2011年12月15日

トムスリングスビーの領域

 12月15日、ISAFセーリングワールド。後半組の中日を迎え、本日はスター級、470級女子がレイデイに。他クラスは、ゴールド、シルバー、ブロンズにわかれて決勝フリートがおこなわれました。(BHM編集部)

 日本勢でゴールドフリートに進んだのはRS:X級の富澤のみ。残念ながら、49er級、スター級、レーザー級の国枠獲得はほぼ絶望となりました。このISAFセーリングワールドで五輪出場国枠が獲得できない場合は、2012年度の各種目世界選手権で残りの国枠数を競うことになります。

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決勝フリートがはじまったレーザー級。世界最高峰のセーリング技術を持つ選手があつまるゴールドフリートは激戦。トップから最後尾まで短時間で走り抜けていきます。photo by Junichi Hirai

 2004年のアテネ五輪後、オリンピック種目は、予選、決勝、メダルレースという3段階でおこなわれるようになりました。大会のなかの位置づけとして、予選・決勝はオープニングシリーズと呼ばれ、あくまでメダルレースへ進む選手を決めるための消化レースです。オリンピック種目ではメダルレースが本番レース。メダルレースへ出場するトップ10に入らない限り、メダル獲得はありえません。総合的に見て、470級女子以外の日本チームが厳しい状況であることは言うまでもありません。

 さて、青空が広がったフリーマントル沖は、南風が気持ちよく吹き上がりました。きょうからはじまったゴールドフリートの迫力は半端ではありません。特にセーリング界で最大フリートを誇るレーザー級に出場する選手はトップ中のトップセーラー。レーザー級には、かつてベン・エインズリー、ロバート・シェイドといったスターが活躍し、この種目から他種目、キールボート、プロセーラーへとステップアップしています。そして、現在のレーザースターは、オーストラリアのトム・スリングスビーです。

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強豪選手が揃うレーザー級のなかで特筆したスピードを持つトム・スリングスビー(27歳)。現在5回のトップを含めて独走態勢です。photo by Junichi Hirai

 本日のスリングスビーは、第1レースを1レグ近く離すほどのトップフィニッシュ(ゴールドフリートで!)。第2レースは第1上マークを中位置で回航し、さらにマークタッチでペナルティを解消し、不利ななかでダウンウインドへ。そこから、ずんずんと抜きさって5位フィニッシュを決めました。

 トム・スリングスビーは、北京五輪で「金メダル確実」というほどの本命でしたが、まさかの敗退(22位)を喫しました。のちのインタビュー記事で「プレッシャーによる精神的なものが原因だった」という記事を読んだことがあります。しかし、この大会のような世界選手権で、トップセーラーのさらに上をいく走りを見ると、全選手平等のチャーター艇なのに何かが違っているように見えます。エインズリーやシェイドのような「だれも手出しできない次の領域」に近づいたのでしょうか。スリングスビーは、これまで3度の世界チャンピオンを獲得し、2010年度はISAFセーラー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。また、今年からアメリカズカップのオラクルレーシングチームにも所属しています。

 明日16日は、RS:X級男子、レーザー級がレイデイ。現在2位につける470級女子、近藤/田畑の後半戦がはじまります。世界選手権で金メダルを狙う彼女たちを日本から応援しましょう!

◎ISAFセーリングワールド・ リアルタイム航跡データ

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RS:X級男子ゴールドフリートには富澤(JPN11)が出場しています。第2レースでは最高のスタートを見せました。photo by Junichi Hirai

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RS:X級では日本のほかに、中国、韓国、タイ、シンガポール 、香港、フィリピンといったアジア諸国からも出場しています。photo by Junichi Hirai

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琉球大所属の岩山周平。photo by Junichi Hirai


11月15日のISAF動画ニュース。トム・スリングスビーのレーザーアクションは必見です

※バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日アップしています。12月15日の写真はこちら

◎470級女子 参加48艇
1. ESP 16p
2. 近藤/田畑 23p
3. NED 29p
20. 吉迫/大熊 87p

◎RS:X級男子 参加89艇
ゴールド
30. 富澤慎 131p
シルバー
65 金子岳司 178p
80. 尾川 潤 240p
86. 岩山周平 286p

◎レーザー級 参加147艇
ブロンズ
115. ホール・イアン 201p
116. 安田真之助 203p
121. 城航太 216p

◎スター級 参加41艇
27. 鈴木國央/和田大地 167p

◎49er級 参加67艇
シルバーフリート
31. 牧野幸雄/高橋賢次 119p

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
13. 近藤田畑、暫定2位へ浮上
12. 470女子の熾烈な闘い
11. フリーマントルの町紹介
10. 470近藤田畑初日トップ!
9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月14日

近藤田畑、暫定2位へ浮上

 12月14日、ISAFセーリングワールド後半組・予選最終日。BHM編集部がフリーマントルに来て10日間、ほぼ毎日海に出ていますが、ここ数日は低く厚い雲に覆われることが多くなりました。しかし、空気が乾燥して過ごしやすく、晴れ間がさすと日本の初夏のような陽気です。これで雲がなくなり、シーブリーズがしっかり入れば(さらにハエもいなくなれば)いいのですが、なかなか風が吹き上がりません。本日は、微軽風のなかでレースがおこなわれました。

 予選シリーズが終わり、レーザー級、49er級は、ゴールドフリートに入ることはできませんでした(予選シリーズのないスター級、470級はそのまま続行)。大会の出だしから、自分のレースをやらないまま終わってしまった印象があります。すでに、国枠を獲得できない種目も決まっていますが、正式な成績発表を見てからレポートしたいと思います。

 低迷する日本のなかで、唯一健闘しているのが、470級女子の近藤/田畑です。第1レースでは風下スタート、左展開で2位、第2レースの28位をカットレースにして、スペインに次いで2位に浮上しました。スペインとの差は7点。残り4レース、そして日曜日には上位10艇によるメダルレースが控えています。

 本日の470級女子で目を引いたのはイスラエルです。イスラエル女子チームは、9月に和歌山で開催された和歌山インターナショナルに参加したので、覚えている方もいることでしょう。イスラエルは、第1レースをダントツのトップでフィニッシュすると、第2レースではまさかの最後尾で第1上マークを回航。しかし、大きなシフトをつかんで第2上マークで中位置まであがってくると、さらに前艇を追い抜いて8位フィニッシュです。コースの詳細まで分かりませんが、大胆なコース取りをしたことは間違いないでしょう。まるでマジックを見ているようでした。

 さて、明日15日は470級女子、スター級がレイデイとなり、49er級、レーザー級、RS:X級が、ゴールド、シルバー、ブロンズにわかれておこなわれます。

※バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日アップしています。12月14日の写真はこちら

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大逆転で総合4位へあがったイスラエル。photo by Junichi Hirai

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強風女王のオランダ(総合3位)には物足りない風でした。photo by Junichi Hirai

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風待ち中リラックスする近藤/田畑。日の丸と3位をあらわす赤マーク、赤ビブスをつけて出場しました。photo by Junichi Hirai

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強風から軽風までミスのないスペイン。現在首位。photo by Junichi Hirai

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オーストラリア女子(↓)のサポートについているビクター・コバレンコ(右)コーチと470級男子で優勝したマシュー・ベルチャー。photo by Junichi Hirai

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フリーマントルのオリンピック金メダルコンビ、RECHICHI Elise / STOWELL Belinda。デビュー戦のセールメルボルンで優勝しましたが、本大会では不調が続いています。現在12位。photo by Junichi Hirai


12月14日ISAF動画ニュース。49er級、RS:X級、スター級の特集です

◎470級女子 参加48艇
1. ESP 16p
2. 近藤/田畑 23p
3. NED 29p
20. 吉迫/大熊 87p

◎RS:X級男子 参加89艇
33. 富澤慎 62p
64. 金子岳司 118p
81. 尾川 潤 153p
87. 岩山周平 168p

◎レーザー級 参加147艇
105. ホール・イアン149p
121. 安田真之助 169p
129. 城航太 182p

◎スター級 参加41艇
27. 鈴木國央/和田大地 167p

◎49er級 参加67艇
32. 牧野幸雄/高橋賢次 112p

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
12. 470女子の熾烈な闘い
11. フリーマントルの町紹介
10. 470近藤田畑初日トップ!
9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月13日

470女子の熾烈な闘い

 12月13日、パース2011ISAFセーリングワールド。昨晩は特大の雷、大雨に見まわれ、停電する地域もあったフリーマントル市内。後半戦予選2日目も、同じように朝から低く厚い雲に覆われています。南の軽風でレースがはじまりましたが、時々、雨をともなう黒い雲が通過すると一気に風があがり、風向も変わります。(BHM編集部)

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67艇が出場する49er級。3クラスに分かれて予選がおこなわれています。photo by Junichi Hirai

