10-11-11 43点

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風待ち中にみつけた暫定トップに立つ安田選手のブーツ。足の甲の部分がすれているのはハイクアウトのせいです。ある選手は、1年に4足のブーツを履きつぶすとか。このブーツも穴が空く寸前。厳しい練習量が想像できます。photo by Junichi Hirai

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2012年02月09日

葉山NT選考、荒れ模様

 レーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考2日目。雪を頂いた富士山がくっきり見えるいつもの冬の相模湾。大会2日目は風待ちから始まりました。13時前になりようやく南南西の風が入り始め、選手の出艇。13時35分レーザー級のスタートとなりました。風はおおむね230度、4〜8ノット。期待した風は最後まで吹くことがありませんでした。(レポート/JSAFオリ特広報)

 2日目を終え、レーザー級では安田が手堅く3-1位でまとめ、首位をキープ。2位との差を5点としました。安田を追う2位には前日4位のイアンが2-3位で上がってきました。また、前日予想外の発進となった永井が本来の力を発揮、1-2で6位にジャンプアップしました。これからの追い上げに注目です。

 レーザーラジアル級は、土居がフリートを圧する強さを見せ1-1位。2位の同じ高校生セーラー村山を14点引き離す首位に立っています。

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神奈川県葉山港で開催されているナショナルチーム選考。明日のレース次第ではカットレースが入るため、成績の変動が予想されます。しかし、出場艇数が少ないために最終的には1点に泣き笑う厳しい戦いになるでしょう。バルクヘッドマガジン編集部は明日より海上へ。国内最後の戦いを見届けたいと思います。photo by Junichi Hirai

◎ナショナルチーム選考2日目 レーザー級 (12艇)
1. 安田真之助 3-1-3-1 8点
2. ホールイアン 6-2-2-3 13点
3. 南里研二 1-4-7-4 16点
4. 城 航太 2-5-5-6 18点
5. 真田敦史 7-3-6-5 21点
6. 永井久規 10-OCS13-1-2 26点
7. 粟野和昭 4-8-4-10 26点
8. 齋藤大輔 5-5-11-9 31点
9. 北村勇一朗 9-9-8-8 34点
10. 室松さとし 8-11-12-7 38点
11. 平川竜也 12-7-10-11 40点
12. 川村 岳 11-10-9-12 42点

◎レーザーラジアル級(11艇)
1. 土居愛実 1-2-1-1 5点
2. 村山仁美 2-6-6-5 19点
3. 原田小夜子 3-3-5-8 19点
4. 松苗幸希 5-8-3-4 20点
5. 冨部柚三子 6-7-2-10 25点
6. 高橋 香 9-9-4-3 25点
7. 蛭田香名子 4-4-8-9 25点
8. 長谷川哲子 8-1-10-7 26点
9. 多田桃子 10-5-9-2 26点
10. 荒井かおる 7-11-7-6 31点
11. 石川智香 11-10-11-11 43点
 
各コーチのコメント…(続きを読む)
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2012年02月08日

2レース消化NT選考初日

 レーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考初日。いよいよロンドン五輪に向けた2クラスの国内選考が始まりました。午前中に開会式、艇長会議が行われ、13時に第1レースが定刻どおりにスタート。続いて第2レースも8〜10ノットの中で行われました。(レポート/JSAFオリ特広報)

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レーザーラジアル級スタート。photo by JSAFオリ特

 昨日の南西の強風がもたらした同方向からのうねりと風向が真逆で、選手にとっては艇を安定させるのにかなり難しい海面状況でした。加えて、60〜80度の風のシフトと強弱のためにコース戦略を立てることがつらい1日となりました。また、レーザー級、レーザーラジアル級共にナショナルチーム数3枠と言う狭き門に対するプレッシャーの影響か、全体的に固さを感じるレース展開となりました。

◎レーザー級
 第1レースはダントツを走っていた城を最後のリーチングで捉えた19歳の南里がトップ。途中、強弱がある風の中でも丁寧に風を拾って走っていたのが印象的でした。第2レースは同じく風は強弱、振れがあるコンデションの中、リコール旗掲揚でスタートしました。その中にはトップフィニッシュした永井も含まれていました。繰り上がりでトップとなったのは安田で、初日2レースを3‐1とまとめ、総合でトップに立ちました。「作戦どおりです。初日は手堅く、がまんのレースを考えていました」(安田)

