2011年08月04日

五輪テストイベント開幕

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6月にウエイマスで開催されたスカンディア・セールフォーゴールド。photo Skandia Team GBR

 2012年ロンドン五輪を1年後に控え、五輪開催地イギリス・ウエイマスでテストイベント(ウエイマス・ポートランド・インターナショナルレガッタ)が開催されます。日本からは7種目にナショナルチームトップ選手が出場します。(BHM編集部)

470級女子
近藤 愛・田畑和歌子(アビームコンサルティング)
470級男子
松永鉄也・今村公彦(スリーボンド)
49er級
牧野幸雄・高橋賢次(関東自動車工業)
RS:X級女子
須長由季(ミキハウス)
RS:X級男子
富澤 慎(関東自動車工業)
レーザーラジアル級女子
蛭田香名子(豊田自動織機)
レーザー級男子
安田真之助(鹿屋体育大学)
※スター級ナショナルチームの鈴木/和田は不参加。

 本大会は、テストイベントという特徴からタイトルを重視されるものではありません。しかし、出場国につき1チーム(選手)しか出場できないため、各国とも国内選考トップの選手が出場しています。ちなみにロンドン五輪メダル合戦の大本命といえる、GBR(イギリス)チームのメンバーは下記の通り。北京五輪の再来にも思える、そうそうたる顔ぶれですね。日本はGBRを破らない限り、金メダル獲得はありえません。

◎Skandia Team GBR
Laser - Paul Goodison
Laser Radial - Charlotte Dobson
Finn - Ben Ainslie
RS:X Men - Nick Dempsey
RS:X Women - Bryony Shaw
470 Men - Nick Rogers & Chris Grube
470 Women - Hannah Mills & Saskia Clark
49er - Stevie Morrison & Ben Rhodes
Star - Iain Percy & Andrew Simpson
Women's Match Racing - Lucy Macgregor, Annie Lush & Kate Macgregor

 日本選手が出場するレースは8月4日のRS:X級にはじまり、オリンピック本番に沿って、最終13日までクラスごとに進行します。

◎日本NT出場種目別 レース日程:
RS:X級:8月4〜8月9日 メダルレース・8月11日
レーザー、ラジアル級:8月5〜10日 メダルレース・8月12日
470級:8月5〜8月10日 メダルレース・8月12日
49er級:8月6〜8月11日 メダルレース・8月13日

◎Weymouth and Portland International Regatta 2011
http://www.sailing.org/london2012/2011-test-event.php

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2011年07月16日

ヨーロッパ選手権メダルR

 7月15日、ヘルシンキ・ヨーロッパ選手権最終日。風向60〜75度、10〜14ノットの土砂降りの雨の中、470男女のメダルレースとメダルレース出場者以外のフリートレースが1レース行われました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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上マークアプローチ。メダルレースは大接戦となりました

 メダルレースには男子の原田・吉田組が日本470チームとして唯一出場。最後まで見応えのある素晴らしいレースを見せてくれました。

 スタートは上側集団の下からスタート。左集団がタックしてきたところを受けて右海面へ伸ばしていきます。今日はメダルレースなので、陸から100メートル程度の所に上マークがあり、風の強弱、シフトが大きく、上マーク付近で大混戦となります。

 1上は4位で回航。1位〜3位までがノージャイブで伸ばしていく中、即ジャイブして左海面へ伸ばしていきますが、最後、真ん中集団が伸び、再び下マークも全員が15秒以内で回航していく大混戦。なかなか順位を上げさせてくれません。

 2上も1上と同じようなコースを取り、そのままランニング勝負。ここでドラマが待っていました。ノージャイブで走っていたトップのスペインがフィニッシュ直前で英国の2艇に捕まり、最後3艇が誰が前か分からない状態でラインを切り、その後、同じく米国、オーストラリア、クロアチア、日本がほぼ同時でフィニッシュ。優勝者が分からず、全員が本部船でボードが掲示されるのを待ちます。

 結果は、優勝を争っていた英国のLuke/Stuart組が同じ英国のNic Asher/Elliot組の後ろに入る形となり、1点差でクロアチアのSimeFantera/IgorMarenic組が逃げ切り、ヨーロッパチャンピオンとなりました(総合1位はオーストラリアですが、ヨーロッパチャンピオンはヨーロッパの国に与えられることになっています)。原田・吉田組は7位フィニッシュ。総合も8位に上がり今大会を終えました。

 メダルレース出場者以外で行われたフリートレースでは市野・吉見組が下2番手からスタートし、そのまま左海面をうまく使い、1上を3位で回航します。しかしその後、風を上手く掴めずに徐々に順位を落としてしまい17位。入れ替わりで松永・今村組、前田・野呂組が順位を上げてきてそれぞれ9位、10位でフィニッシュとなりました。

 女子のメダルレースはスペインが唯一逆転の可能性のあったブラジルを抑え優勝。2位には大逆転でデンマーク、3位はブラジルという結果でした。

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ダントツのトップフィニッシュで最終レースを終えた近藤・田畑

 女子フリートレースでは近藤・田畑組が素晴らしいレース展開でダントツのトップフィニッシュでした。誰よりも早く海面に行き、小松コーチと共に黙々と淡々とセッティングを合わせている姿がありました。最後までベストを尽くす。自分達の出来ることを最大限に行う。

 本当に素晴らしいレースへのアプローチをしています。吉迫・大熊組も今日は上位での戦いをすることができ、4位でフィニッシュ。いい形で大会を終えることができました。今後のレースに期待です。

 6月29日から行われていた長い大会は今日で幕を閉じました。すでに意識はオリンピックに向けた次の戦いに向かっています。次のチームジャパンの戦いは、7月31日から8月13日まで英国・ウェイマスにて行われるオリンピックテストイベント(プレ五輪)となります。

 ロンドンの海に日の丸が揚がることを信じて全員一丸となって戦い続けます。

◎日本チーム成績
470級男子(33か国 85艇)
8位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1-4-(OCS)-6-10-9-9-2-4-17-29-M7
15位 松永鉄也・今村公彦 7-17-8-3-(28)-13-3-20-14-16-26-9-9
27位 前田弘樹・野呂英輔 19-11-23-15-8-19-25-33-(35)-35-22-3-10
32位 石川裕也・柳川祥一 14-7-11-14-26-29-13-14-(BFD)-17-31-34-(BFD)
35位 市野直樹・吉見亮平 18-22-24-24-13-5-(35)-29-33-29-24-30-17
48位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30-20-15-(31)-17-8-10-15-8-24-16-22

470級 女子(22か国 47艇)
12位 近藤 愛・田畑和歌子 4-15-4-(OCS)-29-24-3-3-21-9-6-18-1
20位 吉迫由香・大熊典子 (BFD)-16-8-17-26-19-33-20-18-19-13-20-4

◎終了したクラスの成績
スター級(13か国 31艇)
総合3位
鈴木國央・和田大地組(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)
(8)-6-1-8-5-5-2-2-M3

レーザー級(36か国 140艇)
総合91位
城 航太(エス・ピー・ネットワーク)シルバーフリート
19-24-30-22-28-(41)-41-29
総合138位
齊藤大輔(秋田県セーリング連盟)ブロンズフリート
(OCS)-40-OCS-37-41-40-37-BFD