 予選初日、トップスタートを切った日本470級女子は第3レース13位、第4レース4位で総合3位へ。しかし、得点差はわずか。明日の展開が注目されます。また、吉迫/大熊は、第4レースで5位に入りましたが、好調の波は続かず、総合24位に甘んじています。470級女子は、オールマイティに風域をこなすスペイン、強風には特に定評あるオランダが上位に立ちました。

 2位につけたオランダは昨年の世界チャンピオンで、クルーのLobke Berkhoutは世界選手権3連覇、合計5回の世界王者、北京五輪では銀メダルを獲得しました。5回のチャンプのうち3回は以前のスキッパー、Marcelien de Koningと。2回は今回出場するLisa Westerhofと獲得。今回優勝すれば、二度目の3連覇となる世界ナンバーワンの女子クルーです。ちなみに、北京五輪銀メダルスキッパーのMarcelien de Koningは、あたらしい試みとしてRS:X級で活動していましたが、活動を休止したのか、このISAFセーリングワールドでは女子マッチレースのオランダチームにクルーとして出場しています。

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ワールドチャンピオン、オランダのLisa Westerhof / Lobke Berkhout。今年獲れば三連覇です。photo by Richard Langdon / Ocean Images

 日本が出場するRS:X級男子、スター級、レーザー級、49er級は、残念ながら世界のトップセーラーの勢いに飲まれてしまっているようで、なかなか上位に上がってこられません。明日14日は、後半組予選最終日となります。

 最後にあらためてロンドン五輪の国枠獲得システムを紹介します。このISAFセーリングワールドで総出場国の75パーセントが決定し、残りは2012年度の世界選手権で決まります。また、開催国のイギリスは、すでに開催国権利があり、すべての種目で出場が決まっています。日本は出場国枠を獲ることがファーストミッションであり、さらに各クラスの規定を満たした選手は日本代表候補となります。

◎ロンドン五輪出場国枠獲得システム(イギリスを除く)
 RS:X級男子 本大会で上位28カ国決定
 レーザー級 上位35カ国決定
 470級女子 上位14カ国
 49er級 上位14カ国決定
 スター級 上位11カ国決定

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49er級の牧野/高橋。大会初日にバウ沈をして手痛いDNF。photo by Junichi Hirai

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第1レグはシングルで回航。しかし、ずるずると順位を落としたホール・イアン。photo by Junichi Hirai

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11月セールメルボルンから欧州遠征する日本レーザーチーム。安田真之助も振るわず。photo by Junichi Hirai

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城航太。日本勢にはきびしい戦いが続きます。photo by Junichi Hirai


ISAFが配信する動画ニュース。今回はレーザー、470女子特集です。最後に腰を痛めてリタイアしたイアン・パーシーのコメントなど

◎470級女子 参加478艇
1. ESP 8-7-1-1 17p
2. NED 4-2-11-3 20p
3. 近藤/田畑 3-1-13-4 21p
24. 吉迫/大熊 35-22-5-28 90p

◎RS:X級男子 参加89艇
30. 富澤慎 14-13-18-20 65p
67. 金子岳司 35-38-24-34 131p
82. 尾川 潤 38-39-41-40 158p
87. 岩山周平 41-47DNF-39-47DNF 174p

◎レーザー級 参加147艇
111. 安田真之助 34-36-22-43 135p
117. ホール・イアン 35-31-32-44 142p
132. 城航太 45-43-35-45 168p

◎スター級 参加41艇
30. 鈴木國央/和田大地 (31)-16-28-31-31-19 125p

◎49er級 参加67艇
38. 牧野幸雄/高橋賢次 11-21-(35)DNF-16-14-31 93p

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
11. フリーマントルの町紹介
10. 470近藤田畑初日トップ!
9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
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1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月12日

470近藤田畑初日トップ!

 12月12日、オーストラリア・フリーマントル。本日よりISAFセーリングワールド後半戦がスタートしました。日本は、スター級、レーザー級、RS:X級男子、470級女子に出場します。(BHM編集部)

 日本はこれまでに3種目出場し、RS:X級女子、470級男子、レーザーラジアル級の3種目のロンドン五輪出場国枠を獲得しました。次へつながる結果を得られましたが、レースの内容を振り返ると喜んでばかりいられません。470級男子は、期待されていたメダルレースに進むことができず。また、RS:X級女子、レーザーラジアル級ともに目標には届かない結果となりました。

 ISAFセーリングワールドはオリンピック種目の世界選手権です。世界のトップセーラーがこの大会の頂点を目指して活動してきました。世界選手権であることを踏まえると、日本選手がメダルに絡むまでに至っていないのが現実です。

 さて、後半戦初日では、日本チームのきびしさを吹き飛ばすスタートダッシュを470級女子の近藤/田畑が決めてくれました。12日は、曇天の南風。470級女子は途中で雷をともなうストームが通過するという悪条件のなかで2レースおこなわれ、3-1位を取って現在トップに立ちました。

 今年8月のロンドン五輪テストイベントで金メダルを獲得した近藤/田畑は、9月後半からフリーマントルに入り、この大会のための練習と生活環境を整えてきました。一時帰国して、11月にセールメルボルン(女子2位)、全豪選手権(男女総合7位)に出場。昨日、ハーバーで彼女たちに会ったときは、「(アビーム男子チームの戦いを見ていて)胃が痛くなりました。わたしは緊張しないように…」と近藤。田畑はいつもどおり元気いっぱいでした。

 最高の出だしを見せた近藤/田畑ですが、ライバルたちも順当に上位に名を連ねています。オランダ、イギリス、ニュージーランド、スペイン。第1レースを失敗したイスラエル、フランス。また、オーストラリア、ブラジルのメダリストチーム、そして吉迫/大熊の追い上げも見物です。

 48チーム出場する470級女子は予選決勝のシリーズ分けはありません。13日までに10レースが予定され、14日にメダルレースがおこなわれます。

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初日首位に立った470級女子の近藤愛(写真左)、田畑和歌子。思えば、4年前のISAFセーリングワールドではスキッパーでライバルだったふたり。田畑がクルーに転向した時は驚かされましたが、日本を代表するセーリングチームに成長しました。彼女たちの活躍は、世界のニュースでも報道されています。photo by Junihi HIrai

◎470級女子 参加48艇
1. 近藤愛/田畑和歌子 3-1 4p
2. WESTERHOF Lisa / BERKHOUT Lobke NED 4-2 6p
3. CLARK Penny / HUGHES Katrina GBR 1-10 11p
29. 吉迫由香/大熊典子 35-22 57p

◎RS:X級男子 参加89艇
25. 富澤慎 14-13 27p
73. 金子岳司 35-38 73p
77. 尾川 潤 38-39 77p
87. 岩山周平 41-47DNF 88p

◎レーザー級 参加147艇
104. ホール・イアン 35-31 66p
111. 安田真之助 34-36 70p
133. 城航太 45-43 88p

◎スター級 参加41艇
30. 鈴木國央/和田大地 31-16-28-31 106p

◎49er級 参加67艇
44. 牧野幸雄/高橋賢次 11-21-35DNF 67p

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本日よりRS:X級男子がはじまりました。日本からは4選手が出場しています。photo by Junichi Hirai

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初日25位につけた富澤慎。RS:X級の日本代表選考の条件は「総合20位以内、国別12位以内」です。photo by Junichi Hirai

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午後14時過ぎ、レース海面に黒い雨雲があらわれ、サンダーストームにみまわれました。遠方では雷も落ちていましたがレースは続行。本日分のレースを消化しました。photo by Junichi Hirai

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12日のISAF動画ニュースです

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9. ISAFワールド前半戦終了
8. 470男子、代表持ち越しへ
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
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ISAFワールド前半戦終了

 12月11日。ISAFセーリングワールド前半最終日は、RS:X級女子、レーザーラジアル級、470級男子、フィン級のメダルレースがおこなわれました。上位10艇だけで競うメダルレースには、日本選手は出場していません。また、後半組のスター級の初日がはじまりました。(BHM編集部)

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他クラスよりも1日早く開幕したスター級。メインセールの★はスター級のマークで、黄色の★は世界選手権優勝者だけがつけられる勲章です。photo by Junichi Hirai

 朝、いつものようにメディアルームに行くとひとつのニュースが入って来ました。セーリング界のスター選手、ベン・エインズリー(GBR)が前日の2レースを失格になり、メダルレース出場を逃したというニュースです。ベンは、レーザー級で金メダル、銀メダル。フィン級で金メダル2個を獲得しているオリンピックスターです。

 パース2011ウエブサイトの記事を読むと、「テレビカメラマンの乗るメディアボートが、ダウンウインドを走っていたエインズリーの走りを邪魔したため、フィニッシュ後、彼がメディアボートに乗り込んで抗議をした」とのこと。抗議というよりも、怒りに任せて、自艇を放り出してメディアボートに飛び乗り、熱く抗議した後、ボートのバウ先から海に飛び込んで自艇に戻ったようです。この一連の行為が69条違反(スポーツマンシップに反する行為)とされ、2レースを失格してしまいました。