◎レーザーラジアル級
 軽風の2レースでユース選手が前を走る活躍を見せました。ラジアル全日本チャンピオンの土居が力を発揮。2レースとも安定したレースで初日のトップに立ちました。第1レースで、土居を最後まで追い詰めて2位でフィニッシュしたユースの村山は、最後の吹き上がりで苦労したものの、フィニッシュまで持ちこたえて総合3位発進。また、パースISAFワールド代表だった原田も1上で悪くとも追い上げて上位でまとめ、総合2位につけています。総合4位の蛭田は軽量級選手を相手にしなければならない国内選考レースを想定して軽風対策をしてきた成果が出て、上位に残る踏ん張りをみせました。

佐々木共之ジュニアユース育成強化育成委員長のコメント
「ユース選手達はいい出だしを見せてくれました。少数でのレースに慣れていない中で、ブローと他艇との位置関係をよく考えたレースができたと思います。明日からも成績にこだわることなく、集中力を切らさず戦っていってほしいと思います」

◎ナショナルチーム選考レーザー級 (12艇)
1. 安田真之助 3-1
2. 南里研二 1-4
3. 城航太 2-5
4. ホール・イアン 6-2
5. 真田敦史 7-3
6. 齋藤大輔 5-5
7. 粟野和昭 4-8
8. 北村勇一朗 9-9
9. 平川竜也 12-7
10. 室松さとし 8-11
11. 川村岳 11-10
12. 永井久規 10-OCS

◎レーザーラジアル級(11艇)
1. 土居愛実 1-2
2. 原田小夜子 3-3
3. 村山仁美 2-6
4. 蛭田香名子 4-4
5. 長谷川哲子 8-1
6. 松苗幸希 5-8
7. 冨部柚三子 6-7
8. 多田桃子 10-5
9. 荒井かおる 7-11
10. 高橋香 9-9
11. 石川智香 11-10

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葉山開幕レーザーNT選考

 2月8〜12日まで神奈川県葉山港で「2012年度レーザー級、レーザーラジアル級ナショナルチーム選考」が開催されます。この大会で、2012年度のナショナルチーム各3名が決定します。エントリーするのはレーザー級(男子)12名、ラジアル級(女子)11名。この大会はロンドン五輪へ出場するための、日本でおこなわれる最終選考となります。(BHM編集部)

12.02.08_01.jpg
大会初日は開会式後、午後からレース開始。5日間で12レースが予定されています。国内最終選考とあって選手たちの緊張感が伝わって来ます。なかには1カ月前から葉山でトレーニングしていた選手もいたとか。気合は十分です。選手たちは、冷たい北風のなかを出港していきました。photo by Junichi Hirai

◎レーザー級
ホール・イアン/福岡ヨットクラブ
粟野和昭/レーザー逗葉フリート
城 航太/エス・ピー・ネットワーク
永井久規/豊田合成
齋藤大輔/秋田県セーリング連盟
安田真之助/鹿屋体育大学
南里研二/佐賀県セーリング連盟
室松さとし/ダウンアンダーセイリングジャパン
川村 岳/和光高等学校
真田敦史/パルーナ
北村勇一朗/聖隷クリストファー高等学校
平川竜也/逗子開成高等学校

◎レーザーラジアル級
多田桃子/日吉染業
原田小夜子/鹿屋体育大学海洋スポーツセンター
高橋 香/福島県セーリング連盟・和歌山セーリングクラブ
土居愛実/山手学院高等学校
蛭田香名子/豊田自動織機
松苗幸希/室蘭市体育協会
冨部柚三子/日本女子大学
長谷川哲子/豊田自動織機
村山仁美/東海大学付属高輪台高等学校
荒井かおる/ウルマンセイルスジャパン
石川智香/放送大学

 ここで、レーザー級、ラジアル級の選考方法を復習してみましょう。まず、この大会の上位選手から順番に世界選手権出場の権利を得られます。ここで負けてしまえば、選手の五輪キャンペーンはそれまで。勝ち残る選手以外は、最終最後の戦いとなります。