49er級(21か国 61艇)
総合23位
牧野幸雄・高橋賢次組(関東自動車工業)ゴールドフリート
2-16-(18)-4-11-2-17-14-11-22-22-21-(DSQ)-22-8-3

◎Open Europeans
http://www.openeuropeans2011.com/

◎オープンヨーロッパ選手権・レポート
(13) 原田吉田9位でメダルRへ
(12) ヘルシンキ原田吉田4位へ
(11) メダルレース進出へ向けて
(10) 原田吉田、6位で踏ん張る
(9) 49erゴールドフリートへ
(8) 470級開幕、ヨーロッパ選
(7) 欧州選、49erスタート
(6) スター級最終メダルレース
(5) スター鈴木和田銅メダル!
(4) 鈴木和田、明日メダルRへ
(3) スター鈴木和田3位へ浮上
(2) ヘルシンキ欧州選レポート
(1) 欧州選手権スター級好調

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2011年07月15日

原田吉田9位でメダルRへ

 7月14日。風向200〜210度、風速8〜14ノットの風の中、470級男女が1レースが行われました。本日は昨日の2レース目と同じように、スタート後風が右にシフトし、集団と逆にいた選手たちが伸びる展開でした。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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サイドマークの激しい攻防

 本日、日本男子470級で走ったのは自主参加チームの前田・野呂組です。右海面を使い、大きく順位を上げたレースの時と同じコースを選択。1上から3位でその順位を最後まで守りきりました。松永・今村組も1上を15位前後で回航。シフトを巧みに利用しながら順位を上げていき9位でフィニッシュ。少ないチャンスをしっかりと使い、順位を上げていく彼ららしいレース展開でした。

 表彰台を目指すうえで正念場を迎えた原田・吉田組は下3番手からスタートしたものの、最後まで不利だった左海面のコース取りとなってしまい、1上マークを最下位で回航。その後も順位を挽回するチャンスはなく、29位でフィニッシュ。総合9位でメダルレースに臨むことになりました。今日のレース次第で表彰台に上がるチャンスがあっただけに本人達もショックを受けていた様子でしたが、レース中は最下位であってもひとつでも順位を上げようと必死に戦っていた姿が印象的でした。

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会心の走りを見せた前田・野呂

 女子は近藤・田畑組が1上を10位前後で回航するものの、うまく風を掴むことができず、18位でフィニッシュ。総合12位となり、残念ながらメダルレースに進出することができませんでした。吉迫・大熊組はスタートで出遅れ、ブローを先に掴むことができない展開となってしまい、20位でフィニッシュ。苦戦を強いられています。

 大会の中で、毎レースとも良い成績を取ることができれば一番良いのですが、ヨットレースはそう甘くはありません。良い時もあれば悪いときもあります。ですが、その中でも勝負のポイントとなるレースが必ずあります。そこで何位でフィニッシュすることができるかでシリーズの行方が決まってしまうと言っても過言ではありません。

 ポイントは戦っている選手が一番良く分かります。この経験が選手を鍛え、選手としての能力を上げ、前に進んでいく糧になると私は思います。

 明日最終日は470級男女とも上位10位の選手でメダルレース、10位以外のゴールドフリート、シルバーフリートでフリートレースを1レース行なう予定となっています。原田・吉田組は6位と5点差の9位ですので入賞は可能な位置にいます。予報は11〜13ノットの東風。チームジャパンのがんばりに期待です。

◎日本チーム成績
470級男子(33か国 85艇)
9位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1-4-(OCS)-6-10-9-9-2-4-17-29
15位 松永鉄也・今村公彦 7-17-8-3-(28)-13-3-20-14-16-26-9
28位 石川裕也・柳川祥一 14-7-11-14-26-29-13-14-(BFD)-17-31-34
30位 前田弘樹・野呂英輔 19-11-23-15-8-19-25-33-(35)-35-22-3
35位 市野直樹・吉見亮平 18-22-24-24-13-5-(35)-29-33-29-24-30
46位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30-20-15-(31)-17-8-10-15-8-24-16

470級女子(22か国 47艇)
12位 近藤 愛・田畑和歌子 4-15-4-(OCS)-29-24-3-3-21-9-6-18
21位 吉迫由香・大熊典子 (BFD)-16-8-17-26-19-33-20-18-19-13-20

◎Open Europeans
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◎オープンヨーロッパ選手権・レポート
(12) ヘルシンキ原田吉田4位へ
(11) メダルレース進出へ向けて
(10) 原田吉田、6位で踏ん張る
(9) 49erゴールドフリートへ
(8) 470級開幕、ヨーロッパ選
(7) 欧州選、49erスタート
(6) スター級最終メダルレース
(5) スター鈴木和田銅メダル!
(4) 鈴木和田、明日メダルRへ
(3) スター鈴木和田3位へ浮上
(2) ヘルシンキ欧州選レポート
(1) 欧州選手権スター級好調

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2011年07月14日

ヘルシンキ原田吉田4位へ

 フィンランド・ヘルシンキで開催中のヨーロッパ選手権。7月12日。風向210〜230度、風速6〜8ノットのち12〜17ノットの風の中、470級男女は3レース、49er級は最後の1レースが行われました。本日は長く続くシフトに合わせ、なおかつ風の強いサイドにいるチームが上位に入る展開でした。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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3位と僅差、5位と同点で4位へつけた原田・吉田組。photo by Thom Touw

 日本男子470級チームは原田・吉田組が2-4-17位とまとめ、4位に浮上しました。
「スタートが良くなく、逃げた方向に風が振れるなどラッキーもありましたが、順位を上げた後しっかりと良い展開ができたのはよかったです。3レース目は…もったいなかったです」(原田)

 1レース目では総合2位に上がる場面もありましたが、本日を終えて3位と3点差、4位と同点で明日のレースに臨みます。松永組は3レースともシングルが取れず、総合18位にいます。10位まで30点近くの開きがあります。

 女子は近藤・田畑組が21-9-6位で総合11位となり、ひとつ順位を下げる結果となりました。
「ポートのランニングで斜め後ろから来る波に合わせていなかったのでスピードがなく、ランニングで順位を落とすレースでした。スタートが悪いのも苦しいレースになっている1つだと思います。明日、同じコンディションの時に同じミスをしないようにしたいです」(近藤)
 近藤組は、ハーバーまでポートのランニングを練習しながら帰港していました。

 49er級の牧野組ですが、今日は風の読みが冴え、スタート後から上位に喰らいつき、1上5位、2上3位、3上2位と着実に順位を上げ、最後を飾る3位でフィニッシュしました。

 普通なら良いレースをしてきたので喜ぶはずですが、近寄っていったらすぐに牧野から「ただのラッキー。ただ風が入って来ただけで艇が遅い」のコメント。この辺が牧野らしいところなのですが、スタート前に私(筆者:関コーチ)と話していたセールの深さが課題だと分かると、すぐにセッティングを変更。全レース終了しているにも関わらず、彼らだけで居残り練習をしていました。

 上手と言われている選手達とそうでない選手は、ここが一番違うと私は思います。悔しがるのではなく『すぐにレースを振り返り、悪いと感じた事は練習する。次のレースまでの間に最大限の努力をする』簡単なようですが、実はとてもむずかしいことです。でもレースに出て戦っている以上、当然の事かもしれません。ナショナルチームとして世界のトップ選手と戦う実力を持つ選手達でも、ジュニア・ユース、大学生、社会人でもレースで良い成績を取ろうとしているセーラーにとって課題となる事は同じです。