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10日、ベン・エインズリーが69条違反で失格になるという大事件がおこりました。photo by Junichi Hirai

 本大会では、テレビ放映を担当するメディアのパワーがとても強く、毎日上空からヘリで撮影し、海上でもマークや出場艇にガンガン近づいて撮影しています。担当するのは、サンセットヴァインというイギリスの制作会社で、アウディメッドカップなども手がけていたようです。現場では、かなり積極的かつ強引な撮影で、BHMのようなカメラマンも邪魔して、同じ立場のメディア側からも抗議が出るほどでした。

 世界で最も注目を浴びるエインズリーですが、撮影される機会が多い分だけ、不満が貯まっていたのでしょう。それにヨットレース、選手に敬意を払わない撮影行為にキレたことも想像できます。残念ながらベン・エインズリーはメダルレースに出場できず、苦い気持ちのまま11位の成績で大会を終えました。

 メダルレースを終えて総合成績は、
◎レーザーラジアル級
1. BOUWMEESTER Marit NED
2. van ACKER Evi BEL
3. RAILEY Paige USA

◎RS:X級女子
1. KORZITS Lee ISR
2. ALABAU Marina ESP
3. NOCETI-KLEPACKA Zofia POL

◎470級男子
1. BELCHER Mathew / PAGE Malcolm AUS
2. PATIENCE Luke / BITHELL Stuart GBR
3. FANTELA Sime / MARENIC Igor CRO

◎フィン級
1. SCOTT Giles GBR
2. POSTMA Pieter-Jan NED
3. WRIGHT Edward Martin GBR

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レーザーラジアル級はオランダのBOUWMEESTER Maritが優勝です。photo by Richard Langdon / Ocean Images

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RS:X級女子は、1位イスラエル、2位スペイン、3位ポーランド。マリナ対ブランカのスペイン女王バトルは、2位のマリナ(写真左)に軍配があがりました。photo by Richard Langdon / Ocean Images

 さて、本日よりはじまったスター級には、日本から鈴木國央/和田大地が出場します。鈴木は和歌山セーリングセンターの代表をつとめ、いろいろな大会をオーガナイズしたり、若手セーラー育成も積極的におこなっています。シドニー五輪、アテネ五輪のレーザー級日本代表であり、さらにキールボートやマッチレースにも出場するなど、ほかの選手と違ったスタンスで五輪を目指しています。

 クルーの和田大地はシエスタチームの一員であり、アジア大会マッチレースの金メダルクルー。会社員でありながらも、J/24、マッチレース、その他キールボートで結果を残してきました。和田は現在101キロまで体重を増やして、本大会に挑みます。本日のスター・ジャパンは、31-16位で総合24位につけました。75パーセントが決まる、本大会でのスター級のロンドン五輪国枠ボーダーラインは上位11カ国。鈴木/和田はそれ以内が目標です。

 明日12日より470級女子、RS:X級男子、49er級、レーザー級がはじまります。天気予報によれば悪天候の模様。ISAFセーリングワールド後半戦に注目です。

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スター級初日はGBRのイアン・パーシーが首位に。裏情報では、スター級のレース委員会は、レースをさまたげるテレビ撮影を拒否したとのうわさです。photo by Junichi Hirai

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スター級には鈴木/和田の1チームだけが出場。国枠獲得のノルマを達成すれば、自動的に日本代表候補となります。photo by Junichi Hirai

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2011年12月11日

470男子、代表持ち越しへ

 12月10日、ISAFセーリングワールド決勝シリーズ最終日。朝から青空が広がったフリーマントル沖は、14〜16ノットのフリーマントルドクター(インド洋方向から吹き込む地域特有のシーブリーズ)が吹く最高の舞台となりました。470級男子は、沖に位置するロッドネスト島とガーデン島の間を上マークにのぞむ海面。比較的陸地から離れたエリアになりますが、浅い水深のため大波が立つことはありません。(BHM編集部)

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決勝シリーズ最終日。日本の国枠、代表選考が掛かる大一番です。総合トップはオーストラリアのベルチャー/ページ(写真)。昨年のオランダワールドに続いて二連覇を目指します。photo by Junichi Hirai

 注目の第1レース。一度のゼネリコ後に、ブラックフラッグがあがり、ゴールドフリートがスタートしました。前日の大量失格の悪夢からか、全艇は素直にスタートを切ります。しかし、本部船側から出た松永/今村は、痛恨のスタートミス。逃げるようにタックを返して右海面に向かいますが、ここで左に返す機会をのがして右へ右へ。左へ向かう集団と逆方向に進んでしまいます。

 プレスボートから見ても、ハーフレグを過ぎたあたりでトップ集団と大きな差が開いているように見えました。松永艇はほぼ最後尾で上マークを回航。世界の猛者たちが出場するゴールドフリートでは、一度のミスを取り返すのは至難の業です。さらに風が安定していることもあり、追いぬくチャンスはそれほどなく順位を上げることができません。松永艇は33位とカットレースを作ってしまいました。

 第1レースが終わって時点で、総合14位、国別9位。まだ、代表候補圏内につけています。松永/今村は、最終レースで巻き返しを狙います。

 しかし、きょうの松永/今村は、気持ちの上で守りに入ってしまったのか、思うようなスタートができません。第2レースで再び上側のボートを避けるように右海面へ。有利海面の左へ向かうことができず、戦術が後手後手にまわってしまいます。風はさらに上がりガストで18ノット近く。クロアチア、フランス、イスラエル、オーストラリアといった上位艇が水を得た魚のように上マークを飛んでまわっていきます。松永艇は20位前後の集団で戦いますが、這い上がることができず21位フィニッシュ。

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松永/今村。スタートで出られず不利な海面で苦戦。photo by Junichi Hirai

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平常心でいられなかったという原田/吉田。photo by Junichi Hirai

 決勝最終日の結果は、松永/今村33-21位、原田/吉田20-14位。日本男子のメダルレース出場は叶いませんでした。また、松永は、総合16位、国別12位となり、日本のロンドン五輪国枠を獲得。しかし『総合15位、国別10位』という日本代表候補のボーダーラインには1つ届かず。

 この結果により、470級男子の代表争いは、来年5月にスペイン・バルセロナで開催される世界選手権へ持ち越されます。出場権利を得たのは、選考規定により松永/今村(16位)、原田/吉田(23位)、前田/野呂(35位)の3チーム。バルセロナワールドで最高順位を獲得したチームが代表候補となります。

 また、レーザーラジアル級では、シルバーフリートに出場した蛭田香名子が57位となり、オリンピック初出場となるロンドン五輪出場国枠を獲得しました。日本代表決定は2012年5月のドイツ世界選手権へ持ち越されます。すでに国枠を獲得しているRS:X級は、須長が総合33位となりましたが、代表選考の基準を満たせず。3月のスペイン・カディス世界選手権で決定されます。

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日本選手内3位となった前田/野呂。バルセロナの最終勝負に掛けます。photo by Junichi Hirai

◎470級男子・スキッパーコメント
松永鉄也
「自分たちの悪い部分ばかりが出てしまった。スタートもブラックフラッグがあがって、消極的になっていたかもしれません。攻める気持ちがなかったわけではないけれど…」

原田龍之介
「ぼくがレガッタを通して平常心でいられなかった。途中4位をとったレースでも、結果とか内容ではなく、気持ちが違っていた。いつもの自分じゃなくなっていました」

前田弘樹
「戦ってみて実力通りの結果でした。ボートスピードで負けています。世界のスピードを目の当たりにして…、残り5カ月で何を変えられるのか。いまは、まだわかりません」

石川裕也
「自分ができる、やれるだけのことはやったと思っています。長いキャンペーンでいろいろなことがありました。でも後悔はありません」

渡辺哲雄
「終わりました。もう少し他の選手と絡みたかった気持ちはあります。ここまでヨットに乗れて自分は、本当にしあわせものです」

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石川/柳川。photo by Junichi Hirai

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渡辺/八山。photo by Junichi Hirai

バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日アップしています。ぜひ御覧下さい。12月10日はこちら

◎470級男子
ゴールドフリート
16. 松永/今村 3-4-17-18-6-17-4-18-(33)-21 108p
23. 原田/吉田 18-17-13-14-4-5-37-(41)BFD-20-14 142p
シルバーフリート
48. 前田/野呂 21-28-18-19-17-17-4-(41)BFD-20-9 153p
51. 石川/柳川 17-26-31-(41)BFD-22-41BFD-10-1-6-6 160p
58. 渡辺/八山 31-15-23-(32)-25-15-30-24-11-10 184p