 しかし、国際レーザークラス協会からは、現時点で世界選手権で日本へ与えられる選手数が確定していません。今回のナショナルチーム(ナショナルチームに入るとレース遠征等の援助を得られます)は男女3名ずつですが、事情によっては、それ以下の出場枠しか得られない場合もあります。それを踏まえると、「未確定な状況でおこなわれる選考レース」とも言えます(通年の世界選手権では、日本へ3、もしくは4枠が与えられています)。

 今回の成績上位者は、5月ドイツ・ボルテンハーゲンで開催される世界選手権へ出場します。このワールドで日本人最高順位を獲得した選手がロンドン五輪日本代表となりますが、出場権利を獲得していない日本レーザー級は、残り12カ国を争う出場国枠獲得という使命も残されています(ラジアル級は国枠獲得済)。

 また、2011年度ラジアル級全日本チャンプの土居愛実は、すでに世界選手権出場権利が与えられています。そのため、土居だけは、もしナショナルチームに入らなかったとしても世界選手権へ出場する権利があります。

 書いているBHM編集部も混乱しそうなのですが、ポイントは、『レーザー級、ラジアル級の上位3名。ただし例外もあり』ということ。大会は12日まで。レーザー級、ラジアル級選手にとって4年間の集大成ともいえる本大会に大注目です!

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2012年01月06日

RS対XX。女子スキフ対決


 今年3月にトライアルがおこなわれ、5月のISAFミッドイヤーミーティングで決定するリオ五輪女子スキフ種目。この種目に立候補しているRS900(リオのために開発された五輪専用モデル)が活気づいてきました。一方、本命と言われている29erXXは、すでにヨーロッパサーキット、世界選手権(2012年は9月イタリア)なども開催され大きくアピールしています。(BHM編集部)

 艇種決定は、船の性能だけで選ばれるものではありません。各国の反応や予想される普及率、組織・レース活動の実際、ボートや艤装品の価格なども注目されます。現状では、ロンドン五輪の艇種採用で落選してからも、地道に活動を継続してきた29erXXの方が若干有利でしょうか?

 ちなみに昨年におこなわれた29erXXの大会では、長方形型のスラロームコースが採用され、2艇が右と左のコースにわかれて戦うトーナメント方式でおこなわれました。種目によっては、レースコースも変わりそうです。

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イギリスを中心に欧州で人気のRSシリーズから、五輪種目に立候補したRS900。photo RS Sailing

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2011年12月18日

【速報】近藤田畑総合6位

11.12.18_01.jpg
 12月18日、ISAFセーリングワールド最終日。メダルレースに進んだ470級女子の近藤/田畑は10位フィニッシュ、総合6位で大会を終えました。優勝はスペイン、2位イギリス、3位ニュージーランド。スペインは初優勝となります。(BHM編集部)

◎アビームチーム・レース終了後のコメント
「この大会のいちばんの目標は国枠を取って日本代表候補になること。2番目は、今年最後の大会なので、自分たちがやってきた課題を克服できているのかを試す、ということでした。レースは、初日からいい感じで入っていけました。セールメルボルン、オーストラリア選手権に出場して、チューニングもできていたし、カラダの調子もよかったんだと思います。前半戦が好調(1位→3位→2位)で、自分がおどろいたほど。前半の風が、わたしたちの得意な風域(8メートル以上)だったこともあります。でも、後半になって、その順位をキープしたい気持ちが出てきてしまった。それに、後半は風も弱くなり、不規則な波があったり、走りが悪くなってしまった。走りが悪いという不安が、消極的なレースになってしまったと思います。この部分を克服していきたいです」(近藤 愛・スキッパー)

「特に意気込むこともなく通常通りにレースに入れました。前半戦がよくて、多少のミスはあったけれど、そんなに悪くない流れだったと思います。折り返し地点を過ぎて、『この順位を守りたい』という欲が出てきてしまった。そして、自分たちは『この走りでいいんじゃないか』と思ってしまった。ほかの選手は1レースごとに成長しているのに。。。後半、スタートはよかったけれども、スピードが悪くなっていき、それがコース選択にも影響したと思います。それに、守りたいという気持ちから積極性も欠けていました」(田畑和歌子・クルー)