『良いスタートを切る。良いスピードを出す。良いコースを取る』。これらをできるようになり、良い成績を取るために毎日練習に励んでいる事を忘れてはいけない、と彼らを見ていて強く感じました。

 本日で49er級は全16レースが終了しました。牧野組の次の戦いはプレ五輪です。明日は470級が1レース行われる予定となっています。予報は2〜3ノットの南風です。レースができる風を待ちたいと思います。

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牧野・高橋は本日でレース終了。次への課題を見つけ、8月のプレ五輪へ挑みます

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49er級の優勝は貫禄のオーストラリアチームでした。photo by Fried Elliott www.friedbits.com

◎日本チーム成績
49er級(21か国 61艇)本日13日終了
23位 牧野幸雄・高橋賢次 2-16-(18)-4-11-2-17-14-11-22-22-21-(DSQ)-22-8-3

470級男子(33か国 85艇)
4位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1-4-(OCS)-6-10-9-9-2-4-17
18位 松永鉄也・今村公彦 7-17-8-3-(28)-13-3-20-14-16-26
28位 石川裕也・柳川祥一 14-7-11-14-26-29-13-14-(BFD)-17-31
32位 前田弘樹・野呂英輔 19-11-23-15-8-19-25-33-(35)-35-22
34位 市野直樹・吉見亮平 18-22-24-24-13-5-(35)-29-33-29-24
46位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30-20-15-(31)-17-8-10-15-8-24

470級女子(22か国 47艇)
11位 近藤 愛・田畑和歌子 4-15-4-(OCS)-29-24-3-3-21-9-6
22位 吉迫由香・大熊典子 (BFD)-16-8-17-26-19-33-20-18-19-13

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(6) スター級最終メダルレース
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2011年07月13日

メダルレース進出へ向けて

 7月12日、ヘルシンキ・ヨーロッパ選手権。風275〜285度、12〜17ノットの中、470男子が2レース、女子が3レース、49erが4レース行われました。本日は有利サイドが1レグ毎に微妙に変化するむずかしい海面でした。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

 このコンディションの中でも先月のセールフォーゴールドレガッタ2位で、来日経験もあるベルチャー/ページ組(オーストラリア)は抜群の安定感を見せ、470級男子総合トップ。他選手との得点差を開きました。

 このチームはスピードがずば抜けている事もありますが、コース取りがとにかく安定しており、1艇で集団から離れている時は常に次のタックで差をつける事ができます。

 このチームもそうですが、ビクター・コバレンコ(オーストラリアコーチ)が指導している選手達の艇にはコンパスが付いていません。どのようにコースプランを立て、選択しているのか、非常に興味深いところです。

 日本男子チームは、原田・吉田組が9-9位を取り上位と離れてしまい、順位を1つ下げて7位に後退。松永・今村組は3-20位と2レース目を崩したものの、順位を上げ17位に位置しています。国内では一歩抜け出している感もあるこの2チームでさえトップを取らせてもらえない、世界の層の厚さを感じます。

 女子は前日1レースしか行わなかったため、本日は3レースを実施しました。近藤・田畑組が1レース目こそ24位と出遅れたもののその後3-3位とまとめ、13位から10位に上がりました。メダルレースへの進出が見えてきました。

 49er級の海面は、今日の風向だと島の影響で風の強弱、シフトが激しく、風を見る力とどのブローを選択するかの判断が明暗を分けました。

 牧野・高橋組も走りが悪いわけではないのですが、動作、他艇との競り合いで負けることが非常に多く、ゴールドフリートに入るとどうしても下位に低迷することが多くなってしまいます。普通に走っているときに、どれだけ精神的に余裕があるかが非常に重要であることを再認識させられた1日でした。

 本日の第2レース目は、オーストラリアチームと下マーク回航でケースを起こし、日本からジュリーとして見えている田中さんが通訳に入り審問した結果、失格となってしまいました。審問に出た牧野は、「まさか負けるとは思わなかった!」とひと言。しかし、審問も五輪に向けてのとても大切な体験です。良い経験をしたと前向きに捉え、明日に備えてほしいと思います。

 明日13日、470級は3レース、49erは最終日のレースが行われる予定となっています。予報は13〜18ノットの西風の予報です。選手たちは諦めず、前を見て進みます。

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前田・野呂組と市野・吉見組

◎日本チーム成績
49er級(21か国 61艇)
23位 牧野幸雄・高橋賢次 2-16-(18)-4-11-2-17-14-11-22-22-21-(DSQ)-22-8

470級男子(33か国 85艇)
7位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1-4-(OCS)-6-10-9-9
17位 松永鉄也・今村公彦 7-17-8-3-(28)-13-3-20
24位 石川裕也・柳川祥一 14-7-11-14-26-(29)-13-14
31位 前田弘樹・野呂英輔 19-11-23-15-8-19-25-(33)
35位 市野直樹・吉見亮平 18-22-24-24-13-5-(35)-29
44位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30-20-15-(31)-17-8-10

470級 女子(22か国 47艇)
10位 近藤 愛・田畑和歌子 4-15-4-(OCS)-29-24-3-3
24位 吉迫由香・大熊典子 (BFD)-16-8-17-26-19-33-20

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2011年07月12日

470ヨーロピアン写真集

 オランダ在住のフォトグラファーで、国際470級協会のオフィシャルカメラマンを務めるトム・タオさん(thom touw)から、バルクヘッドマガジン宛にヘルシンキ・ヨーロッパ選手権に出場する日本選手の写真が届きました。470の大会も後半戦に入り、選手の実力が問われる戦いが続きます。今回の470級はワールドカップと変わらないトップレベルの選手が集結。残り少ないレースで、少しでも経験値をアップしたいところです。がんばれ!(BHM編集部)

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後半の巻き返しに期待したい近藤/田畑。photo by thom touw

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470男子のスタート。photo by thom touw

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父ちゃん、がんばれ!松永/今村。photo by thom touw

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初日に連続トップを含め好位置で後半へ折り返した原田/吉田。photo by thom touw

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クイーンエリザベスIIと470。photo by thom touw

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吉迫/大熊。本大会は長期遠征の締めくくりでもあります。photo by thom touw

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原田吉田、6位で踏ん張る

 7月11日、ヘルシンキ・オープンヨーロッパ選手権。南風3〜6ノットの中、470級男子、49er級は2レース、470級女子は1レース行われました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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6位につけた原田・吉田

 470級1レース目は風向が30度も振れる、全く安定しない風。アウターループとインナーループが、1マークのみマーク変更をしたため、ほぼ重なってしまうという最悪のコンディションで行われました。原田組は1上のコース選択を失敗しながらも、6位でフィニッシュしました。

「風が左にしか振れず、どうなることかと思いましたが、何とか巻き返せました。ボートスピードが良いので助かっています」(原田)

 見ている限り、上がれるポイントは少なかったのですが、少ないチャンスを着実にモノにしていく彼らの強さを感じました。

 2レース目も上位陣が逆サイドを選択してしまうほどのむずかしいコンディション。原田組はブローが行く方向と逆に入ってしまうことが多く、1上から上がれず10位に。松永組は1上では下位に甘んじますが、何とか這い上がり13位でフィニッシュ。