◎レーザーラジアル級
シルバーフリート
57. 蛭田18-26-(42)-25-27-25-18-3-19-11 172p
71. 高橋 24-39-30-34-(41)-24-20-11-30-26 238p
73. 長谷川 (47)-34-31-38-32-17-12-21-24-34 243p
92. 原田 (52)BFD-45-44-41-39-42-23-34-37-36 341p

◎RS:X級女子
ゴールドフリート
33. 須長 22-16-10-17-16-26-29-28-(31)-27 191p
シルバーフリート
42. 大西 8-5-(29)-28-28-6-8-16-16-15 130p
45. 小菅 6-(24)-21-21-20-11-12-22-20-11 144p
※成績は公式サイトで確認してください。

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
7. 松永今村、代表候補に王手
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月10日

松永今村、代表候補に王手

 12月9日、フリーマントル・ISAFセーリングワールド7日目。本日はレーザーラジアル級、RS:X級女子はレイデイとなり、470級男子、フィン級、女子マッチレースだけがおこなわれました。470級は決勝2日目。本大会では予選、決勝で10レースが予定されているので残り4レースとなります。また、最終の日曜日にはトップ10だけのメダルレースがおこなわれます。(BHM編集部)

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フィニッシュラインへ向かう470男子。決勝2日目は上下ソーセージコースでおこなわれました。photo by Junichi Hirai

 470級の基地は、スペースの小さいロイヤルパースヨットクラブにあり、ハーバーには所狭しと470級が整列しています。松永/今村のバウナンバーは16、原田/吉田は14。今回はバウナンバーに沿ってボートが置かれるので、陸上ではひとつ挟んで松永艇、原田艇のボートが並び、非常に近い距離でライバル同士が準備をしています。

 出艇前に日本チームを取材しましたが、意外にもいつもと変わらない雰囲気です。「やっぱり緊張してるの?」とずうすうしく聞くと、「いや、それほどでも。まあ、いつもとおんなじです」と松永。両チームの選手同士は、時折、会話をしたり、通常のレースと同じようにしていました。しかし、どことなく、ぎこちなさを感じたのは気のせいではないでしょう。選手たちは、きょうのレースが山場になる可能性があることを十分予想していたでしょうから。

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出艇前の2チーム。日本チームは、どの国よりも早く出艇していきました。photo by Junichi Hirai

 午後から吹き始めたシーブリーズを待ってはじまった470級ゴールドフリートは、岸から観戦できるほど近いエリアをつかっておこなわれました。コースは上下3周。風はこれまでと同じように吹き上がりましたが、海面はフラットで、コースは若干短め。そのため、上マークでは驚くほどの大混戦になります。

 ドラマは第1レースにやってきました。スタート後、左海面に向かった松永艇に対して、原田艇は即タックを返して右を選択。岸近くでおこなわれるため、風の振れが大きく左右するシチュエーションです。一見、右海面グループが振れを掴んだかに見えましたが、沖にでるほど左海面有利に。上マークには松永艇が上位で入って来ました。対する原田艇は、右海面に伸ばしすぎたのか大きくロス。最後尾近くで上マークを回航しました。松永艇は5〜7位のグループと接戦となりましが、最終的には5着でフィニッシュ。対する原田艇は37位でフィニッシュして、痛いカットレースを作ってしまいました。

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松永の腰はまだ完治せず。厳しい条件が重なる中で戦う松永/今村。photo by Junichi Hirai

 きょうのレースは、ゴールドフリートとはいえ、ゼネリコが多発しています。また、スタート前やマーク付近ではプロテストの声が飛びかい、全選手が熱くなっていたようです。第2レースは、スタートがうまくいかずに何度も何度もやり直した後、ブラックフラッグ掲揚。ここで11艇が失格となり、このなかに原田艇が含まれてました。松永/今村は第2レースを19位で終え、総合11位にジャンプアップ(69点)。対する原田/今村は総合26位(108点)へ。得点差は39点へと広がりました。

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スタートは何度もやり直し。2レースともブラックフラッグが掲揚されました。photo by Junichi Hirai

 明日10日は決勝最終日となり2レースが予定されています。さらに11日はトップ10によるメダルレースがおこなわれます。松永/今村が11位につけたことで、ロンドン五輪の出場国枠はもちろんのこと、日本代表候補の条件も現時点ではクリアしています。

 このまま、松永/今村が日本代表候補の座を手にするのか? それとも原田/吉田の巻き返しはあるのか? もしくは、だれも予想できないドラマが待っているのでしょうか? 470級男子、決勝シリーズ最終日は明日10日におこなわれます。

バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日アップしています。ぜひ御覧下さい。12月9日分はこちらです。

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第1レースを37位。第2レースのスタートでブラックフラッグ(リコールによる失格)を受けた原田/吉田。photo by Junichi Hirai


12月9日(大会7日目)ISAFが配信する動画ニュースです。今回は470級を特集しています

◎470級男子
1. AUS (9)-1-1-1-1-3-1-1 9p
2. GBR 5-1-1-1-1-(28)-8-3 20p
3. CRO (22)-2-2-5-2-1-7-14 33p
4. GBR 12-4-10-8-2-(34)-5-2 43p
5. GBR 14-5-4-2-(20)-4-3-17 49p
6. FRA 15-6-2-10-8-(27)-2-10 53p
7. NZL 1-9-(17)-3-7-13-9-12 54p
8. GRE 3-8-16-4-3-8-15-(18) 57p
9. SWE 2-16-3-7-11-(33)-10-13 62p
10. USA 11-5-8-5-5-(21)-11-20 65p
11. 松永/今村 3-4-17-18-6-17-4-(19) 69p
12. FRA 4-10-3-7-16-25-(26)-4 69p
13. GER 7-7-7-2-5-23-21-(41)BFD 72p
26. 原田/吉田 18-17-13-14-4-5-37-(41)BFD 108p
49. 前田/野呂 21-28-18-19-17-17-4-(41)BFD 124p
56. 石川/柳川 17-26-31-(41)BFD-22-41BFD-10-1 148p
62. 渡辺/八山 31-15-23-(32)-25-15-30-24 163p

◎レーザーラジアル級(本日レイデイ)
59. 蛭田香名子 18-26-(42)-25-27-25-18-3 142p
69. 高橋香 24-39-30-34-(41)-24-20-11 182p
70. 長谷川哲子 (47)-34-31-38-32-17-12-21 185p
92. 原田小夜子 (52)BFD-45-44-41-39-42-23-34 268p

◎RS:X級女子(本日レイデイ)
32. 須長由季 22-16-10-17-16-26-(29)-28 135p
41. 大西富士子 8-5-(29)-28-28-6-8-16 99p
45. 小菅寧子 6-(24)-21-21-20-11-12-22 113p
※上記は暫定成績です。公式サイトで確認してください。

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
6. パース激突、松永対原田!
5. 明暗分けた日本。予選終了
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3. 松永今村、初日ダッシュ!
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2011年12月09日

パース激突、松永対原田!

 12月8日、フリーマントル・ISAFセーリングワールド。7日で予選が終了し、本日より決勝シリーズがはじまりました。予選を勝ち抜きゴールドフリートに進んだのは、RS:X級女子の須長由季。470級男子の松永/今村、原田/吉田。日本チームの戦いに注目が集まります。(BHM編集部)

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決勝シリーズがはじまったISAFセーリングワールド。防波堤には巨大な「PERTH」のロゴがあり、その横には観客席もあります。この海面でメダルレースがおこなわれます。photo by Junichi Hirai

 RS:X級女子は、須長がゴールドに進んだ時点で、日本の五輪出場国枠を獲得。RS:X級女子のロンドン五輪出場枠は28カ国で、そのうち20カ国が本大会で決まります。つまり予選が終わった時点でゴールドフリートに進んだ18カ国が決定しました。しかし、日本代表選考が終わったわけではありません。RS:X級女子の選考基準は「総合成績20位以内、国別順位12位以内」。須長がこの目標を達成できた場合、日本代表候補となります。

 しかし、条件を満たせなければ、二次選考が用意され、来年3月、スペイン・カディスで開催される2012年世界選手権で、日本選手最高順位を獲得した選手が代表候補となります。

「予選が終わって緊張が増した感じです。もう少し予選のうちにポイントを稼いでおくつもりでしたが、初日の軽風で無駄にしてしまいました。現在の順位を考えると、もっとがんばらないと…」(須長)

 本日の須長は26-29-28位。予選よりも厳しいゴールドフリートで、成績をあげることができません。

 さて、松永対原田の直接対決に注目が集まる470級男子は、予定ではレイデイでしたが、レース数を消化するため1レースだけおこなわれました。約1時間の海上風待ち後、南西から吹き始めたフリーマントルドクターは、風力を増してすぐさまオーバーパワーとなり、迫力あるレースがおこなわれました。

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日本勢のなかでトップを走る松永鉄也/今村公彦。photo by Junichi Hirai