「ISAFワールドを通じて感じたのは『ライバルチームが力をつけてきていること』と『若い世代が出てきた』ということ。若いチームは常に激しい闘志を持っていて、それを前面に押し出してくる。アビームチームは経験があるかわりに、闘争心に欠けている。この大会できびしさを味わいました。いままでと同じような時間を費やしていてはダメだということもわかりました。必要なのは、だれと比べるのではなく、自分たちの(セーリングの)カタチなんだと思います。強風では問題ない。日本に戻ったらすぐにミーティングして、残り8カ月の計画を考えます」(小松一憲コーチ)

◎470級女子 トップ10最終成績
1. PACHECO / BETANZOS ESP
2. MILLS / CLARK GBR
3. ALEH / POWRIE NZL
4. COHEN / BUSKILA ISR
5. CONTI / MICOL ITA
6. KONDO / TABATA JPN
7. CLARK / HUGHES GBR
8. GRAEL / SWAN BRA
9. RECHICHI / STOWELL AUS
10. WESTERHOF / BERKHOUT NED


ISAFセーリングワールド最終日、470女子を含む各クラスメダルレースの模様です

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
17. 近藤田畑、メダルレースへ
16. メディアとヨットレース
15. ISAFワールド日本女子躍進
14. トムスリングスビーの領域
13. 近藤田畑、暫定2位へ浮上
12. 470女子の熾烈な闘い
11. フリーマントルの町紹介
10. 470近藤田畑初日トップ!
9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月17日

近藤田畑、メダルレースへ

 12月17日、ISAFセーリングワールド。昨日の結果により、日本のスター級は25位で大会を終えました。スター級の鈴木/和田は、出場国枠獲得ならず。来年5月にフランス・イエールで開催される世界選手権で、残り4カ国の枠取りを狙います。本日メダルレースがおこなわれたスター級は、ブラジルのロバート・シェイド/ブルーノ・プラダが圧勝。2位には、アメリカを逆転したドイツが入りました。(BHM編集部)

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470級女子フリートレース最終日。オーストラリア、GBR(写真)、イスラエル、ニュージーランドが上昇しました。photo by Junichi Hirai

 さて、日本の近藤/田畑、吉迫/大熊が出場する470級女子は、本日がフリートレース最終日。女子2チームは、開始時間が午後2時半のため、余裕を持ってハーバーへ到着。お昼ごはんを食べ、リラックスしたムードで出艇していきました。

 沖寄りに設置されたコースでは、時間と共にフリーマントルドクターがやってきました。泣いても笑ってもフリートレースはこれで終わり。日本だけでなく、他国の選手からも緊迫したムードが伝わってきます。470級女子のレースは、男子に比べて興奮気味のようで、マーク回航時には大声が聞こえてきます。母国語で叫んでいたりして、何を言っているのか分かりませんが、気持ちが高ぶっているのがよくわかます。

 しかし、上位にあがってくる顔ぶれは同じです。さらに、オーストラリア、ニュージーランドといった実力チームが上がってきました。日本チームは、2レースとも第1上マークを中位置で回航し、後方から追い上げますが、上位に入る他国が安定していて総合ポイントをあげられません。470級女子はスペインが大きくリード。近藤/田畑は2位まで僅差ながらも5位でメダルレースへ進出。吉迫/大熊は、追い上げましたがメダルレース進出を逃しました。

 明日はISAFセーリングワールド最終日。RS:X級、レーザー級、470級、47er級のメダルレースがおこなわれます。470級のスタート時間は13時10分(日本時間14時10分)開始です。ライブ航跡データで応援しましょう。日本からパワーを!