 ラルとブローの強弱とシフトの差が激しい海面だったため、長くリフトブローに乗り、なおかつシフトしたサイドにいた選手が上位に入るレース展開でした。原田組は前日のOCSが消え、6位に浮上しました。上位との得点差は僅差です。松永組は20位。得点で水を開けられています。

 470級女子・近藤組は1下でフランスにプロテストされ720度、吉迫組もスタートでスカリングを取られ同じく720度と苦しい1日となってしまいました。カットレースが入り2組とも英文字順位が消えましたが、ジャンプアップとはなりませんでした。

 49erは本日からゴールドフリート(上位25位)での戦いでした。こちらの海面は風軸215度で安定していますが、強弱の差が激しく、早く長くブローに乗れた選手が上位に入っていました。

 その中で両レース共1位を取った英国のフレッチャー組はスタートから素晴らしい展開を見せました。有利サイドが変わっても変わったサイドに必ずいるという横綱レースぶりでした。まだ若い選手ですが風をよく見ており、基礎をしっかり学んでいる英国の強さを感じました。

 470級男子は明日からゴールドとシルバーに分かれます。日本チームの5組は、上位50%のゴールドフリートに入りましたが、総合47位の渡辺組は調子を取り戻す事ができず、惜しくもシルバーフリートとなってしまいました。

 明日は14〜18ノットの西風、天気はこちらに来てから初めて雨の予報が出ています。どのようなコンディションになるのでしょうか。

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ゴールドフリートの常連になりつつある牧野・高橋。いいスタートを切りましたが、風の強弱が激しい海面です

◎日本チーム成績
49er級(21か国 61艇)
24位 牧野幸雄・高橋賢次 2-16-(18)-4-11-2-17-14-11-22-22

470級男子(33か国 85艇)
6位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1-4-(OCS)-6-10
20位 松永鉄也・今村公彦 7-17-8-3-(28)-13
30位 石川裕也・柳川祥一14-7-11-14-26-(29)
31位 前田弘樹・野呂英輔 19-11-(23)-15-8-19
36位 市野直樹・吉見亮平 18-22-(24)-24-13-5
47位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30-20-15-(31)-17

470級 女子(22か国 47艇)
13位 近藤 愛・田畑和歌子 4-15-4-(OCS)-29
21位 吉迫由香・大熊典子 (BFD)-16-8-17-26

◎Open Europeans
http://www.openeuropeans2011.com/

◎オープンヨーロッパ選手権・レポート
7月11日 49erゴールドフリートへ
7月10日 470級開幕、ヨーロッパ選
7月9日 欧州選、49erスタート
7月8日 スター級最終メダルレース
7月8日 スター鈴木和田銅メダル!
7月7日 鈴木和田、明日メダルRへ
7月6日 スター鈴木和田3位へ浮上
7月5日 ヘルシンキ欧州選レポート
7月4日 欧州選手権スター級好調

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2011年07月11日

49erゴールドフリートへ

 7月10日。朝は南風がそよそよと入る心地よい天気でした。一番遠いエリアで行われるフィン級が予定通り出艇。470級は予定通り、49er級は1時間遅れで出艇。その後、風が上がりスタートする頃には風向200〜23度、10〜16ノット。この風の中470級は2レース、49er級は3レース行ないました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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470級は男子、女子ともに世界のトップランクが出場するハイレベルです。photo by Thom Touw

 本日も素晴らしいレースをした原田・吉田組。2レースとも5位以内でフィニッシュしますが2レース目がOCS。レース終了後、原田選手と話をしたとき「スタートがビビりすぎて前にいけませんでした」と言っていました。

 松永・今村組もよく走りました。8-3位でまとめ、11位に浮上です。リズムに乗ったレース展開ができている時は素晴らしいレース見せてくれるチーム。今後のレース展開に期待です。

 470級女子の近藤・田畑組は、無難なレースをしていますが、(昨年の)スカンディア・セールフォーゴールドで優勝した時のようなレース展開に持っていくことができません。近藤組が遅くなったというより、他国が以前より速くなっているのではないか、といった印象があります。2レース目はOCSとなってしまいました。現状12位です。

 吉迫・大熊組も調子に乗れそうで乗れない悔しいレースが続いています。初日の1レース目がBFDと記録され、現状20位です。割り切って思い切り自分のレース、走りが出来ればまた違うレース感が出てくるはずです。

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ゴールドフリート進出を決めた49erの牧野・高橋。今年の欧州遠征でジワジワと実力をあげてきています。がんばれ!

 49er級はガマンの一日でした。この風速になるとボートスピードのアドバンテージがなくなり、苦戦を強いられます。今日もレース終了後、1艇のみ居残りでセッティングのチェックを行い、修正することができました。

 苦しい戦いの中でも17-14-11位と無難に順位をまとめ、ゴールドフリート(上位25位)に進出しました。明日からのレベルの高いレースでどこまで戦えるのか。非常に楽しみです。「今日はスピードが今ひとつ出ませんでした。少し遅いだけで互角には戦えないです。改善ポイントは見つかったので同じコンディションがあればちょっと改善します」(牧野)

 明日の予報は4〜9ノットの南東の風。レースができるか微妙といったところでしょうか。

◎日本チーム成績
49er級(21ヵ国 65艇)
21位 牧野幸雄・高橋賢次 2-16-(18)-4-11-2-17-14-11

470級男子(33ヵ国 74艇)
11位 松永鉄也・今村公彦 7-17-8-3
16位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1-4-OCS・38
21位 石川裕也・柳川祥一 14-7-11-14
31位 前田弘樹・野呂英輔 19-11-23-15
42位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30-20-15
46位 市野直樹・吉見亮平 DPI5・18-22-24-24
*DPI5は帰着申告(タリー返却)忘れペナルティー5点

470級 女子(22ヵ国 43艇)
12位 近藤 愛・田畑和歌子 3-15-4-OCS・44
20位 吉迫由香・大熊典子 BFD・44-16-8

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◎オープンヨーロッパ選手権・レポート
7月10日 470級開幕、ヨーロッパ選
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2011年07月10日

470級開幕、ヨーロッパ選

 7月9日。本日は予報通り朝から全く風がなく、運営側も早々と陸上にAPを掲揚、全種目待機となりました。ようやく15時20分にAPが降下され、470級が2レース、49er級が3レース行われました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、撮影/中村昭仁、関一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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トップフィニッシュする原田・吉田は本日1-1位で首位に。2人は2009年ヨーロッパ選手権で優勝した経歴があります。同じく首位には同点で並ぶワールドカップ王者オーストラリア

 470級は1レース1時間の非常に長いレース。最終グループがハーバーに戻った時は21時をまわっていました。日の長いフィンランドならではの1日です。

 本日、素晴らしいレースを見せてくれたのは原田・吉田組です。1レース目はスタートに失敗したものの、その後の風をよく読みトップ。2レース目もファーストタックの場所が素晴らしく、最初からフリートをリードする展開に持ち込み、余裕のトップ。貫禄勝ちでした。

「思ったところからスタートできませんでしたが、風に合わせたコースが取れたこと、ボートスピードが良かったことが成績につながっていると思います」(原田)