 強風コンディションでも、日本チームはまったく引けを取りません。ほぼ単独で右展開した松永は、クリアな海面を快走し、シフトを狙う左集団と激突。左のトップ集団の原田艇は、スターボードの壁をたくみに避けながらシングル回航。そのすぐ後ろに松永艇がつけました。2艇は一時近距離で走りますが、原田艇がその差を広げ、順位をキープして5位フィニッシュ。松永艇はずるずると順位を落として17位フィニッシュ。原田/吉田は、松永/今村に総合得点で6点差へ迫りました。

 海外や国内で470級のレースを観戦する機会の多いバルクヘッドマガジンですが、松永艇、原田艇の走りはまさに世界のトップランクだと確信できます。世界選手権の予選とゴールドフリートの戦いとでは雲泥の差があり、ひとつでもミスしたチームから脱落していき、風が安定しているなら、その失敗から這い上がるのは限りなくむずかしい。

 トップ3ぐらいまでは、クリアな風をつかむのでダントツに走ることがありますが、それ以降は団子状態となります。たとえば、昨日まで1位だったPATIENCE Luke / BITHELL Stuartは、アップウインドで失敗して上マークを後位置で回航。そこから、這い上がることができずに28位となり、BELCHER Mathew / PAGE Malcolmに首位をゆずり、カットレースを作ってしまいました。

 そのなかでも、日本チームの走りは見事です。原田/吉田のファーストレグの上マーク・ポートアプローチ、松永/今村の第2アップウインドのポートアプローチは、血の気が引くほどの混戦のなかへ突っ込んでいきました。ここで判断をあやまれば、大きく順位を落としてしまう場面です。ポートからスターボードへ返すコンマ数秒を完璧にこなすアクションは、美しい芸術作品を見ているかのようです。

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5位フィニッシュで順位をあげた原田龍之介/吉田雄悟。photo by Junichi Hirai

 しかし、現時点での問題は松永艇と原田艇の戦いではありません。日本代表候補になるには、『総合15位以内、国別10位以内に入ること』が条件。日本勢首位の松永/今村は、現在総合17位、国別14位。この条件を達成しないことには、2艇の戦いはまったく意味をなさないことになります。

 明日9日は決勝2日目。レース数によっては重要な1日になるでしょう。

バルクヘッドマガジン・フェイスブックでは、ISAFセーリングワールドの写真を毎日掲載しています。ぜひ、ご覧下さい。12月8日分はこちら


ISAFが配信する12月8日のダイジェスト映像です

◎470級男子
17. 松永/今村 3-4-17-(18)-6-17 47p
20. 原田/吉田 (18)-17-13-14-4-5 53p
48. 前田/野呂 21-(28)-18-19-17-17 92p
56. 渡辺/八山 31-15-23-(32)-25-15 109p
62. 石川/柳川 17-26-31-(41)BFD-22-41BFD 137p

◎レーザーラジアル級
59. 蛭田香名子 18-26-(42)-25-27-25-18-3 142p
69. 高橋香 24-39-30-34-(41)-24-20-11 182p
70. 長谷川哲子 (47)-34-31-38-32-17-12-21 185p
92. 原田小夜子 (52)BFD-45-44-41-39-42-23-34 268p

◎RS:X級女子
32. 須長由季 22-16-10-17-16-26-(29)-28 135p
41. 大西富士子 8-5-(29)-28-28-6-8-16 99p
45. 小菅寧子 6-(24)-21-21-20-11-12-22 113p
※上記は暫定成績です。公式サイトで確認してください。

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
5. 明暗分けた日本。予選終了
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2011年12月08日

明暗分けた日本。予選終了

 12月7日。オーストラリア・フリーマントル、ISAFセーリングワールド。本日、RS:X級、レーザーラジアル級、470級の予選最終日です。日本代表を狙う選手たちの第一関門が早くもやって来ました。簡単におさらいすると、日本代表になるためには、日本セーリング連盟が掲げた条件をクリアする必要があります。(BHM編集部)

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女子種目のレーザーラジアル級。102艇がエントリーしています。photo by Junichi Hirai

 その条件とは、470級男子は総合15位以内、または国別順位10位以内に入ること。ラジアル級は国別順位15位以内に入ること。RS:X級は総合20位以内、または国別順位12位以内をおさめることとなっています。

 昨日は、雷雨で全レースがキャンセルされたため、本日はすべての種目で3レースが予定されることになりました。予選最終日、バルクヘッドマガジンは女子4選手が出場するレーザーララジアル級を取材。出艇前の選手たちは、表情こそ明るく振る舞っていましたが、話していて違和感を感じるほどの緊張が伝わって来ます。近寄りがたい雰囲気、といったらいいのか、独特の緊張感が伝わってきした。

 厚い雲に覆われたフリーマントル沖は、時折雲の隙間から光がさすと海面は輝き、雲のなかでは鈍色に。風は東から南西にまわり、徐々に吹き上がって来ました。強風域になると、ラジアル日本は世界のセーラーに見劣りしてしまいます。強風でも定評あるフィンランド、ベルギー、オランダ、イスラエルが安定して上位に。一昨年前まで混沌としていたラジアル級でしたが、上位に名を連ねる顔ぶれはほとんど一緒になってきています。

 日本勢は蛭田香名子が総合56位と最高順位。日本勢全員、決勝ゴールドフリートに進むことはできませんでした。注目の470級男子は、原田/吉田が第5レースで4位、松永/今村が6位の成績をあげて、この2チームがゴールドフリート進出を決めました。また、RS:X級女子は、須長由季が33位からくもゴールド進出。小菅、大西はシルバーフリートとなり、明日からの決勝シリーズを戦います。

バルクヘッドマガジンのフェイスブックでISAFセーリングワールドの写真を掲載しています。ぜひ、ご覧下さい。

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日本勢首位ながらゴールドフリートに進めなかった蛭田香名子。ロンドン五輪出場国枠獲得のチャンスが残されています。photo by Junichi Hirai

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ゴールドフリートに進んだ須長由季。今年は欧州遠征に力を入れました。photo by Junichi Hirai

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震災後は和歌山を拠点に活動する高橋香。photo by Junichi Hirai

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RS:X級エントリー68艇中40位、小菅寧子。photo by Junichi Hirai

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ナショナルチーム外から出場する長谷川哲子。photo by Junichi Hirai

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初日の勢いを活かせず。大西富士子。photo by Junichi Hirai

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苦しい走りが続く原田小夜子。photo by Junichi Hirai


12月7日のダイジェスト映像、フィン(ベン・エインズリー)、ラジアル(マリット・ボウミスタ)の特集もあります

◎470級男子
17. 松永/今村 3-4-17-(18)-6 30p
25. 原田/吉田 (18)-17-13-14-4 48p
41. 前田/野呂 21-(28)-18-19-17 75p
55. 渡辺/八山 31-15-23-(32)-25 94p
57. 石川/柳川 17-26-31-(BFD)-22 96p

◎RS:X級女子
33. 須長由季 (22)-16-10-17-16 59p
40. 小菅寧子 6-(24)-21-21-20 68p
41. 大西富士子 8-5-(29)-28-28 69p

◎レーザーラジアル級
56. 蛭田香名子 18-26-(42)-25-27 96p
68. 高橋 香 24-39-30-34-(41) 127p
73. 長谷川哲子 (47) -34- 31-38-32 135p
92. 原田小夜子 (BFD)-45-44-41-39 169p

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◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

◎バルクヘッドマガジン・パース2011記事
4. サンダーストーム通過
3. 松永今村、初日ダッシュ!
2. パースへ向かう機内にて
1. パースISAFワールド開幕

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2011年12月06日

サンダーストーム通過

 12月6日、フリーマントルは昨晩から続く雨に、雷が加わり大荒れに。サンダーストームが通過すると50ノットオーバーとなり、レースをおこなえる状況ではありません。昼前には土砂降り+雷となり、午後2時にすべてのレースがキャンセルされました。(BHM編集部)

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オーストラリア政府発表の気象情報によれば、終日雨が続く模様。画像は雨雲レーダーで中央がパース市内。100キロ先まで雨雲が続いています。大会運営スタッフは、こちらの気象予報をよく見ているようです。http://www.seabreeze.com.au

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海は50ノット強の嵐。ハーバーの入り口まで不規則な大波が入ってきています。そんななかでも、どこの国なのか分かりませんが、練習するレーザー選手がいました。フリーマントルのレーザーセーラーには、嵐になると20キロ離れたポイントへ行き、そこからダウンウインドだけを強烈に走ってハーバーに戻るグループがいるようです(クルマは後で取りに行く)。強風のダウンウインドは麻薬、アップウインドは地獄。理に適っていますね。photo by Junichi Hirai


大会がキャンセルされた12月5日の動画です。フリートレース初日のダイジェストや、マリタイムミュージアムへ行った日本チームが特集されています

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
http://www.perth2011.com/

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松永今村、初日ダッシュ!