17日の近藤/田畑のアップインドです。本人達は満足の走りではなかったようですが、ハイレベルな走りをみることができます

11.12.17_07.jpg
出艇前の近藤/田畑。田畑は毎日、新品のグローブ(GRIP M)をおろして使っています。「新品の方がグリップ力がいいですから」と田畑。近藤/田畑は、世界選手権メダルレースに進出することで日本代表の選考規定をクリア、代表候補に内定しました。photo by Junichi Hirai

11.12.17_04.jpg
吉迫/大熊。シリーズ後半に追い上げを見せましたがメダルレースに届かず。photo by Junichi Hirai

11.12.17_05.jpg
5位に後退しましたが、2位まで9点差、3位まで3点差。photo by Junichi Hirai

11.12.17_06.jpg
岸壁のコースでおこなわれたRS:X級男子。富澤が26位となり、日本はロンドン五輪出場国枠を獲得しました。代表候補の決定は3月スペイン・カディスで決まります。photo by Junichi Hirai

11.12.17_08.jpg
スター級で優勝したロバート・シェイド/ブルーノ・プラダ。photo by Paul Kane


12月17日のISAF動画ニュース。メダルレースがおこなわれたスター級、RS:X級の特集です

テレビ・ライブ中継
ライブ航跡データ

※バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日アップしています。12月17日の写真はこちら

◎470級女子 参加48艇 ※上位10艇がメダルレースに進出
1. PACHECO / BETANZOS ESP 49p(-20)
2. COHEN / BUSKILA ISR 60p(-9)
3. MILLS / CLARK GBR 66p(-3)
4. ALEH / POWRIE NZL 67p(-2)
5. 近藤/田畑 69p
6. CONTI / MICOL ITA 70p(+1)
7. CLARK / HUGHES GBR 84p(+15)
8. GRAEL / SWAN BRA 86p(+17)
9. RECHICHI / STOWELL AUS 99p(+30)
10. WESTERHOF / BERKHOUT NED 100p(+31)
14. 吉迫/大熊 121p

◎RS:X級男子 参加89艇
ゴールド
26. 富澤慎 181p
シルバー
67 金子岳司 216p
78. 尾川 潤 262p
89. 岩山周平 332p

◎レーザー級 参加147艇
ブロンズ
111. 安田真之助 217p
112. ホール・イアン 217p
116. 城航太 229p

◎スター級 参加41艇
25 鈴木國央/和田大地 209p

◎49er級 参加67艇
シルバーフリート
34. 牧野幸雄/高橋賢次 171p

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
16. メディアとヨットレース
15. ISAFワールド日本女子躍進
14. トムスリングスビーの領域
13. 近藤田畑、暫定2位へ浮上
12. 470女子の熾烈な闘い
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10. 470近藤田畑初日トップ!
9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月16日

ISAFワールド日本女子躍進

 12月16日、終盤に迫ったフリーマントルISAFセーリングワールド。本日は女子マッチレース最終日で、海に近いスワン川の下流でおこなわれました。ファイナルは、アンナ・タニクリフ(USA)対ルーシー・マクレガー(GBR)となり、タニクリフが4-0で圧勝し、金メダルを獲得しました。低迷するアメリカセーリング界は、レーザーラジアル級で金メダルを獲得した北京五輪に続いてタニクリフ頼りになりそうです。(BHM編集部)

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470女子トップを走るスペイン。一昨年のデンマークワールドで2位、昨年オランダワールドで10位。今年はヨーロッパ選手権(ヘルシンキ)とフランスセーリングウィーク(イエール)で優勝しています。photo by Junichi Hirai

 さて、午後1時からおこなわれた470級女子は、メダルレースをする岸近くのセンターコースでおこなわれました。コースは、上下ソーセージコース7レグ。最後は下マークをまわってビーチのすぐ近くに設定されたフィニッシュラインへ向かう観戦向きのコースです。

 風は南西。レース海面にフリーマントルドクターがしっかり入り、紺碧の空と海が広がります。防波堤に作られた観覧席、また反対岸の防波堤には、多くの観客がレースを見に訪れました。ISAFセーリングワールドでは、こうしたヨットレースを見せる配慮も十分に考えられています。

 近藤/田畑は、ブラックフラッグのあがった第1レーススタートを風下ピンエンドから積極的に出て左展開。フリートを引き連れる力強さで、第1上マークトップ回航を決めました。また、吉迫/大熊はこれまでのうっぷんを晴らすかのようにトップグループで回航、さらに前方集団を見事なダウンウインドで抜き去りました。近藤は若干順位を落として5位、吉迫艇は2位まであがり本大会個人最高順位を決めました。