 470級女子の日本チームはゆっくり振れるシーブリーズに翻弄される形となってしまいましたが、近藤組7位、吉迫組16位の発進と2チームとも何とか成績をまとめています。「スタートは良く、しっかり出ることができたのですが、ゆるやかに振れる風を逃すことが多く、結果が出ませんでした」(近藤)

 2日目を迎えた49er級は、シングル2本をとる素晴らしいレース展開を見せてくれました。アップウインドのコースはセオリー通りの素晴らしいコース取りを見せてくれていますが、ダウンウインドの競り合いで負けることが多く、順位を落とすことがあります。レースに出ることで対相手に慣れてくれば克服できる問題なので今後に期待です。「もう少しうまくまとめられそうです」(牧野)

 明日は9〜11ノットの東風の予報。東風は比較的安定しているのでレースはできそうです。

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2日目もシングルを含んで総合13位につけた牧野・高橋

◎日本チーム成績
49er級(21ヵ国 61艇)
13位 牧野幸雄・高橋賢次 2-16-(18)-4-11-2

470級男子(33ヵ国 85艇)
1位 原田龍之介・吉田雄悟 1-1
18位 石川裕也・柳川祥一 14-7
24位 松永鉄也・今村公彦 7-17
30位 前田弘樹・野呂英輔 19-11
35位 市野直樹・吉見亮平 13-22
44位 渡辺哲雄・八山慎司 17-30

470級女子(22ヵ国 47艇)
7位 近藤 愛・田畑和歌子 3-15
16位 吉迫由香・大熊典子 18-16

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2011年07月09日

欧州選、49erスタート

 7月8日。朝から東寄りの風がそよそよと入り、4〜9ノットの風の中、予定通りレースが行われました。レーザー級は最終の1レース、本日から登場の49er級が3レースを行い、牧野・高橋組が2-16-19とまずまずの滑り出しを見せてくれました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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フィンランド・ヘルシンキで開催中のヨーロッパ選手権。本日より49er級がスタートしました

 レーザー級は本日が最終日。1レースだけなので思いっきり戦った選手が上位に入ってきます。城はこの風域では他選手と同じボートスピードが出せるようで、本人も納得のレースができたのではないかと思います。総合91位でした。

 ナショナルチーム外で自主参加の斎藤は、今日もBFD(ブラックフラッグで失格)。今大会3回目のリコールと不完全燃焼で終わってしまいましたが、「今日は周囲をよく見ることができ、初めてコースを選択している感覚があった」とのこと。多くを学び、今後につながるレースができたと思います。総合138位でした。

 49er級は、メダルレースのレース海面で、1上までが4分、上下3周で行われました。牧野・高橋組は、第1レース、真ん中から絶好のスタート。この風は他艇に対して艇速でアドバンテージがあり、すいすい前に出ていきます。海面も左有利で良いコースを引き、1上を3位で回航。

 ダウンウインドでも順位を守りきり2上へ。2上のコースもワンサイドゲームとなり、そのまま左のエッジに向かい、前を走っていた世界選手権2位のオーストラリアを抜きさり、2位へ順位を上げそのままフィニッシュ。セオリー通りのコース取りが功を奏したレースでした。

 続く2、3レースも1上は10位以内で回航しますが、途中で後続艇有利の風が入ってきたりシフトと逆のサイドを走ってしまったりで順位を下げてしまうレースとなってしまいました。世界のトップ選手は風の振れ、海面のブローの入り方に非常に敏感でよく周囲を見ています。

 牧野・高橋組も良いレースをしている時は周囲が良く見えているのですが、中位以下で走っているときに自分が上がれるチャンスのシフト、ブローが来ている時に気がつかないことがあります。修正できれば安定して上位を走る事ができるはずです。大事な初日を19位につけました。

「スタートとスピードはまずまず。あとは風を捉えることを重視します」(牧野)

 本日でレーザー級が終了。明日からは注目の男女470級のレースが始まります。風予報は3〜5ノットの南の風。こちらに来てから南風が安定したことがないので、レースができるかどうか少し気になります。

11.07.09_06.jpg
狭いスロープを出艇する49erのフリート

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レーザー級優勝はTonc Stipanovic(CRO)。photo by eventsite

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ラジアル級は中国の優勝でしたが、ヨーロッパ選手権優勝は欧州国であるベルギーのEviに。photo by eventsite

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ラジアル級で逆転優勝したLijia Xu(CHN)。photo by eventsite

◎日本チーム成績
49er級(21ヵ国 61艇)
19位 牧野幸雄、高橋賢次 2-16-19

レーザー級(36ヵ国 140艇) 8日終了
91位 城 航太 シルバーフリート 19-24-30-22-28-(41)-41-29
138位 齊藤大輔 ブロンズフリート (OCS)-40-OCS-37-41-40-37-BFD

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2011年07月08日

スター級最終メダルレース

 7月7日。朝から風がなく、日差しが燦々と照りつけ、雲ひとつない快晴の天気でした。しかし、セーリング競技に於いては決して良い天気ではなく、フラストレーションのたまる1日となりました。スター級も早々にフリートレースの中止を決定してメダルレースのみ実施されましたが、メダルレース出場艇も海上で1時間以上開始を待つほど終日運営泣かせのコンディションでした。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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◎舩澤スター級コーチのレポート
 スター級最終日のメダルレースは、長い風待ちの後、岸から近くレースが間近に見える海面で行われました。スター級にとっては、通常の1/5程度のレグの長さで、見ていてもすごく速いレース展開でした。
 鈴木組は第1上マークを4位で回航。その後一旦順位を落としますが、挽回して第1下マークを再び4位で回航します。第3レグでも順位が目まぐるしく変わり、最終的に第2上マークを4位で回航し、第4レグでポジションを1つ上げ、3位で約30分程度の短いレースをフィニッシュしました。
 スター級100周年の年にチーム初の3位表彰台に上りました。アジア人はもちろん日本選手として主要国際大会初の表彰台です。晴やかな2人の姿を見ながら、仲間としてのうれしさがこみ上げてきました。
 五輪予選のパースに向けて半年を切りました。まだまだ課題が残っていますが、ひとつずつクリアして、先ずはオリンピック出場権を獲得して欲しいと思います。

「今日のレースは優勝を狙いながら、確実に表彰台に上がる事を考えていました。こちらに来て2カ月間、ボートのセッティング、レース展開等、苦しみながらの遠征でしたが、最後のレースで表彰台に上がりホッとしています。これからも精進して、12月のパースでのオリンピック出場枠獲得を目指して行きます。ご声援ありがとうございました」(鈴木)

「風にムラのある微風のコンディションで、気の抜けないコンディションでした。ひとつでも順位を上げようとしたのですが、現在の実力はこの成績が示す通りだと思います。課題はたくさんあります。パースまであと5カ月なので、時間を無駄にせずに目標に向かいたいと思います」(和田)

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メダルレースに出場した鈴木/和田

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 レーザー級は、朝9時からハーバー目前にあるブローにイライラしながら陸上待機。今大会は帆走指示書に「陸上でのAP旗降下後90分以降にスタート信号が発せられる」と記載されているので16時を過ぎた頃に他国選手が勝手に帰りはじめてしまい、17時にAP/Aが掲揚。本日はレースができずに1日が終わってしまいました。

 本日でスター級が終了。明日はレーザー級に49erが加わり、2種目のレースが予定されています。風予報は4〜6ノットの東の風。今日よりも弱い予報が気になります。

 レースが行われない事は一番のフラストレーションになってしまいます。悔いの残らないレガッタになる事を信じて戦います。

◎日本チーム成績
スター級(13か国 31艇)
3位 鈴木國央・和田大地 (8)-6-1-8-5-5-2-2-M3

レーザー級(36か国 140艇) 本日レース行われず
93位 城 航太 シルバーフリート 19-24-30-22-28-(41)-41
137位 齊藤大輔 ブロンズフリート (OCS)-40-OCS-37-41-40-37

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スター鈴木和田銅メダル!