 オーストラリア・フリーマントルで開幕した「パース2011 ISAFセーリングワールド」。フリマントルは、西オーストラリアの州都となるパースからクルマで30分にある港町で、セーラーには、1987年にアメリカズカップが開催された町として知られています。この大会は、ISAFと西オーストラリア州が大きく関係するイベントで、町には「Perth2011」のロゴマークがいたるところに見られます。港に近いエスプラネード公園は特設会場になっていて、ここでは野外ライブもおこなわれ、各クラス協会やセーリングブランドの特設ブースがあったり、さらに、約3カ月前には公園に特大の観覧車が設置されました。このISAFセーリングワールドは、セーラーだけではなく、一般観光客を巻き込むイベントになっています。(BHM編集部)

11.12.05_05.jpg
パースではじまったISAFセーリングワールド(世界選手権)。松永/今村は大会初日総合3位に。photo by Junichi Hirai

 12月5日は、470級男子、RS:X級女子、レーザーラジアル級に日本選手が出場しました。スワンリバーでおこなわれているマッチレース以外のフリートレースは本日が初日。バルクヘッドマガジンは470級を取材してきました。470級のバースとなるロイヤルパースヨットクラブには、ところ狭しと出場艇が並んでいます。今大会は2期間にわかれますが、正直に言って、全種目を同時におこなうのはスペースの関係で無理。昨年のテストイベント同様に、ロイヤルパースとフリーマントルセーリングクラブの二拠点と、港のまわりを使って大会がおこなわれています。

 昼までヘロヘロだった風は、昼過ぎに南西にまわり、フリーマントルドクター(この土地特有のインド洋から吹く強いシーブリーズ)が入りはじめました。海上で風待ち後、徐々に風力が増して、フルパワーからオーバーパワーのコンディションに。

 大会初日、日本チームで気勢をあげたのは、松永鉄也/今村公彦(スリーボンド)です。本日着順3-4位で総合3位。実は、松永選手は大会数日前に、練習でストレスの貯まっていた腰を本格的に痛めたため、レース本番まで休養していました。本日も薬で痛みを散らして出場し、陸上で彼と話していても、痛みのためか時折苦い表情を見せるほどです。

「レース中、腰痛のことなど感じさせないほど集中して走っていました。初日からいい走りができて、チームもいいムードです。この気持ちで明日からも戦います」(今村)

 日本選手の成績は下記のとおりです。明日も予選シリーズは続きます。

◎470男子
1. LINDGREN Joonas / LINDGREN Niklas FIN 1-2 3p
2. PATIENCE Luke / BITHELL Stuart GBR 5-1 6p
3. 松永鉄也/今村公彦 3-4 7p
37. 原田龍之介/吉田雄悟 18-17 35p
44. 石川裕也/柳川祥一 17-26 43p
46. 渡辺哲雄/八山慎司 30-15 45p
51. 前田弘樹/野呂英輔 21-28 49p

◎RS:X級女子
11. 大西富士子 8-5 13p
29. 小菅寧子 6-24 30p
37. 須長由季 22-16 38p

◎レーザーラジアル
44. 蛭田香名子 18-26 44p
65. 高橋 香 24-39 63p
84. 長谷川哲子 47-34 81p
98. 原田小夜子 BFD-45 97p

11.12.05_02.jpg
本日は松永デイ。腰痛を抑えてふんばりました。photo by Junichi Hirai

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ライバルの原田/吉田。集団に揉まれ、後位置から上昇するも、初日ふるわず。photo by Junichi Hirai


ISAFセーリングワールド3日目動画は、RS:X級女子、チームGBR、470男子の特集。制作はロンドン五輪本番でもテレビ番組制作を担当するSunset vineチームです。驚くほどすばらしいでき栄えです

◎Perth 2011 ISAF Sailing World Championships
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2011年12月03日

パースISAFワールド開幕!

 12月3日、オーストラリア・フリーマントルで「パース2011 ISAFセーリングワールド」が開幕しました。この大会は、4年に一度開催されるオリンピック種目の合同世界選手権で、今回はロンドン五輪の国別出場権利(75%)が決まる重要な大会となります。(BHM編集部)

11.12.03_03.jpg
12月3日から女子マッチレースが始まりました。こちらには、20カ国29チームが出場します。ロンドン五輪で姿を消してしまう女子マッチレース。これだけ集まるのも最初で最後となるのでしょうか。photo by Richard Langdon / Ocean Images

 また、いくつかの国は、この大会を国内代表選考として考えていることもあり、レースの内容は非常にハイレベル。日本はこの大会をロンドン五輪代表選考に位置づけています(参考:ロンドン五輪日本代表選考方法等)。さらに、合同の世界選手権という内容から出場する選手数も世界最大級で、約1100選手、78カ国から出場します。

 日本からはナショナルチームを中心に次の選手が出場します。本大会では、前半・後半の2期間に分かれ、日本選手は12月5日から開始される前半戦に、470級男子、レーザーラジアル級、RS:X級女子が出場します。

 バルクヘッドマガジン編集部は、12月5日から現地で取材をおこない、このサイトやツイッターフェイスブックを通じて日本選手の活躍をレポートしていきます。どんな物語が待っているのか楽しみです!

◎2011 ISAFセーリングワールド出場日本選手
470級女子 12月12〜18日
1. 近藤愛/田畑和歌子 アビームコンサルティング
2. 吉迫由香/大熊典子 ベネッセコーポレーション

470級男子 12月5〜11日
1. 松永鉄也/今村公彦 スリーボンド
2. 原田龍之介/吉田雄悟 アビームコンサルティング
3. 石川裕也/柳川祥一 関東自動車工業
4. 前田弘樹/野呂英輔 エス・ピーネットワーク
5. 渡辺哲雄/八山慎司 エス・ピーネットワーク


RS:X級女子 12月5〜11日
1. 須長由季 ミキハウス
2. 小菅寧子 J-WILL PARTNERS
3. 大西富士子 TEARS


RS:X級男子 12月12〜18日
1. 富澤 慎 関東自動車工業
2. 金子岳司 大垣共立銀行
3. 岩山周平 琉球大
4. 尾川 潤 島精機製作所

レーザー級 12月12〜18日
1. 安田真之助 鹿屋体育大在学
2. 城 航太 エス・ピーネットワーク
3. ホール・イアン 福岡ヨットクラブ

レーザーラジアル級 12月5〜11日
1. 蛭田香名子 豊田自動織機
2. 高橋 香 福島県セーリング連盟
3. 長谷川哲子 豊田自動織機
4. 原田小夜子 鹿屋体育大


49er級 12月12〜18日
1. 牧野幸雄/高橋賢次 関東自動車工業

スター級 12月11〜17日
1. 鈴木國央/和田大地 和歌山セーリングクラブ/日吉染業

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今回の遠征はなんとフライト前日にパッキング終了。いつも出発当日1時間前にパッキングを始める編集部には、そうとう珍しいことです。どれだけ今回の取材に気合が入っているのかが分かるでしょう! まあ、持っていくものは、世界中どこでも同じですけど。photo by Junichi Hirai

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2011年11月15日

W前哨、セールメルボルン

 11月6〜12日までオーストラリア・メルボルンで、セールメルボルンが開催されました。ISAFワールドカップ第1戦にあたるこの大会は毎年12月におこなわれていますが、今年は12月にパースでISAFセーリングワールドが開催されるため、時期を大幅にずらした経緯があります。(BHM編集部)

 12月のISAFセーリングワールドは、ご存知の方も多いようにロンドン五輪の国枠選考を兼ねる五輪種目の世界選手権で、多くのトップセーラーはすでにパース入りして練習しています。そのため、参加選手は例年よりも少なくなっています。日本から出場したのは、470級男子の原田龍之介/吉田雄悟(総合5位)、女子の近藤愛/田畑和歌子(2位)、レーザー級に永井久規(シルバー9位)、ホール・イアン(シルバー10位)、安田真之助(シルバー12位)、城航太(シルバー17位)、室松さとし(シルバー29位)。

11.11.15_01.jpg
470級にメダリストが復帰、セールメルボルンで優勝したエリス・リチチ/ベリンダ・ストール。ベリンダは今年40歳。BHM編集部は昨年パースで会いましたが、ものすごいオーラを感じました

 470級女子では、北京五輪の金メダリストスキッパー、エリス・リチチが、シドニー五輪金メダリストクルーのベリンダ・ストールと組んで出場しました。ストールは、今夏にはテッサ・パーキンソン(エリスと組んでいた金メダルクルー)と活動することを大々的に発表しましたが、本大会ではリチチに変更されたようです。どちらにせよ、強豪オーストラリアにとって470級女子は、いまひとつしっかり活動できていない部分。とはいえ、実力派メダリストは豊富なわけで、五輪本番では必ず上位に名を連ねてくるでしょう。オーストラリアヨット協会が、最終的にどんな選手を起用するのか気になるところです。