「波のタイミングがうまくあっていたようで、ダウンウインドがよかったです。きょうは気持ちよく走れました」(吉迫)

 吉迫/大熊は続く第2レースで9位フィニッシュを決めて、総合14位までアップしました。好成績もそうですが、うれしいのはレース内容でしょう。2レースとも後方から追い抜く展開でシングルに入るという「してやったり」型の内容は次のレースへつながります。ハーバーを後にする時も、ふたりはにこやかでした。

 第2レースの近藤/田畑は第1上マークをシングル回航しましたが、ケースに巻き込まれたこともあり16位フィニッシュ(抗議を出しましたが却下されました)。しかし、総合成績は2位につけています。

 1位のスペインは、エキサイティングなレースを見せるものの、成績は淡々と好順位を重ねています。強風に強いオランダは歯車があわず11位へ後退しました。また、トーベン・グラエルの娘で若干20歳のマルティーヌ・グラエルと北京五輪銅メダルクルーのイザベル・スワンのブラジルチームが1-2位で急上昇。さらに、北京から継続活動組のイタリア、フランスが上がってきています。

 明日17日は予選最終日。18日は上位10艇によるメダルレースがおこなわれます。フリーマントルで戦う日本女子チームを応援しましょう!

11.12.16_08.jpg
黄→赤→青と日替わりでマークが変わる近藤/田畑。毎朝セールにシールを張り替えます。近藤選手は「黄色が好き」とのこと。photo by Junichi Hirai

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オランダから逃げてスタートした第2レースで最終9位まであがった吉迫/大熊。見事なセーリングを見せました。photo by Junichi Hirai

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第1レースの上マークをトップ回航した近藤/田畑。日の丸が世界各国を従えて向かってくるのを見ると感動します。photo by Junichi Hirai

11.12.16_01.jpg
本日1-2位で8位までアップしたGRAEL / SWAN(BRA)。ロンドンだけでなく、リオまで視野に入れています。他国からも、リオを狙う次世代の若手選手が出場して経験を積んでいます。photo by Junichi Hirai

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笑顔で帰る吉迫、大熊。photo by Juncihi Hirai

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女子マッチレース優勝のアメリカチーム。photo by Richard Langdon / Ocean Images

※バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日アップしています。12月16日の写真はこちら


12月16日のISAF配信動画ニュース。マッチレースのファイナル映像があります

◎470女子 参加48艇
1. PACHECO / BETANZOS ESP 8-7-1-1-3-4-(27)-7 31p
2. 近藤/田畑 3-1-13-4-2-(28)-5-16 44p
3. COHEN / BUSKILA ISR (24)-5-17-2-1-8-10-4 47p
4. ALEH / POWRIE NZL 7-4-14-(25)-7-1-3-17 53p
5. MILLS / CLARK Saskia GBR 10-6-9-6-(13)-3-12-8 54p
6. CONTI / MICOL ITA 11-8-2-7-23-(35)-6-1 58p
7. CLARK / HUGHES GBR 1-10-3-9-25-10-7-(30) 65p
8. GRAEL / SWAN BRA 5-11-16-(20)-16-20-1-2 71p
9. PETITJEAN / DOUROUX FRA 26-9-7-17-4-(32)-4-6 73p
10. LECOINTRE / GERON FRA (19)-14-8-5-15-11-9-14 76p
14. 吉迫/大熊 (35)-22-5-28-14-18-2- 98p

◎RS:X級男子 参加89艇
ゴールド
30. 富澤慎 131p
シルバー
65 金子岳司 178p
80. 尾川 潤 240p
86. 岩山周平 286p

◎レーザー級 参加147艇
ブロンズ
115. ホール・イアン 201p
116. 安田真之助 203p
121. 城航太 216p

◎スター級 参加41艇
25 鈴木國央/和田大地 209p

◎49er級 参加67艇
シルバーフリート
31. 牧野幸雄/高橋賢次 119p

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
14. トムスリングスビーの領域
13. 近藤田畑、暫定2位へ浮上
12. 470女子の熾烈な闘い
11. フリーマントルの町紹介
10. 470近藤田畑初日トップ!
9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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