 フィンランド・ヘルシンキで開催中の五輪種目合同ヨーロッパ選手権で、スター級の鈴木國央/和田大地が銅メダルを獲得しました。下記はJSAFオリンピック特別委員会発表のプレスリリースです。(BHM編集部)

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表彰式の様子。photo by Y.Funazawa
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セーリング スター級ヨーロッパ選手権 (フィンランド・ヘルシンキ)
日本ナショナルチーム 鈴木國央・和田大地組 3位を獲得
スター級日本人選手として主要国際大会 初の表彰台


 7月2日から北欧・フィンランドのヘルシンキにて開催されている五輪クラス合同ヨーロッパ選手権大会「Open Europeans Helsinki 2011」のスター級ヨーロッパ選手権は、7日大会最終日を迎え、8レースの通算総合順位・上位10位までの艇が出場できる決勝・メダルレース(1レース)が行われ、総合3位で同レースに進出した日本セーリング連盟・ナショナルチームの鈴木國央(すずきくにお 34歳 和歌山セーリングクラブ)・和田大地(わだだいち 36歳 日吉染業)組が3位に入り、総合3位の表彰台に立ちました。

 日本人スター級選手として主要国際大会での表彰台は初めてです。なお、優勝はスペイン、2位はギリシアでした。スター級は全長6.9mの2人乗り大型競技用ヨットとして欧米で人気があり、五輪種目として長い歴史を誇るとともに、世界の巨漢コンビのスーパースター選手たちが乗り込むことでも知られています。

 鈴木組は2008年北京五輪の出場権を惜しくも逃し、来るべき2012年ロンドン五輪のスター級出場枠(英国を含む16ヵ国)獲得を目指し、本年5月以来、欧州遠征を続けています。今大会後帰国し、活動ベースの和歌山にて国内強化活動を継続、五輪予選となる本年12月の世界選手権(豪州・パース)に出場します。

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シエスタチームで、アジア大会マッチレースでは金メダルを獲得した和田(左)とシドニー、アテネ五輪レーザー級代表、和歌山セーリングセンターでハーバーマスターを勤め、レース運営までも手がける鈴木。ふたりともおめでとう!photo by Y.Funazawa

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ISAFユースワールド直前

 いよいよJSAFジュニア・ユース育成強化委員会における最大の目標大会である「ISAF YOUTH SAILNG WORLD 2011」(国際セーリング連盟・ユース・世界選手権)が開催されます。日本からは、代表選手7名、帯同スタッフ3名の計10名が参加します。(レポート/萩原正大&帯同スタッフ、編集/JSAFオリ特・広報)

 東日本大震災の影響により、一度は代表選手選考レースが延期され、今大会の参加自体の見直しも行われましたが、関係者のみなさまのご理解が得られ、大会に参加することが叶いました。

 この日のために私たちは、渡航前の事前強化国内合宿を実施し、万端の準備をしてきました。選手・スタッフ一同は、保護者のみなさまならびに日頃選手の育成・強化に携わる方々に感謝し、精一杯のセーリングをお見せしたいと考えております。

 今大会は、420男女、レーザーラジアル男女、RS:X8.5男女、SL16、29erの8種目の競技が実施され、全58カ国、総勢340名の選手が集い、熱戦を繰り広げます。チームジャパンは、420級男女、レーザーラジアル級男女、RS:X級8.5男子の5種目にエントリー。いずれも上位を目指してがんばります。

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ザダルの大会会場

◎大会日程
7月7日:大会受付、チャーター艇受渡
7月8日:チャーター艇受渡、海上トレーニング、プラクティスレース、開会式
7月9日〜11日:レースDAY
7月12日:レース予備日(この日までに5レース行われていない場合は、レースDAYとなる)
7月13日〜14日:レースDAY
7月15日:レースDAY、閉会式

◎開催地
 クロアチア・ザダル。ザダルはクロアチアの首都ザグレブから南西へ約250km。ザグレブ空港からバスで3時間半ほどかかります。日本から丸一日の長旅でザダルに到着しました。

◎日本代表選手
420級男子 35ヶ国/35艇
元津大地・日野勇輝(佐賀県立唐津西高等学校)

420級女子 31ヶ国/31艇
角田きあら・古屋綾乃(横須賀学院高等学校・麻布大学附属淵野辺高等学校)

レーザーラジアル級男子 49ヶ国/49艇
國政真平(佐賀県立唐津西高等学校)

レーザーラジアル級女子 41ヶ国/41艇
土居愛実(山手学院高等学校)

RS:X8.5男子 34ヶ国/34艇
倉持大也(東亜学園高等学校)

帯同JSAFジュニア・ユース育成強化委員会スタッフ
監督:佐々木共之
コーチ:重由美子
コーチ:萩原正大

11.07.08_02.JPG
日本チーム集合。レースは9日からはじまります

◎2011 ISAF Youth Sailing World Championship
http://www.isafyouthworlds.com/editions/2011/index.php

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2011年07月07日

鈴木和田、明日メダルRへ

 7月6日。本日は前日と違う大きな振れ、強弱がある1〜8ノットの風の中、スター級、レーザー級共に1レースが行われました。このようなコンディションの場合はセーリング技術もさることながら、風の入ってくるタイミング等も順位を決める要素のひとつとなります。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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コース短縮はクラスルールで禁止されているため、2時間の長丁場となったスター級。photo by Y.Funazawa

 後続の選手にとってはどれだけ前との差を詰められるか、先行している選手はどれだけ差を詰められず走りきることができるか。ライトウインドの中、緊張の連続のレースであったと思います。スター級・鈴木組はよくがんばりました。

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◎舩澤スター級コーチのレポート
 60〜120度まで風が8ノットから1ノットと弱まりながら大きく変化した今日の第8レースでした。鈴木組は本部船寄りから良いスタートを決め、右へ展開し良いシフトを掴み、トップで第1マークを回航。
 下マークへ向かうまでにリードを広げましたが、そこで風が弱くなりはじめ、むずかしい展開となりました。大きなリードで第1下マークを回航しましたが、それが仇となりました。後続グループに追いつかれ抜かれてしまいました。続く第2上マークを3位で回航し、さらに風が弱まりました。
 通常であればコースが短縮されるような状況でしたが、スター級のクラスルールで禁止されているため、そのままレース続行。スタートから2時間たったフィニッシュ直前では後方からの風に乗り後続艇が大接近する展開に。手に汗握る中、トップと半艇身差、3位とは鼻差で2位フィニッシュしました。
 大きく順位を落とす可能性が高かったレースでしたが、彼らは最後まで集中を切らさず、よく戦いました。
 最終日の明日はポイント2倍の上位10艇によるメダルレースに臨みます。トップ・スペインと12点差、2位・ギリシアと11点差、そして4位・カナダと6点差です。優勝はむずかしい状況ですが可能性は残っています。
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 レーザー級は今日も思うようなコースを取ることができず、他選手に水を開けられる展開を強いられてしまいました。