セールメルボルン最終日映像

◎Sail Melbourne 2011
http://sailmelbourne.com.au/

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2011年10月30日

全日本インカレ展望(4)

2011年全日本インカレ展望と解説・総合

 470級では日経大(片クラス特化)が突出した存在になってしまった状況からなのか、あるいは、部員不足によるやむ得ぬ事情の結果なのかは別にして、「総合優勝」を狙う有力校内部で、ほんの数年前までの傾向がまったく逆転し、「エース級のスキッパーを470級ではなくスナイプ級に配置」してくる、というように変化していないか、と感じる。(文/外道無量院)

 具体例をあげれば、早稲田は横田敏一(主将)が今年から、関西学院は西尾将志(主将)、同志社は西村秀樹(3年生ながら不動のエース)を昨年からスナイプにコンバートしている。立命館もエース格の曽和慎也はスナイプだ。他にも明治もエース格の横田貴大(2年・藤沢西)を今年からスナイプに乗せ代えている。

 結果的に、これらの事が470級での日経大の独走を、より容易くすることを助けている事になっているのは皮肉な事なのだが…。

 また、関東以外ではあまり知られていない事かも知れないが、この全日本インカレを上回る歴史を誇る関東インカレで、「優勝旗」はクラス別には存在せず、「総合優勝」だけに用意されている。しかるに、少なくとも関東水域のヨット部としての最終的な目標が、「総合優勝」にある事は当然と言えば当然の事なのだ。

 今年の総合優勝争いは、「史上2校目」となる早稲田の4連覇が掛かる。「4連覇達成」ともなれば、4年生・10人は、優勝した経験だけを持って卒業していくというなんとも幸運な世代となるのだ。

 過去の経験者は、第50回(1985年・昭和60年)江の島大会から第53回(1988年・昭和63年)広島大会に掛けて総合4連覇を達成した「同志社大学・平成元年卒業組」だけだ。

 さて、結論としては、地元・関東開催での強さ・相性を考慮し、日大を本命とした。対抗は、不慣れな海面・アウェーを克服した場合の関学大。単穴(本命・対抗をまとめて負かす可能性のある3番手・前出)は、「早稲田の4連覇阻止」に執念を燃やす同志社とするか、逆にその「4連覇達成」を目指す早稲田かで、大いに悩んだ。

 熟慮の結果、同志社470級のスキッパー全員が1、2年生で、クルーを含めて4年生はゼロ、という点はどうしても大きな不安材料であると判断し、選手個々の力に不安は有るものの、2008年以降のインカレでは、「必勝戦法」を確立したかに見える早稲田を上位に取った。

 今年のチーム力での「4連覇」の達成は容易ではないが、実は、今年は他にも傑出した力を持つチームも見当たらず、有る意味ではまだ、「運」も味方しているとも言えるからだ。「可能圏内」には、かろうじて踏みとどまっていると見た。

 どちらにしても、日大、関学大をまとめて負かせば、早稲田か同志社だろう。極端に偏った条件下で進まない限り、以上が「4強」を構成してシリーズをリードして進むと予想する。伝統的に混戦に強い立命館がその次か?

 2年連続で総合準優勝の慶應義塾は、スナイプのスキッパー3名全員が全日本インカレ初体験ということ。吹けばスナイプは確実に速い福岡大は、470の2、3番艇に不安があるので評価を割り引いた。その次に少人数ながら健闘が目立つ中央大、という順に評価。

 また、横浜国大、金沢大、そして九州大の国立総合大学3校の総合順位争いにも注目だ。スナイプ級では横浜国大が、470級では九州大がやや優勢と見るが、総合での評価は全くの互角。入賞圏(6位以内)に絡んでの争いともなれば、さらに面白いのだが…。

まとめ
◎・・・・・・・日本大
〇・・・・・・・関西学院大
▲・・・・・・・早稲田大
△・・・・・・・同志社大
△・・・・・・・立命館大
△・・・・・・・慶應義塾大
△・・・・・・・福岡大
△・・・・・・・中央大
注目・・・・・横浜国大、金沢大、九州大の「国立総合大」間の上位争い。

以上、参加各位の健闘と幸運を祈る。

※なお、恒例により、「2011年・展望特別版 」を希望者にのみ配信する。希望者は、件名に特別版希望と記入し、本文欄に何かしらのコメントを添えて(件名・本文欄が空欄だとSPAMと判断されて届かないので)QZT00265★nifty.ne.jp(★マークを@に替えて)に、10月末日までメールにて要求の事。折り返し、11月2日に「2011年展望特別版」を配信する。

江の島全日本インカレ展望と解説(1)プレビュー
江の島全日本インカレ展望と解説(2)470級
江の島全日本インカレ展望と解説(3)スナイプ級

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2011年09月24日

M32ワールド最終日直前

 パルマ・デ・マヨルカ(スペイン)、Real Club Nautico de Palmaで開催中のメルジェス32世界選手権。本日の最終日を前に、日本から出場する〈夜叉侍〉(石田博オーナー/ヘルムスマン)が4位につける健闘を見せています。(BHM編集部)

 昨年のワールドで10位で終えた〈夜叉侍〉は、トニー・レイがコーディネイトをつとめ、レーザー級出身、スター級のワールドチャンピオンで、エミレーツ・チームニュージーランドにも所属していたハーミッシュ・ペッパーがタクティシャンを担当しています。

 石田ヘルムスマンは、〈チャイナタウン〉で国内J/24草創期から活動し、現在は国内ではメルジェス24でもトレーニングしています。今年はアメリカ・キーウエストレースウィークに出場後、初夏から欧州大会へ出場して、ワールドに乗り込みました。

 また、トップ争いも激戦です。現在上位成績は、〈GOOMBAY SMASH〉41点、〈SAMBA PA TI〉42点、〈FANTASTICA〉42点、〈夜叉侍〉52点。残り2レースのポイント次第で順位はひっくり返ります。パルマの戦いに注目しましょう。

◎MELGES 32 WORLD CHAMPIONSHIP
http://www.cyberaltura.com/melges32/home/home_uk.php

11.09.24_05.JPG
〈夜叉侍〉photo by Joy Dunigan / IM32CA

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パルマ・デ・マヨルカで開催されているメルジェス32世界選手権。photo by Joy Dunigan / IM32CA

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〈GOOMBAY SMASH〉photo by Joy Dunigan / IM32CA

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〈SAMBA PA TI〉photo by Joy Dunigan / IM32CA

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〈FANTASTICA〉photo by Joy Dunigan / IM32CA

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2011年09月16日

和歌山インターNR動画

 9月11日まで和歌山で開催された和歌山インターナショナルレガッタのインタビュー動画です。撮影:K.Nakajima / DailySailing.com


470級


RS:X級

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2011年09月12日

和歌山インターR最終日

 和歌山インターナショナルレガッタ最終日は、風向300度9ノットの順風コンディションの下、大会最終日の華「メダルレース」がおこなわれました。(レポート/JSAFオリ特広報)
 
470級
 昨日まで4位以下が僅差のなかにひしめく注目のメダルレース。上下の距離は0.5マイル。オンザウォータージャッジのジュリーボートが後方に張り付く独特の雰囲気の中、全10艇がスタートしました。

 上下2周のレースを制したのはNT復帰をめざしていた前田・野呂組(SPN)でした。入れ替え戦のプレッシャーをはねのけ、2上でトップに立った奮起の走りは称賛に値します。見事にNT復帰を果たしました。2位は近藤・田畑組。3位は宮川・内野組でした。

 残り1席のNTの椅子は中盤まで後位を走っていた現NT渡辺・八山組(SPN)が巧みなコースを引き、2上直前で同じく現NTの市野・吉野組に追いつき、さらに回航後の接近戦を制して同組を抜き去り、2艇身の差でフィニッシュ。大逆転のNT残留を決めました。土壇場のレース運びのしたたかさに一日の長がありました。

 メダルレースの得点をプラスした全10レース総合成績では、NT原田・吉田組(アビームコンサルティング)が優勝、2位に遠来のイスラエル・女子艇。3位には昨日まで首位を守っていたNT石川・柳川組(関東自動車工業)が滑り込みました。

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石川・柳川をメダルレースで逆転した原田・吉田。目下の課題はダウンウインド。アビームチームは今月20日にパースへ渡り、事前練習を開始します。photo by Junichi Hirai

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RS:X級男子は金子岳司(写真JPN5)が優勝しました。photo by Junichi Hirai

RS:X級
 現NTの金子(大垣共立銀行)がメダルレースで高校生セーラー倉持を抑え、男子総合優勝を飾りました。かろうじてNTの面目を保ったという印象です。女子は小嶺(大垣共立銀行)が大差のトップフィニッシュ。優勝に輝きました。ユース日本選手権(U-19)は2日間で4レースを消化。優勝は伊東大輝(神奈川県立横浜修猷館高等学校)でした。