「今日も昨日と同じ展開でした。非常に苦しいです。スピードが遅いとなかなか思うようにレースができません」(城)
「考え方が違うのか、他選手と違う展開になってしまいます。それでこの順位だと訳がわかりません」(齊藤)

 齊藤とはレース後、スタートから1上までの考え方、アプローチの考え方等を伝えたところ、新しい発見がとても多かったようでした。私は普段レーザーを見ているわけではありませんが、ヨットレースの基礎はどのクラスでも同じです。改めて基礎の大切さを私も学ぶことができました。

 明日もスター級、レーザー級のレースが予定されています。風予報は7〜10ノットの東風。チームジャパンのメダル獲得を期待します。

11.07.07_02.jpg
日本選手は出場していませんがレーザーラジアル級にも注目です。実力派のVan Acker Evi(BEL)が首位に立ち、メダリストXu Lijia(CHN)が追随。5位のZhang Dong Shuang(CHN)も波はありますが上がってきています。photo by evensite

◎日本チーム成績
スター級(13か国 31艇)
3位 鈴木國央・和田大地 (8)-6-1-8-5-5-2-2

レーザー級(36か国 140艇)
93位 城 航太 シルバーフリート 19-24-30-22-28-(41)-41
137位 齊藤大輔 ブロンズフリート (OCS)-40-OCS-37-41-40-37

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2011年07月06日

スター鈴木和田3位へ浮上

 7月5日。本日は、スター級は北東10〜13ノット、レーザー級は6〜8ノット。のち両クラスとも4〜7ノットの風の中、2レースが行われました。さまざまなシフトが入り、非常にむずかしいコンディションの中のレースでした。その中でスター級は、スピードに苦しみながらも5-2位でフィニッシュ。総合でもギリシア、スペインに続く3位に上がりました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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総合3位にあがった鈴木/和田。残り4レースです。photo by K.Seki

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◎舩澤スター級コーチのレポート
 後半戦の初日となる4日目第6レース。10〜13ノットの風域では、スピードが少し足りない状態が解消できない中、なんとか上位に踏みとどまるレース展開を強いられてしまいました。第1下マークで3位にまで浮上しましたが、上がった順位をコースミスで大きく下げ、第2上マークで10位に後退。その後最終レグで順位を上げ6位でフィニッシュ。ダウンウインドのレグで順位を上げる展開でした。
 続く第7レースはスタート後、北へ風が変化しながら弱くなったところを上手く捉え、第1上マークを2位で廻航。トップをうかがいつつも後続を抑え2位でフィニッシュしました。

「今日は2上のレグが悪い展開でした。1レース目は反対に行ってしまい順位を落とし、2レース目は順位こそ維持できましたが、トップと離され、後続艇にも追いつかれてしまいました。原因は風のシフトを連続的に読みきれていないことだと思います。今日のように強弱やシフトが大きいときは、どのように変化してきて今後どうなるかをイメージしてコースを考えないとだめです」(和田)

 残りあと4レース。鈴木組の戦いは進化を続けています。
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 レーザー級は3フリートに分かれ軽風のシフティーなコンディションの中、思うようなコースを取ることができず、苦戦しています。城はシルバー(48位以下)、齋藤はブロンズ(95位以下)です。

「今日は昨日の反省からスタートは積極的に出ることができましたが、クローズのスピードが遅いことでシフトに乗り遅れてしまい、コースも悪くなってしまうという悪循環になってしまいました」(城)

 明日もスター級、レーザー級のレースが予定されています。
風予報は11〜15ノットの東の風。今日より若干強い風が吹くようです。

◎日本チーム成績
スター級(13か国 31艇)
3位 鈴木國央・和田大地 (8)-6-1-8-5-6-2

レーザー級(36か国 140艇)
89位 城 航太 19-24-30-22-13-28-(41)
137位 齊藤大輔 (OCS)-40-OCS-37-41-40

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2011年07月05日

ヘルシンキ欧州選レポート

 7月4日。本日は気温も昨日とは一転、15度から18度と肌寒く、雨まじりの東風(12〜17ノット)の中、スター級、レーザー級共に2レースが行われました。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、編集/JSAFオリ特・広報)

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ウクライナに2点差で4位につける鈴木/和田。photo by Y.Funazawa

 スター級はミスもありましたが、上位に食らいつくレースができており、昨日までの順位をキープしています。3位のウクライナとは2点差です。

「われわれにとって、このコンディションでのスピードはあまりアドバンテージがなく、いかに風を読めるか? がカギを握りました。2レースともスタートは出ているのですが、ファーストシフトを逃してしまい、トップ集団から離される展開でした。粘り強く走って順位を上げていますが、下マーク際での無駄なジャイブや即タック等、折角あげた順位を落とす悔しいミスも多くありました。大切なのはファーストシフトを逃さないことと、どうしようもないミスをなくすこと。これができないと前を走る事はできません」(和田)

 レーザー級もスター級と同コンディションで行われました。城と齋藤は苦戦を強いられていますが、1つでも前を走ろうと必死のレースをしています。

「2レースともスタートで前に行くことができませんでした。先ずは第1線でスタートできるようにしていきます。ダウンウインドは以前より良くなっているのは収穫でした」(城)
「今日もリコールをしてしまったし、2上で信じられないほど順位を落としてしまいました。明日は順位キープが課題です」(齊藤)

 明日も両クラスのレースが予定されています。他クラス(470級、49er級)もレースが近くなり、練習にも気合が入ってきています。風速の予報は9〜12ノット、北東から東の風。本日より若干弱い風のようです。チームジャパンの底力を見せてくれるか楽しみです。

◎日本チーム成績
スター級(13か国 31艇)
4位 鈴木國央・和田大地(8)-6-1-8-5

レーザー級(36か国 140艇)
80位 城 航太 19-24-(31)-22
137位 齊藤大輔 (OCS)-40-OCS-37

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2011年07月04日

欧州選手権スター級好調

 いよいよオリンピッククラスのヨーロッパ選手権が始まりました。今年はRS:X級をのぞくオリンピッククラスが集結し、6月30日から7月15日にかけてフィンランドのヘルシンキで行われます。(レポート/JSAFオリ特・関 一人、編集/JSAFオリ特・広報)

 ヘルシンキは世界でも有数の港町。海上には至るところに浅瀬や暗礁があるのですが、狭い中にもしっかりした航路が確立され、目の前を大型フェリーやタンカーが通過していきます。日本との感覚の違いには驚くばかりです。

 7月3日、スター級2日目。本日は朝からそよそよと振れのあるシーブリーズが3〜5ノット入る中、スター級が1レース、レーザー級が2レース行われました。スター級の鈴木国央/和田大地組がむずかしい海面の中を快走。ダントツでトップフィニッシュを飾りました。2日目ですが、3レースを終えて総合4位に上がりました。