◎中村健次ナショナルコーチ レガッタ総括
 今大会は恵まれた風の中、当初のレース数を無事消化。国際レガッタ&NT入れ替え大会としては、素晴らしい大会であったと思う。
 僅差で持ち込まれたNTチーム枠取りは、メダルレースでも大接戦となり、フィニッシュ直前まで手に汗握る白熱したレースであり、勝ち残ったチームは精神的にも強くなったと思う。12月に開催されるパースISAFセーリングワールドでも活躍してチームジャパンとして大暴れして欲しい。
 今回、惜しくも選考に残れなかったチームは、ロンドンオリンピックの夢は断たれた訳だが、なぜ負けたのか、何が足りなかったのかを検証して、今回の経験を肥やしにして諦めない強い気持ちを持って活動を続けて欲しい。そして2016年リオ(ブラジル)の主役となって欲しい。
 470級の学生もこの大会に出場したチームは多くの経験もでき、学連の枠を超えた大会に出場する事でスキルアップもできたと思う。インカレでその成果が発揮される事になるだろう。
 また、RS:X級が18艇集まったことも今回の大きな成果であると思う。ただし、戦うためのセーリングの基本的教育面については、さらなる精進努力を望みたい。われわれオリ特は、そのための手伝いを惜しまないつもりだ。

◎和歌山インターナショナルレガッタ
http://www.wakayama-sailing.org/sailwakayama/

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2011年09月11日

NT入替。渡辺/八山大逆転

 和歌山インターナショナルレガッタ最終日。朝から夏空が広がった和歌山沖は、早朝まばらだった風も時間と共にシーブリーズが入り、最終日にふさわしい舞台が整いました。(BHM編集部)

 メダルレースは予定通り11時にスタート。注目された470級ナショナルチーム入れ替え戦は、手に汗握る劇的なドラマが待っていました。戦いの主役となったのは、市野/吉見、渡辺/八山。この2艇のほか前田/野呂を含めた上位艇は得点差が少なく、どのチームが先にフィニッシュするかで決着がつくという緊張の展開となりました。

 1艇のリコールでスタートした艇団は、右海面と左海面に分かれて上マークへ向かいます。前田/野呂、市野艇、ほかNT入れ替え組は右海面を選択しますが、渡辺/八山は左海面へセパレート。第1マークではトップで回航した近藤/田畑に続いて前田艇。続いて宮川/内野、市野艇と続き、渡辺艇は大きく遅れて回航します。ショートコースで行うメダルレースは、順位は安定しないのが通常です。しかし、渡辺艇のコースミスは覆せないような距離のようにも見えました。

 メダルレースのドラマは2度目のアップウインドにやってきました。リードを取り戻すため、右海面エッジまで出る作戦に出た渡辺艇は、艇団の内側でもまれている市野艇をよく見ていました。逆に市野艇は、ポジショニングの関係から左へ、左へと追いやられ、また上マーク周辺でラルにつかまってしまいます。

 さらに、上マーク直前で先行するイスラエル艇と超接近したためボートスピードをロス。その間にフリーなエリアを走ってきた渡辺艇に追いつかれてしまいました。第2上マークの回航順位は、イスラエル、市野、渡辺の順番です。市野にしたら「どうしてこのタイミングでイスラエルが絡むのか!?」といった苦い心境でしょう。

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市野艇(前方)を射程圏内にとらえた渡辺艇。photo by Junichi Hirai

 回航直後、風下へバウ先を向けたい市野の思惑に反するように、イスラエルがラフィング。市野艇が一瞬無理な体勢となった隙に、渡辺艇が風下側へオーバーラップを決めて、今度は渡辺が市野にフェイントのような短いラフィングをしかけます。

 市野艇は、再び無理なコースを選ばされ、渡辺艇が逆転。この上マーク回航バトルは、ほんの10数秒のできごとです。長年の五輪キャンペーン歴からくるものか、渡辺哲雄の落ち着きぶりは見事というほかありません。

 渡辺艇はわずかのリードを守ってフィニッシュへ。合計得点は、市野艇、渡辺艇ともに65点ですが、タイブレイクはメダルレースの着順が優先されるために渡辺/八山の勝利となり、トップフィニッシュを果たした前田/野呂とともに、ナショナルチーム入りを決めました。

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最終レグで市野艇をかたく抑える渡辺艇。「戦う前はいろんなことを考えてみましたが、最終的には素直に戦おうというスタンスでした。23歳からキャンペーンをはじめて最終選考に残るのははじめて。10年間も戦っていますから、それはまあ、落ち着いていられる部分もあります」(渡辺)

◎ナショナルチーム入れ替え戦・メダルレース成績抜粋
4. 前田/野呂 49p(MR1位)
7. 渡辺/八山 65p(MR7位)
8. 市野/吉見 65p(MR8位)
9. 宮川/内野 67p(MR3位)
10. 土居/磯崎 84p(MR9位)

 ナショナルチーム入れ替え戦は、最終レグで逆転となるドラマチックな幕切れに。今大会は選手の緊張感と気迫が伝わってくるほどの素晴らしいゲームでした。470級の次の重要レガッタは12月のパースISAFセーリングワールドです。この大会まで全ナショナルチームは最高の状態に仕上げてくるでしょう。日本代表選出最終決戦に注目です。

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前田(左)/野呂。「実は心臓がとび出すほど緊張していました。初日に沈をして順位を崩したときは嫌な予感もありましたが、なんとかナショナルチームに入れました。ぼくたちは、まだまだ未熟だから伸びしろがある。パースの最終選考までに上げていきます」(前田)

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渡辺(左)/八山。「今回はSPNという組織力があったから勝てたことだと思います。コーチ、サポートをはじめ万全の体制で挑みました。会社で応援してくれる方々に感謝です。それと和歌山の仲間(渡辺は和歌山市で教師をしていた)が応援にきてくれたことも心強かったです」(渡辺)

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【速報】和歌山INT成績

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和歌山インターナショナルレガッタ470級最終日成績

470級は原田龍之介/吉田雄吾が逆転。ナショナルチーム入れ替え戦は前田弘樹/野呂英輔、渡辺哲雄/八山慎司がNT枠を獲得しました。RS:X級全日本男子優勝は金子岳司、女子は小嶺恵美が優勝しました。(BHM編集部)

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和歌山インターナショナルレガッタRS:X級最終日成績

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2011年09月10日

激戦NT入替、日曜決着!

 和歌山インターナショナルレガッタ3日目は、昼過ぎから吹き出した南西風で3レースがおこなわれました。本大会の注目、ナショナルチーム入れ替え戦は予想以上の激戦となっています。市野/吉見が、しっかりとシフトをつかんで6位へ上昇。渡辺/八山を抜いて当確線上にあがってきました。本日の入れ替え戦順位の上位成績は次のとおりです。(BHM編集部)

4. 前田/野呂 47p
6. 市野/吉見 49p

7. 渡辺/八山 51p
9. 宮川/内野 61p
10. 土居/磯崎 66p
----------------------
11. 阿部/森田 67p

 予選全9レースを終えたため、最終日は上位10チームによる決勝のメダルレースとなります。そのため11位の阿部/森田は、わずか1点差で決勝出場を逃しました。

 上の成績を見てわかるように、入れ替え戦は大接戦になっています。メダルレースが2倍得点になることを踏まえると、前田/野呂、市野/吉見、渡辺/八山は着順勝負。また、この3艇が順位を崩した場合、宮川艇、土居艇にもチャンスがあります。

 実際に470級のメダルレースには他に6チームが出場するため、入れ替え組との間に何艇が絡んでくるのかが鍵になります。非常にむずかしい戦いになるでしょう。メダルレースは11時より開始予定です。

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前田/野呂。入れ替え戦トップに立っていますが、後続との差はわずか。追われる立場でメダルレースを迎えることになります。photo by Junichi Hirai

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活動環境の激変で一時は活動中止も考えたという市野/吉見。関西学院大関係者、和歌山県連の応援もあり継続活動が可能に。市野は宅急便のアルバイトをして活動資金の足しにしていました。photo by Junihi Hirai

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上位チームとは極僅差の渡辺/八山。メダルレースの着順で勝敗が決まる緊張の最終日を迎えます。選考レースでは毎回ナショナルチームに絡む執念を見せるだけに、今回の踏ん張りにも期待。photo by Junihi Hirai

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シエスタチームで日本経済大出身の宮川と同大現役主将の内野のコンビ。練習回数は少ないものの、持ち前の470のセンスでメダルレースに残りました。普段の宮川はレーザーラジアル級でも活動しています。photo by Junihi Hirai

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前週の蒲郡インカレ個人戦で優勝した土居/磯崎がメダルレース進出です。彼らは今夏のオランダ470ジュニアワールド7位、中国ユニバーシアード4位の結果を残した若手ホープです。photo by Junihi Hirai

◎和歌山インターナショナルレガッタ(成績詳細、レース公示等)
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