11.07.04_07.jpg
トップフィニッシュを飾った鈴木/和田。photo by Y.Funazawa

◎舩澤スター級コーチのレポート
 朝から南の風が弱いまま、スタート時間を1時間遅らせスタートしました。鈴木組は当地に来てから、これまでの課題だったスピードが徐々に上がっており、昨日のレースも良い場面が随所に見てとれました。心・技・道具がマッチしているといった感じです。
 本日行われた第3レースは、抜群のスタートで飛び出しました。第1上マークを3位で回ると、下マーク手前でトップに立ち、そのままグングン後続との差を広げ、2位と3分以上の差をつけトップフィニッシュの号砲を鳴らしました。
 不安定な風の中、後続艇は順位の入れ替わりが激しいレースでしたが、鈴木組は危なげないレースが展開できました。優勝争いに加わる位置につけました。この調子を続けてほしいと思います。スタート良ければ全てよしです。

 「安定しない弱い風の中、暑くて長いレースでしたが、艇のスピードがよく、良いレースを戦うことができました」(鈴木)
「課題だったダウンウインドレグのコースが上手くいきました。この調子でがんばります」(和田)

 一方、レーザー級は3グループにわかれ、スター級と同コンディションの中で2レースが行われました。左右からブローが入り、有利サイドの見極めはむずかしかったと思いますが、左右どちらに伸ばしたにしても思い切りよく伸ばし、しっかりとリフトブローに乗れた選手が上位に入る展開でした。城と齋藤の奮起に期待します。

「今日はコース取りが中途半端になってしまいました。それが原因でリスクを背負う展開になってしまうことがありました。明日はリスクを減らしながらも勝負できるレースを心がけるつもりです」(城)

「この遠征ではSAIL COACHという海外のレースサポートをしている機関にお願いし、他国選手と共同生活をしながらレースをしています。レース終了後にコーチから『練習量が足りないよ』と冗談半分で言われてしまいましたが、充実した毎日を過ごしています」(齊藤)

 明日も本日同様両クラスのレースが予定されています。風速の予報は10〜15ノット。今日よりは強い風の予想です。チームジャパンの選手達がどのようなレースを見せてくれるのか、注目です。

◎日本チーム成績
スター級(13か国 31艇)
4位 鈴木國央・和田大地 8-6-1

◎レーザー級(36か国 140艇)
61位 城 航太 19-24
132位 齊藤大輔 OCS-40

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ヘルシンキ・ヨーロッパ選手権種目別日程
スター級 7月2日〜7日
レーザー級 7月3日〜8日
49er級 7月8日〜13日
470級 7月9日〜15日

参加クラスと日本選手
■470級男子(33か国 85艇)
松永鉄也・今村公彦(スリーボンド)
原田龍之介・吉田雄悟(アビームコンサルティング)
石川裕也・柳川祥一(関東自動車工業)
市野直樹・吉見亮平(関西学院大学・栄和)
渡辺哲雄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
前田弘樹・野呂英輔(エス・ピー・ネットワーク)

■470級 女子(22か国 47艇)
近藤 愛・田畑和歌子(アビームコンサルティング)
吉迫由香・大熊典子 (ベネッセコーポレーション)

■レーザー級(36か国 140艇)
城 航太(エス・ピー・ネットワーク)
齊藤大輔(秋田県セーリング連盟)

■スター級(13か国 31艇)
鈴木國央・和田大地(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)

■49er級(21か国 61艇)
牧野幸雄・高橋賢次(関東自動車工業)

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2011年06月23日

キールウィーク写真成績

 ドイツで開催中の「キールウィーク」で五輪種目が終わりました。日本チームは、スター級の鈴木國央/和田大地が決勝戦となるメダルレースに進出し、10位で大会を終えました。日本選手の成績は下記のとおりです。また、本大会はISAFセーリングワールドカップ最終戦でもあり、年間チャンピオンが決定しました。詳しくは、ISAFランキングを御覧ください。(BHM編集部)

◎日本選手成績
レーザー級 102艇出場
39. 安田真之助
55. ホール・イアン
57. 城 航太
75. 南里研二
84. 斎藤大輔

レーザーラジアル級 51艇出場
15. 蛭田香名子
16. 高橋香
20. 長谷川哲子

RS:X級 27艇出場
12. 須長由季

470級男子 51艇出場
13. 市野直樹・吉見亮平
20. 前田弘樹・野呂英輔
27. 阿部幸久・森田栄納介
28. 渡辺哲雄・八山慎司

スター級 26艇出場
10. 鈴木國央・和田大地

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470女子優勝はErin Maxwell / Isabelle Farrar(USA)。470男子はMathew Belcher / Malcolm Page(AUS)でした。photo by okpress / Kieler Woche

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レーザーは地元ドイツのSimon Grotelüschenが金メダルです。photo by okpress / Kieler Woche

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観光客であふれるキール。photo by Landeshauptstadt Kiel / Thomas Eisenkrätzer

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ラジアル級はRailey Paige(USA)が優勝しました。photo by okpress / Kieler Woche

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大道芸のパフォーマンスも。photo by Landeshauptstadt Kiel / Thomas Eisenkrätzer

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トーネードと帆船。カタマランはリオ五輪で男女混合種目として復活します。トーネード級もありえるかもしれません。photo by Landeshauptstadt Kiel / Bodo Quante

◎キールウィーク
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2011年06月19日

ドイツキールウィーク開幕

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出艇を待つ49er。大会サイトではトラッキングやライブ中継などおこなわれています。photo by Landeshauptstadt Kiel / Anita Vrcic

 6月18〜22日までドイツ・キールで「キールウィーク」が開催されます。この大会は、ディンギー、キールボート、オフショアクルーザーレース、帆船パレードなどもおこなわれる歴史あるセーリングフェスティバルです。また、この大会はISAFセーリングワールドカップ最終戦でもあり、日本からも五輪を目指す選手が出場しています。(BHM編集部)

◎キールウィーク出場日本選手
レーザー級
安田真之助(鹿屋体育大学)
城 航太(エス・ピー・ネットワーク)
ホール・イアン(福岡ヨットクラブ)
南里研二(玄海セーリング)
斎藤大輔(秋田県セーリング連盟)

レーザーラジアル級
蛭田香名子(豊田自動織機)
高橋香(福島県セーリング連盟)
長谷川哲子(豊田自動織機)

RS:X級
須長由季(ミキハウス)

470級男子
市野直樹・吉見亮平(関西学院大学・栄和)
渡辺哲雄・八山慎司(エス・ピー・ネットワーク)
阿部幸久・森田栄納介(J.F.P)
前田弘樹・野呂英輔(エス・ピー・ネットワーク)

スター級
鈴木國央・和田大地(和歌山セーリングクラブ・日吉染業)

 今月前半にイギリス・ウェイマスで開催された「セールフォーゴールド」は、五輪開催地ということもあり、多くの選手が出場しました。残念ながら、本大会には選手のスケジュール調整がうまくできないせいか、参加選手は多くありません。しかし、各クラスともトップセーラーは出場しています。470男子にはベルチャー/ページ(AUS)、シメ・ファンテラ(CRO)、世界中を転戦して実力をあげているギリシャチーム、地元ドイツ軍団も強敵です。海外で奮闘する日本チームを応援しましょう!

◎キールウィーク
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2011年06月12日

KYCドラゴン、J24成績

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6月12日、西宮沖で開催されたKYCポイントレース、ドラゴン・J24クラスの成績です。

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